ガラルでヒスイゾロア(色違い)に転生したからユウリの相棒として頑張る 作:ゴーストタイプ愛好家綺羅
『』=ポケモン語の翻訳内容
先に補足しておくとこの世界はゲームみたいに経験値を溜めてレベルを上げるするレベル制じゃなくて経験を積むとその分強くなるアニメの方のシステムです。
今回は丸々ゾロア視点です
「なあユウリ! 俺この前タマゴが孵ったらバトルしようぜって言ってたよな!」
そういえば確かにそんな事言ってた気がする。
「あ〜! 確かに言ってたね、いつやる?」
「明日兄貴からポケモン貰うだろ? その時に貰ったポケモンも加えてバトルしようぜ! 」
「いいよ! 絶対負けないからね!」
「明日までに特訓しておけよ!」
「〜っていう事があったんだ! だから近くに生息してるポケモンをたおして経験を積んでおこう!」
『おお、とうとうバトルができる! やっぱりポケモンの世界と言ったらポケモンバトルだよね!』
まだ僕は生まれてから1度も技を使ってない、というかバトルどころかそもそもほかのポケモンと関わることもほとんどなかった。せいぜいそこら辺のウールーと挨拶したくらいだ。
丁度4足歩行にも慣れたしせっかくならバトルしてみたい。
ポケモンになって気づいたんだがポケモンは人間に比べて比較的痛みに強く、本能的に競うのが好きなものみたいだ。
てかそうじゃないとポケモンバトルとかいうポケモン同士を瀕死になるまで戦わせる倫理を無視したイカれたスポーツが続くわけもないし技や特性などほかのポケモンと争うためのものも必要ない。
『やりたい! 草むらいこう!』
「ゾロアも乗り気みたいだね! そうと決まれば早速レッツゴー!」
タマゴからでて2日目、ようやくポケモンバトルをすることになった。でもまあ戦うのはそのへんのホシガリスだ、正直言って負ける気がしない。
「えっと、ゾロアが覚えてる技は……ひっかく、にらみつける、じんつうりき、ほうふくらしいね。で特性がイリュージョン。」
そういえば今のところデータ上では僕は原種ゾロアと言うことになってるらしい。
色々とややこしいがソニアさんがどこの地方のゾロアなのか研究所中の本を読み直して調べてくれている、色々判明したらデータを作ってくれてるらしいから楽しみに待っておこう。
因みになぜまどろみの森にいたのかは未だに謎だ。
◆ ◆ ◆
「よし、はじめてのバトル頑張ろう! 行くよ、ゾロア!」
最初の相手は近くの草むらにいたホシガリスだ。
「キュッ、キュッ!」
ホシガリスに体を向け、四肢を広げて構える。
向こうもバトルする気満々のようだ。こっちを睨みながら駆け出してきた。技としては多分たいあたりだろう。
「ゾロア! じんつうりき!」
ホシガリスとの距離がある。向かってくるホシガリスに都合よく覚えていたタマゴ技を放つ。
「ギュ!?」
直撃してホシガリスの体勢を崩す。
じんつうりきは威力80のそこそこ高い火力の技だ、序盤のノーマルなんかが食らったらひとたまりもない。
一撃で瀕死だろう、と思っていたが……
「『え!?』」
直撃したにも関わらずホシガリスには殆ど効いてない。すぐに体勢を立て直し、また向かってきた。
それもその筈、まだゾロアは生まれてから1度もバトルをしていない、つまりまだレベル1なのだ。
それに対してこのホシガリスはレベル3、じんつうりきでも倒すには5発は必要だ。
そしてゾロア自身の耐久はティッシュのようなものだ。どんな攻撃でも当たれば間違いなく瀕死になる。
「ぞ、ゾロア! じんつうりきを撃ちまくって!」
じんつうりきを溜める一瞬で少しづつ距離が縮まっていく、おそらくこのままだと相手が倒れる前に攻撃を食らってしまう。
「まだ可能性はあるよ! 一度怯ませればこっちの勝ち!」
そうだ! じんつうりきには10%で怯むという追加効果がある! それを引けばこっちの勝ちだ!
チャンスはあと2回。
「ゾロア、じんつうりき!」
怯め!!!
直撃! ホシガリスの足は一瞬止まるものの怯みはしない。
「もう一度! じんつうりき!!」
頼むから怯んでくれ!!
じんつうりきに願いを込め、すぐ近くまで辿り着いたホシガリス目掛けて放った。
「『怯めぇーー!!』」
じんつうりきはまたホシガリスに直撃し、一瞬動きを止めた、……しかし祈りも虚しくホシガリスはすぐに動き出した。
今までの恨みと言わんばかりに力を溜め、全力でたいあたりを構える。
「キュルルルル〜〜〜!」
『終わった……』
衝撃に備えて目を閉じる。
しかし次の瞬間に感じたのは衝撃ではなく今まで感じたことのないような不思議な感覚だった。
びっくりして目を開けてみると体の前に居たはずのホシガリスが後ろにいた。
僕、ユウリ、ホシガリスの全員が固まっている。
ホシガリスはすぐに動き、諦めずに何度も体当たりをする。
僕とユウリは目を丸くして暫くホシガリスを眺める。
スカッ! スカッ! とめげずに体当たりを続けるも僕の体には当たらずすり抜けていく。
「……ゾロア、ひっかく。」
ようやく我に返ったユウリが指示を出した。
何度もじんつうりきを当てていて殆ど体力が残っていなかったホシガリスは攻撃を食らい光の粒子となって何処かへ消えた。
あまりにも拍子抜けな最期にユウリは呆然としながら言った。
「ゴーストタイプだったんだね、君って。」
『ノーマルゴーストなの忘れてた。』
いや普通に考えて攻撃が体をすり抜けるってよくわかんないじゃん、こちとら毎日ユウリに触られてるんだよ? そこですり抜けないんだから普通に攻撃食らうと思ったんだよ……
もう一度続けてホシガリスと戦闘する。
「ひっかく、ひっかく、ひっかく、ひっかく、ひっかく、ひっかく。」
次は焦ることもなく近づいてわざと体当たりさせたのを何度も引っ掻いて倒した。
「これ練習になる?」
『練習にはなんないね。』
「……ココガラ倒しに行こっか。」
『うん。』
◆ ◆ ◆
「行くよゾロア! 構えて!」
ココガラもこっちを見て、バトルが始まる。
ココガラは射程の長い技を警戒してるのか、当たらないよう円を描きながら近づいて隙あらば接近戦を仕掛けるつもりだろう。
「……。」
「……。」
暫く睨み合い、互いに緊張が走る。
『きた!』
ココガラがしびれを切らし、くちばしをこっちに向けて近づいてきた。
「避けて!」
ユウリの指示を聞いて直ぐに少し横へ飛び、ココガラのつつくを避ける。
「チチチッ!?」
ギリギリで避けられたココガラは勢い余って地面に当たらないように地面の近くで急停止した。
「今だよゾロア! ひっかく!」
隙を晒したココガラに攻撃して少しダメージを与える。
だがこの程度のダメージだと埒が明かない。
「ゾロア!耐えれる?」
『まかせなさい!』
ひっかくで中途半端に削っても飛んで逃げられるだけ、でもじんつうりきは今の練度じゃ当てれない。ここはつつくをほうふくで返して地上に吹っ飛ばし、じんつうりきで倒す。
だけどさっきので警戒してなかなか近づいてくれない。
とっておきの奇策を使わせてもらおう。
僕はじんつうりきを打つために力を溜める。
「あ、もしかして……」
ココガラはその隙をついてすぐに近づいてつついてくる。
「チチチッ!」
攻撃を食らう前にじんつうりきをキャンセルする。
「だよね! いけ、ほうふく!」
完璧に決まった! じんつうりきキャンセルからのほうふく!
じんつうりきを撃つ気がなければすぐにキャンセルして動けるっていうこの世で僕くらいしか知らないであろう仕様を応用しました。
じんつうりきキャンセルほうふくじんつうりき……格ゲーのコンボみたいだ。
ほうふくによって僕の体力の三分の一くらいが削れるダメージを5割増しで受けたココガラは吹っ飛び、地面に転がった
「とどめのじんつうりき!」
急いで飛ぼうとしたけど間に合わず、光の粒子になって何処かへ消えた。
「連携バッチリだったね!」
『抜群のコンビネーション!』
正直最初はトレーナーの指示とか要らないと思ったけど、……ユウリが優秀なだけの気もするけどとにかく、色々と指示の重要性が分かった。
「きずぐすりもいくつか持ってきたし明日のためにいっぱい特訓しよう!」
『明日ホップをボッコボコにしてやろう!』
なんか上手く書けないなぁ、文が薄いというかなんというか……