前回のあらすじ
サガの変身者、一条寺英治との戦闘。
英治と激突した翌日、俺は自分の所持しているガチャ石を数えていた。
鋼牙「フム…現在の所持数6個か…2回分だな。」
俺がハースから貰ったガチャは1度回すのに3つのガチャ石が必要だ。
ガチャ石は1日に1個、ログインボーナス的な感じでもらえる。
鋼牙「ガチャ石は10連分まで貯める派なのでな。ここはまだ使わずにとっておこう。」
俺の隣ではセイバーオルタやバディ達が炒飯を食べている。
炒飯作る時にフライパンを振るうの楽しいから炒飯を作る頻度はこれから多くなると思う。
鋼牙「さて、今日も探しに行くとするか。まだ見ぬ強者を…!」
俺は嬉々とした様子で家を出る。
セイバーオルタは残りの炒飯を急いで口に詰めると霊体化して俺の後について行った。
鋼牙「フム…ここが駒王学園か。気配だけでも人間ではない存在がいるのが分かるな…正体は隠してるのか、それともオープンにしているのか…強者なら嬉しいんだがな…」
俺が駒王学園の校門前に立っていると、後ろから変にオドオドした奴が話しかけてきた。
「お、おいッ!そこのお前ッ!お前駒王学園の生徒だろ?ど、ドラゴン娘を呼んで来い!」
鋼牙「何だ、お前?俺は駒王学園の生徒ではない。それにドラゴン娘とは何だ?」
俺が疑問を投げかけると奴は襲い掛かってきた。
「し、しらばっくれるな!ドラゴン娘を呼べ!」
鋼牙「仕方のない奴だ。」
俺は伸ばしてきた腕を掴み、背中へ回して取り押さえた。
「グエッ!」
鋼牙「答えろ、ドラゴン娘とは何だ?」
俺は奴の腕を強く締める。
すると奴は情けない声で俺の疑問に答える。
「み、未知のドラゴンの力を持った小娘共がこの駒王学園にいるって言われてるんだよッ!だからぼ、僕の眷属にしてやろうと思ったんだ!僕のような上級悪魔の眷属になれるんだ。これ以上の幸せなんてないだろ!」
鋼牙「そうか…ドラゴン娘とやらがどんなのかは理解したが、お前の考えは全く理解できないな。ムカつくからとりあえず気絶してろ。」
俺はそう言うと奴の後ろ首に手刀を叩き込んで気絶させる、
その後、気絶した奴をそこらへんのゴミ捨て場に捨てた。
鋼牙「この世界の悪魔というのは皆あんな感じなのか?」
セイバーオルタ「知らんが、大多数はあんな感じな気がするな…」
鋼牙「しかしドラゴン娘というのには興味が沸いてきたな。どんなものなのか見てみたいがどうしたものか…」
すると霊体化しているセイバーオルタから一枚の紙を渡される。
セイバーオルタ「そうだ。お前を転生させた神からこんなものを預かっていた。」
鋼牙「なんだ…?」
俺は折りたたまれた紙を開くと、それはハースからの手紙だった。
『鋼牙君へ、ガチャ石は毎日貰えるログインボーナス以外にもその世界の原作に介入したり、課されるミッションをクリアしたらもらえます。頑張ってね。 ハースより』
鋼牙「なるほど…俺の方で積極的に動くことでもガチャ石が手に入ることがあるのか。これはいい情報を手に入れた。だが生憎俺はこの世界の原作というのを全く知らん。まぁ強者と戦えばおのずと原作に関わることができるだろう。」
俺はひとまず駒王学園を去った。
場所は分かったので、また何か起こればすぐに駆け付けることができる。
鋼牙「やはりこの世界に存在している悪魔、天使、堕天使というのは夜が主な活動時間なのか…まぁ昼間から騒ぎになりそうなことをするはずもないか…」
俺はバディ達ではなく、ソニック・コマンドのデッキを持ち出していた。
たまにはバディファイト以外のカードも使って慣れた方がいいと思ったのだ。
鋼牙「さて、今夜は何か強い出会いはあるものか…」
俺が夜の駒王町を歩いていると、駒王学園の制服の上に緑色のスカジャンのようなものを着た緑髪の女子を付け狙っている男がいた。
鋼牙「アイツは…昼間ゴミ捨て場に捨ててやった…」
そう。昼間俺にドラゴン娘のことを聞いてきた男だったのだ。
懲りずに女性を付け回してるとは…
鋼牙「救えないな、お前。」
俺は一瞬で奴との距離を詰める。
「うわっ!?」
そして女子に気づかれないよう男の口を手でふさぐ。
「むぐぐっ!?」
そして女子から男を引き離し、誰も気づかなそうな場所まで連れて行く。
「な…お、お前は!?」
鋼牙「また会ったな、クソ野郎が。」
男は怯えながら後ずさりする。
俺はそんな奴にゆっくりと歩み寄る。
鋼牙「せっかくだ。デュエルマスターズの封印を現実で使うとどうなるのか…お前で試してみよう。」
「な、何をする気だ!?ま、待て…!僕は上級悪魔の家系で…こんなことをしてただで済むと…」
鋼牙「知るかよ。死ね。『秩序の意志』。」
俺が秩序の意志を使うと男は足から順に石化していった。
石化した男を素手でボコボコに砕いた俺は、ふとあの男が付け狙っていた女子のことを思い出す。
鋼牙「もしやあの娘がドラゴン娘か…?」
あのドラゴン娘に固執していた男が狙っていたからそうなんだとは思うが…
鋼牙「本人に直接聞くのが一番なんだろうが、聞いても正直に答えてはくれなさそうだな…仕方ない。機を見てまたにするか。」
俺が諦めて去ろうとしたその時だった。
「あれぇ!ギャイちゃん奇遇だな!」
ギャイ「なんや、信夫かいな。なんでこんな時間に出くわすねん。」
信夫「いや~まぁ俺にも色々あるんだよ。そういうギャイちゃんは生徒会の帰り?」
ギャイ「せやな。途中まではメガといっしょやったけどメガの方は家ついて別れてしもたからな。」
信夫「大変だな。」
突如現れた信夫という男が女子と楽し気にはなしていたのだ。
なるほど、あの女子はギャイというのか…
鋼牙「フムフム…あれ、これじゃあ俺がストーカーでは?」
セイバーオルタ「まぁ…さっき石にされた男とやってることは似てるな。」
セイバーオルタの言葉に俺はがっくしと肩を落とす。
鋼牙「これでは何か言われても言い訳できないな…帰るか。」
セイバーオルタ「分かった。ついでに夜食買ってくれ。」
鋼牙「しょうがないな…」
俺はコンビニで夜食を購入して帰宅したのだった。