ガチャとパワーで世界渡り   作:毘沙死狂騒曲

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龍の魔法使いとフィジカル系ドラゴン

前回のあらすじ

ドラゴン娘とは別の、ドラゴンの力を宿す者…

 

 

メテオと戦った翌朝、俺は呆気に取られていた。

ログインボーナスで定期的に貰えるガチャ石なのだが、朝確認してみたところ、10連分のガチャ石が入っていた。

 

 

鋼牙「なぜいきなり10連分も…ん、これはメッセージか?」

 

 

『鋼牙へ、ほんの少しとはいえ原作キャラと邂逅したのでボーナスで10連分のガチャ石をプレゼントする。 ハースより』

 

 

鋼牙「原作キャラ…あのホストみたいな風貌の男の事か…」

 

 

俺はガチャ石を見つめながら昨夜のことを思い出す。

メテオとガラム。ガラムの方はよくわからないが二人ともドラゴンの力を持っていた。

本人の素の力も組み合わさってか、中々に骨のある相手だった。

 

 

鋼牙「まぁ何はともあれ10連分も手に入ったんだ。早速ガチャを回してみるか。」

 

 

俺は手に入ったガチャ石を投入してガチャを回す。

 

 

『仮面ライダークローズ関連アイテム全般』

 

 

『仮面ライダータイクーンのコアID』

 

 

『ゲーマドライバー』

 

 

『ハリケーンニンジャガシャット』

 

 

『八角神王グランガデス(バディファイト)』

 

 

『ハンター(デュエル・マスターズ)』

 

 

『ラビュリンス(遊戯王)』

 

 

『ユースベルク(ヴァンガード)』

 

 

『加藤段蔵(Fate)』

 

 

また新たな力が俺の元に加わった。

 

 

段蔵「加藤段蔵。ここに起動。入力を求めます、マスター。段蔵は忍なれば、あらゆる命令にしたがいまする。」

 

 

グランガデス「…」(よろしく頼む。)

 

 

鋼牙「お前らが俺の新たな仲間か。よろしく頼む。」

 

 

俺は手に入れたばかりのドラゴンフルボトルを眺めながら呟く。

 

 

鋼牙「そういえば俺、まだ一度も仮面ライダーに変身してなかったな…」

 

 

俺はどうにか変身できる機会がないか探し始めた。

幸いにもこの町は夜になると安心安全ではなくなる。一般人からしたら修羅の道だ。

 

 

鋼牙「なるほど…こういうのもいるのか。」

 

 

俺の目の前に現れたのは仮面ライダーグリドンだった。

そいつはあからさまに俺に敵意を向けている。

 

 

鋼牙「何だお前…俺に何か用か?」

 

 

グリドン「お前も転生者だろ?邪魔なんだよ。俺以外の転生者なんて…」

 

 

グリドンの癖に草加みたいなセリフだな…

 

 

鋼牙「ここで仮面ライダーに喧嘩売られたのは幸運だな…この力を試せる。」

 

 

グリドン「なんだと?」

 

 

俺はビルドドライバーを装着し、ドラゴンフルボトルを装填したクローズドラゴンを装填してレバーを回す。

 

 

Wake up!

 

 

CROSS-Z DRAGON!

 

 

Are you ready?

 

 

鋼牙「変身!」

 

 

Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON! Yeah!

 

 

俺は仮面ライダークローズに変身した。

 

 

グリドン「お前も仮面ライダーに変身できるのか…」

 

 

鋼牙「その通りだ。そして多分お前より強い。」

 

 

グリドン「だったら…やってみろよ!」

 

 

グリドンは小型のハンマー武器ドンカチで俺に襲い掛かるガ、俺は容易くそれを回避する。

そしてすかさずグリドンの胴体に拳をめり込ませる。

 

 

鋼牙「ハァ!」

 

 

グリドン「グァァ…!?」

 

 

奴が腹を押さえて悶えているところに間髪入れず蹴りを入れる。

 

 

グリドン「ガァッ!?」

 

 

俺は地面を転がるグリドンに静かに歩み寄る。

 

 

鋼牙「どうした?意外と呆気ないな。」

 

 

グリドン「クソッ…こんなはずじゃ…」

 

 

鋼牙「それじゃあ、そろそろ終わりにしてやるか…」

 

 

俺がグリドンにとどめを刺そうとした時、こちらに向かって無数の銃弾が飛んでくる。

 

 

鋼牙「なんだ?」

 

 

グリドン「おわっ!?」

 

 

銃弾の飛んできた方を見ると、そこにいたのは仮面ライダーウィザードだった。

 

 

鋼牙「グリドンの次はウィザードか…今夜はライダー祭りか?」

 

 

俺は手を鳴らしながらウィザードの方を見据える。

 

 

鋼牙「…何の用だ?」

 

 

ウィザード「覚悟しろ、悪徳転生者。」

 

 

鋼牙「悪徳転生者だと…?」

 

 

俺は奴の言葉が引っかかった。

確かに褒められたことじゃないのは自覚してるが、だからと言って無害な存在に迷惑をかけた覚えもない。故にはぐれ悪魔にでもない限り恨みを買った覚えはないのだ。

 

 

鋼牙「悪いが、誰だ?はぐれ悪魔とかならたくさん倒したが…もしかしてそれで俺を恨んでいる奴か?」

 

 

ウィザード「俺はそんなんじゃない。この世界を害するお前らのような悪徳転生者を倒す者だ。」

 

 

鋼牙「さっきから悪徳悪徳言ってくれてるが俺ははぐれ悪魔以外に戦いを挑んだ覚えはないぞ。それこそそこにいるグリドンに襲われてたから返り討ちにしていた最中だ。」

 

 

ウィザード「なんだと…?」

 

 

グリドン「う、うるせぇ!俺以外の転生者は邪魔なんだよ。」

 

 

グリドンは開き直ってウィザードの方に襲い掛かる。

 

 

ウィザード「そうか。少なくとも、お前は倒すべき敵だということだな。」

 

 

フレイム ドラゴン!

 

 

ボゥー!ボゥー!ボゥーボゥーボォー!!

 

 

ウィザードは強化形態のフレイムドラゴンにスタイルチェンジして胸部から出現したウィザードラゴンの頭部から放たれる灼熱のドラゴンブレスでグリドンを焼き尽くした。

 

 

グリドン「グァァァァ!!」

 

 

グリドンを焼き払ったウィザードは俺の方を向く。

 

 

ウィザード「お前の話を聞く限りお前は悪徳転生者ではなさそうだが…」

 

 

鋼牙「まだ信用できないというのなら拳で語ればいい。ってか俺がそうしたい。」

 

 

ウィザード「…後悔するなよ?」

 

 

鋼牙「自分に言い聞かせてろ。」

 

 

俺はウィザードに殴りかかる。

ウィザードは華麗に回避するが、俺はウィザードの服の端を掴んで強引に引っ張る。

 

 

鋼牙「フン!」

 

 

ウィザード「おわっ!?」

 

 

俺はそのまま体勢を崩したウィザードに拳を叩き込む。

 

 

ウィザード「グァッ!」

 

 

ウィザードは殴られた箇所をおさえながら後ずさる。

 

 

鋼牙「どうした、まだまだこんなものじゃないだろ?」

 

 

ウィザード「まぁな!」

 

 

ウィザードはウィザーソードガンを乱射しながら華麗な足さばきで蹴りを放つ。

全てを躱しきることはできないと判断した俺は銃弾を回避してから蹴りを受け止める。

 

 

鋼牙「華麗な身のこなしに似合わず中々重い蹴りだな。」

 

 

蹴りを受けた部分がヒリヒリするのを感じながらウィザードを見据える。

ウィザードはドラゴタイマーを取り出してた。

 

 

ウィザード「こいつを使わせてもらう。」

 

 

ドラゴタイム!

 

 

ウィザードはドラゴタイマーを操作してウォータードラゴン、ハリケーンドラゴン、ランドドラゴンの分身体を出現させた。

 

 

鋼牙「面白くなってきやがった…!」

 

 

俺は好戦的な笑みを浮かべながら4人のウィザードに向かって走り出す。

まず俺に向かってウィザーソードガンを突き刺そうとして来たランドドラゴンの腕を掴んでウォータードラゴンの方に向かって投げ、2人まとめて中段蹴りで後方へ飛ばす。

そして背後から迫ってきたハリケーンドラゴンの攻撃を腕で受けてその腹に拳を叩き込む。

 

 

鋼牙「…分身体は本体ほど強くはないのか…?」

 

 

ウィザード「まだだ!」

 

 

その時背後からウィザードの蹴りが落ちてきたので紙一重で回避すると、すぐさまウィザードは俺の胸を一文字に斬り裂いた。

 

 

ズバァ!

 

 

鋼牙「ッ!」

 

 

エクスプロージョン!

 

 

ドガァン!

 

 

突如俺の目の前が爆発した。

俺は防御も回避もできずモロに受けてしまう。

 

 

鋼牙「ガァッ!」

 

 

俺は地面を転がる。

 

 

ウィザード「流石にこれは効くだろ。」

 

 

俺は立ち上がるとビートクローザーを取り出すとロックフルボトルを装填してグリップを3回引く。

ビートクローザーの刀身に蒼炎が纏うと俺はウィザードに向かって走り出す。

 

 

鋼牙「ウォォォォ!」

 

 

ウィザード「そろそろFinaleにしよう。」

 

 

コピー!

 

 

ウィザードはウィザーソードガンをコピーして二刀流になる。

 

 

スラッシュストライク!

 

 

俺の蒼炎と鍵型エネルギーの斬撃と、ウィザードの灼熱の斬撃がぶつかり合い、激しい爆発が起こる。

そして辺りに黒煙が立ち込める。

 

 

鋼牙「中々の威力だったな…」

 

 

ウィザード「フレイムドラゴンで互角か…」

 

 

黒煙が晴れると、両者ともに辛うじて立っている姿が見られた。

 

 

鋼牙「お前、強いな。まだやるか?」

 

 

ウィザード「いや、いい。お前が悪い奴ではないことは分かった。」

 

 

鋼牙「…そうか。俺は荒崎鋼牙。お前は?」

 

 

龍牙「紅龍牙だ。」

 

 

俺は龍牙の名を聞くと背を向ける。

 

 

鋼牙「そうか。龍牙、次会う時は互いに殺すつもりでぶつかろう。お前は強いから大丈夫だろう?それでは失礼する。」

 

 

俺はそれだけ言って去って行った。

 

 

龍牙「悪い奴ではなさそうだし、単に戦闘狂なだけか…?っというか次は殺すつもりと言ったか?勘弁してほしいな…」

 

 

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