とあるリオレウスの異種族ハーレム物語   作:元洋菓子職人II

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※AI使用・タイトルを作者が書いた後、キャワイイ枠を書いて♡とお願いしたらこうなりました。

本命よりもノリと勢いで始めた作品が想像以上に盛り上がることってありますよね。
……本命も赤バーだけどこの作品以下なんですよね…


ナルガクルガ

 「グルル……」

 

 ゼクスのバチバチと弾ける電撃を心地よく浴び、ミツネの甘い泡の香りに包まれながら、俺は改めて愛しい妻たちの重みを感じていた。

 

 レイアとサクラの時は、まだ良かった。

 

 同じリオ種――つまり同族だから、二股という形にはなっても、お互いの生態も倫理観(レイアのぶっ飛んだ天然ぶりは例外として)も分かっていた。

 だから、彼女たちを同時に愛していく覚悟は、割とすんなり決めることが出来たんだ。

 

 しかし……ミツネとゼクスは完全に異種族だ。

 

 泡狐竜に電竜。

 

 骨格も違えば、生きる世界も、技の属性すら違う。

 そんな彼女たちから同時に真っ直ぐな好意をぶつけられた時、さすがの俺もどう向き合うべきか覚悟を決めるのには中々苦労した。

 

 しかし、俺は一端の雄だ。

 

 いつまでもなよなよと悩んで、彼女たちの想いから逃げ出すような真似だけは絶対にできない。

 

 惚れさせた責任は雄として、王としてきっちり取る。

 

 それが例え、俺の意図していない出来事(散歩中のほぼナンパや正当防衛のねじ伏せ)の果てであったとしても、だ。

 

 まあ……その「惚れさせた責任」を取り続けた結果が見事にこの大所帯の異種族ハーレムな訳なんだがな。

 

 さっきも言ったが、後悔は一切していない。

 

 こうして俺の羽休めを奪い合うように甘えてくる美しい妻たちや、それぞれの血を引いた愛しい子どもたちに囲まれる今の生活は間違いなく幸せそのものだ。

 野生のモンスターとしてこれ以上の成功はあるまい。 

 

……そう、幸せなんだ。

 

 唯一、雄としてリアルに命の危機を感じる問題があるとすれば……

 

 (妻たちの『雌としての本能』が強すぎて、夜になると非常に疲れることくらいだ……っ!!)

 

 生態系の頂点に君臨する強力なモンスターの雌たちだ。

 その体力と、繁殖期に爆発する情熱は並のレベルじゃない。 正妻のレイアとサクラは、同じ飛竜種のよしみか、比較的マシというか加減を知ってくれている。

 

 しかし、それ以外の異種族の妻たちは――

 

 全身を歓喜の電撃でパチパチと明滅させながら、疲れを知らないヤンキーのスタミナで朝まで絡みついてくるゼクス。

 

 一度スイッチが入ると、頭が真っ白になって狂ったように愛を貪ってくるミツネ。 

 

 シンプルに五月蝿いだけでなく、腰が砕けても継続する暴走怪力馬鹿のティガ。

 

――とにかく尋常じゃなく激しい。

 

 毎晩のように属性の違う愛の嵐に揉みくちゃにされ、朝起きる頃には「空の王者」の体力はいつも残りわずか。

 朝一番に妻達(今朝はティガ)に襲われても抵抗する気力すら残っていないのは大体そのせいだった。

 

…そういえば腹が減ってきたな。

 

 「よし、そろそろ食事の時間にしよう」

 

 俺が低く喉を鳴らしてそう告げると、先ほどまで私の羽休めを奪い合っていた妻たちが、一斉に動き出した。

 レイアが美しく仕留めたアプトノス、ミツネが水辺から調達してきた新鮮な魚、そしてゼクスが不器用ながらも子どもたちのために持ち帰ってきたアルセルタス。

 

 それぞれが誇らしげに食事の場へと持ち寄ってくる。

 俺も雄だ、妻たちにばかり頼るわけにはいかない。

 

 「ほら、俺も少し獲っておいたぞ」

 

 ティガが満足して巣の外に出て、レイアが戻ってくるまでの僅かな時間で狩りを済ませ、巣の冷暗所に保管しておいたとっておきのアプトノスを食事の場へと自ら運んだ。

 

 さあ、みんなで楽しく食事だ――そう思ったのも束の間。

 

 食事の時ですら、一秒たりとも賑やかにならずには居られないのが、俺の自慢の妻たちだった。

 

 「ちょっと! 今日のレウスの隣はわたしよ! 朝からティガに邪魔されたんだから!」

 「あァ!? 何言ってんだサクラ、早い者勝ちに決まってんだろ! あたしが電撃の速さでキープしてやるよ!」

 「お二人とも激しいなぁ。お魚をあげるから、旦那様の隣はわたしに譲ってくれない?」

 

 肉の準備が整った途端、誰が俺の隣に座って食事をするかで案の定激しい口論が始まってしまった。

 レイアは「あらあら」とこっちまで来てしまった子どもたちの世話をしながら見守っているけれど、サクラ、ゼクス、ミツネの3頭は一歩も引く気配がない。

 

 大騒ぎする彼女たちを見つめながら俺はふっと小さく苦笑した。

 

 「……悪いなお前達。残念だが、俺の隣は既に確保されているぞ」

 

 そう告げながら、俺は自分の大きな右翼を少しだけ持ち上げる。

 

 そこ――俺の翼の陰、誰の目にも触れない漆黒の死角にこっそりと身を潜めていたナルガへと優しく頬ずりをした。

 

 「……にゃあ」

 

 俺の体温に包まれながらナルガは恥ずかしそうに小さな鳴き声を漏らし、しなやかな黒い尾を俺の足元に絡ませてくる。

 

 そう。夜の営みにおいて、激しすぎる異種族の妻たちの中で、たった1匹の『おしとやかな例外』。

 

 それこそがこの夜の暗殺者たる迅竜、ナルガだった。

 

 妻達が「レウス!」と正面から大騒ぎして俺を奪い合う中、彼女だけはいつも静かに気配を消し、俺の影へと滑り込んでくる。

 夜になれば、疲れた俺を労るように、ただそっと寄り添って一番静かに温もりを分け合ってくれるのだ。

 

 過酷なハーレムライフにおける、俺の唯一のオアシスと言ってもいい。

 

 「あーっ!? ナルガの奴、いつの間にそこに忍び込んでやがんだ! 卑怯だぞッ!!」

 

 ゼクスが触角を逆立てて怒鳴り声を上げ、食事の場はさらにヒートアップしていく。

 俺の翼の下で、ナルガは「ここはわたしの場所」と言わんばかりに、琥珀色の瞳を小さく細めて俺に寄り添い直すのだった。

 

 ◆

 

 すり、と皮膚越しに伝わる彼――レウスの圧倒的な体温。 

 

 みんなが「彼の隣はわたしのものよ!」と大騒ぎして口論している最中、私はいつものように『隠密』の技術で気配を完全に遮断し、彼の大きな翼の陰に潜り込んでいた。

 それなのに、彼は何事もなかったかのように私を見つけ、優しく頬ずりをしてくる。

 

 相変わらず、どんなに完璧に気配を遮断しても、彼にだけは一瞬で気付かれてしまう。

 

(……暗殺者としては、屈辱以外の何物でもないわね)

 

 心の中でそう毒づいてみるけれど、私のしっぽは嬉しさを隠せずにパタパタと彼の足元に絡みついていた。

 

 世界中の誰も私を見つけられないのに、彼だけは私をちゃんと見つけてくれる。

 

 それが暗殺者のプライドをへし折る屈辱であり、同時に、わたしにとっては世界で一番嬉しくて、愛おしい瞬間でもあった。

 彼の翼に包まれながら、私はふと、あの密林での出会いの日を思い出していた。

 

 ◆

 

 あれは…そう。雨の匂いが濃く漂う鬱蒼とした密林でのことだった。

 

 私はいつものように漆黒の毛並みを闇に溶け込ませ、気配を完全に遮断して獲物を仕留めるための息を潜めていた。

 

 その日の私の『獲物』が、彼だった。

 

 「ふあぁ……アアアン……」

 

 密林の開けた岩場にどっかりと腰を下ろしたレウスは、大口を開けて、ひどく間抜けな欠伸をしていた。そこに『空の王者』としての気品なんて欠片もありはしない。

 

 完全に隙だらけ。

 

(……ふん。このリオレウスなら、背後から音もなく飛びかかれば一撃で簡単に狩れるわね)

 

 そう確信し、鋭い尾棘を逆立て、跳躍の体制に入ろうとした

 

――まさに、その時だった。

 

 ドクン、と心臓が跳ねた。 彼の欠伸をして涙目で寝ぼけているような黄金の目が……木の葉の隙間から、真っ直ぐに、寸分の狂いもなく、潜んでいるわたしを見つめていることに気づいたのだ。

 

(――ありえないッ……!?)

 

 全身の毛が逆立つような衝撃が走る。

 

 いや、落ち着きなさい、わたし。

 

 偶然よ。たまたま彼が欠伸をした拍子に、視線がこっちの方角に向いているだけ。

 この私が、こんな寝ぼけたリオレウスに完璧な隠密を見破られるわけがない。

 そう自分に言い聞かせ、私はさらに身体を低く深く身を屈め、世界から自分の存在を消し去るように、より深く気配を遮断した。

 

 風の音に同化し、呼吸のテンポすら草木の揺らぎに合わせる。

 

 これでもう、私を見つけられる生物はこの世にいない。

 

――けれど。

 

 偶然でも何でもなく、彼は本当に、最初からわたしの存在に完全に気付いていたのだと、私はすぐに思い知らされることになった。

 

 完璧な隠密が無意味だと悟った瞬間、わたしはなりふり構わず猛スピードで彼に襲いかかった。

 

 不意打ちによる暗殺でも何でもない、ただの力尽くの狩猟。

 

 それは暗殺者としてのわたしの誇りを激しく傷つけた。

 

 けれど、わたしの存在を完全に完全に見抜いている獲物を生かしておくわけにはいかなかった。

 

 黒い疾風となって、彼の首筋を刈り取ろうと躍り出る―― しかし、それすらも完璧に見切られ、私は彼の強靭な翼によって優しく、けれど絶対に逃がさない力強さで完全にホールドされてしまった。

 

 隠密も……スピードも……わたしの誇るすべてが…何一つ通じない。

 

 それが、わたしのプライドを更にズタズタに傷つけた。

 

 (……ああ、わたしは、負けたのね)

 

 もはや抵抗する気力すら失い、わたしはその場に力なく、無抵抗のままごろんと寝転がった。殺されるならせめて一撃で、そう覚悟して目を閉じた。

 

 するとレウスはあっさりとホールドを解除し、攻撃してくる様子も見せず、あろうことか、わたしのすぐ隣でそのまま丸くなって眠ろうとし始めたのだ。

 

 意味が分からなかった。殺さないの?

 

 困惑に耐えかねて、わたしは咄嗟に心の中に燻る一番の疑問を彼に投げかけていた。

 

 「どうして……わたしの隠密に気付いたの?」

 

 帰ってきた言葉はわたしが全く予想していなかった突飛なものだった。

 

 「……こんなに綺麗な君に、気づかない方がおかしいだろ」

 

 彼は寝ぼけ眼のまま、さも当然のようにそう言って今度こそ静かに眠りについた。

 

 気づかない方がおかしい。

 

 気配を消すことだけに生涯を捧げてきた暗殺者にとって、それは本来、屈辱以外の何物でもない言葉のはずだった。

 見つかるなと言われて育ち、闇に紛れることだけが生きる価値だった。

 

 しかし……何故か、わたしの身体の奥底で、雌の本能がこれまで感じたことのない激しい悦びを叫んでいた。

 

 綺麗

 

 その黄金の瞳に見つめられて、認められた。

 

 夜の暗殺者としてずっと冷たい闇の中に生きていたわたしが、その日初めて太陽の眩しい光の下で彼の温もりに包まれながら眠りについた。 

 

……そして、その時見た夢にはレウスが出てきた。

 

 しかも……何故か、彼と寄り添い、種としての絆を深め合うような、あまりにも強烈で情熱的な交尾の夢だった。

 

――バッ!!!

 

  と跳ね起きるように目を覚ました。

 

 「はっ、はぁ……っ!」

 

 荒い息を吐きながら辺りを見回すけれど、そこにはもう、レウスの姿はどこにもなかった。ただ、身体に残った彼の圧倒的な熱量と、夢の残滓のせいで、胸の鼓動がいつまでも激しく鳴り響いていた。

 

 消えた彼を、すぐに追跡しようと咄嗟に考えた。

 

 けれど……わたしはそれをやめておいた。

 

 もし追跡すれば…別の番がいるところを目撃してしまう

 

――そんな、見たくないものを見る気がしたからだ。

 

 暗殺者は、深追いをして傷を負うような真似はしない。そうやって自分を納得させ、冷たい闇の日常へと戻った。

 

 しかし、それから数日後のこと。

 何故か「行かなければならない」と、胸の奥から焦がれるような本能が激しく叫んだ。 私はその衝動に逆らえず、気づけばレウスと最初に出会った、あの密林の岩場へと無意識に向かっていた。

 

 そして、驚いた。

 

 そこには、あの日と全く同じように、大口を開けて欠伸をしているレウスがぽつんと座っていた。

 

 (……また、隙だらけね)

 

 私は今度こそ自分の気持ちを確かめるため、完璧に気配を遮断し、足音一つ立てずに接近した。

 

 けれど……やっぱり、彼はすぐに私の方を向いて微笑んだ。

 

 一瞬で、わたしの隠密は見破られた。

 

 見破られたならもう仕様がない。隠れるのを諦めて、素直に藪から姿を見せると、レウスは「や、また会えたね!」と言わんばかりに、本当に嬉しそうに黄金の瞳を輝かせた。

 

 その純粋な喜びの姿を見たわたしも……何故か、胸の奥がじんわりと温かくなり、どうしようもなく嬉しくなってしまった。

 

 しかし同時に、わたしは冷静に彼の様子を観察して、ある違和感に気づいた。

 

 以前出会った時も、そして今も、彼はひたすら欠伸を繰り返している。まるで、何日もまともに眠っていないかのように。

 

 気になったわたしは、彼の前に歩み寄って尋ねてみた。

 

 「……あなた、何か酷く疲れているようだけど、一体どうしたの?」

 

 すると、彼は翼で頭を抱えながら、きまずそうにこう教えてくれたのだ。

 

 「あ、いや……その、妻"たち"との、夜の営みが……みんなとにかく激しくてさ。体力がいくらあっても足りないというか、寝不足で死にそうなんだよ……」

 

 まさかの、直球すぎる惚気と重労働の報告。

 

 番が複数いることへのショックよりも先に、わたしは彼のその今にも行き倒れそうなボロボロの姿を見て、どこか「放っておけないな」と思ってしまった。

 

 あまりにも母性をくすぐる、情けない空の王者。

 

 わたしは近くの茂みから、疲労回復に効く甘い木の実をいくつか毟り取ってくると、彼の目の前に差し出した。

 

 「ほら、口を開けて」

 

 そう言って、ぽかんと開いた彼の大きな口の中へ、木の実をぽいぽいと押し込んであげた。

 モグモグとそれを咀嚼したレウスは、実の甘みとわたしの不器用な気遣いに、これまでで一番優しく蕩けるような笑顔を浮かべてこう言ってくれたの。

 

 「……あぁ、美味い。生き返るよ。君は本当に……俺の『癒やし』だな」

 

 俺の、癒やし。

 

 その言葉を聞いた瞬間、わたしの胸の奥の、交尾をした夢の記憶が再びカッと熱を帯びた。

 

 激しい戦いも、情熱的な蹂躙も、この雄には必要ない。

 

 ただこうやって、傷つき疲れた彼を影から支え、静かに温もりを分け合う存在になれれば、それでいい。

 

 (だったら……わたしが、あなたの唯一のオアシスになってあげる)

 

 彼のオアシスになると心に誓っても、私はそのまま彼の巣へ向かうような真似はしなかった。

 

 暗殺者は静かに冷たい闇に身を潜めるもの。あの番の雌達がギャーギャーと騒ぎ立てているような騒々しい場所に、わざわざ自分の身を置くなんて御免被るわ。

 

 彼がわたしを「癒やし」だと言ってくれたあの日からも、わたしたちの『秘密の関係』は誰にも知られず、ただ静かに続いていた。 

 

――そう、正真正銘。これはレウスの「不倫」だった。

 

 普段はそれぞれの縄張りで静かに暮らし、わたしの身体の奥底で、雌の本能がどうしても彼を求めて激しく叫ぶときだけ、わたしはあの密林の岩場へと向かう。

 

 そこには、いつだって私の気配を察したレウスが少し気まずそうに、でも本当に嬉しそうな顔をして待ってくれているのだ。

 

 そして……わたしたちは、誰にも見つからない闇の深くで…あの日見た夢のように、ただお互いの体温を貪るように…身体を合わせた。

 

 巣にいる凶暴な番たちに、わたしたちの密会が絶対に勘付かれないように…交尾の最中、わたしは決して、掠れた吐息一つすら外へと漏らさなかった。

 

 空の王者の圧倒的な質量が私を組み敷き、強靭な雄の本能が私の身体の奥底を下から激しく蹂躙していく。

 

 あまりの快感と征服感に雌の本能が頭の芯まで痺れ、狂おしいほどの悦びの絶叫を上げようとしても、私は彼の逞しい首筋に必死で牙を立て、自分の喉を極限まで締め上げて、声の代わりにただ激しく、音もなく悶えることしかしない。

 

 静寂の中で、皮膚と皮膚が擦れ合う微かな音と、お互いの荒い心音だけが鼓動する。 声を出せないという背徳感が、わたしたちの不倫交尾をさらに深く、そして狂おしいほどに熱く狂わせていった。

 

 そんなわたしがあれほど嫌がっていた彼の騒々しい巣に、観念して身を置くようになったのは……まあ、はっきり言えば妊娠したからなのよね。

 

 あの日から密林での密会を、それこそ何度も何度も交尾で身体を重ねるうち、レウスはだんだんとわたしという「癒やしの沼」に深くはまっていったの。

 

 「他の番たちとの情事があまりにも激しくて疲れる」

 

 な〜んて最初は泣き言を言っていたはずの彼だったけれど、いつの間にかわたしを求める彼の方こそがドンドン激しくなっていったの。

 

 「はぁ…はぁ……ん…!…あっ…はぁ…!!」

 

 私が周囲にバレないよう、必死に悦びの絶叫を噛み殺して堪えているというのに、興奮した彼はそんなわたしの都合なんて一切考慮してくれなかった。

 

 日に日に増していく空の王者の凄まじい熱量と、すべてを貪り尽くすような野生の猛り。

 

 そしてある日、ついに極限の快感に耐えきれなくなったわたしは限界を迎え、密林の静寂を切り裂くような自分でも聞いたことがないほどの大きな嬌声を上げてしまった。

 

 もう、声を隠す暗殺者なんて演じていられなかった。

 

 そしてその後、わたしの身体の中に新しい小さな命が宿っていること――つまり「妊娠」が発覚した。

 

 お腹の中に彼の血を引く子ども達がいると分かれば、もう密林の冷たい闇に一人で引き籠もっているわけにはいかない。

 

 陸の女王たちが手ぐすね引いて待つあの賑やかな巣へと、わたしは大切な卵を守るために、素直に身を寄せることを決めたのだった。

 

 ◆

 

 「へぇー……一切考慮してくれなかった、ねぇ?」

 

 現代の食事の席。俺の翼の陰でふにゃふにゃと蕩けていたナルガの暴露を聞き、サクラが最大級のジト目を俺に向けてきた。

 

 「お前、激しくて疲れるとか言ってたくせに、裏ではそんな盛り上がってたんじゃねぇかよ! このエロ旦那ッ!!」

「あの時は俺も余裕がなくてだな……」

 

 俺は滝のような冷や汗を流しながら、必死に羽を縮めて小さくなった。

 

 レイアだけは「あらあら、レウスったらナルガちゃんの前ではそんなに雄らしくなっちゃうのねぇ」と、相変わらずどこか楽しげに微笑んでいるけれど、周囲の気圧は確実に氷点下まで下がっている。

 

 自業自得なのは分かっているんだ。

 けれど…誰か助けてくれ。

 

……因みにぶっちゃけるが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 不倫交尾が1番気持ちよかったです




作者の別作品も可能ならば読んでいただけると嬉しいです。特にトリコのやつとか…あっちも砂糖吐きそうなレベルのイチャラブしてますし…

ではもう一つアンケートを。この中なら次は誰がいいですかね?

  • 〇欲復活・護龍アルシュベルド
  • ジュースにされた・レ・ダウ
  • ナニしても起きない・エスピナス
  • 嫉妬深い・レイギエナ
  • 体格差・ホロロホルルとトビカガチ
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