アメリカ上空
二匹のラドンが飛び回っていた。
怪獣を倒すためなら、首都でも核を使う…と豪語するこの国だが、
対象はマッハで位置を変える相手だ。
流石のアメリカも、
【無駄撃ち】で自国に被爆地を増やすのは嫌なのだろう。
未だにラドンを退治出来ていない…
飛び回るラドンの間に、
宇宙から飛来した金色の影が割り込んできた…
大きい、ラドンの倍は有る。
キングギドラは、ラドンと同等の飛行速度で
ラドンを追いかける。
対して、2匹のラドンは、身体を灼熱化させながら、
キングギドラに体当たりを仕掛ける。
そうして、3匹が飛び回る衝撃波が街をズタズタに引き裂いていく。
2匹の連携に、純粋な追いかけっこでは不利
と見たキングギドラは三本の首それぞれから、引力光線を放つ、
軌道を読みづらい稲妻状の光線が、
それぞれ1本づつラドンを捉えた。
光線の重力作用で、
軽く膨らんだり、萎んだり、捻れたリするラドンを
キングギドラはそのまま引力光線をマジックハンドの様に操り、
1匹はビル群に、1匹は地面に叩き付ける
そして、地面に叩き付けた方のラドンに急降下し、
その胴体を踏み潰した。
1匹は瓦礫の中、1匹は骨がバキバキに砕けて即死
勝利に満足したキングギドラは、東に向かって飛び去った。
ヒマラヤ山脈
アンギラスの本能は、接近するキングギドラを捉えていた。
俊敏なアンギラスは、飛来するキングギドラを躱すと、
噛みつき、引っ掻き、身体を球状にしての体当たり、
と果敢に攻め立てる。
肉弾戦では、それなりにキングギドラを相手に
戦えているアンギラス。
しかし、飛行能力の無い悲しさか、
キングギドラが、戦法を高度から引力光線を降らせるものに変えると、
防戦一方となる…
そして、ついに引力光線がアンギラスを捉えた。
動きの自由を奪われるアンギラス
そこに、もう1本引力光線が束ねられる。
重力作用が増し、アンギラスのダメージが大きくなる。
まだ引力光線を当てていない最後の首が嗜虐的な笑みを浮かべ、
アンギラスを狙う。
そこに、地中海方面から飛来したモスラが体当たりを仕掛けた。
更に滞空したモスラは羽ばたいて、
毒鱗粉をキングギドラに浴びせる。
苦しむキングギドラは自身の翼で鱗粉を振り払うと、
引力光線をモスラに浴びせる。
再び鱗粉を撒き直すモスラによって散らされる引力光線、
しかし2本目の引力光線が束ねられると、
引力光線の威力が上がり、鱗粉のバリアが押し負け始める。
そして、三本目が束ねられた時、
鱗粉のバリアは剥がされ、モスラは爆散した。
つづく
キングギドラを暴れさせるために、
登場怪獣と所謂ブックを考え・・・
ながらく、ソフビの人形劇みたいな状態で、
そのアイディアを眠らせていた。
性質上、この3話は眠らせる前の状態から
あんまり変更がない。