ギドラの為の寄り道   作:白戸健多

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ソフビ人形劇では、描けないパート


第5話 「無理しなくて良い」

病院

 

信華が目を覚ますと、心配そうにシイコが顔を覗き込んでいた。

悠乃は部屋の隅で縮こまっている。

 

高校で転校して来た信華に出会って以来、

元気な姿がデフォルトだった信華の昏睡状態は、

付き合いが長い分、悠乃にはかなり応えたらしい。

 

倒れる前の記憶を整理する信華は、

瞬間、顔を強烈に顰め目の端から涙が溢れさせる。

しかし、数分目を瞑って沈黙すると、 涙目で悠乃に訴え始めた。

 

信華「なんか、モスラの魂が入って来て、

テレパシーとかに目覚めちゃったみたい…

キングギドラは、暴れすぎたわ。

ラドンからは、家族の仇

ゴジラとアンギラスは雪辱

そしてモスラは、地球を守る使命

一機残されたメカゴジラも、

それに合わせて挑めば、

勝ちの目は有ると思う」

 

部屋を出るシイコと悠乃、信華の嗚咽が聞こえる。

(結局、透視で見た白戸の最期を信華は一切口に出さなかった)

 

地球の為に、必要な事をする信華の想いを受けて、

シイコと悠乃は戦意を新たにする。

 

作戦本部

シイコと将校モードに戻った悠乃が、

信華からの情報を伝える。

 

総司令「怪獣との共闘…これまでなら一笑に付すところだが、

今は猫の手も借りたい、

 

それに各国から提供された映像を確認するに、

怪獣が敵討ちや雪辱を感じるのは理解出来る。

 

田原、君にとっても雪辱戦だ。引き続き指揮を取れ。」

 

シイコと悠乃は、残ったメカゴジラチーム=日向(通信)と小林(メンテ)と共に、 作戦を練る。

 

日向「怪獣たちとの共闘…は、良いんですけど、

どう連携を取るかがね」

 

小林「それに、ゴジラ、ラドン、アンギラス、モスラ、

メカゴジラ、総掛かりでキングギドラに当たるって作戦

…邪魔者が居ますね」

 

悠乃「ガイガンか…」

 

シイコ「それなら、無理に連携を取ろうとせず、

ガイガンをメカゴジラだけで受け持って、

他の怪獣たちやキングギドラから引き離したら?」

 

日向「元は2号機、人類の手で始末を付けたいな…それに」

 

悠乃「加納、青島、白戸の仇と言えなくもない…、

決まりだな。第一目標はガイガン、そしてガイガンを片付け次第、

キングギドラへの攻撃に参加する!」

 

小林「そういう作戦なら、使いたいものが有りますね」

 

悠乃「何?」

 

小林「シイコの経歴聞いた時、

面白そうだと白戸と国富(3号機メンテ)とで、

整備の人達とつるんで、作った

ワイヤー射出付き、高機動ユニットが有るんです

 

…やっぱり、申請してなかったんだな白戸、

室長とは古い中だから任せとけ、とか言っておきながら…」

 

悠乃「…まあ、良いわ。丁度状況とマッチしてるし、取り付けといて」

 

シイコ「私の…! 白戸さん、ありがとう。活かしてみせるわ」

 

若干涙目の悠乃

(最近、経費が変だと思ったら…

全く、白戸くんは昔から悪さばかりするんだから…)

 

つづく




日向市、小林市、国富町
宮崎市加納、宮崎市青島

そう・・・俺は宮崎出身(割と苗字っぽい響きの地名を選んだ)
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