「 これより檜佐木悟、ならびに松葉四苦八苦。両名をそれぞれ八番隊四席、五席に任ずる。 」
後日、悟らは直接の上官にあたる隊長京楽春水、ならびに護廷十三隊総隊長山本元柳斎重國より直々に、席官の職を与えられた。
入隊してより一年にも満たない隊士が官職を与えられるのは滅多にない上、半年にも満たないことから当初中央四十六室はこれを渋り続けていたが、独断とはいえ先のギリアンの殲滅、ならびにアジューカス級討伐を果たし、尸魂界への被害を最小限に抑えた功績を鑑みた結果、彼らの戦力を無視できぬものであり、一般の隊士としておくには勿体ないし危険であると判断されたことで、潔く彼らは出世を果たすことになった。
その場に於いても、彼らはいつもの服装でいた。髑髏の被面にマント。笠。やはり一般の隊士にしては偉く個性的であると元柳斎は感じていた。
高尚な組織の長としては一言でもいっておくべきではあるのかもしれないが、この際は不問にしておくことにした。
そんな些細な文句よりも、僅か入隊より三月で、これほどの戦果を挙げた隊士が現れたことのほうに、気が行っていた。
護廷十三隊創設以来、彼は一番隊総隊長の座に座り続けている。
理由は単純明快。自身より強い死神というのが、この千年現れていないからである。
如何なる天才も、元柳斎だけは凌駕した試しがない。
これはある意味宿命ともいえた。
山本元柳斎重國。斬拳走鬼どれをとっても、最上位急に位置する、いうなれば死神の一種の極みといえる境地にいる存在。
それを超えるのは、太平の世であれば、尚更至難の業であった。
しかし、今回の"天才"たちは、なにやらこれまでと何処か違っているようだ。
もしかしたら彼らは、自分を超えるのかもしれない。
そんな期待を、元柳斎は抱いていた。
それ故に、彼らの動向がどうも気になって仕方がなかった。
そして、その晩。
「 席官昇進おめでとう、悟殿。 」
「 あぁ、どうも・・・胸、でてきたな。吾輩が頑張った甲斐があった。 」
その日も、ルキアは悟の下を訪れた。布団の下の彼らは
いつもの通り一糸纏わぬ姿。
そう、裸だ。余人から見れば二人が好い仲で、やることをやっていそうにも見えるのだが、そのようなことはやはり胸を揉む位なものだ。
だが、そのままいけばそれも、時間の問題なのかもしれない。
「 しかし、この三日間はいつにも増して忙しなかったな。アジューカスとはいえ虚が暴れたくらいだというのに。 」
「 無理もありません。潤林安は瀞霊廷に極めて近場の区画ですから、復興だってしやすいのでしょう。
それにメノスを一気に複数体斃したことで、魂魄バランスも傾きかけていたので、その辺の整理も忙しくなって当然といえば当然でもあります。 」
潤林安は、あのジュラシネックの襲来で甚大な被害を被った。大勢の人が死亡し、建築物も数十に渡って破壊されている。その為必然的に復興が為される事となった。
くどいようだが本来ならば大虚がでるなど、あり得ぬのだし、この虚災害によって、大工もほぼいなくなってしまったので瀞霊廷から業者を取り寄せねばならず、そしてなにより西一区ということでルキアの言う通り、瀞霊廷からも他の区画よりも近いというのもある。
これに意欲的なのが、彼女の所属する十三番隊だ。同隊副隊長である志波海燕の下の姉弟と連携して上手いこと立ち回り、瓦礫の撤去作業に励んでいる。
一心も復帰したので十番隊もこれに加わることだろう。
「 それで、悟殿。 」
「 なに、朽木さん? 」
「 折行って、頼みたいことがあるのです。 」
「 頼み。それは? 」
「 私に、稽古をつけては貰えないだろうか。 」
「 稽古。 」
「 あのアジューカスとの戦いで、私はこれといってなにもできなかった。破道の九十を行使した伊勢副隊長、トドメを刺してみせた松葉殿、そして裏破道で致命打を与えたそなた。これらに比べれば、私など金魚の糞も良いところだ。 」
「 だが私自身、それでは駄目だとも思っている。
強くならねばならないのです。そうでなければ、朽木家の名が廃る。兄様の面目だってたちません。 」
「 悟殿。貴方は強い。だからこそ貴方の力をお借りしたい。 」
「 ・・・ 」
己の非力を恥じて、恥を捨てて自分に鍛えてほしいと懇願するルキア。悟はそんな彼女を見て、その強くなりたいという思いに応えたいと思った。だが、それには痛みが伴う。
だからこそ、意思確認を十全に行わねばならない。
自身の鍛錬方法とは、身を苛む激痛の中で力を見出す。
余人には、あまり褒められた者ではないのだから。
「 覚悟はありますか?苦しみと苦悶の中で、その美しき御身を赫に血染め、己が己でなくなるやもしれない。
そんな覚悟を。貴女は持てますか?朽木さん。 」
「 覚悟・・・ 」
しかしそんなもの、ルキアが持ち得ぬ筈がなかった。
家族と呼べた男と離れ、兄からはなんとも言えない対応をされ、余人には侮蔑された。
そんな中で自分に良くしてくれた海燕や浮竹ら十三番隊の面々に報いる為にも、生きる為にも、彼女は強くならねばならなかった。
「 あります。あります故、どうか、私にご教授を・・・! 」
悟はその思いを改めて汲み取った。彼女は本物だ。本物の死神だ。だからこそ、彼はこの真打を鍛え上げねばならないと感じた。
その時、外からなにかの声が聞こえた。
「 緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真・・・ 」
「 やめてくれ隊長!こんな人気のつくところで! 」
「 すまぬ・・・! 」
「 今のは朽木隊ちょ・・・ 」
「 私たちはなにも聞いておりません。あれはトラツグミの鳴き声です。
もう寝てしまいましょう。 」
「 お、おう・・・ 」
朽木ルキア
前回大して活躍できなかったので悟に自分を鍛えるよう頼み込む。これからチョコラテが消えゆく予定。
檜佐木悟
全裸で一緒に寝てるルキアに鍛えてくれと頼まれた。
朽木白哉
緋真を想うあまりイレギュラーと化してしまった。
おいたわしや兄様。
阿散井恋次
兄様を止めようとした。悟とルキアがとんでもないことになっているのを、彼は知らない。
山爺
悟と松葉に席官の職を与えた。巨乳を量産しようとしている悟の行為を好ましく思っている。
松本乱菊
ルキアが悟と添い寝しているとどこかから聞いて、自分もと日番谷に添い寝し、彼の巨乳嫌いが加速化させていく。
多分日番谷の童貞卒業の相手になる。
吉良イヅル
イレギュラーハンターイヅル。夜に緋真緋真と鳴く不審者を追っている。
一番終わってるのは?
-
むっつりスケベな山爺
-
過酷な緋真ニー、兄様
-
その他