「 先の件、大義であった、檜佐木よ。
・・・九番隊副隊長の弟で良かったかの? 」
「 ええ。はい、そうですね。 」
後日、現世での任務についていた悟は、目の前にいる護廷十三隊総隊長、山本元柳斎重國に呼ばれ、一番隊舎に足を運んでいた。
その左右には各隊の隊長格たちが立っており、中には当然、彼の直属の上司である京楽もいた。
護廷十三隊発足より千年間総隊長の任について三界を護り続けた紛うことなき護廷のトップ。
それを前にして、一般隊士ならば凄まじい圧に見舞われそうだが、悟は違った。気圧されることはなかった。
自分でもよくは分からないが、とにかく彼にとって山本の霊圧そのものは脅威的なものではあるが、彼自身何処か親近感に近いものを感じていたからだ。
「 本来ならば、ここまでの功を挙げた以上は、それなりの官職に就けてやりたいところなんじゃが、いかんせんお主は護廷に入って間もないからの。
今すぐは流石に無理があると四十六室より止められておるが、近いうちに昇進できるという望みがあるということは、先ず覚えておくように。 」
「 はい。ありがとうございます。 」
「 それでじゃがの檜佐木よ・・・あぁそうじゃ。ここより先は儂と此奴の個人的な話になる故、各隊長はそれぞれの隊舎に戻るように。 」
この山本の個人的な話というのが気になるものもいたが、総隊長の命令という事もあってか、その場を立ち去る他はなかった。
こうして悟は、この尸魂界の古兵と相対することとなった。
「 してじゃ檜佐木よ。 」
「 は、はい。総隊長。 」
「 お主・・・ 」
「 はい。 」
「 虎徹副隊長の胸を揉んだとは、真かの? 」
「 ・・・へ? 」
「 二度言わすでない。虎徹勇音四番隊副隊長のあのふんわりとした乳を揉んだのかと言うておるのじゃ。 」
悟は肩透かしを喰らった。てっきり自分に鬼道や斬術、白打を叩き込んだ師のことを聞かれるものだと思っていたからだ。しかし何処か恐ろしく感じ始めていた。
あの山本元柳斎重國が、真面目な面持ちで女の乳について自分に尋ねるなど。
「 は、はい。確かに。虚を斬り続けていたら、いつの間にか吾輩、意識が飛んでしまいまして。
それで・・・ 」
「 気づけば虎徹副隊長の乳を揉みしだいておったとな。 」
「 そう、なりますね。 」
「 うむ。お主があの場で斬り捨てた虚の数は二百余り。それだけ相手にすれば、身体も疲れ果てようて。 」
「 ひゃ、二百!?吾輩、そんなに斬ってたのですか? 」
「 左様じゃ。さらに鬼道で倒した分も含まればもっと増えよう。お主は高い霊圧を持っとるようじゃが、それに身体がついていけんかったのじゃろう。
思わぬところで、幸運に恵まれたようじゃが。 」
「 へ、へぇ・・・ 」
「 それでどうじゃ?虎徹の胸は? 」
「 え、えぇ、その、なんというか、我が身を恥じるよりも、何処か高揚感のようなものが先に来てました。 」
「 それで、そそくさとその場から逃げおうせたとな? 」
「 はい。そう、なります。その、吾輩、なにか・・・ 」
「 若いの、お主。 」
「 へ? 」
「 余りある才覚を有しておるが、まだまだ未熟じゃ。死神たるもの女人の乳くらいで狼狽えておってはならんぞ。 」
「 は、はい。 」
「 そういうものには多少色気づくくらいで良いのじゃ。
口を大にしては到底言えぬが儂はの、松本副隊長辺りを良いものじゃと思うておる。 」
「 松本副隊長。十番隊のですか? 」
「 それ以外に誰がおる?あやつはの常日頃より胸元を露出させておってのう・・・ 」
山本総隊長によるエロトークは長く続いた。
悟はこの厳格な死神の意外な一面を垣間見ることとなった。
一方で、これを傍受しているものがいた。
「 死神とは種族単位で慎ましいものを好んでおってのう。儂もそんなない女人との縁しか恵まれなんだ。
特に斎藤、ああ、初代六番隊隊長のことじゃ。
あやつと儂をくっつけようなどという話を聞いた日には儂は気がいかれてしまいそうじゃった。 」
「 それは災難で。それで、その斎藤様は何処に? 」
「 それはじゃのう・・・ 」
「 異なことを・・・ 」
朽木白哉。護廷十三隊現六番隊隊長。死神の風紀を司る五大貴族、朽木家の生まれ。
ちなみに未亡人である。
紙コップに糸を通した糸電話にて、悟と山本の会話を盗み聞きしていたのだ。
「 女人は慎ましやかである方が好ましい。 」
そう言って、白哉はその場を去り、ある場所を訪れる。
瀞霊廷に住まう貴族、或いはその縁者たちの為に設けられた墓地だ。
一際大きな墓石の前に白哉は立つ。
「 緋真・・・ 」
この墓には、彼がこの世で最も愛した女が眠っている。事あるごとに彼女を思い出しては、白哉はこの場所を訪れる。
朽木緋真。流魂街で出会った彼女との日々を、この掟に厳しいことで知られる死神は片時も忘れたことはない。
ゆえにこそ彼は、そんな彼女の残した妹を護ることに決めた。
しかしそれでも尚、あの愛おしい時間の1秒1秒が、戻らぬ者への思いを蘇らせ、その度に白哉は胸が張り裂けそうになることもある。
「 今も変わらぬ。そなたを三千回愛している。 」
気づけば白哉は、周囲を伺いながらも死覇装の下の方を脱いでいた。
「 緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真緋真・・・っ!・・・すまぬ。 」
彼女の墓の前で、己を慰めながらも、戻らぬ日々を思い、悲観に暮れる。
そんな彼の姿を木の影に隠れて目撃する女が一人。
「 おいたわしや、兄様。そこまで緋真様のことを・・・! 」
朽木ルキア。白哉の義理の妹。彼の亡くした妻緋真に瓜二つである故に朽木家に迎えられたと考えている彼女であるが、真実を知るのは、先の話だ。
「 しかし分からぬ。何故殿方は、女人の乳になぞ執着するのであろうか。
斯様なもの、贅肉の塊でしかないのに。 」
「 しかし、憧れぬのかと言われれば、存外そうでもないな。松本副隊長。あのぷろぽーしょん、大人びて居られて・・・!なんだ、この感覚は?
私は松本副隊長を懇意にしているというのか・・・!? 」
檜佐木悟
前回の無双を山爺に褒められるが、その後のエロトークに困惑する。
山本元柳斎重國
護廷十三隊総隊長。普段からは考えられないくらいスケベな一面を見せる。
巨乳フェチ。
ちなみに卯ノ花さんは山爺的にはありしの日の事があるので、なし。
こういう所が享楽さんに受け継がれた可能性が微レ存・・・!?
朽木白哉
山爺の巨乳トークを古典的な方法で傍受した後、過酷な
おいたわしや兄様。
朽木ルキア
ある意味一番悲惨な人。姉様の墓の前で兄様がおいたわしいことをしておられるところを目撃してしまう。
乱菊とフラグが立ち始める。
松本乱菊
BLEACH屈指のエロくていい女。本人の知らないところで山爺にエロい目で見られていたり、ルッキャさんから思いを寄せられたりする。