ある意味OPPAI回。
「 檜佐木悟。檜佐木さんの弟であるキミには悪いが、責任をとって貰う・・・! 」
「 もういい加減にしてもらえませんかね?吾輩は揉みたくて揉んだわけじゃなくてですね・・・ 」
「 『 面を上げろ 』、侘助。 」
「 何度目だろうかね、この下り。 」
あれから数週間。悟はこの目の前の前髪がチャームポイントの男にうんざりしていた。
吉良イヅル。三番隊副隊長。虎徹勇音の乳を揉んだ悟をとっちめるべく、挑んでは返り討ちに遭い、挑んでは返り討ちに遭いを繰り返している。
一見すれば、縁もゆかりも無いような両者であるが、吉良は一応、元は四番隊にいたのである。
その当時の同僚だった虎徹副隊長に何かしらの思いがあっても可笑しくはない。
悟にとっては事故からくる二次被害であり、いい迷惑でしかなかったが、吉良にとっては、かつての仲間の名誉を守るための、男の戦いであった。
そう、本人の主観では、の話だが。
「 キミは戦いをなんだと思っている? 」
「 あの、まいど思うんすけど、なんで虎徹副隊長のオッパイの話題からそれになるのか吾輩さっばりわけが・・・ 」
「戦いは英雄的であってはならない」
「 あの・・・ 」
「戦いは爽快なものであってはならない」
「 あの話を・・・ 」
「戦いとは」
「 だから話を・・・ 」
「絶望に満ち 暗く 怖ろしく」
「 話・・・ 」
「陰惨なものでなくてはならない」
「 聞けって・・・ 」
「それでこそ人は戦いを恐れ」
「 言ってんだ・・・ 」
「戦いを避ける道を選択す・・・」
「 うるせぇぇえええええええ!! 」
あまりに話を聞かずにまるで宝具の詠唱の如く決まり文句を続ける吉良に金色の雷が放たれ、その身体を焼いて地に伏させた。
破道の六十三 雷吼炮である。
悟ほどの鬼道の腕前ならば、副隊長クラスくらいならば一撃だ。
「 この野郎話聞けっつってんだろ!
何?副隊長ってのは人の話ろくに聞かない奴でもなれんの?あの松本乱菊とか兄貴とか志波海燕もそんなんなの?
幻滅するわ護廷十三隊!やっぱ隊長職いらねぇや!
席官くらいが上等だ! 」
「 う、ううっ・・・ 」
「 はぁ、ハァ、はぁ・・・アンタ一体なんなんだよ!?
しょっちゅうしょっちゅう突っかかって来てさぁ!?
吾輩がお前に何したよ? 」
悟は怒り心頭であった。いくら事故だと言っても、吉良は彼の言葉に耳をまるで傾けやしない。ただ彼が悪いとばかりいって、斬魄刀片手に連日襲いかかってくる。
伊勢副隊長や雀部副隊長、そして虎徹副隊長は兎も角として、こんなのがあと九人いるのかと思うと気が気でならなかった。
もろちんその中には、悟の兄も含まれている。
しかしそんなことを考えるのもバカバカしくなっていくにつれ、悟の胸の内もだんだんと落ち着いて、即座に平静を取り戻した。
「 これに懲りたら、もう吾輩に絡むのは辞めてください。ハッキリいって迷惑です! 」
そう言い残して、そそくさと悟はその場を後にした。
その晩、悟は八番隊の酒宴にて、吉良のことを隊士たちに話した。
「 てことがあったんですよぉ。 」
「 また吉良副隊長か。 」
「 毎度毎度追い返されてるのに、懲りない方だよなぁ。 」
「 まったくですよぉ・・・ 」
悟の酒はひたすら進んだ。この頃吉良にちょっかいばかりかけられている為、ただただ鬱憤が溜まるばかりだった。
それを一時でもいいから、忘れたくて忘れたくて堪らなかった。徳利数瓶既に空だ。
「 んでも悟くんも難儀なもんだよねぇ。あれだけ戦果を挙げたはいいけれども、ちょっとしたうっかりでこの有り様だもの。 」
「 だぁから隊長〜、あれは事故なんですってば〜!吾輩そんな気は一片たりともなかったんですよぉ〜! 」
「 だからそういってるじゃない。 」
京楽は、悟のその飲みっぷりに感心していた。
それから数時間経った頃、瀞霊廷を包み込んだ夜の帳の中で、蟋蟀と梟の鳴き声がしっとりと響いている、そんな真夜中。
時刻でいえば、丑三つ時。物の怪が跋扈するとかと言われている時間帯だ。
「 うぅ、飲みすぎた。あ、あぁ・・・ 」
気づけば悟は、自室の布団で横になっていた。かなりの量の酒を飲んだことで、いつの間にか寝ていたようだ。
「 斬魄刀は・・・ あぁ、あった。 」
布団の側を見れば、彼の斬魄刀、空即是式と浅打がある。
ちゃんと刀も持ってきていたことに安堵する・・・が、一つ異変に気づく。
「 ん?この浅打、誰のだ・・・!? 」
斬魄刀は一人一本。一人が二本以上所持することはあり得ない。ということはこの浅打はまた別の誰かのものであるのだが、その時悟は布団に入っているのが、自分だけではないことに気づいた。
「 だ、誰だ!? 」
思わず毛布を退かして、その正体を見る。
黒髪の華奢な裸の女性。その姿は悟にも見覚えがある。
「 く、朽木、ルキア・・・だと? 」
あまりにも意外な人物だった。
思い返せば、一応彼女には会っていた。確か、飲みに行った酒屋で京楽隊長と長い付き合いだという、十三番隊の浮竹の付き添いで彼女も来ていた。
それで彼女とも一緒に酒を飲んで、あっという間に酔っ払ってしまった彼女を、なにをトチ狂ったのか自室に連れ込んで寝かせたのだ。
それで今、こうしている。
「 ん、んん・・・起きてしまわれたか、檜佐木悟殿。 」
起きたルキアは寝ぼけ眼を擦らせる。そして、悟には想像もつかないような頼み事をした。
「 続きをどうか・・・ 」
「 え? 」
「 胸、揉んでくだされ。 」
「 ・・・へ? 」
「 私、松本副隊長や都殿のような大人の女人に憧れておりますれば、女を磨かねばなりませぬ。
しかし、揉んでくれそうな者とは疎遠になってしまって久しいのです。
海燕殿も妻帯者ゆえどうしても頼めず。
虎徹副隊長のことはお聞きしておりまする、悟殿。
虚数百を殲滅した事も。
それを加味してお頼みしたい。
どうか、私の胸を揉んでくだされ。
私を女にしてくだされ。 」
こうなってしまった以上、断るわけにもいかず、悟は止むなくルキアのナイチチに触れた。
「 あぁ・・・! 」
「 これで、良いですかな? 」
「 あぁ、いい・・・どうかもっと、もっと・・・アァッ!! 」
「 この頃はどうか内密に。貴女と吾輩、双方の為にも。 」
「 分かっております。どうか、虎徹副隊長と同じように、もっと、モミモミ・・・ 」
どうしてこうなってしまったか。
どうしてこうなってしまったか。ひたすらに悟は、言われるがままルキアのナイチチを夜通しもみし抱き続けた。
後日もこれは続いたが、瀞霊廷でこれといって噂になることはなく、ルキアもこの件で後ろ指を差されることはなかったそうだ。
なぜ自分にこのようなことを頼んだか、大人びたいほかにも理由があるんじゃないのかと悟は三日経った辺りでルキアに尋ねるが、彼女はただ、「 兄様が・・・ 」と漏らすだけだった。
その一言だけでも、五大貴族というのは碌でもないものだと感じた悟であった。
そして同じ頃。二番隊隊舎。
「 早くしろ大前田!私の乳を揉みしだかんかぁ!! 」
「 隊長、なんでオレが!? 」
「 良いから早くしろ!私も夜一様のような大人になりたいのだ! 」
「 クッソぉ、どぉしてオレがぁぁぁぁあ!? 」
ルキアと同じことを考えてた女が、ここにもいたことを、彼らは知らない。
檜佐木悟
勇音のオッパイをモミモミしてしまったことが未だに尾を引き、吉良に襲われたり、ルキアにオッパイモミモミしてくれと頼まれる。
ちなみに酒には強い。
朽木ルキア
悟に夜這いを仕掛け、全裸になってオッパイを揉んでもらおうとする。
密かに悟の性癖に新たな1ページを刻んだとか刻んでないとか。
バストCカップ。
砕蜂
夜一様のような大人のれでぃーになるために、大前田に半ばセクハラを強要するパワハラ上司。
バストはルキアと同じくらい。
大前田希千代
二番隊副隊長。上司のナイチチを無理やり揉まされる苦労人。このことを砕蜂に思いを寄せる貧乳フェチ、円乗寺辰房は知らない。
そして名前が長い。
吉良イヅル
斬魄刀も自分もオサレな男。勇音のオッパイを揉んだ悟にちょっかいをだしまくっては撃退される。
阿散井恋次
ルキアのいう疎遠になった男とは言うまでもなく彼のこと。彼女を想うがそんなルキアが檜佐木さんの弟に全裸でオッパイを揉まれているなど知る由もない。
朽木白哉
変わらず
八番隊隊士
悟と一緒に飲んだ同隊の先輩たち。しつこく彼に纏わりつく吉良に半ば呆れている。
京楽春水
八番隊隊長。悟の飲みっぷりに感心している。
松本乱菊
十番隊副隊長。知らないところで、自分に憧れた女がオッパイを揉ませているなど知るわけがない。
それと吉良を心配しているが、最近入ったショタっ子に夢中でそれどころではない。