オリキャラ追加。さらに山爺のキャラ崩壊注意報。
十一番隊隊舎。雨の中、無数の死神たちが、横たわっている。
そのすべてはかろうじて一命は取り留めてはいるものの傷つき、地面に血染めの花を咲かせていた。
「 オメェ、中々やるじゃねぇか。 」
「 ・・・ 」
その中に立つ、人影二つ。
眼帯と束ねられた髪の先端に付けられた鈴が特徴的な大男。十一番隊隊長、更木剣八。
その彼、尸魂界最強の剣士に相対する笠を被った剣士。
その顔は夜の影に隠れてよく見えなかったが、その目はまるで獣のように、闇の中にて獲物を見つめていた。
そう、まるで虎のような。狼のような。鬼のような。
それをどう形容するかは人それぞれなのだろうが、この二人には、共通して当て嵌まる言葉があった。
戦だ。彼らを戦を好んでいる。
刃を振るうことに、死闘を繰り広げることに喜びを覚える。戦いという概念を、心の底から好んでいる。
剣八には、目の前の男が自分と同じだということがすぐに分かった。そして・・・
「 おい、新米。お前、名はなんていう? 」
驚くべきことにこの惨状を生み出した剣士は、護廷十三隊に入隊したばかりだった。
故に剣八は、尸魂界最強の剣士は心躍らせた。
席官でもない一般の隊士、それも新人にここまで強い奴がいるだなんて。
そしてそれは、この剣士も同じだった。
彼は堂々と名乗った。霊術院時代、学友たちからつけられていた、ある種の渾名を。
「 今の
稲光が雨夜に鳴り渡り、その顔が初めて見えた。
血塗れの顔に狂気の笑みを浮かべて、剣士は牙突をかました。
月も照らさぬ闇の中。鋼の鳴る鈍い音を漏らして、男たちは力の限り肉を斬り合う、張り合う。
その姿を、無作為に降る雷だけが照らしてくれていた。
凄まじい速度に刃の振動を伴って斬りかかるザローニン。
その斬撃すべてを、片手で刃を振るって弾く剣八。
どちらが勝つかは分からない。しかし、唯一両者の戦いを見ていた副隊長、草鹿やちるは、やはり剣八の勝利を信じていた。
翌日。
「 待たせたの。抹茶しかないが、よいな? 」
「 いやいいよ。そんなに拘らなくても。 」
山本元柳斎重國は、一番隊舎にある人物を呼んでいた。
自身の教え子である八番隊隊長、京楽春水である。
「 それで山爺、ボクに何のようなの? 」
「 うむ・・・春水よ。此度の霊術院、良い働きをし過ぎておるようじゃの。 」
「 うん。そうみたいだね。悟くんといい、十番隊の子といい。 」
「 あやつらもそうじゃが、並外れた者が他にもおる。昨夜の騒ぎのこと、耳にしたか? 」
「 勿論、聞いてるよ。十一番隊舎で刀傷騒ぎ。隊士ほぼ全員が負傷。みんなして四番隊のお世話になってる。無事だったのは、三人だけ。
更木剣八。草鹿やちる。そして・・・ 」
「 件の新入りじゃ。名は・・・なんというたかの。
儂も老いたものじゃ。 」
「
それで、昨日の騒動を引き起こし現在、蛆虫の巣へ収監中。凄い子が来たもんだね。あの更木剣八と渡り合うなんて。 」
「 そうじゃったの。そういえばあやつそんな名前じゃった。しかし、四苦八苦というのか。なんとも風変わりな名じゃ。 」
「 まったくだねぇ。何処かの誰かさんみたい。
・・・それで、ボクを呼びつけた理由ってのはその子のことかい? 」
「 御名答じゃ春水。単刀直入にいうとな・・・ 」
「 もしかして、ボクのその子の面倒を見ろって? 」
「 左様じゃ。あれくらいの才能を潰すには惜しすぎるからの。 」
「 冗談じゃないよ。そんなおっかない子、引き続いて十一番隊じゃだめなの?それか一番隊。 」
「 うむ、それは儂もそう思った。じゃが、四十六室があやつに恐れをなしおっての。更木の時と同じじゃ。
儂にあやつに斬術を教えるなと言うてきおった。そしてあやつら更木と一緒にしとるのも怖いとも言っておる。
これで一番、十一番には先ずおけん。
それにの春水・・・」
「 うん、なんだい? 」
「 お主は儂の自慢の教え子じゃ。儂らならば死神の規範掟に縛られるところを、お主はより合理的に動くことができる。流儀に縛られぬからこそ、あやつのような、"修羅の剣"を持つ者を、上手く扱えよう。さらに言えばな・・・ 」
「 さらに言えば? 」
「 他に任せられそうな連中が軒並み話が合わんのじゃ。 」
京楽は、あぁまた始まったよ、といった感じに溜息をついた。
「 例えばどんな? 」
「 三番隊の市丸ギンはただニヤニヤしとるだけでの、人相も気色も悪くて堪らん。儂の悪口裏で拡散してそうじゃし、実力はあるが、信頼におけん。
五番隊の藍染惣右助は貧乳が好きでの、胸はデカいほうが良いとわかっておらん。
副官の雛森とヤッてそうだし言ってはなんじゃがその点も気持ち悪くてのう。
それにあやつは鬼道に長けておるが松葉は鬼道の適性はあまりない。ここも合わん点じゃ。
九番隊の東仙は生真面目で一番話が合わん。
変な思想植え付けるなり押し付けるなりして二の舞を演じる羽目になりそうだし此奴も駄目じゃ。
駒村も融通が利かなさそうじゃしな。悪い奴ではないがの。 」
「 白哉くんは? 」
「 あやつは東仙以上に論外じゃ。性格が合っておらん。趣向も同様じゃ。東仙と藍染のを足して二で割ったような理由じゃの。 」
「 涅隊長は? 」
「 儂の言うたこと忘れたか。あやつは実験材料くらいにしか見とらんじゃろ?十二番隊を。涅の事じゃし松葉を碌でもない薬かなにかに使うじゃろうて。
副官は良い乳をしとるがの。鹿取を思い出すの、あの乳は。春水、お主は好いておったのぉ、あやつを。 」
「 あぁ~・・・んでも十番隊はどうなの?一心くん今いないけど乱菊ちゃんだったら・・・ 」
「 十と十三番隊は一番ないと儂は思うとる。今回の件を見るに、松葉四苦八苦の斬術は、初代護廷に並ぶほどに高い水準に達していよう。勿論、同期の日番谷を遥かに超えている。松本副隊長の手にも乳にも余る。
仮に志波隊長が復帰しとったとしても、褌で走るあやつをどう思うかなど知れたこと。
そして斯様な暴れ馬、浮竹の手にも余るのも意見も食い違って亀裂が生じることは目に見えとる。 」
「 それで、ボクなんだね? 」
「 左様じゃ春水。引き受けてくれるか?あの修羅を。 」
「 勿論だよ。山爺の頼みだもの。ていうか・・・ 」
「 ていうかなんじゃ? 」
「 もう、迎えに行かせてるよ。 」
「 ほう。誰をじゃ? 」
「 仲の良かった同期、彼だよ。 」
「 流石じゃ春水。準備が早いの。儂はお主のそういう処を買うておる。 」
蛆虫の巣。護廷の危険因子を隔離する為の牢獄。元来高尚な組織であるという建前上、護廷十三隊は、脱退が認められず、名目上脱退として扱われている者は、ここに収監される。
辺り一面の暗闇の中に、悟と七緒はいた。
その髑髏のマスクはこの中では、一層映えるものであった。
「 伊勢副隊長はここでお待ちを。すぐ、戻ります。 」
「 いいんですか? 」
「 ええ。吾輩が話をつけます。
・・・あいつを鍛えたのは、吾輩ですから。 」
「 え、えぇ!?ちょっ、ちょっと! 」
耳を疑うような一言を聞いて問いただそうとする七緒を他所に、悟はそそくさと廊のなかに入ってしまった。
「 お迎えが早いな、悟。 」
「 松葉・・・ここを出るぞ。今度からのお前の職場は、八番隊だ。 」
「 ふ~ん・・・身共がどこの隊にいようが詮無きことだ。気に入らぬという者はすべて叩き斬り、身と刃で以て身共を知り得させるまで。
剣八でなくとも、朽木であろうが四楓院であろうが、
あの恥と風邪知らずの志波であろうが。 」
『 おい!聴こえてるぞ! 』
『 恥知らずとはなんだ!新入りの癖に生意気だぞ!! 』
隣の部屋から聞こえてくる、聞きたくない声は放っておいて、胡座を掻いていた松葉は立ち上がり、斬魄刀を引き抜き、悟に斬りかかる。
「 ならばその刃、我が隊で存分に振るえよ、"ローニン"。 」
しかし、その刃が届くことはなかった。
防がれたのだ。咄嗟に隙間から取り出した
「 相変わらず、芸達者なことだ、"タスクマスター"。 」
こうして二人は、この世で最も物騒な再会の挨拶を交わした。
元十一番隊隊士。山爺から修羅と称されるほどに好戦的な性格で鬼道と回道を軽視、侮辱した先輩隊士をたたっ斬ったことで今回の騒動を起こしてしまう。
そのまま十一番隊を相手に無双するが、結局剣ちゃんには勝てなかったらしい。
そしてその腕を買われて、八番隊に移籍となった。
霊術院での呼び名は、"ザローニン"。
斬拳走鬼のうち、斬と走に秀で、拳も少なくともびゃっくんよりはこなせる。
鬼道に関しては雛森よりは下。
常に始解を維持している。
更木剣八
十一番隊隊長。我らが剣ちゃん。
骨のありすぎる奴が隊に来て挑んできたのでウッキウキになっていた。
ハゲ、ナルシスト
知らん。
檜佐木悟
同級生を迎えに来た。ラウンドシールドも使える。
伊勢七緒
空気。おっぱいはないほうだが、それなりにある。
山本元柳斎重國
四苦八苦に昔の仲間のことを思い出し、腐らせるのも勿体ないとして京楽に託す。
ちなみにギンを気味悪く思ってる。
京楽春水
松葉を押し付けられる。が、そんなこともあろうかとと悟を迎えに行かせていた。
藍染惣右助
ヨン様時代。山爺からはロリコンと思われ、気持ち悪いとギン共々嫌われている。多分本当にロリコンだと思われる。
山爺にはハリベル様をぜひ紹介したい。
松本乱菊
山爺に色目で見られていることから、ヤバそうな松葉を押し付けられずに済む。
ジジイにエロい目線を向けられてることは、本人は知らない。