ふと気づいたらキヴォトスに来ていた男の話 作:ぱっぱぱうわー
ちなみに前作には消えてもらいました
さて、始まりました「ふと気づいたらキヴォトスに来ていた男の話」
その最初を彩る第一話は主人公がキヴォトスに行く直前のお話とふと気づけば(気絶)キヴォトス(廃墟)に飛んでいたというお話です
目を開けたら高身長ガールになってた件
「リョウちゃんおつかれ〜」
「おうお疲れさん〜」
いつも通り仕事
それが終わりを告げようとしている
退勤時間DA☆
しかも連休に入る!最高だ!
この一週間いやー疲れたね!
しばらく分のお酒とつまみ買って帰ろう、よしそうなったら即行動だ
そうなった時の俺は止まらねぇんだぜ!
近所のコンビニにやってまいりました
「ふっふふ〜ん♪ロックアイスと〜ウイスキーと〜ウィ〇キンソン〜!あ、ツマミツマミ」
…んぁ?何だこの酒、見たことねぇな
してんの先には「キヴォトス」と書かれた小瓶が置いてあった
「…!俺の酒飲みとしての勘がこいつを飲めって言ってる気がする…!」
それならカゴにinするしかねぇな!ヨシ!
カゴに酒と炭酸と氷と謎のお酒を入れおツマミコーナーへと行く
ここのコンビニ品揃えいいのよね〜
「オッホォウ!美味そうなの新しく来てんじゃん!」
新作をカゴに入れレジにれっつらごー!
「お会計お願いしまーす」
カゴを店員さんに私レジに通してもらう
「締めて6010円でーす」
そう言われ財布から札と十円玉を取り出し、手渡す
「ちょうどお預かりします!ありがどうございました〜!」
新しい酒もげっちゅしたし!新作のツマミもゲットしたし!店員さんは美人さんだったし!ウッハウハだぜぇ!
…最近の高校生は髪水色に染めていいのか…でも染めたようには見えなかったな…傷んでないしサラッサラだった…地毛?…んな訳ないか、最近の技術ってすげぇな〜!
そんな事を思いつつ歩いていると自宅に着く
玄関の鍵を開け中に入る
お酒〜♪お酒〜♪おっ酒〜!!!
テーブルに買ってきたものを広げ
まだ残っていた業務用ウイスキーをジョッキに入れ炭酸水を入れる
ハイボールだ
ハイボールの入ったジョッキを口元へ近づけ飲む
ジョボボッジョボッグビッグ!
「ぷはぁ!ウゥゥゥゥーーーーー……ウッ!」
「美味しいかも〜!」カラカラカラ
「美味いにゃぁぁぁあ!このために生きてるんだよなぁぁぁ!」
ちなみに一軒家に住んでいます
いやね、大学にも行かずにフラフラとフリーターしてたらバ先のシャッチョさんから気にいられて作ったはいいけど買い手がドタキャンしやがって結局空き家のままになってた物件を月2万で貸して貰えてるんすよね
元々職場の人達がいい人達ばっかりでね、ほんと助かってますよ、ほんと
たまーにこの家で職場の人達で飲むんすよ、それなまた最高なんすよ
そんな事を思いつつ酒をグビっと、ツマミをチビっと食ってたらウイスキーが尽きちまいました
「うっひゃあ…飲みすぎたな…ままえわ」
そういいテーブルの上にぽつんと置かれているコンビニに置いてあった小瓶を手に取る
「ぐへへ…新しい酒を飲む時はいっつも失敗を繰り返してるからな…今回はいいもんを飲みたいぜ…ぐへへへへ」
手元の小瓶の蓋を取り、味見するようにチビっと飲む
「おお…こいつはうめぇ…!ひっさしぶりに当たりだ…!!」
初めて酒を飲んだ時は苦すぎて飲めなかった
それで疎遠になって2年後
友人に進められ飲んでみたハイボールが美味くて酒飲みになった
「あれからもう4年か?昔は酒飲まなかったのに今じゃあ酒好きの上司も負かす大飲み野郎になっちまったぜ!へへへ!」
…にしても美味いな
フルーティーな香り、甘いのにクドくない
それでなんだか懐かしいような…そんな感覚になる
これは…
ああ、思い出した
「ガキの頃、学校帰りに寄った駄菓子屋でみんなでラムネを飲んでたな…はは…懐かしいな…あれから何年だ?もう10年ぐらいか…早いなぁ…」
唐突だが俺ちゃんには妹がいる
今は確か21ぐらいだっただろうか?
昔から虚弱体質で、30m歩いただけで息切れを起こすぐらい体力がなく、毎日薬を飲まなきゃすぐにぶっ倒れちまう
でも優しくていい子だったなぁ…
あの子のためなら大学進学なんてクソ喰らえ!
って訳で大学にも行かずフリーター生活を初めて給料の4割をあの子の病院代としてチビチビと送ってた訳だが…
なんだか顔を合わせるのも恥ずかしくなっちまってここ数年顔合わしてねぇなぁ
たまに親から電話で近況なんかを聞くんだが、なんとついにあの子の虚弱体質が良くなったらしい
昔から直せない訳ではない病気だったんだが治療代が高くてなかなか直せずにいたんだが…俺が毎年120万送り続けてたら治療代が溜まってな?
ようやく良くなったらしい
…ここまで長かったなぁ
シャッチョさんに拾われて7年
累計いくつだ?まぁそんなことはどうでもいいわ
あの子が元気になったんなら
もう思い残すことはないな
はは!
長かったなぁ…
本当に長かったな…
こんな俺でも一流大学に進学予定だったんだぜ?
今は酒飲みフリーターだけど…そんなことはどうでもいい
感傷に浸るように酒をちびちび飲んでいたら気づいたら小瓶の中身がなくなってしまった
「あー…無くなっちまったなあ…」
水が飲みたくなってきたな
そう思い立ち上がる
すると唐突に目が真っ黒になった
「…あっ?なん…あー…頭…クラクラ…スる…」
どんどんと意識が朦朧としていき
「ヒイ…ロ…」
そのまま意識が落ちる
落ちる寸前に何かが聞こえてくる
───────────────────
【私は思い知る、キヴォトスの思いを】
【私は聞く、人の心を〕
───────────────────
死んだのか…
まさか急性アル中か?
まぁの酒のイッキなんてしてりゃあな…
なんだかあついぜ…
………あつい…
あつい?
「死んでるのに暑いとかねぇだろ」
…あれぇ?どこここぉ…
自分についツッコミを入れ起き上がる
そして周りを見る
するとよく分からない廃ビルにいた
「マジでどこだよここ…」
目が覚めて周囲を見回せば謎の廃ビル
もう少し探そうと立ち上がろうとする
「…っ!?およよ?なんだか体が軽い…マジで死んじまった?…な訳ねぇよな、触ってる感覚はもろにあるし意識もしっかりある…なんだぁ………あ?」
体をペタペタと触っていくと微かな膨らみがある
モミ…モミ…これが何か調べる為に揉んでいる
揉んでいる場所は…
「おいおい…」
「俺男なんだが…??」
場所は胸部…
「えぇ………!!!!ちんこ!」
男の象徴は無事かと履いていたズボンのベルトを緩め中身を見てみる
「っっっっっ!ない!俺の!ちんこ!キィャァァァァァァァァ!」
何度も何度も上げては下げてを繰り返し男の象徴が本当に無いという現実を受け止めたくないがために
上げて下げてを繰り返しておよそ5分
冷静になった俺はとりあえず他に変わったことはないか見てみる…尤も鏡がないんで見れるところもあんまないわけなんすけどね!ハハ!
それで少しわかったこと
・完全に女の子になってること
声とかね、低いには低いんだけど女性特有の柔らかさみたいなのがある
胸もね
小さいとか思ったけど服がきついから締め付けられてるだけで結構デカイわ、うん
ケツも小ぶりだけど柔らかいして少し大きい、所謂安産型…
身長は前と変わらず180前後ぐらいだろうか…
え?どうなっちゃったの俺の体
「………はぁ…今は体のことなんて気にしてらんねぇな…とりあえずこっから出るか…」
女の子になったことに少しショックを受けつつ廃ビルから出る
廃ビルのようだがまだ電気は生きてるらしい
っと持ち物についてを忘れてたわ
持ち物は元々来てた服とペストマスク(顔半分を覆う様な)、財布、スマホ、瓢箪ぐらいだろうか
え?なんで瓢箪があるかって?
酒飲みと言ったら瓢箪だろ
マスクをつけ、瓢箪は腰につけ、スマホや財布をポッケにいれ廃ビルから出てくる
「うお…まぶしっ…」
廃ビルから出ると日差しが強くつい目をつぶってしまう
少し時間が経ち目を開くとそこは終末世界のような、廃墟群の中だった
「えぇ…この世の終わりかよ…」
そんなことを思いつつ当たりを散策していると
妙な機械音がしてくる
「.-./.-.-./.--/.-.../?」
音の正体は謎のロボットでした
「うお!?なんかでできた?」
「…なんかこいつら見たことあるような…」
「.-./.-.-./.-../..-../-.../.-./.-.-./.--/?/--.-./-.../../-.-../?/---.-/---./../?/.-.../-...-/-.---/.../?/.-.--/----/.-/!!!」
「うわぁ!ぞろぞろ出てきた!」
どんどん出てくるロボ達
全員俺目掛けて襲ってくる
「あかん!あかん!死ぬ!」
なんかよく知らないけど全員銃持ってる!あかん殺される!
無我夢中で走っていると森に辿り着いた
「ぜぇっ…ぜぇっ…アイツらは…居ないな…はぁ…は゛ぁ゛…死ぬかと思ったわ…」
森に入り周囲を見回すと総勢100体以上はいたであろうロボ達は消えていた
マジ焦ったわ
なんやねんあいつら
…少し取り乱しちまいました
とりあえずあの廃墟群から離れて来たはいいけど
ひっろい森やなぁ
野生動物が怖いけど少し歩いてみっかぁ!
歩き始めて数分後
「あかーん!!!!」(お祭り男)
俺はイノシシに追われまた走っていた
「ロボの次はイノシシかよっ!ざけんな!」
「逃げるんだよォーーー!〇〇ー〇ー!」
それで走っているとよく分からない空間にいた
「っは?なんやここ」
廃墟から森、森から謎の空間…
ほんとになんの空間やここ
この空間は全体的に赤い部屋中央には円卓
そして4つの椅子
「なんここ」
「───ですのでよろしくお願いします」
「…誰か来たな…」
咄嗟に隠れる
2人の男?が入ってくる
「して『黒服』よ、お前の研究は進んでいるのか?」
「ええ、もちろんですよ『マエストロ』」
「最近、とても興味深い対象を見つけましてね」
「ほう、私はなかなか芸術作品を作り出せなくてな…」
「ふむ、ならば生徒など…」
「その通りだな、ひとまず私は新しい題材を手に入れるためにもうしばらく芸術作成に精を出すとする」
「クックック、頑張ってください」
少し話した後1人は部屋を出ていく
もう1人の男が消えたらどうにか脱出口を探しに…
「…出てきたらどうです?」
どうやらバレていたようだ
「…スゥ…初めましてぇ…」
「クックック!この場所に一般人…?」
黒服と呼ばれていた男が突然グイッと近づいてくる
そして俺の事を探るかのように見ている…すこしじかんがたつと
」クックック!!!これはこれは…」
そういい体を離した
「初めまして、私は…これといった名前はないのですが…一応黒服と呼ばれているものです、気に入っている名前なので是非そうお呼びください」
「う、うっす…酒見坂リョウです」
反射的に名前を口に出す
…こんなあからさまに不審者な野郎に名前教えちまったよ…
「えぇ…えぇ…素晴らしい!リョウさん、よろしくお願いします」
なんか怖いんすけど
良ければコメントオナシャス