ふと気づいたらキヴォトスに来ていた男の話   作:ぱっぱぱうわー

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第3話っす


犬のおまわりさんに目つけられちまったかもしれない件

 

前回のあらすじ

ラーメン食ってぶっ倒れて卵粥食ったよ

ドカ食い気絶部かな?

前回のあらすじ終わり

 

ユメちゃんの卵粥を美味しく頂きました

したら急に体が軽くなったような気がする

一応割と重い貧血だったんだけど…これもキヴォトスの神秘か?

とまぁ体調も良くなり、ユメちゃんに止められながらも生徒会室でお仕事を再開

 

「不思議と体も軽いし!熱も引いたし!お仕事しちゃいましょうや」

「えぇ…?病み上がりだから今日はもう大丈夫ですよ?」

「いやいや〜校長先生になって初日が『貧血でぶっ倒れて生徒に介抱される』だなんて酷すぎるでしょ」

「うーん…そうですね…」

「という事で書類ちょうだい、お昼前のやつが少し残ってたと思うし、他に寄越してもらっていいよ〜」

「お願いユメちゃん!この通り!」

そういい頭を下げる

「むぅ…そこまで言うなら…」

(ちょろい…圧倒的にちょろい…いい子なんだけど…)

 

 

そんなこんなで書類を貰いまして

書類に書き書きしてたら気づけば18時

「もうこんな時間か…ユメちゃんユメちゃん」

「?」

「どうかしましたか?」

「ちょっとお買い物行こうよ」

「お買い物…ですか?」

「そうそう、私を受け入れてくれたお礼になにか好きなものを買ってあげるよ」

「そんなの悪いですよ!お金は自分のために使ってください!」

「まぁまぁ、私のためにと思ってさ?」

「でも…」

「お願い!」

「んん…」

「お願いしますよユメちゃん!」

「…わかりました、お買い物行きましょう!」

「ありがとう、ユメちゃん」

(やったぁ!たんまり買ってやるからなぁ??)

 

そんなこんなでアビドス商店街

およ?

およよよ?

人(?)が結構いる

獣人、オートマタ

結構いるじゃん

しかもお店も結構あるし広いね

「ここにはどんなのがあるの?」

「うーんと…お肉屋さんとか八百屋さんとか…あとは仕立て屋さんとかえぇっと、他にもいっぱいありますよ!」

なるほど

結構なんでもあるらしい

 

「ユメちゃんなんか欲しいものとかある?」

「うーん…特にはない…です」

「そっか」

何か買ったるとは言ったけど欲しいものが無いときたらキツいゾ…

あっそうだ!(天啓)

「ユメちゃんの盾って確か紐ついてなかったよね」

「紐…ああ、付いてませんね、それがどうしました?」

「そこら辺で買うんじゃ味気ないし、作ってみない?」

「何かと日もあった方が便利っしょ?」

「…そうですね!」

という事で材料を買う

 

ベースは黒く染まってるロープ

そのまま使うんじゃ使い勝手も悪けりゃ脆いだろうからちょっとカスタマイズする

「これなんですか?」

「これ?私の血」

「……血!?!?」

「まぁまぁ、あの時使ったやつとほぼ変わらないよ」

「ただ、刺繍糸ぐらいに太くしてるから強度も結構あるだろうしね」

っとここでユメちゃんに俺の肉体について話そうと思う

話す事は

・血液を操れること、ただ細かい操作は今の所あまりできていない

・改めて年齢が27ということ

・元々キヴォトスの外の人間だったが突然ヘイローが現れ、それに伴い血液が操れるようになった

などなど

 

「それでね?この血液って糸みたいに見えるけど、実は管なんだよ」

「そうなんですか?!ものすごく細いのに?!」

「うん、この管の中には"神秘"ってのが通ってて、このキヴォトスにいる生徒達全員に通っているものなんだけど、それが作用してとっても硬い鋼線だとかを作れるんだ」

「私もできますか!?」

「うーん…どうだろ…」

黒豆の言っていたことを思い出す

 

 

ホワンホワンホワン

初めて黒豆に出会って色々世話になった時の話

 

「なぁなぁ黒豆」

「クックック、誰が黒豆ですか

それで?どうしました?」

「俺って血液を神秘を使って動かせるじゃん」

「はい」

「それって他の人とかってできるの?」

「そうですね…おそらく不可能でしょう」

「その心は」

「そもそもヘイローを宿している生徒達はヘイローの存在を認知してはいますが、ヘイローを形成し、肉体を強化している神秘の存在を知りません、なので何も知らない生徒がやろうとしても無理でしょうね」

「なるほど、教えたりすれば?」

「ふむ…血液の操作はおそらく無理ですが、更なる肉体の強化に繋がるのではありませんかね…」

「その肉体強化って俺でもできるのか?」

「えぇ、できると思いますよ」

 

それから黒豆に神秘の使い方をレクチャー(?)してもらった

肉体は袋

神秘は砂、もしくは土

()(神秘)を合わせると土嚢のように丈夫なものができる

砂や土はものによってはそれ自体が固く、砂利や異物が入ってたりする

その異物だとかが俺の血を操る能力だとかに繋がるんだと

ほんで肉体、精神が成長すれば袋としての強度や許容量が増える

神秘の量が増えるってわけだ

神秘そのものは土で、それを操作…つまるところ固めて詰めると強度を高めることができる

みたいなことを言っていた

「はぇー面白いね」

「クックック、そうでしょうそうでしょう」

なんか楽しそうだった

それでまぁ軽く訓練してみたら指先から自由に鋼線を出せるようになった

噛み切らなくてもいいけど、噛み切って傷口を作ってそっから血を出した方が多めに出せるし、心做しか操作しやすい気がする

そんでもっと訓練を積んで言ったら蜘蛛男よろしくワイヤーアクションができるようになった

それと訓練してたらあることに気づいた

「神秘がオーラのように見えるようになった…ですか?」

「おん、この間気分転換に街に行ったら生徒達からモヤモヤァってオーラが見えるようになってさ?しかも個体差があってな、暫定神秘として判断したまでだけど」

「面白いではありませんか!我々『ゲマトリア』とてミメシスを活用しないと神秘の最大量は分からないというのに、貴方は肉眼で観測できる、それだけでも面白い…」

「んでなんで見えるようになったんこれ」

「…そうですね、神秘の操作精度が上がったから…ではありませんか?如何せん前例がないので…」

「ふーん…」

「…目視できるまで精度が上がったんなら…もしかしたら神秘単体で実体化させられるんじゃね…?」

「!!!!」

黒豆がすごい勢いで近づいてきた

「うぉ…」

ゲシッ

「それは…なんと…素晴らしい」

反射で蹴り飛ばしたらこんなこと言って気絶したよこいつ

 

んでまあ俺自体も気になってたから血液じゃなくて神秘をイメージして出そうとしたら

「なんか出た」

チョロッと出た

長さにして2m程だろうか

活用しようにも短すぎる

これ以上出そうとしても血液の方が出てきちまう

しかも出てきた血液の方は普段出してるやつより脆い

「なるほど…神秘を使いすぎると血の鋼線の強度も下がる…ってことか」

「クック…クッ…」

「あ、起きた」

「多分違うと思いますよ」

「んあ?違う?なんでぇ?」

「貴方の神秘の量に対して出せている量が少なすぎます…実体化までできているのならまだまだ出せるハズだと思うのですが…」

「…そういえば俺の神秘の量ってどんぐらいなの?」

「そうですね…実体化した場合の量…三階建ての家屋を造形する事が余裕で可能な程でしょうか」

「つまりクソ多いということか」

「そうですね、キヴォトス全体を見てもかなり多いですね」

「でもそんな言い方をするってことは」

「上がいますね」

「まじかぁ…」

「ですが、神秘を知覚している貴方なら、何故か神秘の量が日に日に微量ながら増えている貴方ならもしかしたら彼女達を越えられるかもしれません」

「…へぇ、面白いこと言ってくれるじゃん」

「貴方の成長が待ち遠しいです」

あっ因みに具現化するに当たって体内の血管1本1本に神秘を巡らせることができるようになった

よって肉体強度がゲロ上がりました

 

 

ホワンホワンホワン

 

まぁそんなこんなで血液主流だが神秘自体も使えるようになったわけだ

あれから一度に使える量も増えたゾ

太さは最大量1cm

長さは6m

1mm60mもできるぞ

ただ指一本から出せる量だけどね

両手の指先から出すと1mm12mが限界

これでも使えない訳じゃない

けど神秘を使うと量関係なくくっそ疲れる

んでまぁ話を戻すんだけど

「できるかできないかで言えば多分無理」

「むぅ…」

「だけど、肉体の強化は図れると思うよ」

「ほんとですか!?」

「ウンホント」

この子割と腕っ節強いのよね

盾が硬いのにこれ以上この娘硬くなった、最強になれるかもね

銃の扱いも上手いし

 

そんなこんなで

黒いロープに俺の神秘の染み込んだ鋼線を編み込む

チビチビと、時間をかけながら

すると赤いラインの入ったロープが完成

「この鋼線から滲み出る俺の神秘が作用して元の黒いロープも硬くなっていくと思うから使い続ければ使い続けるほど硬くなるよ」

「ありがとうございます!」

「いいのいいの」

(…にしてもプレゼントが血を編み込んだロープとな…俺はメンヘラヤンデレ男かってんだよ……いや女か)

ついでに買ってきていた食材を作り軽いパーティー料理を作り2人で平らげ下校

楽しかったわ

なんだか昔を思い出せた気がする

 

 

そんでまぁうちに帰って来ました

晩飯も食ったし、あとは風呂は入って歯ぁ磨くだけだ

まぁその前に…

やってまいりました真夜中のミレミアムの廃墟

初めて目が覚めた時に散々な目にあった場所だ

んでまぁ今日来た理由は

「ジャンク集めや」

そう、ジャンク集めだ

なんでやるかってのは…まぁまた今度ね

 

そんでまぁ俺が欲しいのは

「--.--/.-../.-.-./--.-./....」

このロボカス共のコアだ

誰の所有でもないなら別にいいよね

そんで、このコアがかなり特殊でな

バッテリー式じゃない

発電式らしいんだが…これがまた…

火力発電でもない

原子炉でもない

風力でも太陽光でもない

バイオ発電だ

 

カテゴリはわかってんだがどういう原理で発電してんのかわからん

ガードメカ達を観察しているとそこら辺に生えてる草を手に取って胸部のメカボックスを開いてぶちこんでる…ってのはわかってる

だがほんとにどうやって…

そして1つ

訓練をしてきたからかは分からんが

「コイツらから神秘を感じる」

微弱なものだが少なくとも全身に回ってるってことがわかる

ある1点において神秘が強い場所があって

それがこのコア部分だ

あくまでも考察だが

このコアは植物なんかを介して神秘を生成?精製?している

という考察が生まれた

こいつを改造して俺の何も付与していない血液を循環するようにすれば

精製した神秘を血液を使いスポンジのように吸い取り、それを体に戻せば擬似的に神秘量を増やせんじゃねぇかと思ったんで

いっぱいとるお(^ω^)

作る為には試作品も要るわけで、なんぼあってもええですからね

 

そういう事でいっぱいとった

累計20個程だろうか?

倒した数は50程だが

コアが不完全な形で完成していて使えないだろうものもあったんで最初に拾ったちゃんと完成しているような物を厳選して拾った

大きさは個体差があるがだいたい20cm×20cm×30cm程だ

割とデカイ

今回は黒豆からトラックを借りていたんでそれに積み込み帰ろうと…

 

 

 

「どうしてこうなった?」

帰ろうと積み込んでいたら

唐突にかなりの人数のヴァルキューレ生徒が俺の事を囲んでいた

「あーあー、こちらヴァルキューレ予備局っすー、両手を上げて投稿しろっす」

(なーんかこの子見たことあるな…)

(んぁ…予備局…?んなもんあったっけ」

「ああ、あるぞ」

声に出ていたようだ

「貴様は連邦生徒会が定める立ち入り禁止区域に侵入した、不法侵入として身柄を拘束する」

(んにゃぴ…この子も見覚えが…)

(…いやそれどころじゃないぞ、本編開始前だとまだ警備がザルじゃねぇんだったな)

えー私は今猛烈に絶望しています

アビドスに籍を置いてるんでここでとっ捕まったら大変なんだわ

ユメパイに迷惑がかかる…

だが逃げたらもっと迷惑がかかる…

しゃあなしやな

周囲に血液をミスト状にして散布し煙幕をつくる

「なんだっ!?」

「鉄臭え!」

「お前ら!惑わせられるな!相手は逃げるつもりだ!」

金髪ギザ歯のケモ耳ガールが指揮を取ろうとするが…

(こやつら…まだ高校生じゃねぇな、中学生だろうな、体格が幼すぎる)

(んで、あの子とあの子は…カンナとコノカだな、いくら幼いとは言えわかる)

目ぇつけられちゃった♡

やべぇよやべぇよ…お尋ね者だよ…

「待てぇい!」

「待つ訳ないだろ!またなワンコちゃ〜ん!」

そういいトラックに乗り込み戦線離脱

 

「ひ゛ゃ゛ぁ゛あ゛た゛の゛し゛い゛!!」

体動かすのって楽しいよな!

まぁ楽しいんだけど…

「あっかぁン…)

また貧血でぶっ倒れちまいました

 

 

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