ただ、とあるキャラクターが義勇さんに助けられたそうで、そのキャラクターと炭治郎の水の呼吸が入れ替わるようです......
雪山で鬼になってしまった禰豆子は、炭治郎に襲いかかるはずだった。だが炭治郎の呼びかけゆえか、禰豆子の精神ゆえか、禰豆子は涙を流し炭治郎を襲わなかった
そしてそれを目撃した鬼殺隊のカナエは、何かが違う兄妹から何かを感じ、蝶屋敷に連れて帰る事にした
その提案に唖然としながらも、晴はカナエと共に蝶屋敷に炭治郎を連れて帰るのだった
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炭治郎は緊張が解けた影響で、耐えていた雪の寒さによって震えていた
禰豆子はカナエの匂いに当てられたのか、すやすやと眠っている
炭治郎「あ、あの......!俺達を、お2人のいる場所に連れていってくれるっていうのは......本当ですか!?」
カナエはこの寒さだというのに、おっとりと微笑みながら、優しく炭治郎の肩に手を置いて話しかける
カナエ「ええ、本当よ、炭治郎くん。あなたの妹さんは人を襲うどころか、あなたを守ろうと私に威嚇していた。私、やっぱりこの目であなた達をちゃんと見守ってあげたいの。私たちの家.......『蝶屋敷』へおいで?」
晴は炭治郎と同じように寒さで震えながら、カナエの提案に頭を抱える
晴「いやいやいや!待って、カナエさん!本気で言っとるん!?蝶屋敷に直接この鬼を連れて帰るなんて、うちには手一杯やって!御館様に任務の報告する前に、うち、アオイちゃんに『カナエ様!晴さん!変なの拾って来ないでください!』って怒鳴られるのが目に見えるし、何よりあなたの妹さんが認めるかどうか.....」
カナエ「ふふ、大丈夫よ晴くん。みんな優しいから認めてくれるわ。それに、このまま2人をここに置いていっても、他の鬼.....ましてや禰豆子ちゃん自信が炭治郎くんを襲ったりしたら、誰が守るの?なら、私達の手が届くところに置いておくのが1番安全よ」
晴は少し納得してしまった自分にため息をつきながら、防寒の布に顔を埋める
晴「......はぁ。まぁ、カナエさんがそうゆうなら、うちはどこまでもついて行くしかないんやけどね。やけど炭治郎くん、移動する時はお天道様の光に当てたらいかんで?光に当てたら、禰豆子ちゃんは灰になってまうし。まあ、うちらも鬼を連れてるのが本部にバレたら.....とある人に叩かれてにまうんやけどね」
炭治郎はその言葉に驚きながらも、表情を引き締めて
炭治郎「太陽の下は駄目......!分かりました、絶対に太陽の光は当てさせません!」
炭治郎「よし、ほなさっさと出発しよ。ここ寒すぎてもう居たくないねん。早めに帰ってうどん食べようどん。炭治郎くんはうどん好き?蝶屋敷行ったらうちがうどん茹でたるからね。..........でも蕎麦だけはうち絶対に無理やから、蝶屋敷着いても蕎麦の話だけはせんといてな?」
炭治郎は呆気にとられながらも、晴のマイペースな優しさに微笑んで
炭治郎「はい!俺、うどん大好きです!蕎麦の話は絶対にしません!」
カナエ「ふふ、決まりね。でもその前に、しないといけないことがあるわね」
カナエがそういうと、炭治郎はハッとなり
炭治郎「.....はい、やらなければありません.....」
ザクッザクッ
炭治郎「.........よし。これで、みんな温かいところで眠れる」
炭治郎は、血で赤く染まった雪を木製のシャベルで何度も何度も掘り返し、土を盛り上げて小さな墓標をいくつも並び終えた
手の皮は擦り切れ、凍てつく寒さで感覚はとっくに麻痺している。それでも、最愛の母親幼い兄妹たちのために、彼は一言も弱音を吐かずにたった1人で埋葬をやり遂げたのだ
カナエ「........」
その少し後ろで、カナエは静かに両手を合わせ、亡くなった家族の冥福を祈りながら、深く切ない瞳で炭治郎を見つめていた
晴「.......」
そして晴は、いつものマイペースなボヤきを完全に封印し、ただ静かに、神妙な顔つきで地面の雪を見つめていた
晴(.....うち、ほんまに鬼殺隊の任務でいろんな地獄を見てきたけど、何回みてもこれだけは慣れへんわ。この少年、こんなに小さくて細い体でよくここまで心を折らんと立っていられるなぁ。うちはゴミクズやから、自分の家族がこんな事になったら、恐怖と絶望でその場で凍りついて死んでまうわ......)
晴は心の中でそう呟きながら、炭治郎の痛々しい程に強靭な『心の強さ』に、静かな敬意を抱きながら、カナエと同じく両手を合わせていた
炭治郎は並んだお墓の前でぎゅっと拳を握りしめ、真っ白な息を吐き出しながら、静かになってしまった我が家を最後に見つめた
炭治郎「母さん、みんな。........行ってくるよ。俺、絶対に禰豆子を人間に戻すから。もう誰も、こんな目に遭わせたりしないから........!」
炭治郎の瞳に宿ったのは、燃え盛るような決意の炎だった。
カナエはそっと歩み寄り、炭治郎の泥だらけの肩に、優しく羽織の袖を添えた
カナエ「よく頑張ったわね、炭治郎くん。みんな、その優しい強さを、お空からずっと見守ってくれるわ。さあ.......夜の闇が深いうちに、私たちの『蝶屋敷』へ行きましょう」
炭治郎「はい......!よろしくお願いします、カナエさん!晴さん!」
炭治郎が、炭入れの籠の中に丸まっている禰豆子を背負い、力強く前を向く
晴はハァと小さくため息をつきながらも、どこか安心したように柔らかい大阪弁で呟いた
晴「そしたら、今度こそ出発しよ。長い旅になるけど、うちらは君の味方やで」
炭治郎「はい!」
家族を失った悲しみのどん底の中、炭治郎は新しい人生を歩むため、禰豆子を人間に戻すため、蝶屋敷へと向かって行くのだった
はい、また下手くそな小説です。楽しんでくれたら幸いです