オルテガは世界をくまなく回り、己を鍛えながら、魔王の情報と行方知れずとなったサイモンを探した。
ある時はシャンパーニの塔に巣くっていたならず者を蹴散らし、またある時はダーマの神殿にて情報を集めた。
しかしジパングにて魔物退治を頼まれたオルテガは、洞窟最奥の祭壇にて一匹の魔物の奇襲を受ける。
蛇のような蜥蜴のような、あまり見かけないモンスターに戸惑い不覚を取ったが、退治は出来ないまでも何とか退けることができた。
だがその魔物の強力な毒を受けていたオルテガは、旅の途中で倒れることになる。
偶然にも近くに村があり、オルテガは九死に一生を得るが、身体に回っていた毒の影響が強く、その村で長く足止めを食うこととなる。
オルテガは、その村ではポカパマズと呼ばれた。
どうやら、たまたま持っていたアイテムの中に、その名前が刻まれた物があったらしい。
すでに村での呼び名がポカパマズで定着してしまっていたオルテガは、訂正するのも億劫になり、あえて"ポカパマズ"として過ごした。
村の子供たちから好かれたオルテガは、体調が回復してからもしばらくその村に滞在し、子供の相手をしながらさらなる修練を続けた。
体調が完全に回復したオルテガは、自分の使命を果たす為、村人に惜しまれながらも、さらなる旅へと出発。
しかしこの時オルテガは、アリアハンから愛用していたカブトを置き忘れて行ってしまっていた。
もし、このカブトを忘れずに旅を続けていれば、また違った結果があったのかもしれない。
オルテガは旅を続けた。
独りで旅を続けることの危険を痛感したオルテガは、旅先で様々な仲間と出会い、別れた。
時には、人間ではないホビットなどとも旅を共にし、世界の様々な場所を回り、魔王の情報とサイモンを探した。
魔王バラモスの情報を集め、レイアムランドにて伝説の双生児と出会い、闇の正体を僅かながらつかむ。
しかし結局サイモンの方は見つからず、オルテガは一人でネクロゴンド大陸へ乗り込むことを決める。
細い川を船でのぼり、ネクロゴンド大陸へと上陸したオルテガは、再び魔王の居城へと進むために、魔物がひしめく火山を登った。
オルテガの誤算は、サマンオサに入れず、サイモンの情報が全く得られなかったこと。
もしサイモンの居場所だけでも見つけていれば、何らかの情報が得られ、もっと慎重に行動しただろう。
サイモンがそうであったように、狡猾な魔王はオルテガにも刺客を用意していた。
ゴツゴツとした足場の悪い火山。マグマの熱と大きく開かれた火口……オルテガにとって、不利な条件の重なる場所。
その頂上において、足場の悪さを全く気にする必要の無い空飛ぶ魔物が、オルテガを待ち構えていた。
そしてオルテガは、その場所にて魔王より放たれし刺客と対峙する。