無能力転生者はリリカルなのは世界で生き延びたい(令和版) 作:百男合
※この小説は徹頭徹尾ギャグです。
性的表現はありません。
R-18要素はないので安心してご覧ください。
これはまだ高町なのはたちが10歳の頃のお話。
アースラの局員として働いているといろんなことがある。
文字通り異世界への旅行。それは普通の生活を送っていては知りえないものを教えてくれ、体験させてくれる。
その体験は決してプラスになるものだけではない。むしろ任務によってはマイナスの面が多いだろう。
殲滅戦や掃討作戦などその最たるものだ。
だから監督役である真木真司は子供たちにそのような危険な任務が与えられないように取り計らい、時には自分が任務に向かいその機会をつぶしていた。
だが、何事にも例外はあり異世界の体験は時に牙をむく。
具体的にはこれから、高町なのはを中心としたグループに。
「高町さん。今日の任務終わったんですか?」
アースラ専属デバイス技師、真木司郎の言葉になのはは頷く。
「うん、異世界へのお届け物。そこでいろんなもの買ってきたからあとでみんなにお土産渡すの」
そう言って報告書をまとめるなのはの後ろを通り、司郎は尋ねる。
「高町さんが行ったところってどんなところなんですか?」
「えっと、たしかファ〇ザ星系のメガスキって惑星のもつ〇きっていう地域なの」
「それはまた、大きなお友達がお世話になってそうな名前ですね」
司郎の言葉に? マークを浮かべるなのは。そりゃそういうリアクションになるわなと思う司郎。
まさか自分の前世知識でそっくりの名前の18禁サイトの名前と有名エロ絵師の名前が合致するなど言えるわけがない。
「じゃあ私、報告書できたからリンディさんに送るね。それで今日はあがりー」
「お疲れ様です。ではまた明日」
軽く伸びをして電子書類をリンディに送り、席を立つなのは。
その顔が若干赤みがさしていることに、誰も気が付かなかった。
翌日。目が覚めたなのはは違和感を感じた。
身体が熱い。喉が渇く。
起きたての1杯の水をグラスに入れて飲み、渇きをいやす。
鏡を見ると顔に赤みがさしていた。
風邪だろうか?
熱を測ってみたが平熱だった。問題はないだろうと家族と朝食を食べ、今日使う教科書を通学カバンに入れ学校を目指す。
「おはよう、なのはちゃん」
「なのはおはよー」
「おはようなの。すずかちゃん、アリサちゃん」
登校途中親友2人に出会う。
おしゃべりをしながら歩いているとなのはの顔が赤いことに話題が行く。
「なんか顔赤いわよ? 熱でもあるの?」
「ううん、朝計ってみたけど平熱だったの」
アリサの言葉に否定の言葉を告げるなのは。それにホッとした様子のすずか。
「よかった。ルヴィアさんから管理局はひどいところだって聞いたからなのはちゃんもひどい目にあってるのかと」
「そ、そんなことないよ! 確かに大変なこともあるけど危ないことはしてないからね」
「へぇ、具体的にはどんなことをしてるのよ」
すずかの言葉に慌てて否定するなのは。それを怪しみ疑問を口にするアリサ。
「えっと、魔法の訓練が1番多いかな。それから護送というかお使いみたいなお仕事が結構多いかも。昨日も別の世界にお使いに行ってたんだよ。あとでみんなにもお土産配るね」
なのはの言葉に2人の興味は早くも異世界のお土産へとシフトした。
「へー、異世界。どんなところだったの?」
「なんか植物がいっぱい生えてて、ムシムシしてて上半身半裸の人が多かったの。で、お土産は縁結びのペンダント。その世界では効果抜群なんだって」
渡された細工物のペンダントを受け取り、微妙な顔をするアリサ。
「どうしたの、アリサちゃん」
「いや、これどう見ても女性のアレ……ううん、なんでもない」
アリサは言えなかった。
ペンダントの細工がどう見ても女性器をかたどったものに見えるなんて。
言ったら絶対エロ扱いされるし。自分はまだ10歳の乙女だし。
そういうのとは無縁な生活を送っているのだから。
学校につくと同じクラスのフェイトとはやてになのははペンダントを渡していた。
反応はきれいな細工物だねーというものだけでアリサのように女性器がどうとかは誰も言わない。
よかった。変に反応しなくて。
そう思ってなのはが司郎に細工物のペンダントを渡したのを見ていたアリサは危うく噴き出すところだった。
どう見ても男性器のシンボルをかたどったとしか言いようのない細工がペンダントに刻まれていたのだ。
いかん。
いくらなんでもそれは人に渡してはいかんでしょうと。
「なのは、待ちなさ」
「はい、司郎君。お土産なの」
遅かった。
タッチの差でなのはが司郎にペンダントを渡してしまった。
渡された司郎は「ありがとうございます」と言っていたが目が泳いでいる。
完全にペンダントの細工の意味に気づいている顔だ。
ひょっとして縁結びってそういう意味なの?
アリサの中でなのはが言った縁結びとペンダントの意匠の意味がつながった瞬間だった。
「司郎君のは男の子用だから他のみんなとは違うんだよー」
と言うなのはにさらにいたたまれなくなるアリサと司郎。
やめて、これ以上黒歴史を自分の口から言って作らないで。
2人の気持ちは同じだった。
だがそれを止めるすべを持たないのも2人は同じである。
放課後。
アリシアにもペンダントをプレゼントしたなのははフェイト、はやて、アリシアと司郎と共にアースラに向かっていた。
(なんだか胸がドキドキするの)
ペンダントをしだしてから司郎を見るたびに胸が高鳴る。
おしっこした後なのに股がキュッとなるし、妙に内股になってしまう。
(……たしの)
頭の中で声がする。
(私の、私の、私の、私の、私の、私の、私の、私の、私の、私の)
司郎君は私の、私だけのもの!
気が付けば彼の腕に手をかけていた。突然のことに戸惑う彼に、なのはは思う。
(私の、私の! 絶対誰にも渡さない! 私のなの! 司郎君は私の!)
「私の、私のぉ!」
「ちょ、なのは⁉」
「なにしとるんやなのはちゃん⁉」
一緒にいたフェイトとはやてが悲鳴のような声を上げる。
もう、うるさいなぁ。司郎君は私のなのに。
そう思いながらなのはは動物のマウンティングのように司郎の身体に自分の身体をぴったりとくっつける。
それからへこへこと腰を動かし、司郎の尻に腰を打ち付け始めた。
まるで動物園の交尾のように。
「私のぉ、私のぉ。これ私のぉ!」
「なのは、司郎から離れて!」
「なんやこれ、すごい力や! アリシアちゃん、引き離すの手伝うて」
「りょうかーい。ふぬぬぬ! 全然引きはがせないよー」
顔を真っ赤にして腰を振る女の子を男の子から引きはがそうとする3人の少女と言う世にも奇妙な絵面が展開されたのだった。
「これは【ゴブリンミテェナメスガキ症候群】ね」
医務室。シャマルが告げた言葉に3人はおうむ返しに病名を繰り返す。
「ごぶりんみてぇなめすがき症候群? それはいったいどういう病気なんですかシャマル先生」
「どういう病気なんや。なんでなのはちゃんがあんな風に」
「なのはだけしろうと腰ぶつけっこして楽しそう。ずるいー」
今は隔離室にいる2人、司郎となのはの様子をモニターで観察しながらシャマルは言う。
「ゴブリンミテェナメスガキ症候群。フ〇ンザ星系の惑星メガスキのも〇あき地方に伝わる風土病。XX染色体、つまり女性にだけかかると言われている奇病よ」
シャマルの説明にごくりと3人は唾を飲む。
「と言っても害というほどの害はないわ。発症するのは成長期前の女児だけだし、遺伝子情報の相性がいい相手がいないとそもそも発症しないし、発症しても動物のマウンティング行為をするだけで害はないもの」
「いやいやいや」
シャマルの説明にフェイトとはやては首を振り、モニターを指差す。
「めっちゃ害あるんやけど! 司郎君がなのはちゃんに独り占め……じゃなくて捕まってかわいそうやん!」
「そうだよ、ずるい……じゃなくてこれって病気なんでしょ? 正気に戻った時なのはがかわいそうだよ!」
2人の指摘に「そう言われてもねぇ」とシャマルはカルテをめくる。
「この風土病。現地では歓迎されてるのよ。いわく、運命の相手を見極めるのに絶好の病気だって。この病気にかかって結婚相手を決める確率は約9割。全員が幸せな家庭を築いているそうよ」
「せやから余計にや! はやく司郎君を救出せんと!」
「司郎がなのはのものになっちゃう!」
「え? そうなの? それはいやだなー」
シャマルの説明に三者三葉の反応をするオーバーランクS娘たち。
「おそらく昨日護送任務に行ったときこの風土病にかかったのね。風邪や熱などの症状もなくただマウンティング行為を繰り返すだけだから発症するまで気づけないのよねぇ」
「悠長なこと言っとる場合とちゃう! シャマル、治す方法はないんか?」
「そうだよ! 早く治さないと」
「わたしもしろうと腰ぶつけっこしてくるー! フェイト離して―」
「駄目だよ姉さんそんなうらやましい……じゃなくてエッチなこと!」
フェイトの言葉に「腰ぶつけっこはえっちなの?」とピュアピュアな瞳で言われてたじろぐ2人。
「そ、それは」
「心配しなくてもある程度マウンティング行為を行うと自然に離れるわよ。この【奇病探求記】によれば年に4回発症した人もいたけど自然治癒したというのは共通だから」
「じゃ、じゃあなのはと司郎はいったいいつまであのままなんですか?」
フェイトの言葉に「うーん」とシャマルは電子図鑑をタップしながら症例を見る。
「症例によれば大体30分から1時間くらい。長い場合は1日中マウンティング行為を行ったと記録されてるわ。まあ、放っておけば治るしそんな気にしなくても」
「行くで2人とも! 力づくであの2人を引きはがすんや!」
「わかったよはやて!」
「わたしたちも腰ぶつけっこするんだねー。やったー!」
シャマルの説明を聞いた途端医務室を出て隔離室へと向かうオーバーランクS娘たち。
「青春ねぇ」
それに対しシャマル先生は走っていった背中に向かいつぶやくのだった。
「止まれ、ここから先は隔離室だ。健常な君たちが一体何の用だ?」
オーバーランクS3人娘の前に立ちはだかったのはクロノ・ハラオウンだった。
「どいてクロノ。中でなのはと司郎が大変なんだ!」
「うちらは司郎君を助けるために進まなあかんねん!」
「しろうと腰ぶつけっこするのー」
3人の言葉に呆れを含んだ声でため息をつくクロノ。
「シャマルにも聞いただろう。これは自然治癒する風土病だ。心配せずに待ちたまえ」
「そんなこと言ってる間にも司郎はなのはに襲われてるんだよ!」
「せや。そんなことは許されへん!」
「なのはばっかりずるいー! わたしも腰ぶつけっこしたいー!」
3人の言葉をはいはいと聞き流し、クロノは冷静に対処するように言う。
「馬鹿なことを言っていないで隔離室から退散。これ以上君たちまで風土病にかかってはかなわん」
この時3人の頭の中に同時に同じ言葉が浮かび上がった。
「その手があったか!」と。
「バルディッシュ!」
「リィンⅡ!」
「はいですはやてちゃん」
「いくよームラサメちゃん」
『アルケー!』
「お、おい。冗談だよな」
戦闘態勢に入った3人に思わずバリアジャケットを展開するクロノ。
彼は選択肢を間違えた。この時逃げるべきだったのだ。
そうすればあのような悲劇は避けられたのに、と彼は後に述懐する。
「ザンバー!」
「ユニゾン! いくでぇえええ!」
「いっけー! ファング!」
「ぐわぁあああ!」
3人の本気攻撃に吹っ飛ばされるクロノ。
見事な車田落ちだった。点数をつけるなら審査員全員が10点をつけるだろう。
そのクロノを放置して隔離室に急ぐ3人。
あの、もうちょっと手心とかいうものはないんですかね?
「司郎司郎司郎司郎司郎司郎」
「なのはちゃんだけずるいやん。私も、私も」
「しろうー! なのはちゃんだけと楽しんでずるいー! わたしとも腰ぶつけっこしよー」
ないみたいだった。
隔離室に閉じ込められてから1時間。真木司郎は脱力していた。
(どうしたもんかねぇこれ?)
「私の、私のぉ。これ、私のぉ」
カクカクへこへこと腰を自分の尻に打ち付けるなのは。
時折自分の首元に顔をうずめ匂いをかぎ、息を荒げているので首も動かせない。
まるで木彫りの熊にでもなった気分だ。いつこの状況は好転するのだろう?
そんなことを考えていた司郎の目の前の隔離室の扉が開く。
現れたフェイト、はやて、アリシアの3人に事態の好転を期待する司郎。
「おお、3人がここに来たってことは何か事態が好転するような材料が?」
目を輝かせる司郎だが3人の様子がおかしい。
顔に赤みがさし、はぁはぁと息が荒い。
まるで背中にいるなのはのように。
「まさか」
嫌な予感がした司郎は3人から距離をとろうとする。
即距離を詰められた。4方向を囲まれる。
「司郎司郎司郎司郎司郎司郎司郎司郎司郎司郎」
「私の! 私のぉ! 司郎君をうちの子にするぅ!」
「しろう、わたしもまーぜて! 腰ぶつけっこしようよ腰ぶつけっこぉ!」
3人がそれぞれ身体をつかみ、腰をへこへこカクカクと振りマウンティングを始める。
マウンティングったらマウンティングである。ボノボとか同性じゃなくてもするしセーフ。男女逆でやったらまずR-18送りだろとかいう正論は受け付けない。
(というか正面! 正面は危ない!)
目の前にいるフェイトと腰がくっつかないように若干腰を引く。すると背後のなのはのマウンティングを受け入れることになり激しさが増す。
どうすればいいんだ。両腕をつかまれているため頭を抱えることもできずにいると背後のなのはに変化が現れた。
「私ぃ、私のぉ……これ、私――あれ? 私いったい何をして……っ⁉」
突如背後からのマウンティングがやむ。おや? と思い首を動かすと汗だくのなのはが顔を真っ赤にしていた。
「高町さん、正気に戻ったんですね!」
「し、司郎君。ち、ちがうの! 私、こんなこと……恥ずかしい!」
真っ赤になった顔を両手で覆うなのはに司郎は言葉を放つ。
「とりあえずテスタロッサさんを俺の後ろに。正面はいろいろ絵面がマズイ!」
顔を抑えしゃがみ込んでいたなのはだったがフェイト、はやて、アリシアの状況を見るとさっと顔から表情が消え司郎に組み付く3人を無理やり引きはがした。
「邪魔しないでなのは、司郎は私のぉ!」
「せやでなのはちゃん。この子はうちの子にするんやぁ!」
「なのはだけ腰ぶつけっこしててずるい! わたしもするー!」
「バインド」
なのはがつぶやくと桃色の魔力が3人を拘束し地面に転がす。
さすが管理局の魔王様。鮮やかな手並みに司郎は内心で拍手を送る。
『あー、あー。聞こえるなのはちゃん』
その時隔離室のスピーカーからシャマルの声が聞こえてきた。
『その風土病は宿主が満足すれば自然回復するの。今のあなたのように。なので3人のバインドを解いて頂戴』
「嫌なの」
シャマルの言葉に即答するなのは。
『残念ながらこの病気、あなたが感染源よ。一緒にいたフェイトちゃんとはやてちゃんは発症初期段階と言ったところね。アリシアちゃんはよくわからないけど』
シャマルの言葉に「わたしもしろうと腰ぶつけっこしたいー!」と声を上げるアリシア。
「シャマル先生なら私の血からワクチン作れますよね?」
「それは最後の手段。それにワクチンを生成している間に症状が治まりそうなのよね貴女を観察したところ。なので3人のバインドを解いてもらえるかしら」
「あ、あの。俺の意思は?」
司郎が声を上げるが当然無視である。この場にいる彼に人権はない。
「お断りするの」
「一応、私は言ったからね。それに、あなたのバインドをそこにいる3人が解除するのにそう時間はかからないわよ」
シャマルの言葉と同時に3人がバインドを解除して立ち上がる。
目は爛々と光り、獲物を見てよだれを垂らしながらはぁはぁと荒い息を吐いていた。
「バインド――」
「遅い!」
フェイトが足、はやてが胴、アリシアが腕をバインド拘束の魔法を唱える。
一般的にバインド魔法は拘束する面積が小さければ小さいほど効力が強く、3人の魔導士がそれぞれ拘束すればバインドを解くのに必要な時間も3倍となるのだ。
「さぁ、司郎! これで邪魔者はいなくなったよ。ハァハァ」
「せやで司郎君。今からゆっくり私のものにしてあげるでハァハァ」
「しろうー! こんどこそ腰ぶつけっこしよー!」
それから高町なのはは悔し涙を流しながら3人が司郎にマウンティングする姿を見るしかなかった。
(司郎君は私の! 私のなのにぃ!)
風土病の後遺症なのか独占欲なのか判断に困ることを考えながら、なのはは目の前で寝取られる光景を見ているしかなかった。
「昨日はえらい目にあった」
真木司郎はつぶやき、昨日のことを思い出す。
あの後1時間。3人娘にマウンティングされ気が狂いそうだった。
何しろなのは1人でもやばかったのに、フェイト、はやて、アリシアの3人まで隔離室に来たのだ。
特にフェイトが推しキャラである彼にとってフェイトのマウンティング行為は劇物だった。いい匂いするし、こっちの匂い嗅いでくるし。気が変になりそうだったのだ。
本当に精通する前でよかった。もし精通していたらR-18小説に投稿する事態になっていたかもしれない。
そんな3人は症状が治まると自分となのはに謝ってくれた。特にフェイトは「どうかしていた」と親友にバインド魔法をかけたことを後悔しているようだ。
それを見返すなのはさんの眼からはいろんな表情が消えていたが大丈夫だろうか? 今日学校に来れるのか問題だ。
「おはようございます」
「おはようなの司郎君」
「おはよう、真木」
「真木君おはよう」
「司郎、おはよう」
「おはようさんやで、司郎君」
クラスにつくと高町なのはとアリサ・バニングス、月村すずか、フェイト・テスタロッサと八神はやてが迎えてくれた。
どうやら心配は杞憂だったらしい。
そう思い自分の席に通学カバンを置いた司郎の元にアリサとすずかが訪れていた。
何の用だろう?
疑問に思いながら席を立った司郎の背筋を嫌な予感がイモムシのように這いずり回った。
赤みのさした顔、はぁはぁと荒い息。そして自分を見る目。
どれも昨日のなのはやフェイト、はやてと同じ顔だと。
「これ私のぉ! 私のぉ!」
司郎の右半身に抱き着き、へこへこと腰を動かしマウンティングするアリサ。
「ちがうよアリサちゃん。司郎君は私のぉ! 私のなんだからぁ!」
司郎の左半身に抱き着き、同じくへこへこと腰を動かしマウンティングをするすずか。
その様子を見て他の女子たちも近くの男子に抱き着き、マウンティングをしだした。クラスにいる女子全員がだ。
司郎はリストバンドのムラサメを起動し、アースラへと連絡する。
「もしもし、リンディ提督? パンデミックです。今すぐ私立聖祥大附属小学校を封鎖。昨日の風土病のワクチンと予防薬を生徒に投与してください今すぐに」
女性から男性ならセーフ。マウンティングだからセーフ。
フェイト(病気のせいとは言え私はなんてことを……司郎となのはに合わす顔がないよぉ)
はやて(なんでうち、あんなはしたない……司郎君をなのはちゃんから助けるはずやったのに!)
アリシア「腰ぶつけっこ、楽しかったねーみんな」
なのは(汚されちゃったの。司郎君、早く私が上書きしてキレイにしてあげないとなの)
アリサ(なんか忘れてるような気がする。大事な何かがあったような)(アースラの魔導士に記憶消去魔法の処理を受けました)
すずか「真木君、女の子に迫られて嬉しかった?」
司郎「散々でしたよ。……ってなんで憶えてるんですか? 記憶処理魔法を受けたはずじゃ」
すずか「ふふ、さあ。どうしてでしょう? 真木君いいにおいするんだね」
ちなみにこの中に1人だけ病気に感染してないやつがいるらしい。誰だろうね?