無能力転生者はリリカルなのは世界で生き延びたい(令和版) 作:百男合
Gメモリ宣伝のために格闘大会に参加。
順調に勝ち進み世界大会へ。そこでマテリアルズのレヴィと対戦。
決勝戦に勝ちました。夜は焼き肉っしょー!
3月。なのはさんの誕生日ですよ。
はやてさんの誕生日の反省を踏まえて今回は最初になのはさんの欲しいアクセサリーを聞いてその場で錬成という手段をとった。
選ばれたのはイヤリング。なのはさん、ピアス穴開けるんですか?
まあ、磁気イヤリングとかあるからね。そういうのだろう。
俺はイヤリングを錬成。なのはさんにプレゼントした。
他のみんなもいろいろなのはさんにプレゼントして、とても楽しい誕生日会となった。
で、3月が終われば4月。つまり中学3年生だ。
中学2年生の行事。林間学校ではゴミ拾いの後近くの湖ではしゃぐ女子を見て癒された。
特にオーバーSランク4人娘の人気は高く、クラスを越えて男子が熱視線を送ってたよ。
文化祭は出張喫茶「翠屋」を開催。翠屋のコーヒーとクッキーをお客様に楽しんでもらった。
これくらいかなぁ。中学2年生のイベントは。
みんな学生らしい生活をしてメンタルが安定してきた。やっぱり社会人として働いていると心がすさんでいくと思うのよ。
なので最後の学園生活は楽しんでほしい。と思うのが正直なところ。
さて、中学3年生の最大行事といえば?
はいそうです。修学旅行ですね。
場所は選択式で北海道、広島、沖縄の3つ。
俺とアリシアは北海道を選んだ。
北海道って3日で巡るには広すぎる場所だからね。思いっきり楽しめると思ったんだ。
なのはさんとフェイトさん、はやてさんも北海道を選んだらしい。アリサ嬢とすずかちゃんは広島を選んだんだとか。
珍しいな。仲良し5人組が分かれるなんて。
話を聞くと北海道と沖縄には何度も行っているらしく、1度も行ったことのない広島にアリサ嬢とすずかちゃんは行きたいんだとか。
よかった。俺がいるから北海道に行きたくないとかじゃなくて。
そんなわけで北海道旅行、出発です。
行きは飛行機ですわよ飛行機。
まあ、EXSEEDSの頃散々乗ってるから感動はないんだけどね。
と思ったらなのはさん大興奮。なんか専門用語っぽいことしゃべってるし見事に飛行機マニアになってしまったなぁ。
俺とアリシアはアイマスクして寝ることにしたけど。
で、北海道につき空港で荷物を受け取りバスへ乗って移動する俺たち。
移動は基本バスだった。というか、1日中ほとんどバスに乗っている。
観光地についたら写真を撮ってすぐバスに乗り移動の繰り返し。ホテルまでお土産売り場に止まること一切なしの強行軍だった。
なんか、思ってたのと違う。
俺は札幌のラーメンとか食べたり、旭山動物園に行ったり、富良野のラベンダー畑を見たり、小樽でお寿司食べたりしたかったのに。
チーズ工場を見学してバスで移動。ハスカップ工場を見てバスで移動。製紙工場を見てバスで移動と工場見学しかしてねぇ!
まあ、2日目は自由行動だからいいんだけど。
夕食はジンギスカンだった。おいしかったけど海産物食べたい!
で、例のごとく女子部屋に行こうとしてたやつらが廊下に立たされていた。懲りないなあいつら。
「しろうー、この後女子部屋に」
「行きませんからね」
アリシアのお誘いにNOを突きつける俺。ぶーぶー文句を言っていたが帰っていった。
次の日。札幌を中心に観光する俺とSランク娘たち。
こうしてみると都会だな札幌。残念な時計台も見ておいたよ。名物だから。
昼食はラーメン三昧。5人で1杯のラーメンをシェアしながら有名店をはしごしていった。
食べられたのは14軒。いずれもおいしくて大満足です。
観光地へのアクセスも便利だったし日が暮れるまでいろいろな場所へ行き時間いっぱい楽しんだ。
夕食までに帰らなかったグループもいたがそういうグループは容赦なく夕食なしの制裁を受けた。
その分時間内に帰ってきた人間の夕飯ビュッフェが充実したのだが。1人カニを2杯食べられるなんてなんて贅沢なんだ。
2日目にお土産を買ったグループも多く、海産物などのお土産を郵送で送るホテルのサービスを利用している人間が多々見られた。俺も何か買っておけばよかったな。
風呂上がりのはやてさんと遭遇。女子部屋に来ないかと誘われたが行かないと返事した。
何故か不満そうな顔をしている。
で、3日目最終日。今日の午前中までが修学旅行ということもあってお土産店を中心にバスで移動した。
で、俺はハスカップの原液ジュース。熊カレーとトドカレーの缶を買っておいた。北海道土産といえばこれだろう。
アリシアはプレシアさん用なのかラベンダーの香水を買っていた。あとはマリモ羊羹と夕張メ〇ン熊のグッズと北海道限定お菓子の数々。
夕張メ〇ン熊を選んだのはなぜなんだ。俺の中でアリシアのセンスの謎が深まる。
なのはさんは白〇恋人やよいとまけなどのお菓子を中心に買っていた。多分アリサ嬢とすずかちゃんと食べる用なんだろうなぁ。
優しい子だよ。本当に。
フェイトさんはまさかのまり〇っこりグッズ1択をチョイス。そのままレジに行こうとしたので思わず止め真意を聞くとキャロとエリオへのお土産らしい。
うん、なるほどわかった。素直にお菓子にしておきなさい。
はやてさんは鮭とばとかひも付きの乾燥ホタテとかチョイスが渋いな。
おそらく守護騎士たち用なんだけどあなたが買うと酒飲みのアテにしか見えない。チーズ工場でも燻製チーズ買ってたし。
で、残ったお金でみんなでバニラアイスを食べて衝撃を受ける。
北海道のバニラアイス、うますぎる。今まで俺達が食べてたのは何だったんだ。
そう思わずにはいられない一品だった。
最後に空港まで直通のバスに乗って再び飛行機に。空港から海鳴市までバスに揺られること2時間半、修学旅行は終わったのだった。
修学旅行が終わり、俺は休暇をなのはさんと過ごしています。
今日はミッドチルダの空港近くの基地で航空ショー。地球とは違う航空機になのはさん大興奮です。
フェイトさんが仕事だから代わりに来たんだけど結構面白かった。フェイトさんの代わりでいいならまた来たいな。
そう言うとなのはさんは「是非一緒に行きたいの!」と両手を握って興奮していた。同志を見つけたのが嬉しかったらしい。
帰り道。アリサ嬢とすずかちゃんと家でお土産交換した話を聞いていると空港火災に遭遇。
そうか、そういえばなのはさん15歳だからStrikerS4年前になるんだ。
ということは遭遇するよねー。空港火災事故に。
失念していたとしか言いようがない。重要なイベントだったのに。
「司郎君、管理局に連絡してほしいの。私は逃げ遅れた人の救助に向かうの」
そう言うとなのはさんは非番にも関わらずレイジングハートを起動させバリアジャケットを着て火災現場に突っ込んでいった。
これ、なのはさんが1人で解決するとレジアスさんの機嫌が悪くなるんだよなぁ。こういう時こそ陸の魔導士の働きどころだろうと。
なのでレジアスさんにまず連絡。その後フェイトさんに連絡しておいた。
しばらくすると陸の魔導士たちがやってきて救出部隊とは別に空港から逃げてきた人間を収容するキャンプを設置しだした。うんうん、仕事してるね。
これで陸の魔導士はたった1人の天才空戦魔導士に後れを取ったとか言われないはず。
時を同じくしてフェイトさんがやってきたので俺たちはギンガ・ナカジマの救出に向かう。
とはいえアニメで大体の位置はわかっていたので難なく救出。
「妹が、妹がまだ空港のどこかにいるんです!」
と必死に俺たちに訴えるギンガに大丈夫だよと笑顔で安心させる。
スバルはなのはさんが絶対助けてくれるから。
ギンガを外に連れ出すのはフェイトさんに任せ、俺はGメモリをムラサメに挿しゴーレムを身にまとう。
『トールギスⅢ!』
さて、火消しの風の出番だ。
俺は消火部隊が入ってこれるように道を作るためメガキャノンを放つ。
で、延焼しそうなものがある場所をヒートロッドで破壊。それを繰り替えす。
そうこうしているうちに陸の魔導士隊の消火隊がやってきて火災を消火。稀に見る素早い対応だったとその日のニュースで言っていた。
これでレジアスの面目も保たれただろう。
そう思って外に出るとギンガとスバルが抱き合っていた。
そばにいるのはバリアジャケット姿のなのはさんとフェイトさんの姿。これでこんがり2人に脳を焼かれてしまったんだよなこの2人。
俺はGメモリを引き抜き元の姿になって2人に近づく。
「司郎兄!」
「司郎さん!」
俺を見つけた2人が俺に抱き着いてきた。
よしよし、ゲンヤさんとクイントさんに連絡したから迎えに来てくれるはずだよ。
それまであそこの避難テントで待とうねー。
喉が焼けてるかもしれないから一応検査受けてね。後遺症怖いから先生の言葉はしっかり聞くんだよー。
俺がそう言うと2人は「はーい」と言って手をつないで避難テントへ向かっていく。
よし、俺の仕事は終わり。お疲れ、解散!
とならなかった。
「司郎君、あの2人と随分仲良しさんだねぇ」
「2人とも司郎を見た瞬間泣き止んで抱き着きに行ったからね」
となのフェイ。あれ? 何か怒ってらっしゃる?
相手はお世話になった人の子供ですからね。俺になついてるのもしょうがないでしょう。
俺の言葉にふーんとどこか納得いってなさそうな顔をするなのフェイ。なんなんだよぅ。
「あの娘、司郎が助けに来た時本当にうれしそうにしてたよね。まるで助けに来るのを待ってたみたいに」
とフェイトさん。そうですか? 俺にはあなたの存在に目を輝かせていたように見えましたが。
「あの娘も「ギン姉は司郎兄が助けてくれるから大丈夫!」って私に言ったんだよ。なんでそこで司郎君の名前が? と思ったけど知り合いだったんだね」
となのはさん。非番出勤したことがそんなに不満かと思うほど機嫌が悪い。
「まあまあ、人命救助ができたんだしいいじゃないですか細かいことは。みんな無事で被害者ゼロ。これは快挙ですよ」
俺の言葉に「まあそうだけど」と2人は納得いっていない様子。なにが引っ掛かってるんだか。
「じゃあ、陸の魔導士さんたちとの話し合いが終わったらディナーに行きますか。俺のおごりで」
これで機嫌がよくなるなら身銭を切ろう。そう思った俺の作戦は見事ハマり、2人は目を輝かせた。
「え? いいの司郎君!」
「ええ。もう時間が時間ですから。なんならテイクアウト専門店にしましょうか?」
「ディナーがいい! 3人でディナー!」
フェイトさんの言葉に「え?」と顔色を変えるなのはさん。ん? 何かまずった?
「フェイトちゃんはこれから事後処理の仕事があるでしょ。テイクアウトで我慢しなよ」
「ちょ、なのは! 抜け駆けするつもり? 私は絶対一緒にご飯食べるよ!」
おやおや、雲行きが怪しくなってきたぞ。
「そもそも今日は私が司郎君と一緒に出掛けてたの。フェイトちゃんはお呼びじゃないんだよ」
「私は司郎に頼まれて応援でやってきたんだ。ディナーのご相伴に預かるくらいの役得はあってしかるべきだと思うんだけど?」
なぜかバチバチと火花が散るなのフェイの視線の間。
どうした2人とも⁉ 2人はズッ友の仲良しじゃないのか?
そんなことを考えてたらムラサメが通信が来たことを告げてきた。相手はレジアスらしい。
「もしもし、レジアスさんですか」
『おう、よく連絡してくれた。おかげで空の魔導士のワンマンショーにならず俺たち陸戦魔導士も活躍することができた』
ビデオ通話の向こうで機嫌のいい顔をするレジアス。
あの、その空の魔導士ってなのはさんの事ですか? 今、すぐそばにいるんですけど。
『お礼というわけではないが、その近くにいい店を知っているんだ。そこに年代物のワインがあるから存分に飲むといい。勘定は俺が持ってやる』
「俺、未成年なんですが」
『ん? そうだったか。じゃあ好きなだけ飯食ってこい。そのレストランは料理の腕も一級品だからな。行って損はないはずだぞ』
という言葉と共に通信が切れ、ムラサメに位置データが送られてきた。
これは、行くしかないよな。
「じゃあフェイトちゃん。お仕事頑張ってなの。私たち2人はこれからディナーなので」
「そうはいかないよなのは。司郎、私が行ってもいいよね? ね?」
なぜか必死についてきたがるフェイトさん。そんなに1人飯は嫌かね。
嫌だろうなぁ。俺も1人飯嫌だったもん。
仕方ない。ここはなのはさんに折れてもらおう。
俺はなのはさんをどうにか説得し、フェイトさんと3人でレジアスの紹介したレストランに行くことにした。
レジアスの紹介だというと「お話は伺っています」と奥の席に通され、うまい料理をたらふく食べさせてもらった。
これは、エリオを連れてきた方がよかったかな。
何となく俺が言った言葉。それにフェイトさんが反応し、「じゃあ今度はエリオと3人で来ようか」と言ったのに静かにキレるなのはさん。
「フェイトちゃん」
あ、これあかんわ。逆らうと死ぬやつだわと俺は即理解した。
「ゴーホーム」
その言葉にこくこくと頷き、管理局へ戻るフェイトさん。
本能が危機を感じ取ったんだな。
お会計だが本当にレジアスが払ってくれていたのでタダ飯だった。ラッキー。
帰り道、なぜかなのはさんが妙にくっついてきたがってたのはなぜだろう?
なのは「北海道に行ってきたよー。これ、お土産」
アリサ「あー、ハスカップが有名なのよね北海道。これは私たちからの広島土産」
すずか「いろんな味のもみじ饅頭だよー」
フェイト「紅イモとかレモンとかある。変わり種だね」
すずか「現地では揚げもみじとかあったよー」
アリシア「わたしは北海道限定のおかしー」
アリサ「あら。いいじゃない。こういうジャンクなのも私好きよ」
はやて「ごめん。うちはカニとか守護騎士のみんなと食べる物買うたからなんも出せへん」
すずか「そんなの気にしなくていいよー」
わいわい騒ぐ6人。
アリサ「そういえば言ってなかったんだけど。私とすずか、真木に告白して振られたわ」
なのは「ええっ⁉」
すずか「ものの見事にねー。気持ちいいくらいきれいに振ってくれたよ」
フェイト「2人は、その。いいの? 振られたままで」
アリサ「もう吹っ切れたから。今後はあんたたちの恋を応援させてもらうわ」
すずか「みんな、頑張ってね」
はやて「そんなこと言われても、寂しいやん」
アリシア「そうだね。でも、わたしたちは友達なのは変わらないよね?」
アリサ「当たり前でしょう。私たちは友達」
すずか「もうライバルじゃないけど、大切な親友だよ」
なのは「アリサちゃん、すずかちゃん」
アリサ「あら? 泣いてるの、なのは」
すずか「なのはちゃんは泣き虫だね」
なのは「ごめん、泣きたいのは2人のはずなのに、私」
アリサ「言ったでしょ。吹っ切れたって」
すずか「もう真木君に未練はないよ」
なのは「だって、だって……うぅううううう」
フェイト「なのは」
アリシア「フェイト、3人にしてあげよ」」
はやて「せやな。ごめんな2人とも。うちら帰るわ」
手を振るアリサとすずか。なのはは2人の膝にすがり泣き続ける。
アリサ「甘えんぼね。そんなんで私たちがいなくなったらどうするのよ」
なのは「だって……だってぇ」
すずか「なのはちゃんは強いんだから大丈夫だよアリサちゃん。それに、隣には支えてくれる人たちがいるでしょう?」
アリサ「そうね。フェイト、アリシア、はやて。それと真木。あんたが倒れそうになったら助けてくれる人は必ずいる」
すずか「だから――そんなに悲しまなくてもいいんだよ。なのはちゃん」
その日、3人は月村邸に泊まり夜遅くまでおしゃべりをしたという。