​ ✨『美しき天才、エルフォーリオ 〜優雅なる貴公子〜』✨ ​    作:Riho

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新連載『サラメンアドバンス!』へようこそ!
ご訪問ありがとうございます✨
名門ノーザンクラブの最高機密施設にて、ついにその刻を迎える至高の血統――。
世界中が息をのんで見守る中、誕生した『美しき貴公子』エルフォーリオ。
神々しいまでの美貌と圧倒的な才能を秘めた赤子は、果たしてどんな第一歩を踏み出すのか……!?
栄光とドタバタの第0幕『誕生〜ジュニアクラブ編』、堂々開幕です!
どうぞ最後まで楽しんでいってくださいね ✨


 第1話:『王者の生誕と、立ち上がらぬ赤子』  ✨

日本スポーツ界の頂点に君臨し、数々の伝説的サラブレッドアスリート(サラメン)を世界へ送り出してきた最高峰の育成組織——『ノーザンクラブ』! ️✨  

 

その広大な敷地の最深部に位置する最高機密施設・特別分娩棟 ラグジュアリー個室✨

 

厳重なセキュリティシステムと最先端の生体モニタリング技術が集約された豪華絢爛なお部屋にて、世界中の関係者が固唾をのんで見守る「歴史的瞬間」が刻一刻と近づいておりました!⌚️ミリ秒刻み⏰✨

 

「ハァッ……ハァッ……ついに、ついに始まるぞ……! 名門ノーザンが何世代にもわたって紡ぎ上げてきた至高の血統……その最高傑作が、今まさにこの世に解き放たれようとしているんだッ!!」  

 

「全モニターの数値をチェックしろ! 心拍数、血圧、細胞活性率、すべてが人類の過去最高データを更新している……! 息をのめ! 歴史が変わる瞬間に立ち会える奇跡に感謝するんだッ!!」⚡️神のごときデータ  ✨

 

分娩室を隔てる特注の強化ガラス越しに陣取るトップ医師団  、名だたるスカウト  、鋭い眼光を光らせるクラブ幹部たちが ✨、全身から滝のような汗を流し、呼吸すら忘れてその瞬間を凝視しております!   

 

排気口から吹き出す蒸気すら熱気を帯びるほどの極限状態——そして!!♨️  

 

「おぎゃあ……おぎゃあ……」   ✨

 

澄み渡る天使の鈴のような産声が、厳かな室内に静かに響き渡りました! 天使降臨  

 

絶世の美貌と神が造形したかのような完璧な骨格を併せ持つ赤子——幼少期のエルフォーリオ様の誕生でございます!✨ ✨   

 

太陽の光を浴びて輝く白磁のごとき美しい肌✨、生まれた瞬間から溢れ出る気品と気高さを感じさせる顔立ち 、そして一切の無駄な力が入っていない滑らかな身体のライン…… 。

 

まさに「美の神が地上へと遣わせし至高の芸術品」と呼ぶにふさわしい、神々しいまでの佇まいでございました! ✨ ️ 

 

——しかし。⚡️

 

通常、この偉大なる血統に生まれた赤子であれば、生を受けたその瞬間から全身に宿る本能と熱量のままに動き、自らの足で力強く立ち上がろうと身悶えし、生命力の強さを世界へ誇示するものでございます。パワー炸裂!!力作拳✊ 

 

「さあ、立つんだ……! 立ち上がり、己が王者の足でこの大地の産声を上げるんだッ!!」大地全振動  

 

「見せてくれ! 新時代の扉を開く、覇者の第一歩をーーーッ!!」感動の嵐  ✨

 

関係者たちが握りしめた拳に血がにじむほど固唾をのんで見守る中……エルフォーリオ様は、特注の極上シルクシーツの上で……。

 

ピクリとも動こうとはいたしませんでした。   うっとり夢の中……  

 

「(……ふぁあ……なんだか急に外が明るくて眩しいし、大人が大勢で叫んでいてとても騒々しいね……。それにしても……『立ち上がる』なんて、そんな無駄なエネルギーを使うようなこと……ボクがすると思うかい……? 立ち上がったら脚が疲れてしまうし、万が一転んだら痛いじゃないか……。生まれたばかりの赤子は、静かに寝ているのが一番楽ちんなんだよ……すやぁ……ボソッ…… )」ふわふわ天国☁️  

 

そう! エルフォーリオ様は、生後わずか数分にして**「立つなんて信じられないくらいダルい」「横になって寝ている状態こそが宇宙の真理である」**という極限の怠惰へ到達していたのです!!パジャマ万歳スヤスヤモード全開!!   

 

自力で立ち上がる気など1ミリたりとも持ち合わせておらず、ただただフワフワのシルクの上で完全に脱力し、気持ち良さそうに二度寝の体勢へと入っていくエルぼっちゃま!二度寝の天才!!   

 

この「どれほど待っても一向に立ち上がる気配がない」という前代未聞の異常事態に、ガラス越しの室内は一転してパニック状態に陥りました!冷や汗噴出!!   

 

「な、なんだ……!? なぜ立ち上がらないんだ……!? 足の筋力に問題があるのか!?」ドクター青ざめ  

 

「バカな! バイタルデータは完璧だ! 筋肉の柔軟性も神経伝達速度も人類の限界値を大きく超えている! なのに、なぜ1ミリも動こうとしないんだッ!? 立ち上がるのを拒絶しているとでもいうのかーーーッ!?」激震走る!!⚡️ ⚡️

 

関係者たちが青ざめ、騒然となるその時!

 

最前列で腕を組み、鋭い眼鏡の奥からエルフォーリオ様の微動だにしない姿をじっと見つめていたノーザンクラブの最高代表——勝己代表が、突如として目を見開きました!眼鏡キーーーンッ! ✨ キラーン!!

 

「……ぬぅおッ……!? こ、これは……ッ!!」

 

勝己代表のおめでたい思考回路に、巨大な雷が落ちたような激しい衝撃と勘違いの電流が走り抜けます!⚡️ ポポポンッ!! 

 

「静かにしろッ! 愚か者どもめ! 貴様らにはあの少年の凄まじい『真意』が見えんのかッ!?」大喝!! ️ 

 

「え……? 勝己代表……? 真意……とおっしゃいますと……!?」一同ズコーッ!!  

 

勝己代表は全身を震わせ、拳を握り締めながら、勝手にフル回転し始めた大勘違いの深読みを熱弁し始めました!熱血暴走モード発動!!熱演!!  ✨

 

「見ろ! あの無駄な力を1%たりとも溜め込まない、完璧なる脱力フォームを……! 普通の凡庸な赤子ならば、無闇に腕や足をバタつかせて無駄な体力を消費し、細胞を疲弊させる! だが彼は違う……! 生まれたその瞬間から、己のエネルギーを1ジュールたりとも無駄に使わぬ『絶対的効率化』を実践しているのだッ!!」完璧すぎる計算!! ✨

 

「ぜ、絶対的効率化……!?」驚愕の嵐!! ️ ✨

 

「そうだ! 自力で立ち上がる必要などない! この世界が自分を中心に回っていることを理解しているからこそ、彼はあえて動かず、大地の波動と同調して静かに精神を研ぎ澄ませている……! 無駄な熱気を一切発しない、これぞ『「静」の悟り』の境地だーーーッ!!✨」完全自己完結!!大感動の嵐 涙ポロポロ ✨

 

勝己代表が一人で勝手に大絶賛し、熱い眼差しを送っているその直後!

 

エルフォーリオ様の枕元に、気配を消して影のごとく滑り込んできた老執事がおりました。シュバッ!! ✨

 

エルぼっちゃまに人生の全てを捧げる専属執事——服部さんでございます!✨  ️シュッ!

 

服部さんは超一流の執事なのですが、**「ちょっとお耳が遠い」**という致命的な特徴をお持ちです!耳に小鳥が住んでいるレベルのお耳!!  ️ 

 

寝返りすら打たずにエルぼっちゃまが漏らした、蚊の鳴くようなボソボソとした呟き(「…立ち上がるなんてダルいよ…ずっと寝ていたいな…」)を聞いた瞬間!

 

服部さんの遠いお耳と、溢れ出しすぎる忠誠心(大妄想)が奇跡のフュージョンを引き起こし、ネジの飛んだ頭の中でハイクオリティな大嘘翻訳が爆速で完成いたしました!ミラクルドッキング!! ハッタリ1000%!! ✨

 

(……ッ!! い、今……エルぼっちゃまの神聖なるお唇から……! 『我が立ち上がるは、この世界がボクの前にひざまずく時のみ。今はただ、天下を統べるための静かなる休息の時……』という、天衣無縫なる『絶対王者の宣言』が我が心に直接届きましたぞーーーッ!!✨)大感動の震え!!   ✨

 

服部さんはニヤリと胸を張ると、マイクの前へと堂々と進み出で、集まったスタッフや報道陣に向かって大声でハッタリ大演説を開始いたしました!ハッタリ大演説開幕!!  ファンファーレ鳴り響く スター誕生!!✨

 

「皆様、お静かに願いますッ!! 只今、我が主・エル様より深遠なるお言葉が発せられました! 『我が休息を妨げることなかれ。我が立ち上がる時、それは世界が塗り替わる時である』……と!!」全宇宙停止!!アピール全開!! ✨✨

 

「「「おおおおおーーーーーッ!?!?」」」

 

ガラス越しに見守っていた記者やスタッフたちから、地鳴りのような大歓声と万雷の拍手が巻き起こりました!拍手喝采!!    ✨ スタジアム級大歓声!! ️アゲアゲ!!✨

 

「なんというお方だ……! 生まれた瞬間から世界を支配する覚悟をお持ちだとは……ッ!」全人類ひざまずく!!跪伏!! ‍♂️✨

 

「これぞノーザンクラブの歴史上、最も神々しい天才……エルフォーリオ様だーっ!!」歓喜の紙吹雪舞い散る パーンッ!!✨✨

 

フラッシュの嵐が焚かれ ピカピカッ!!✨、勝己代表が「うむ……素晴らしい『静』の完成形だ!」と満足げに頷く中……。

 

エルフォーリオ様は、まぶしい光に少しだけ顔をしかめながら、服部さんに向かってボソッと囁きました。

 

(……ふぁあ……なんだか外がとても騒がしいね……。服部、眩しいから早く最高級シルクの毛布を被せておくれ……。ボクはもうひと眠りしたいんだ……ボソッ…… )おやすみキャンドル…… ️ふぅ〜…… 

 

「お任せくださいませ、エルぼっちゃまッ! ぼっちゃまの温もりと静寂は、この服部が命に代えてもお守りいたしますぞ!!✨」絶対ガード宣言!! ️ ✨

 

服部さんが恭しく最高級シルクの毛布をふんわりと被せ、エルぼっちゃまは満足そうに深睡眠へと落ちていくのでございました……  雲の上でプカプカお昼寝……☁️✨ふわモコ……   ✨

 

勝己代表の凄まじい大勘違い、そして服部さんの完全捏造大翻訳によって、エルフォーリオ様の「立ち上がるのがダルいから寝ていただけ」の時間は、ノーザンクラブの歴史に永久に刻まれる『王者の悟りと静寂の生誕』として語り継がれることとなったのです……  ✨   ✨   ✨




第1話をお読みいただき、本当にありがとうございました!✨
生まれた瞬間から「立つのがダルい」という省エネの真理に達してしまったエルぼっちゃまと、勝手に深読みして大感動する勝己代表、そして都合よく超絶大翻訳(捏造)してしまう服部さん……!笑
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