(動詞)Resort to:やむを得ない手段を使う
モニターに映る『陸生巨大ナマコ』のような宇宙生物を眺める。
体を揺らすたびに表皮が流れるように地面に広がっているようなので半液状?
ドドメ色の体を無視したらナマコよりナメクジのほうが近いかもしれない。
前世のものと比較するとモニターの性能はあまり良くない。
自我がハッキリし始めた当初は周囲が日本語を使っていたため同じ世界だと思っていたが、最近は前世と同じ世界とすると技術力的にチグハグな部分を見ることが多くなった。
しみじみ異世界なんだなぁと思ってしまう。
ナメクジ(仮)は畑の土から芽が出ていればソレを食べるが、芽が出ていなければ土に頭を突っ込んで頭部を動かしているので恐らく種もやられている。
うーん……まごうことなき害獣。
こういう宇宙野菜に食害起こす害獣をまとめて『バブー』というらしい。
そこからモニターに映ってるナメクジ(仮)なら『バブー』の『バブトロン』という感じで個別の名称があるっぽい。
引継ぎ資料によると
『被害が悪化するから絶対に何もするな』
『満腹になれば巣に帰るから手出し無用』
……。
外壁が映っている方のモニターを見ると侵入に使われたであろう大穴。
モニター越しでも分厚い壁をぶち抜いてしまっているのが分かる。
隕石やらスペースデブリの対策でシェルター仕様になってて強度も相当らしいのに……。
宇宙野菜を育ててる星では屋内でも可能な限り宇宙服を着るようにって、やたらと念押しされてた理由が分かってしまった。
外壁側のモニターにも『バブトロン』が映った。
満腹になったのか壁の穴に向かっているように見える。
見た目に合わせてのそのそ動くのかと思ったら意外と
無事に壁の穴から出ていき……入れ違いに色違いっぽいヤツが入ってきた。
表皮は濃い緑。さっきのとは違って背中に沿って十字架みたいなトゲが何本も生えている。
「あちらのバブーは、バブトロンのようです。」
背後から聞こえた合成音声に振り向いた。
「ダンナさま、このプラントでの 管理者移管プロセスは、完了しました。」
「うん、お疲れさま。」
こちらを見上げるようにして声をかけてきたのは同行しているサポートロボットの一体。
丁度いい位置に頭があったのでつい撫でてしまったが、髪の毛っぽくデザインしただけの特殊金属性なのでサラサラした手触りとかはない。
ちょっと残念だけど、そもそも宇宙服
「あっ。」
撫でるのを止めたら残念そうな声。そんなリアクションどこで覚えた。
誤魔化すようにモニターに目をやるとバブトロン(緑)が奥の畝に着地するところだった。
背中の鳥みたいな白い翼、いつ生えた?
「チョコ、バブトロンって普通に空を飛ぶの?」
「記録によると、バブーは世代交代を重ねると、羽根を獲得することがあるようです。」*2
「そっかー……。」
悲報:バブトロン以外の種類のバブーも飛ぶらしい。
Data:【バブトロン】
原作で『バブー図鑑』の最後に記録されるバブー。
通常はバブーの世代交代が進むことで出現フラグが立つため
バブトロン(初回登場)で自慢のトラップが全部突破された…ということも。
好きな宇宙野菜は?
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シマイモ
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星カブ
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腰かけレンコン
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穴ホウレンソウ
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ホタル唐辛子
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月面コンブ
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トマトニアン
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ひよこレモン
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アストロキング
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ゴボウ玉
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その他