東方混迷郷   作:熊殺し

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今回は前回の平行回です!レミリアの特技が出てきます!では本編スタート


12話

これは、リュウト達三人が出掛けていた時に紅魔館で起こっていた話である。

現在レミリア達は、咲夜が居ない現状での役割分担について話し合っていた。

 

 

________________________

 

 

~レミリアの部屋~

 

 

レミ「貴方達に言い忘れてたけど、咲夜達はお昼過ぎても帰ってこないから」

 

パ「あらそうなの?じゃあ掃除とか洗濯とか誰がするのよ?

妖精メイドまとめあげたところで碌な働きしないわよ?」

 

美「私がやりましょうか?その代わり門が手薄になりますけど」

 

 

パチュリーの質問に対して美鈴が挙手する。

美鈴は咲夜が来る前にもメイドの様な立ち位置に居た事から経験は豊富で一番の適任者だ。

それには2人も賛成した。

 

 

レミ「そうね、じゃあ美鈴には掃除と洗濯をお願いしようかしら」

 

パ「じゃあ私が侵入者の撃退をするわ、万が一の時だけだけど」

 

 

門前に立つ訳ではなく、正確には早期警戒魔法陣を敷いておくだけなのだが。

 

 

レミ「それじゃあ私だけやらない訳にもいかないからお昼は私が作るわ」

 

美「え!お嬢様って料理作れるんですか?

作ってるところ見たことありませんけど」

 

 

美鈴が門番として紅魔館に来たのはかなり昔の事で、その時からパチュリーは既に居たのだが、レミリアが料理しているところなんて見たことが無かった。

そんなレミリアが料理をすると言うので心配しているとパチュリーが言った。

 

 

パ「あなた咲夜が来る前は誰がご飯作ってたか知ってる?あの料理レミィが作ってたのよ?」

 

美「確か当時は色んな料理食べてた記憶がありますけど・・・・。

え?えぇ!?あれ全部お嬢様が作ってたんですか!?」

 

 

今まで何故気づかなかったのか不思議な位だと二人は同じ感想を吐いた。

実を言うとレミリアは、欧州料理なら粗方作れるほどの腕を持っており、その理由としては妹のフランの存在が大きい。

昔は彼女の面倒をレミリアが見ており、ほぼ二人暮しだった為か、はたまた使命感か、自然に料理の腕が上がっていったのである。

 

 

レミ「まぁそんな大した物は作った覚え無いけど、腕は落ちてないと思うから安心して頂戴。

そんじゃあ役割分担も終わった事だし解散しますか」

 

パ「そうね、私は図書館に戻るわ。小悪魔を待たせたままだし」

 

レミ「たまには外に出なさいよ?

じゃっ、美鈴もよろしくね?」

 

美「はい!任せてください!」

 

 

三人は解散しそれぞれの役割を果たしにいく。

パチュリーは図書館へ、美鈴はまず館の掃除をすることにした。

レミリアは食事の用意でまだ時間にかなり余裕がある為、部屋でパチュリーから借りた料理本を読むことにした。

ブランク解消の為である。

 

 

_________________________

 

 

美「先ずは廊下の掃除ですかね~、咲夜さんがいつも綺麗にしてるからそんなに汚れてないけどいつもの事だしやるとしますか」

 

 

美鈴は手際よく黙々と廊下を掃除していく。

美鈴は実は咲夜が来る前は館の掃除や洗濯等を担当していたためこういうことは結構得意だったりする。

しかし掃除洗濯担当というだけで紅茶を淹れるのはあまりうまくなかったのでメイドというわけではなかったし、白兵戦ではかなり強かったため咲夜が来てからは門番を務めるようになったのだ。

そうこうしているうちにもう廊下掃除が終わりそうになっていた。

流石妖怪なだけあって体力も桁違いだ。

そして部屋の掃除をしようとした次の瞬間、下方で何か大きな音がした

 

 

美「この震動の伝わり方は、爆発?

図書館かな?また白黒魔法使い辺りが扉を壊して入ったんでしょうね」

 

 

少し前、図書館では・・・。

 

 

魔「パチュリー!魔道書借りにきたぜー!」

 

 

魔理沙が案の定扉を壊して侵入していた。

美鈴の予想的中である。

 

 

パ「あなた毎回扉を壊さないと中に入れないの?バカなの?」

 

魔「私の通る道に扉があるからいけないんだ!」

 

パ「直したら魔道書貸してあげるわ、ただし一週間でちゃんと返してね」

 

魔「ちぇっ、わかってるぜ。全く面倒だなぁ」

 

パ「早く直さないと酷いわよ?」

 

魔「わかったわかった、今直すよ」

 

 

魔理沙は修復魔法を使って扉の残骸を操り、時間を巻き戻しているかのように元の姿に直していった。

 

 

魔「べつにこれくらいお前なら簡単に直せるだろ?」

 

パ「何であなたが壊したものを私が直さなきゃいけないのよ」

 

魔「・・・ま、まぁあれだ。

そう!魔道書貸してくれよ!」

 

パ「話をそらしたわね。

まぁいいわ、借りていきなさい。

でも一週間以内で返してね」

 

魔「わーかってるよ、ったく信用無いなぁ。

そういやここに来る途中、咲夜を見かけなかったんだがどうしたんだ?」

 

パ「咲夜はフランとリュウトと一緒に出掛けてるわ」

 

魔「フランも一緒なのか?珍しいな」

 

 

フランが外に出るのは余程珍しいらしく、付き合いのある魔理沙でも驚いた。

紅魔館でパチュリーに次ぐ引き篭もり少女だ。

 

 

パ「そうよ、だからお昼過ぎても帰ってこないわ」

 

魔「おいおいそれじゃあ昼飯は誰が作るんだよ?

 

パ「心配要らないわ、レミィが作ってくれるから」

 

魔「はぁ!?あいつ飯作れるのかよ!初耳だぞ!?」

 

 

無論魔理沙が知っている訳がない。

紅魔館の外では誰にも言ってないのだから。

そして魔理沙はそれに興味を示して一緒に食べたいと言い出した。

 

 

魔「なぁなぁ!私も一緒に食べたいんだぜ!」

 

パ「私に言わないでよ、食べたいのならレミィに頼むのね」

 

魔「じゃあレミリアが良いって言ったら食べてもいいんだな!?」

 

パ「私は構わないわ、今ならキッチンに居るだろうから聞いてきたら?」

 

魔「そうさせてもらうぜ!」

 

 

魔理沙は箒に乗って食堂まで行き、丁度いたレミリアに頼んで昼食を一緒に食べたいと頼んだのだが、何故お前の分まで作らなければいけないのだと断られそうになったため食材提供で手を打った。

 

 

レミ「それで?何の食材提供をするのかしら?」

 

魔「魔法の森で採れたキノコでどうだ?」

 

レミ「あら、丁度良いわ。

無難にカレーにしようとしてたところよ。」

 

魔「交渉成立だな!取ってくるぜ」

 

 

魔理沙が一旦家に帰っている間にレミリアはカレーを作っていく。

ちなみに幻想卿にはガスコンロなんてものがあるはずもないのでキッチンと言えどもやはり薪を使って火を焚いている。

二人で暮らしていた時フランがレミリアのカレーを偉く気に入っていたためレミリアの得意料理になってしまったのがキッカケなのだが、フランが居ないためちょっと寂しく感じる。

 

 

レミ「うん、腕は鈍っていないみたいね」

 

 

切った具材をフライパンで炒め、焦げ目が付いたところで火を止める。

咲夜が来てから殆ど料理をしていない為、久しぶりの料理にはじめは不安を抱いていたがそんなことを気にする必要は無かったようだ。

カレールウを作り玉葱を完全に溶けるまで煮込んでいた途中で魔理沙が戻ってきたので、炒めた具材と一緒に生でキノコも切って入れていく。

炊いたご飯と出来上がったカレーとご飯を盛り付けて完成だ。

完成した頃にはお昼になっていたので丁度いいタイミングだ。

みんなが集まってきて食事にすると、懐かしい味だと感じる者や初めて食べて美味しいと言う者と様々だった。

 

 

美「あ~この味ですね~。

咲夜さんとはまた違った懐かしい味です♪

本当にお嬢様が作ってたんですね~」

 

レミ「当たり前よ、フランの面倒を小さいときから見てたんだから。

それよりこれだけで足りるかしら?」

 

パ「大丈夫よ、私はそんなに動いてないし。

私の食べきれる量を未だに覚えてるって凄いわね」

 

レミ「体が覚えてるのかしらね。

それよりどうかしら?私のカレーは?」

 

魔「正直以外だぜ、こんな特技があったなんてな。

しかも超美味しいぜ!」

 

小「ホンとですね!レミリア様の料理初めて食べましたけど凄く美味しいです!」

 

レミ「本当はフランにも食べさせたかったんだけど仕方ないわね、また今度の機会にしますか」

 

 

この日の夜、リュウト達が帰ってきた時に美鈴がレミリアのカレーの話をしてフランが駄々をこねたので、結局夜もレミリアが作る事となったのだが、その時はサラダとチーズカツ、さらに妹紅特性の焼き鳥も食卓に出された。

そして素朴でちょっぴり豪華な食事を皆で楽しむのだった




熊殺しです!何故レミリアの特技を料理にしたかと言うとお姉ちゃんキャラで都合が良いししかも年齢500歳なので大人の女性らしさを出したかったといったところです、それと後付け設定が多かったですね、次回から気を付けます。さてさて次回はオリジナル異変?です!リュウトに史上最大の大ピンチが襲いかかります!次回危雪異変、お楽しみに

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