二人の妖夢が咲夜と魔理沙に襲いかかる、と同時に二人は互いに離れ距離を取り、一対一の戦闘に持ち込もうとする。
妖夢自身もそのつもりだったようで、それぞれ違う相手へ向かっていく。
どうやら妖夢の相手が咲夜で、半霊妖夢の相手が魔理沙のようだ、四人は同時に戦闘体勢に移り、第二ラウンドのゴングが鳴った。
魔「先手必勝!メテオニックシャワー!」
魔理沙は虹色に光る星の弾幕を大量にばら蒔きながら飛行する。
その弾幕を避けつつ刀で防ぎ、半霊妖夢は地上から陣を展開して弾幕の対空砲火で魔理沙を撃ち落とそうとした。
ヴォン
ババババババババババ
魔「そんな簡単に当たるかよ!」
魔理沙がやってくる弾幕を避けていると、弾幕の爆撃でできた煙幕の中から居合いの構えを取りとてつもないスピードを出しながらこちらに突撃してくる半霊妖夢の姿が見えた。
不味いと悟った魔理沙は緊急回避として体を右に反らした。
ドォォォォン
妖「切り裂く!」
魔「こ、こいつ速い!」
バシュン!
シャキンッ
すれ違う瞬間魔理沙の髪の毛に刀の剣先が当たり、切れた髪の毛が重力に従って落ちていく。
魔「あぁ!私の髪の毛よくも切りやがったな!?」
魔理沙はエプロンのポケットから瓶を取り出し半霊妖夢に投げつけた。
魔「これでも食らいやがれ!!」
魔理沙が投げつけたのは橙との弾幕勝負で使ったナパームボムの余りだ。
初見でコレのギミックを見破るのは相当難易度が高い、しかも戦闘中でだ。
魔理沙は既に相手が被弾する様を想像していた・・・。
しかし半霊妖夢はボムから何かを感じ取ったのか、瓶を避けるように飛びそのままこちらに向かってきた。
魔「何!?中身に気づきやがったのか!?
斬らなきゃ意味無いんだよ!」
妖「子供騙しに引っ掛かるほど馬鹿ではない!」
半霊妖夢は陣を六つ展開して拡散弾幕を一斉発射した。
大量に弾幕を撃ちまくり物量で魔理沙を攻める。
魔「なんだよこの弾幕の量!フランといい勝負だぜ!」
迫り来る大量の弾幕に魔理沙は驚きながらもそれを避けていく。
しかし色々な方向から攻めてくるので、後ろからやって来た弾幕気づかず直撃。
それに続いて横から一発、前から一発とどんどん当たっていき、空中にいるのは不味いと考え一旦地上に降りる。
魔理沙が急いでその場から離れ、一定の距離をとうとする一方、半霊妖夢は地上に降りて刀を両手持ちし、構えをとる。
魔理沙だっていくら弾幕勝負が得意だからといって白兵戦に持ち込まれたら負けてしまう。
それを承知の上での行動なのだが、妖夢にはそんな作戦通用する筈も無かった。
半霊「・・・斬」
ブゥン!
ババババババババ!!
半霊妖夢が刀を振ると、斬った跡のように水色の弾幕が並んで出現し、魔理沙に向かって飛んでいく。
魔理沙もそれを避けつつレーザーを撃って半霊妖夢に当てようとするが、真っ直ぐ飛んでいくレーザーでは簡単にステップで避けられてしまう。
そこで魔理沙は新しく開発した弾幕の攻撃に変更した。
魔「当たらねぇ!
こうなったら・・・マジックミサイル!」
魔理沙は4つの魔方陣を展開し、貫通力の高い弾幕を大量に半霊妖夢に向かって放った。
広範囲に飛ばしていき半霊妖夢の逃げ道を塞ぐ。
ババババババババババァン!!!
視界を遮るように弾幕が放たれるが、半霊妖夢はステップでそれを避けながら刀で跳ね返しジャンプして上昇。
そこから一枚のスペルカードをポケットから取り出し発動した。
スペル:冥想剣
半霊妖夢の刀が緑色に発光し、とてつもないエネルギーを放つ長刀となる。
その圧巻するほど長い刀に魔理沙は圧倒されていた。
魔「あれがあいつのスペルカードか・・・」
瞬間半霊妖夢は今までとは比にならないようなスピードで急接近し、魔理沙に斬りかかった。
そのスピードに魔理沙は反応が追い付かず、あっさり直撃して地面に思いっきり叩きつけられてしまった。
ドガァン!!!
魔「ぐぅえ!」
バッカァァァァァン!!!
ひきがえるのような声を出しながら魔理沙は地面に落ち、地面にはおおきなひび割れが出来た。
魔「う・・・ぐぅ・・・あれ?
なんで斬られてないんだ・・・?」
魔理沙が苦しんでいると、空から半霊妖夢が無表情のまま降りてきた。
既にスペルカードの効力は切れ、刀は元に戻っていた。
半霊妖夢は魔理沙に近づきながらを見下すような視線を送る。
妖「この刀は白楼剣といって、幽霊を殺せる刀なの。
でもこの刀は幽霊は斬れるけど生身の生物は殺せないの」
魔「随分と使えない剣もってンだな、高く売れそうにないぜ」
妖「売る気なんて無いわ、家宝だもの。
それに貴女のような(弱い)人間を殺すくらい斬らなくても出来る」
その弱いという言葉を耳にした瞬間、魔理沙の耳がピクッと動き、無意識に憤怒を魔力のオーラに変えてゆっくりと立ち上がる。
彼女の体が纏うはっきりと見える程の魔力はまさに怒りそのものだった。
魔「おい・・・今私の事を弱いと言ったか?」
妖「悪い?弱いのに変わりは無いからいいじゃないの」
魔理沙は完全にキレてしまった。
魔「私が弱いだとぉぉぉぉぉ!!!!」
体の中の魔力を怒りで放出するその姿はもはや何時もの魔理沙ではなかった。
激しく放出される魔力はオーラのように全身を纏い、身に付けているマフラーやスカートが音をたてて靡く。
半霊妖夢はその力に圧倒され、一歩後ろに引き下がってしまった。
妖「これは・・・!
さっきまでこんなに強力な力は持っていなかったのに!」
魔「私を罵倒した罪は重いぜ・・・」
魔理沙はポケットから一枚スペルカードを出す。
スペル:スターダストレヴァリエ
星形の大きな弾幕が全方位に多数広がっていき、半霊妖夢はステップで後ろに下がりながら飛行してこれを避けるが、既に魔理沙は次の攻撃に移行していた。
魔「私だってスピードには自信がある!」
妖「何!?」
半霊妖夢の目の前に魔理沙が現れ、魔力を充填した八卦炉を向けられる。
もう魔理沙はもう1つのスペルカードを発動させていた。
魔「私の十八番のスペルだ!
食らいやがれ!!」
スペル:マスタースパーク
八卦炉から巨大な極太レーザー砲が撃たれる。
ほぼ至近距離でこれだけ巨大なものを避ける事は不可能、半霊妖夢に選択肢は無かった。
妖「斬れぬ物などあんまりない!!!」
魔「やれるもんならやってみろ!!」
半霊妖夢は刀でレーザーを真っ二つにしようとする。
縦に二つに分かれていくレーザーは流れ弾となって大地を削っていった。
ズガガガガガガガァァン!!!!
妖「こ・・・こんなものぉ・・・」
半霊妖夢は腕に精一杯の力を込めた。
しかし魔理沙の持つ巨大なエネルギーにどんどん押されていった。
そして・・・。
魔「吹っ飛べ!人魂野郎!」
魔理沙がマスタースパークの力を上げた瞬間、勝負が決まった。
ズドォォォォォン!
妖「きゃあああああ!!!!!」
半霊妖夢はそのまま遠くへ飛ばされていった、そして勝ったのは・・・。
魔「はぁ、はぁ、はぁ、ざまぁみやがれ・・・」
構えたまま息をきらす魔理沙だった。
しかし・・・。
魔「もう・・・魔力スッカラカンで・・・立てねぇ~。
もうここで寝ちゃおう」
バタッ
魔理沙はその場で倒れ、そしてそのまま寝てしまった。
Stage5 MARISA KIRISAME CREAR!
To be continue
22話終了です、次回予告?そんなものは知らん、あれはフェイクだ!騙されやがって!
魔理ちゃんはキレると本気出す子です。
ちなみに妖夢が使った陣というのは魔理沙が使う魔法陣と同じようなものです、次回は咲夜vs妖夢です!これはウソではないです!ではまた