魔理沙が苦戦している一方、妖夢と咲夜は互いに弾幕を撃ちまくっていた。
咲「インディスクリミネイト!!」
咲夜は全方位に多数のナイフを展開して妖夢の出方を探りつつ攻撃する、しかし妖夢は投げナイフを刀で光速で叩き落とし、自身に当たらないようにガードする。
妖「はぁぁぁぁぁ!!」
ガキキキンガギキン!!
咲「なんて速さなの!?」
向かってくる全てのナイフを叩き落とした妖夢は上に飛んで刀を縦に、横に降り、大量の弾幕を咲夜に一気にぶつける。
咲夜はその弾幕の中を器用に避けながら進み、懐から両手に二本ずつナイフを掴む、そしてそれをクナイのように投げつけた。
シャシャシャシャッ
妖「その程度で!」
妖夢は空中で月面跳びをしてナイフを避け、その反動を使って咲夜に斬りかかった。
ほぼ自由落下での攻撃たったのだが、咲夜は時間停止でこれを避ける、いきなり咲夜が居なくなったのに少し驚いた妖夢だったが、これで咲夜の能力を見破った。
妖「貴女、私の推理が正しければ時間を止めていますね?」
咲「!!」
まさかたったの三回で自分の能力を見破るとは思っていなかった咲夜は内心凄く驚いていた、最初の霊夢を狙った一撃を避けた時に妖夢は見ていた筈だがあの時から既に自分の能力について推理していたとしたら大した洞察力だ、しかしわかったからと、どうということはない、咲夜の能力は完璧だ。
咲夜は自信ありげに答える。
咲「わかったところで貴女にはどうしようも出来ませんわ?」
妖「確かにそうですね、貴女は強いです・・・でも私だって負けられない理由があるんです!」
妖夢は4つの陣を出し、一斉に巨大な弾幕を放ち、一気に攻めこんだ。
ババババババッ!
咲夜は空中を蹴るようにスピードを出し、迫り来る弾幕の中を突っ切って妖夢を斬りつけようとするが、弾幕の中に入ったのは間違いだった。
妖「弾けろ!!」
次の瞬間妖夢の一言で巨大な弾幕は形状崩壊し、中から数十個の中型、小型の赤い弾幕が弾け飛んだ。
咲夜は罠にはまってしまったのだ。
しかしその程度で追い込まれる咲夜ではない。
咲「それで追い詰めたつもり?」
カチッ
咲夜は能力を使って時間を止める、すると全てのものがが一斉に動きを止める。
まるで世界が死んでしまったかのような灰色の世界になり、咲夜は弾幕をナイフで弾きながら通り道を造り中から脱出した。
そして時間がまた再始動する。
カチッ
咲「はぁ!」
時間が再始動すると同時に咲夜は持てるだけのナイフを妖夢に向けて投擲し、さらに接近戦に持ち込もうとする。
妖「接近戦に持ち込んで!!」
妖夢は刀を手で器用に回してディフェンスロッドのようにしてナイフを弾く。
そして斬りかかってきた咲夜のナイフを刀で受けとめて鍔迫り合いになる。
妖「私に勝てると思っているのか!」
咲「そんなことは一ミリも思っていないのだけれど!」
二人とも剣先にありったけの力をいれて表情が険しくなっていく、しかしやはり咲夜は妖夢に力負けをしてしまう。
妖夢が力んでいる隙に咲夜は妖夢の横っ腹に蹴りを入れようとするが、それも見切られて逆に蹴りを入れられてしまう。
咲夜は時間を止めて蹴りを避けようとするが、余りにも速すぎて避けきれなかった。
ドゴォッ!
咲「うぅ・・・」
ヒューーン
妖「どうしても埋まらない人間と人外の力の差ってものがあるんです、いくら貴女がそんな反則じみた能力を持っていたとしても所詮貴女は人間です。
今の蹴りだけでその有り様だったら次で貴女は終わりですね...もう少し骨のある相手だと思いましたが、どうやら見込み違いだったようですね」
咲夜は脇腹を押さえて痛みに堪えながらゆっくりと地面に降りて膝を付き、とても苦しそうな表情でよう妖夢を睨む。
時を操る能力を持ち、今まで色々な敵からレミリアを護ってきた自分は、自分すらも守れない弱い存在だと思い知らされてしまった。
咲夜は妖夢の言葉が全て正しいのが許せなかった。
咲「まだ・・・まだ私は生きている!私はこの身が朽ち果てるまでお嬢様を御守りする!最後までお嬢様に仕えていたい!だからこんなところで力尽きる訳にはいかない!!」
妖「ここで降参していれば死ななくて済んだものを...愚か者め!」
咲「愚か者でもいい!私は貴女を倒して帰るべき場所に帰る!」
妖「そんなに死にたければ殺してやる!私の本気の技でな!!」
スペル:未来永劫斬
妖夢は膝を曲げ、姿勢を低くし、刀を鞘に一旦仕舞い、居合いの構えをとる。
咲夜は時間を止めて攻撃を避けようとするが、脇腹の傷みが強すぎて集中出来ない。
そこで自分もスペルカードを使って攻撃をして防ぐ事にした。
スペル:殺人ドール
咲夜の周りに無数のナイフが回転しながら展開され、咲夜が合図を出すと一斉にナイフが妖夢に向かって飛んでいった。
瞬間妖夢も思いきり踏み込みトップスピードで咲夜に向かって突撃していった。
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!!!
妖「やはりその程度か・・・」
キンキンキンキンキンキン!!!
咲「そんなっ!!」
咲夜の殺人ドールは妖夢に当たるが、なんと全てアタックだけで全て弾き返されてしまった。
咲夜はそのまま妖夢に刀で上空に突き上げられ、何度も何度も斬りつけられる。
咲「ぐっっ!あぁぁぁ!!!」
多方向から何度も斬りつけられた咲夜は服がボロボロになり、身体中に痛々しい痣が出来でしまった。
妖「これで解ったでしょう?貴女じゃ私には勝てないんです」
咲夜は余りの痛みに声も出ない程だった、しかしまだ咲夜は倒れなかった。
咲「・・・まだ・・・終わってない・・・」
妖「・・・命を無下にするなど・・・もう貴女には何も残っていないだろうに」
咲「まだ・・・終わってない!」
咲夜は一枚ポケットからスペルカードを取り出した。
それは間違いなく咲夜の全身全霊を掛けた技だった。
スペル:ソウルスカルプチュア
咲「あああああああああ!!!!!」
咲夜の瞳が真っ赤に染まり、両手に持ったナイフで五月雨のように妖夢を斬りつける。
しかし全て刀で弾かれてしまう。
妖「いい加減に諦めてください!貴女に勝ち目は無いんですよ!」
咲「くっっ!!なら!速度、三倍!!!」
妖「何!?」
咲夜はソウルスカルプチュアの速さを三倍にしてさらに斬りつける、すると段々と妖夢にも余裕が無くなってきた。
妖「さらに速く!?こんなものを隠していたなんて!」
咲「体が壊れてもいい!速度、四倍だぁ!!」
咲夜は限界の体に鞭を入れ、さらに速度を上げていく。
すると妖夢に一発だけ当てることか出来た。
そしてそれを筆頭にどんどん当たっていき、妖夢は刀で防ぐ事が出来なくなってしまった。
ズバババババババババババァン!!
妖「そ・・・そんなっ!!そんなバカな!」
咲「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
咲夜のソウルスカルプチュアは妖夢の体にどんどん傷をつけていき、妖夢はなるがままに斬られていった。
妖「きゃああああ!!!!!」
妖夢はそのままナイフのカマイタチで飛ばされて地面にたたきつけられた。
再起不能となった妖夢を確認した咲夜は深く息を切らしながらフラフラと地面に足をつける。
咲「・・・次に会う時には友達になれるかしら・・・?」
咲夜はボロボロの体で霊夢のところまで歩いていった。
一方その頃霊夢はというと。
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霊「あんた!往生際が悪いわよ!さっさと私に倒されなさいよ!」
幽「あら?最後の敵って大体そんなものだと思うのだけれど?」
中々攻撃が当たらない幽々子に苦戦を強いられていた。
霊夢は巫女装束の袖から封魔針を何本か撃ちだした。
霊「封魔針!!」
幽「惜しい惜しい♪」
しかし幽々子はヒラヒラと舞うようにそれを避けていく。
すると階段の方から霊夢を呼ぶ声が聞こえてきた。
咲「霊夢!大丈夫!?」
ボロボロの姿になった咲夜だ。
限界の体に無茶させやって来て、霊夢の援護もできなくなるほど疲弊していた。
霊「咲夜!来ちゃダメ!!」
幽「今いいところなの、邪魔しないでくれる?」
ビュウン!
幽々子は無情にも疲弊した咲夜に大出力ビームを放つ。
それは霊夢にも止められなかった。
霊「駄目!間に合わない!咲夜避けて!!」
咲「あ・・・あぁ・・・」
咲夜はこの時自分が死ぬ直前だということに本能的に気がついた、ここで終わりなのか?もうみんなに会えないのか?そんなときあの言葉を思い出した。
リ「ピンチになったらそのお守りに祈れ、きっとそのペンダントが護ってくれる」
咲夜は首にかけておいたリュウトに貰ったペンダントに願った。
咲「助けて・・・助けて!リュウトさん!!」
そのときペンダントが光り輝き咲夜を照らした。
キィィィィィィン!!
光壁:ダイアモンドウォール
直後、咲夜にビームが直撃し、大爆発を起こした。
霊「咲夜ぁぁぁぁぁ!!!」
ドドドドドドド・・・。
咲「う・・・あれ?
私・・・生きてる・・・?」
しかしビームは咲夜に当たる事はなかった。
そして土煙が舞う中、咲夜の目の前にはマントを羽織った仮面の男が咲夜を護るように立っていた。
?「助けに来たぞ」
咲「あなたは・・・だれ?」
Stage 5 SAKUYA IZAYOI CREAR! !
To be continue
咲夜が何だか痛々しいですが仕方がないですね、それだけ強敵なんです。ちなみに本編の妖夢はかなり強い設定です。話には出ていませんが、妖夢が持っていたのが楼観剣、半霊妖夢が持っていたのが白楼剣です。
次回は謎の男が介入してきます!霊夢は強いので大丈夫です。ではまた来週♪