危ない危ない。
では気を取り直して本編スタート!
あれからさらに2日経った。
リュウトの怪我は一週間で治る筈だったのだが、回復スピードが思ったより早く、今ではもうすっかり完治していた。
人間業ではないとパチュリーは容態を見て驚愕していたが、結果的に治ったのだからそれで良いと興味無さそうに言っていた。
怪我も完治し、動けるようになったリュウトは早速紅魔館での居候での仕事を始める事となった。
一日目はリュウトが破壊してしまった外壁の修繕。
それと庭園の舗装だ。
彼は咲夜に連れられて庭まで来ていた。
~紅魔館庭園~
咲「リュウトさんにはとりあえず庭園の破壊された花壇とお掃除を手伝ってもらいます。
大変だとは思いますが私もやりますのでお願いしますね」
彼女はにっこりとリュウトに微笑むと、必要な道具を全て用意して渡す。
外壁の大穴の周りには、誰が持ってきたのかレンガが大量に置かれていた。
館には相当の力の持ち主が居るようだ。
しかし、これで材料も道具も一式全て揃った。
リ「わかった。
此処を全て直せばいいんだな?」
そう言うとリュウトは早速壁の修理に取りかかり、驚異的な作業の早さでしゅうふく。
半日程でレンガの花壇は、ほぼ完璧な元の形を取り戻していった。
_______________
昼頃、全ての作業を終了させたリュウトは厨房へと向かい、次に何をやればいいかを咲夜に聞いた。
彼女もまさかこんなにも早く修復作業が終わってしまうとは思ってもいなかったのだから、伝えていないのも無理は無い。
リ「終わったぞ咲夜、次は掃除か?
何でも言ってくれ」
咲「あら?もう終わったのですか?
早いですね。
お疲れでしょう、昼食にしましょうか」
リュウトはそう言われると音を鳴らす腹を手でさする。
リ「確かに腹減ったなぁ・・・。
わかった、行こう」
咲「私は食事を運んできますので食堂にお越し下さいね」
そう言うと咲夜は能力を使い食堂へと向かった。
彼女も自身の能力を持っていたようで、時間を止めたり早くしたりする事が出来るらしい。
最初見た時は驚いたが、慣れは早い物だなと思う。
しかし、彼にはそんな便利な能力は無いので歩いて食堂へと向かった。
~食堂~
装飾された二枚扉を開けると、既に咲夜を含めた全員が席についていた。
明るい表情で全員がリュウトを迎え入れる。
咲「お待ちしておりました。
今日は腕に頼を掛けて作りましたわ。
どうぞ、お掛けになってください」
リ「あぁ、ありがとう。
・・・凄く豪華だな」
テーブルクロスの敷かれた豪華なテーブルには、これまた豪勢な洋食のフルコースが並べられていた。
紅魔館の食事は何時もこうなのか?
レミ「今日はリュウトの歓迎の意を込めてあるわ」
リ「俺の?」
咲「はい、十六夜咲夜のフルコースですわ♪」
フ「咲夜の料理は美味しいよ!
リュウトの為に張り切って作ってたんだから!」
美「最初に殿方が此処に住むって聞いたときは驚きましたが、リュウトさんからはは誠実な気を感じます!
私も歓迎の気持ちとしてお料理御手伝いさせていただきましたよ!」
パ「そういうこと言われちゃうと何もしてない私は凄く嫌な奴になっちゃうじゃない」
小「パチュリー様、こういうのは気持ちの問題ですよ!
リュウトさんを歓迎する気は皆さんと変わらないんですから」
レミ「そういうことよ。
改めてこれからよろしくね、リュウト」
玉座に座りながらレミリアは微笑み掛ける。
恐らく彼女が提案したのだろう。
新しい住人が増えた祝いの為に。
リ「ありがとう、凄く嬉しい」
温かい家族の温もりを感じた。
人の優しさとは、こうも心地のよいものだっただろうか。
久しくこの感覚を忘れていた彼は、思わず涙ぐみそうになった。
歓迎の宴も込めた昼食は一際賑やかだったという。
そして昼食は終わり午後の仕事に入る。
リ「咲夜、俺はどこの掃除をすればいいんだ?」
咲「そうですね、では廊下の掃除をお願いします。
かなり長いので時間が掛かると思いますが私もこちらの仕事が終わり次第手伝いますので」
リ「わかった、廊下だな?
任せてくれ」
バケツを持った彼は直ぐ様掃除を始めた。
優秀な助手を得た咲夜は普段やっている仕事が大幅に減った事でかなり余裕が出来ていた。
彼女は残りの仕事である部屋のベッドメイキングやお茶の用意があるので仕事を始める事にした。
~大図書館~
仕事を終わらせ、図書館の整理の手伝いに来た咲夜はパチュリーと椅子に座りながら小話をしていた。
話題は勿論リュウトについてだ。
パ「リュウトは仕事頑張ってやってるの?」
咲「はい、しかもかなり手際が良いので凄く助かってますわ」
パ「そうなの?意外ね、彼そういう風には見えないのに」
咲「人は見かけによらないとはこの事ですね、今度リュウトさんに料理でも作らせましょうか?案外上手いかもしれませんよ?」
パ「面白そうね、じゃあ今日の夕食はリュウトに作らせてみる?」
咲「今日の夕食ですか?さすがにいきなり過ぎでは・・・」
リ「俺は別にいいぞ?」
咲・パ「「ひゃあ!?」」
声のした方をふりむくと、そこには何故か掃除をしている筈のリュウトが立っていた。
全く気付かなかった二人はビックリして同時に変な声を出してしまった。
咲「リュウトさん!?掃除をしていた筈ではなかったんですか!?」
リ「さっき廊下の掃除が終わって咲夜がどこに居るか小悪魔に聞いたんだ、それで図書館にいるって聞いたから来たんだ」
咲「もう終わったのですか?物凄く早いですね」
リ「安心してくれ、廊下の掃除を手抜きした訳じゃない、ついでに窓拭きもしたからな」
咲「並の人間に出来る範疇じゃないと思うんですが・・・」
パ「リュウト、話戻すけどあなた料理できるの?」
リ「出来るが和食とかが一番作るのに慣れているんだ。
でもここは洋館だから普段和食を食べるのか聞きたい」
パ「えぇ、食べるわよ。
咲夜のレパートリーは広いから色々な料理を食べてるのよ」
リ「それならいい。
でも材料とかはあるのか?」
咲「材料は人里に買いに行きましょう。
丁度お味噌が切れて買いに行く所だったんです」
リ「んじゃ決まりだな、今日は俺が晩飯を作る、咲夜は休んでてくれ」
咲「でもリュウトさん人里の場所知らないでしょうから買い出しは私もついて行きます、よろしいですか?」
リ「あぁ構わない、むしろ助かるよ」
咲「では私は出掛ける準備をして参ります」
リ「俺もそうするか、パチュリーも行くか?」
パ「私は喘息だから行けないわ、二人で行ってらっしゃい」
リ「そう言えばそうだったな、わかったそうするよ、またな」
と言うと彼らは図書館を出ていき出掛ける準備をしに行った。
パ「・・・私、リュウトに喘息持ちって教えたかしら?」
3話終了です、なんだか終わり方が微妙、でも咲夜さん幸せルートです!次回は人里です、原作キャラも出ます!まぁ誰だかわかりますよね、ではまたお会いしましょう
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