今回は話が飛びすぎてよく解んないと思いますが、すいません。
こちらの都合でこれくらいが限界でした。
手抜きじゃないです!!
ではどうぞ
ドカァァァァァン!!!
響「きゃあ!?」
リ「響華ぁ!!」
レミ「リュウト!危ない!!」
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あれから一体どれほどの時間が経っただろうか。
たった一人の敵に、幻想郷の強者たちは次々と敗れていき、その度に命を散らしていく。
誰が生き残っているのかもわからない。
自分の体ももはや限界。
もはや勝ち目など一ミリたりとも無い。
希望は完全に断たれた・・・。
リ「ウッ・・・くそっ・・・。
まるで歯が立たない・・・」
荒れ果てたかつて大きな街があった地域。
既に見る影もないそこには、砂にまみれた大地に倒壊したビルが墓標のように何本も建っている。
それは、死んでしまった仲間たちの手向けのようにも感じられる。
絶対的な力を持つ神の前に散っていった仲間たち、それは幻想郷で今まで共に過ごしてきた家族のような存在だった者達ばかりだった。
リ「こんな・・・こんなぁ・・・」
地に膝をつき、手をつき、視界には砂しか映らない。
心の底から絶望した。
彼の目の前には、力尽きたレミリアがただならぬ傷をその身に刻んでうつ伏せに倒れている。
身を挺してリュウトを庇い、余りにも呆気なく命を散らしてしまった。
蝙蝠のような羽は、穴が至る部分に開き、風に揺られて小さくパサパサと音を立てる。
この運命も、レミリアには全て見えていたのだろうか?
だとしたら、運命というのはとても残酷だ。
リ「響華だけでも・・・どうにかして守らなければ・・・!」
?「守られたお前が・・・言える言葉ではないな、少年」
リ「!?」
空に悠然と浮かぶ男。
神の気を纏った金色のオーラは見るものを圧倒する。
この男が皆を殺した張本人・・・だが敵を討つ力など既に残っていない。
もしフルパワーの力が残っていても、この男の絶対的な力の前には抗えない。
その結果がこれなのだから。
しかし、だからこそ最期は自分の大切なものを守ってみせる!
リ「だとしても・・・響華は俺が命に替えて守り切ってみせる!
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
?「ほぉう?流石トールの子孫というだけあってしぶといじゃないか」
能力が使えない程に力を失ったが、残った霊力と神力を無理やり混ぜて力を溜める。
傷ついてもなお反抗する意思を持つリュウトに、神は少し眉を動かすが、表情は全く崩れない。
リ「うぉあらぁぁぁぁぁ!」
バギィっ!!!
?「・・・・・」
最大速度で迫って来たリュウトの拳が男の右頬に直撃する。
確かな手ごたえがそこにはあった。
なのに・・・。
リ「く・・・くっそぉっぉぉぉぉぉ!!!」
リュウトの渾身の一撃は男には全く通じなかった。
それでも諦めず、拳の連撃、さらに回し蹴りを繰り出し、エネルギーを込めた拳を顔面に当てようとしたときだった。
ガシィッ!!
リ「な!何!?」
振り上げた高速の拳は男の顔に当たる前にいとも容易く掴まれてしまう。
しかも、リュウトがいくら力を入れても全く動かないほどの力がその男の腕には込められていた。
?「全く、俺もこんなことしてる暇ないんだがな。
他の星へ赴いて信仰者達を導いたりと忙しいんだ。
だから・・・そろそろ終わりにしていいか。
神の子よ?」
リ「俺が倒れたら地球はお終いなんだ!絶対にお前を倒す!」
?「はぁ・・・、トールと全く変わらんな。
此方の意見を聞く耳を持とうとしない。
そうだ、貴様があの世に行く前に一つ良いことを教えてやろう」
リ「何・・・?」
一体何の事だ・・・?
何も思い当たることが無い。
だが、その男の言葉はリュウトの怒りを最大源に引き立たせた。
?「お前の曽祖父と曾祖母、確か女の方は博麗といったか?
トールと交配してから神になったとか?」
リ「俺の・・・ひいばあちゃん?
何故今になってひいばあちゃんの話を出してくる!!」
?「お前の曽祖父と曾祖母はな・・・現在神界の牢獄に幽閉されているんだ。
無論、俺の指示でな」
リ「んなっ!?」
?「無様だったぞお前のひいじいさんは!
あの女を人質にすると何も抵抗できずバカな女と仲良く幽閉されるんだからなぁ!!」
リ「グッ・・・貴っ様ぁぁぁぁぁ!!!」
神界に飛び立った二人がそんな事になっていたなんて。
本気の怒りを露わにし、男に向けて弾幕を放とうとした瞬間。
?「フンっ!」
リ「うわ!?」
掴まれていた手を思い切り振り回され、パワー負けしているリュウトはハンマー投げのように飛ばされてしまう。
空中へ飛ばされたリュウトは体勢を整え、その場から動かない男へ向けて極太のレーザービームを放った。
リ「くそったれ!!
食らいやがれ!ライトニングスパァァァァァァク!!!」
ヴォォォォォォォォォオ!!!
勢いよく、真っすぐと飛んでいく虹色のレーザービームは、男の体を容易く飲み込み、大地に粉塵を撒き散らした。
レーザーが通った跡にはくっきりと、大地を削ぎ取った跡が残っていた。
の筈なのだが・・・。
リ「な・・・あ・・・」
?「・・・・・」
何事も無かったかのように男は一歩もその場から動かず、服も破れていない。
ダメージは皆無だった。
?「そろそろ終わりにするか?」
そういうと男は首の骨を鳴らした後、リュウトの眼前まで急接近し、鳩尾にめがけて正拳突きを繰り出した。
バゴォン!!
リ「グッッボォア!?」
腹を抑えてもがき苦しむが、余りの威力に今にも気を失いそうだ。
肺の空気が全て抜かれて思い切りせき込み、そのたびに吐血をする。
ポタポタと血がしたたり落ちるが、地上から遥か上空からでは血が落ちる音も聞こえない。
?「今度こそ終わりだな」
男の利き手に出鱈目な威力を持ったエネルギーが集中していく。
勝てない・・・。
そう悟った時、リュウトの心は完全にへし折られてしまった。
抵抗するだけ無駄だと、覚悟を決めた時。
紫「飛行虫ネスト!!!」
ドドドドドォン!!!
真横から弾幕による砲撃が多数飛んでくる。
弾幕が飛来してきた方角を見ると、ボロボロとなった紫がそこにはいた。
紫は生きていたのだ。
複数着弾した弾からは爆発の煙が巻き上げられ、それにより男の注意がそれてリュウトはその場から退避した。
だが、そんな砲撃をしたところで奴へのダメージは皆無だ。
無論、煙の中からは無傷の男が姿現し、かなりイラついたのか、紫を鋭い眼光で睨みつけている。
?「羽虫め・・・まだ生きていたのか。
たかが妖怪の分際で小生意気な」
紫「お生憎様ね、私もそう思うわ」
?「口が達者な羽虫だな。
大人しくつぶされていればいいものを・・・」
邪魔をされて怒りだした男はさらに上へと上昇し、右手を天に向けた。
?「この星ごと消してやる・・・。
本来は地球は残しておく手筈だったが、もうこんな星に用はない。」
先程溜めていたエネルギーの何十倍というような威力の弾を上空に形成しだす。
紫「これは・・・もうどうにも出来ないわね・・・。
こうなったら、せめて最後の希望だけでも未来に託すとしましょうか」
ほぼ独り言のような言葉だった。
しかし、紫はこの時点で覚悟を決めていた。
自分が死ぬ事になろうとも、未来の希望の芽をつぶさせはしない・・・と。
紫「リュウト、ごめんね」
ヴォン・・・
バキッ!
リ「グォオ!?」
そういうと紫はスキマの瞬間移動でリュウトの目の前に現れ、回し蹴りで思いっ切り蹴り飛ばす。
今まで受けた傷もあってか、リュウトは簡単に吹き飛ばされてしまう。
いきなり何をするのだ!
だが、紫は寝返った訳ではない。
全ては{未来に託す為}だ。
紫「時空間穴・・・開放!」
リュウトが飛ばされる先に大きなスキマが開きだす。
いつものような不気味な多数の目が浮いたものではなく、先の見えない水色の空間だ。
力を全て使い果たしてしまったリュウトはもはや浮くことすら難しく、ただ下へと落ちていく。
リ「ゆ!ユカ姉!」
紫「リュウト!貴方達は世界を救う最後の希望よ!
過去の者達と一緒にこの最悪の未来を変えるの!」
リ「ならユカ姉も一緒に行こう!」
紫「私は幻想郷の創造者・・・私の子供の最期を見届けなきゃいけないわ。
それに・・・私まで行っちゃったらみんなが寂しがるでしょ?」
リ「そんな・・・!
ユカ姉ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
この言葉が、リュウトの聞いた紫の最期の言葉だった。
スキマに落ちた彼が最期に見たのは、紫が大きな光に呑まれて消えていく姿だけだった。
それは手をいくら前に延ばしてもどうにもできない。
いくら叫んでも届かない。
何も出来ない・・・。
リ「・・・・・」
青年はただ、流れに身を任せて、何処に出るのかも分からない空間を漂い続ける。
そしてその空間を出たとき、彼は世界を救うために再び地上に舞い降りた・・・。
最初の方が意味不明ですが、ある程度の差戦闘が終わった後から話が始まっているせいです。
このエピソードの後、第一話に戻って物語が始まるというわけです。
ちなみに紫は時空の境界をこじ開けてリュウトを逃がしましたが、飛ばす時代は適当で、正確な時代に人間を飛ばすことは出来ません。
響華も同様な逃がし方をしましたが、二人が飛ばされた時代が重なったのは偶然です。
次回は過去編を終了して本編に戻ろうと思います。
お楽しみに!