内容は、、、まぁ見ればわかるでしょう。
パチュリー・ノーレッジは、広い図書館の書斎で一人悩んでいた。
面白半分で研究していた秘薬があるのだが、最初は作って終わりにする筈が、段々と試してみたくなってきてしまったのだ。
図書館の研究室に瓶に入れて保管しておくつもりだったが、長い時間をかけて完成させたものを使わずしてどうするのか。
だが、劇薬であるこの薬は使えばどうなるかまだ良く分からない。
過去にも試した人間は居ないのだ。
それもその筈。
パチュリー・ノーレッジが開発者なのだから。
パ「使ってみたい・・・。
これは魔女としての知的好奇心よ、何を躊躇う事があると言うの?
でも、これを使ったらどうなるかは未だに不明・・・。
試すか・・・試さないか・・・」
悩みに悩んだ末に導き出した答えは・・・。
ギィィィィ・・・。
リ「本を借りに来たぞ、パチュリー」
咲「パチュリー様、今日のディナーのメニューなのですが・・・」
パ「ええい!ままよ!
使ってしまえぇぇぇぇ!!!!」
パリーン
ドォォォォォン!!
二人が扉を開けた瞬間。
パチュリーの声と共に、図書館から謎の煙が紅魔館を包んだ。
~~~~~~~~~~~~~
レミ「・・・で?
結局これはどういった意図で作った薬なのかしら?」
パ「えっと・・・これには訳が・・・」
紅魔館の住人全員に囲まれ、滝のように汗を欠きながらタイルの上に正座させられている魔女。
実はあの後、図書館から舞い上がった煙は紅魔館全体に流れ出てしまい、あろうことか館に居た全員の性別が逆となってしまったのだ。
という事は煙を浴びた咲夜とリュウトの身体は・・・。
咲「一刻も早く元に戻してください!
出ないと僕はリュウトさんの服を借りて生活しなければいけなくなるんですよ!?
メイドだったのにこれでは執事になってしまいます!」
リ「おい、前にもこんなことあったよなぁ?
前回は私の身体が小さくなって大騒ぎだったのに、今回はそんなレベルじゃないぞ!?」
性別が逆となり、咲夜は銀髪くせ毛の青年。
リュウトは真っ黒なショートボブの少女となってしまっていた。
しかも何時の間にか口調まで性転換してしまっている。
リ「まさか女になってスカートを穿くことになるとは・・・。
しかも何だか下着が落ち着かない・・・締め付けられてるみたいで・・・。
それにスカートなんて布を腰に巻いてるだけじゃないか、下から覗けば見えてしまうぞ・・・」
咲「ぼ、僕はトランクス結構履き心地良いですよ?
プリンセスラインが締め付けられないし、解放感がありますね。
ズボンを初めて穿いたし、良い経験ですかね?」
女体化してランジェリーを着けざる負えなくなったリュウトは、ついでに咲夜の私服である桃色のブラウスに、薄い水色のチェック柄のミニスカートを身につけてすっかりお洒落な女の子へと変貌。
一方で咲夜は何時もリュウトが着ている薄手のTシャツの上から黒の上着を羽織り、ジーンズを穿いていた。
先程からモジモジと恥ずかしがっているリュウトに対して、咲夜は迷惑がっていながら少し楽しんでいるようだ。
レミ「ちっとも良い経験なんかじゃない!
早く元に戻してもらわないと!」
部屋で紅茶を飲んでいたレミリアも煙にまみれて男となり、その他のフラン、美鈴、小悪魔も男の身体となっていたのだ。
全員性別が変わったせいで元々着ていた服が着られなくなり大混乱。
辛うじて背丈が入れ替わった咲夜とリュウトはお互いの服を交換することで如何にかなったが、レミリアとフランはトレード出来る者が居ないせいでどうしようも無くなっていた。
美「確かに男性の身体なら頑丈ですし門番には向いているとは思いますが・・・。
私も元に戻してほしいですね~、どうにも落ち着きませんし、お嬢様達以外はリュウトさんの服を借りている現状ですから・・・」
頭を掻きながらそういう美鈴。
今、彼女の着ている服もリュウトから拝借したもので、現在レミリアとフラン意外の全員がリュウトの服を借りなければいけない現状だった。
しかも咲夜以外はサイズが合っておらず、きつかったりゆったりしすぎたりとまばらで、数にも限りがある。
いつまでも彼・・・。
いや、今は彼女だったか。
に、頼っている訳にはいかない。
皆でどうするかを話し合っていると、フランが小動物のような口を開いて訴えた。
フ「そうだよ。
私、この格好じゃ皆に逢えないよぉ・・・。
明日だって集まる約束してるし」
リ「約束してるのか・・・。
確かに服も無いのに外に出る訳にはいかないよな・・・」
フ「違うの。
集まる場所・・・此処なの」
小「え!?なら一刻も早く元に戻さないと!!」
小悪魔だけ一人でパニックに陥り、そこいら呪を走り回って慌てている。
頭を抱えながら走り回る前に色々やることがあるだろうに。
彼女は何か事件が起きると真っ先に大慌てして墓穴を掘るタイプだ。
明日までに全員の身体を戻さなければいけないというタイムリミットが加算されてしまった今。
勿論、パチュリーの事だからもとに戻す薬位持っていると全員が考えるだろう。
だが、現実はそう上手く行くものではなかった。
パ「ごめんなさい。
実は元に戻す薬・・・作ってないんだよね」
レミ「ならサッサと作らんかぁ!!」
牙を魅せながら投げやり気味に突っ込むレミリア。
怒るのも無理はない。
時間が無いのだから今すぐにでも取り掛からなければいけない。
パチュリーならば明日までに薬を完成させる位容易だろう。
だが、またしてもこの魔女はやらかしてくれた。
パ「えっとー・・・クスリが残ってればそれの真逆の者を作ればいいだけなんだけど。
もうクスリ残ってないんだよ・・・」
レミ「お前は何でこういう大事な時にそういうヘマを起こすんだぁー!!」
もはや何かに変身するのではないかと言いたくなる勢いで突っ込みを入れるレミリアは爆発寸前だ。
取り敢えずこの状況を打開するには紅魔館に居る以外の者達に助けを求めるしかない。
リ「ハァ・・・。
仕方が無い。
助けを呼ぼう」
野暮坂ではあるが、リュウトは今すぐ呼ぶことが出来、尚且つ信頼できる女性の名を叫んだ。
リ「ユカ姉ー!」
すると、7人の前に言わずと知れたスキマが開き、彼女はやって来た。
それも満面の笑みで。
まるで今回の騒動を見ていたかのような顔だ。
紫「リュウト~!
可愛くなっちゃったわね~!
やっぱり霊夢の曾孫だからかしら、何処となく輪郭とか目とかが霊夢にそっくりになってるわよ?」
そういうと小さなスキマを開いて手鏡を取り出し、リュウトへと向けた。
彼女も自分で確かめるが、言われてみれば髪を伸ばせば似ているかもしれないと思った。
紫「この前零夜が使ってた育毛剤使って髪伸ばしてみる??」
リ「そんなことしなくていい。
というか育毛剤って?」
咲「リュウトさん!今はそんな世間話してる場合じゃないです!」
リ「あ、そうだった。
実は頼みたいことがあって・・・」
咲夜に言われて引き戻されたリュウトは紫にある頼みごとをした。
元々、協力するつもりだった彼女はその願いを何のためらいも無く承った。
こうして、全員の身体をも元に戻すため計画が始動した。
_______________
~人里~
男「なぁ、あの子可愛くね?
あんなことされてみてーなぁ~」
女「一緒の人かっこいい~!
あの人何処に住んでるのかな!」
少女から少年へと変わってしまったレミリアとフランの為に、リュウトと咲夜の二人だけで人里へ服を買いに来た
のだが、大通りを何時ものように歩いていると違和感を感じた。
先程から様々な人間から視線を感じるのだ。
ただ道を歩いているだけなのに何故注目されているのか全く分からない。
店先の並ぶ繁華街。
多くの人間が二人へ目を向けているのだ。
リ「なぁ咲夜・・・私達なんか注目集めてるぞ?」
咲「えぇ、僕も先程から視線を感じている所です」
手は繋いでいないが、咲夜は男の身体になってからリュウトの前方に出てエスコートしている。
世の女性にとってはこれがたまらなく良いシチュエーションらしく、咲夜の容姿が整っているのも相まって熱い視線を集めていた。
リュウトも恥ずかしいのか咲夜の背中に顔を蹲め、真っ赤になった頬を隠す。
それが世の男性にはたまらないシチュエーションでこれが男性からの視線を集めていた。
だが二人はその事を全く分かっていない。
咲「あ、リュウトさん。
着きましたよ」
リ「やった!
早く中に入ろう!視線が耐えられない!」
咲「リュウトさん、私の背中に抱き着いていても良いですから!
そんなに押さなくても入りますよ~・・・」
女の身体でスカートまで履かされた事に半ば公開処刑を受けたような感覚に見舞われていたリュウトは、目的地に着くと咲夜の背中を押しながら小走りで服屋へと入っていった。
中へ入ると運よく客足は少ない日だったらしく、店の中には店員とまばらな客だけだった。
リ「どうせ二度と着ることも無いんだし、適当でいいよな?」
咲「す、少しはお洒落な物を選びますが・・・値段に関しては安いもので構わないとのことですよ?」
店員「あら?お子さんに衣装でいらっしゃいますか?」
リ・咲「!?」
服選びに集中していて背後から近づいていた店員の女性に全く気付かなかった二人。
驚いてつい背筋をのばしてしまった。
店員「お二人のお子さんとあればさぞかし可愛らしいんでしょうね~!」
リ「え!?ア!そうですわね!おほほ・・・」
それらしく口を隠しながら気品に微笑もうとするリュウトは内心では心臓が破裂しそうなほど緊張していた。
もうこの際、正体がバレなければどうだっていいと考えているようで、店員の言葉にそのまま流された受け答えをしてしまい、何故か咲夜との間に既に子供がいる設定になってしまっていた。
今の彼女では子供は産めないだろうに。
どちらかというとリュウトが産んでいる設定なのだろう。
客観的に見ても明らかに子供を産むには若すぎると思うのだが、幻想郷では18歳で子供を産むのはごく普通の出来事でもある。
咲(リュウトさん!流石に不味いのでは?)
リ(し、しょうがないじゃないか!
私だって恥ずかしいし・・・、)
店員に聞こえないように耳打ちして批判するが、今にも泣きそうなリュウトの目を見ていると咲夜も何も言えなくなってしまった。
ここは男になった僕が引っ張らなければ!と、謎の気合いを入れた咲夜が此処で行動に出た。
咲「あの、男物の服を探してるんですけど、案内してくれませんか?」
店員「男性用ですね?
此方です♪」
上手い具合にリュウトから店員を引き離す咲夜。
これで少しは緊張もほぐれる事だろう。
一先ず深呼吸をして心を落ち着かせたリュウトは、店員に付いていく咲夜の後を追いかけた。
その後、時間はかかったものの、全員分の服を買う事が出来た。
かなりの量になってしまったが、中には下着も入っているのだから仕方が無い。
荷物持ちは男の咲夜が担当し、紙袋を両手に持ちながら歩いてきた道を戻っていく。
またもやリュウトは咲夜の後ろに隠れている。
女体化してからリュウトの行動が小動物らしい・・・女の子らしくなっているような気がするが、これも薬のせいなのだろう。
咲「リュウトさん。
可愛い行動が目立ちますけど大丈夫ですか?」
リ「自分の意志ではないが、何故かそういう行動をしてしまうんだ。
クスリの効果がかなり効いてしまっているようだ」
咲「早く戻ればいいのですが・・・」
リ「直ぐに治るように手配したんだろう?
あちらの事はあちら側に任せよう」
紅魔館で紫に頼んだ事。
それは、図書館に魔理沙を連れてくることだった。
魔道に精通した魔理沙ならばパチュリーの助手が務まると考えたのだ。
アリスは魔女だが操作系の魔法を主としている為、分野が違うと断られてしまったが、魔理沙だけは如何にかなると協力してくれた。
今頃は図書館で薬の調合を手伝っている最中だろう。
そうこう話しているうちに、既に目の前には門番の立つ大きな人里からの出口が聳え立っていた。
入る時も言われたが、門番は帰りも、やはり美しい女性だ、とリュウトを称賛した。
リ「はぁ。
漸く門まで帰ってこられたわ。
早く此処から立ち去ろう」
人里の門へ到着するまで一体何人の人間に振り向かれたか分からないが、歩いている最中14回ほど飛んで帰りたいと考えてしまった。
飛んだ瞬間、リュウトはスカートの中の神秘を晒すこととなってしまうが。
・・・恐らく彼女はそんな事を考える余裕も無かっただろうが。
咲「ですね。
あ、でもその前に神社へ寄りましょう。
実は霊夢と少し会う予定が・・・」
リ「い、今の状態で?
ちゃんと認識してくれるだろうか?」
咲「恐らく霊力でお判りになると思いますよ?
姿には驚くと思いますが」
リ「ま、いざとなれば何か証拠を見せればいいか。
そうと決まれば行くか!
博麗神社へ!」
気合いの入った少女のソプラノ声と青年の低音で、オーと拳を掲げ、二人は博麗神社へ向けて飛び立った。
その時、油断していたリュウトがうっかりスカートの中の天国を門番に見せてしまい、一人の門番が興奮してしまったのは秘密にしておくとしよう。
やっぱり女性用の服は種類が多くて大変!
ファッションに一ミリも興味が無いせいでリュウトの衣装を決めるのが大変でしたよ。
というか、性転換してるせいで書いててワケわからなくなりそうでした。
リュウトが女で咲夜が男?ん?どーなってんだ?って感じでしたね。
ちなみにリュウト、この先名前も変えてリュカちゃんにしましょう!
リュカちゃんは咲夜の使ってるランジェリーをつけてます。
というか、咲夜と下着をその場で交換してます。
さぞかし興奮するでしょうねw
ちなみに咲夜はトランクスの解放感に感動してます。
女の人はパンティーラインが締め付けられますからね~。
次回は挿し絵でリュカちゃんの姿を公開したいと思います!