佐倉の従兄弟に転生した 作:メガラティアス
特別指導審議室の室内には、重苦しく張り詰めた空気が満ちていた。
長テーブルの端には審判役を務める生徒会長の堀北学、そして記録係である書記の橘先輩が着席している。その向かい側、原告側の席には俺と龍園の二人が腰を下ろし、静かに相手の到着を待っていた。
しかし、指定の時刻を過ぎても被告側であるDクラスの面々は一向に姿を現さない。弁護人の選出や処分の重さを巡り、教室内で醜い責任の押し付け合いと揉め事が勃発しているのは容易に想像がついた。
予定から数分遅れて、ようやく審議室の重い扉が開け放たれた。
「お前ら! 高校生にもなって学校にチクるなんて、恥ずかしくないのかよ!」
「そうだよ! こんな事やめてよ! 汚いよ!」
室内に入るやいなや、開口一番に飛び出してきたのはそんな見苦しい怒号と被害者ぶった叫びだった。連行されてきた池や山内、篠原といった当事者たちが、こちらの顔を見るなり逆切れ気味にまくし立てる。
……まあ、初期のDクラスなんてこんなものだろう。自分たちが犯した不法行為の重さすら理解できず、追い詰められれば感情任せに相手を不当だと叩くことしかできない。
「みんな、静かにしてくれ! ここはそういう場所じゃないんだ!」
顔を蒼白にした平田が必死に彼らを抑え込もうとしているが、パニックに陥ったDクラス側の暴走は容易には止まらない。頼みの綱だった堀北や櫛田に逃げられ、義務感で弁護人としてついてきた平田の苦悩が手に取るように伝わってきた。
そんな喧騒の中、平田のすぐ後ろに影のように佇んでいる男、恐らく茶柱先生に無理やり連れてこられたであろう人物——綾小路清隆に目が留まった。
彼は一切の感情を排した無機質な瞳で、原告側に座る俺と龍園の立ち振る舞い、そしてこの場の空気をじっくりと観察していた。まるで実験室で被検体の反応でも観察しているかのような、こちらの底を試すような視線。他人にそうやって力量を測るような目で見られるのは、お世辞にも気分のいいものではない。
思わず目線が正面からぶつかり、俺の眉が小さくピクリと釣り上がった。多分だが、今の俺は綾小路と睨み合う形になっている。あちらは相変わらずの無感情な面構えだが……まあいい。今回はさすがの奴でも、何も手出しはできないはずだ。勝負は最初からついている。
Dクラスの面々は未だに口々に騒ぎ立て、収まりがつく気配がない。隣に座る龍園は無言のまま静観しているが、その獰猛な口元を見れば、内心で「ククク……」と見下して笑っているのは明白だった。
その醜悪なやり取りを見かねたように、審議室の正面から冷徹な声が響き渡る。
「いい加減にしろ。……これ以上騒ぎ立てるなら、原告側の意見のみで判断させてもらう」
生徒会長・堀北学の威圧感を孕んだ一言が、一瞬で部屋の騒音を切り裂いた。
堀北学の一言によって、教室内には凍りついたような静寂が訪れた。騒いでいた池たちも、生徒会長の圧倒的な威圧感に気圧されたように口を噤む。
その静寂を引き継ぐように、書記の橘茜先輩が立ち上がり、手にしていた資料に目を通しながら粛々と進行を開始した。
「では、原告側であるBクラスを代表するお二人の主張、および提出された証拠の整理に入らせていただきます。……5月の第2週から現在に至るまで、Bクラス、特に佐倉陽斗君は、Dクラスの生徒たちから集団による継続的な誹謗中傷、ならびに校内掲示板への悪意ある書き込みを受け続けたとのことです。まずはこちらをご覧ください。これが該当の掲示板に投稿された内容の一覧です」
橘先輩が手元の端末を操作すると、壁面の大型スクリーンに大量のデータが映し出された。
そこに表示されたのは、目を覆いたくなるような悪意の数々だった。「不正でポイントを得ている」「脅迫者」「女子2人をポイントで釣っている」「不純性行為をしている」「学校の害虫」「暴力集団」といった、佐倉陽斗個人、そしてBクラス全体を貶める苛烈な誹謗中傷のログが画面一杯に埋め尽くされている。
「な、なんだよそれ!」
「俺たちが書いた証拠なんてねえだろ!」
「ちがう、俺じゃない!」
画面を見たDクラスの連中から、すぐさま焦りを含んだ否定の声が上がる。だが、橘先輩は彼らの見苦しい言い訳を一切気にとめる様子もなく、淡々と次の証拠へと進めた。
「Dクラス側はそう主張されていますが、IPアドレスやアクセスログの解析結果から、これらが彼らの端末から書き込まれた可能性はきわめて高いと判断されています。……さらに、彼らは教室内外を問わず、佐倉君に対して直接的な誹謗中傷や威嚇行為を繰り返していました。続いて、その際の映像および音声データを再生します」
スクリーンの表示が切り替わり、スピーカーから鮮明な音声と映像が流れ始めた。
そこに映し出されていたのは、廊下や敷地内で俺を取り囲み、「おい不正野郎!」「白状しろよ!」「ポイント返上しろよ!」と大声で罵声を浴びせ、取り囲んで騒ぎ立てるDクラスの生徒たちの姿だった。言い逃れなど不可能な、動かぬ証拠が白日のもとに晒されたのだ。
決定的な映像と音声が再生されると同時に、被告席のパニックはもはや抑えようのない暴走へと変わった。言い逃れ不可能な「自分たちの顔と声」が記録されたデータの前に、彼らの理性は完全に吹き飛んでいた。
「ち、違うって! 俺じゃないんだ、元はと言えば寛治が『あいつ絶対に怪しい』って言い出したから俺はそれに合わせただけで……!」
山内が顔を真っ赤にして叫び、隣の池を指さす。その手は恐怖で激しく震えていた。
「はあ!? ふざけんな山内! 最初に『不正野郎を懲らしめてやる』って掲示板に書き込もうぜって誘ってきたのはお前だろ! 俺のせいにしてんじゃねえよ!」
「なんだとごらあ!? 嘘ついてんじゃねえぞ!」
掴みかからんばかりの勢いで怒鳴り散らす二人。かつて親友のように連んでいたはずの男たちが、保身のために互いの胸ぐらに手をかけんばかりの勢いで睨み合う。
「待って、待ってよ! 私たちは二人に『Bクラスの奴らにギャフンと言わせてやろう』って煽られたから、廊下で声を合わせただけだから! 主犯は池と山内よ!」
篠原が甲高い悲鳴のような声でまく立てると、周囲の女子生徒たちも一斉にそれに乗っかった。
「そうよ! 巻き込まれただけよ! 私たちだって被害者なんだから!」
「篠原お前っ、あの時ノリノリで『脅迫野郎!』って叫んでただろ! 人に責任擦りつけてんじゃねえ!」
「なっ、なによ! あんたたちがやれって言ったんでしょうが!」
罵詈雑言、悲鳴、責任の押し付け合い。
15名もの生徒が一斉に自分の保身のためだけに叫び合い、審議室はもはや学級崩壊どころではない地獄絵図と化していた。互いの過去の余罪や陰口まで暴露し合う泥沼の醜行。自分たちを弁護するために集まったはずの場で、自ら仲間を刺し合い、傷口を広げていく。
「みんな! やめるんだ! ここで言い争っても何も解決しない! 落ち着いてくれ……っ!」
平田が声を限界まで張り上げ、必死に間に割って入ろうとする。だが、停学や退学という現実的な恐怖に狂乱した彼らの耳には、クラスリーダーの悲痛な制止など一言も届いていなかった。額に汗を浮かべ、青ざめた顔で頭を抱える平田の姿は、あまりにも惨めだった。
その地獄絵図のすぐ横で、綾小路だけが微動だにせず、まるで他人事のように無機質な瞳で崩壊していくクラスメイトたちを眺めている。
醜く怒号を交わし合い、勝手に自滅していくDクラスの面々。
俺は隣で「ククッ……最高じゃねえか」と肩を揺らす龍園とともに、冷め切った視線でその惨状を見下ろしていた。
……その光景を横目で見ながら、俺はふと、数日前に自室で交わした龍園との会話へと意識を巻き戻していた。
『――俺が書いた最初の火種の部分は消しておいた。これで残ったのは、あいつらDクラスが勝手に書き込んだ悪意のログばかりだ。これを使うぜ』
夜の自室、モニターを眺める俺に、龍園はふっと不敵な笑みを向けた。
『十分だな。にしても、随分と書き込まれたものだ。この2週間で100件以上も書き込まれるとは……。まあ、同じ人間が重複して書き込んでいる可能性は高いが』
『ククク……。で、これをどう使うかだな。全員をまとめて退学に追い込むだけでも十分だが……』
『……一つ、方法がある。龍園、この学校には退学者を救済するシステムもある事を知っているか?』
『ああん? それがどうした?』
『クラスポイント300と、2000万プライベートポイントを支払うことで、1人分の退学を無効にできるんだ。これを機に、Dクラスから大量のプライベートポイントを巻き上げて見ないか? 方法は――』
詳細なスキームを告げると、龍園はしばらく目を丸くし、やがて腹の底から這い出るような低い笑い声を上げた。
『くくく……、なるほどなァ? うちのクラスの雑魚共が将来的に退学になりそうになった時、その資金で救い出して徹底的に言う事を聞かせるための保険って算段か。……悪くねえな。気に入った、その稼ぎ方、いいぜ、乗ってやるよ』
――思考が、現在の審議室へと引き戻される。
目の前では、Dクラスの面々が相変わらず醜い責任の押し付け合いと、見苦しい罵り合いを続けていた。
教室内での泥沼の醜態を、生徒会長である堀北学は冷徹な眼差しでしばらく見つめていたが、やがて呆れたように小さく息を吐いた。
「――話にならないな」
その静かな、しかし有無を言わせぬ一言が、審議室の喧騒を一瞬で押し潰す。学の冷ややかな視線が、青ざめるDクラスへと向けられた。
「これ以上、ここに時間を割く必要はない。原告側であるBクラスの主張、および提出された一連の証拠の妥当性を認める。……被告側であるDクラスは、集団による継続的な誹謗中傷、ならびに掲示板への悪質な書き込み、さらには直接的な威嚇行為におよび、学校の秩序を著しく乱した。……この悪質な違反行為に対し、本来であれば当事者全員を即時退学処分とすべきであると判断する」
その「退学」という重すぎる宣告に、Dクラスの生徒たちの顔から血の気が完全に引いていく。池や山内はその場で膝から崩れ落ち、平田は絶望に染まった顔のまま、かろうじて立ち尽くすのがやっとだった。
「退学処分」というあまりにも重すぎる言葉が響き渡った瞬間、平田洋介の顔から血の気が完全に引いた。
「待ってくれ……!」
たまらず声を張り上げ、平田は席を蹴るようにして立ち上がった。その瞳には、クラスメイトを救いたいという切実な焦りと恐怖が入り混じっている。
「待ってくれ、龍園君、佐倉君……! うちは……うちのクラスも今回のことは深く反省している。だから、退学にだけは……彼らを退学にするのだけは勘弁してくれないか!」
その悲痛な叫びに対し、龍園は鼻で笑うように息を吐き出した。
「くくく……。これだけの見苦しい醜態を晒した光景を見た後によくそんな台詞が吐けるな、平田。お前も大概、頭がイカれてる異常な奴だな。……だが、許す気はねえよ」
「そこをなんとか……! 僕が、僕が責任を持って全員を徹底的に抑え込む! だから頼む、処罰を軽くしてくれ……!」
平田は周囲の視線も、自分のプライドも恥もすべてかなぐり捨て、原告側の席に向かって深く頭を下げた。
しかし、龍園は冷徹な眼差しのまま、しばらくその哀れな姿を値踏みするように見つめ、やがて不敵な笑みを深くした。
……本当のところ、あんなゴミどもはさっさとこの学校から消えてくれた方が、後々俺たちにとって圧倒的に楽で都合がいいんだがな。だが――
脳裏でほくそ笑みながら、龍園はわざわざ芝居がかった大きな溜息をついてみせる。
「……まあ、許す気はねえがな。だが、そんなに退学が駄目だって言うなら、俺にも考えがある。そいつらが野放しでこの学校にいると……いや、正直に言えば、このまま奴らが学校に居座り続けられても、俺達としては色々と面倒で厄介だがな……。だが、仕方ねえ。示談金で手打ちにしてやるよ」
龍園はゆったりと体を預けていた背もたれを起こし、底冷えのする響きを含んだ声を響かせる。
「ここにいる佐倉はな、お前らの陰湿な嫌がらせのせいで精神面が壊れかけて、俺に自主退学の相談を持ち込んで来たくれえだ。俺が止めなきゃ、危うく300クラスポイントを失う羽目になったんだよ。他の連中も多大な被害を受けている。当然、タダで済ませる気はねえ」
「なっ……!?」
平田が息を呑む。だが、龍園の悪魔的な提案はここからが本番だった。
「だが……俺も鬼じゃねえ。対価を支払うってんなら、手打ちにしてやらんでもねえぞ? ――Dクラスは合計2,000万プライベートポイントを俺たちに支払え。 それを呑むなら、停学処分は免除してやるよう学校側に掛け合ってやるよ」
「に、2,000万……!? そんなの、クラス全体でも到底用意できる額じゃない……!」
絶望に染まった平田の言葉を遮るように、龍園は冷笑を浮かべながら首を横に振った。
「クク……おいおい、勘違いすんじゃねえぞ? この件はな、ここに呼び出された15人だけの問題じゃねえんだよ」
龍園は手元の端末を操作し、新たな音声データを周囲に叩きつけるように再生させた。
『――ええ、単刀直入に言うわ。私は貴方が不正に情報を手に入れて……』
審議室の静寂の中に、冷ややかな女性の声が響き渡る。それは他でもない、Dクラスである堀北鈴音の尊大な声だった。
「……見ての通りだ。Dクラスはリーダー格が自らBクラスに乗り込んで威圧し、クラス全員でこの嫌がらせを容認・加担してきたんだよ。つまり、――Dクラス全員が同罪だ」
龍園の凶悪な笑みが、絶望に打ち震える平田たちを射抜く。
「だが、重ねて言うが俺も鬼じゃねえ。停学や退学で身動きが取れなくなるのが嫌なら、手打ちの条件を出してやる。
――Dクラスが今持っている全員のプライベートポイントを今すぐ全額差し押さえ、ゼロにする。さらに、足りねえ分は2,000万に達するまで、今後毎月お前らに振り込まれるポイントから全額天引きでBクラスへ支払い続けろ。これを呑むなら、停学は無しにしてやってもいいぜ?」
冷酷な通告に、被告席の誰もが息を忘れたように凍りつく。逃げ場など最初から用意されていない。
龍園は容赦なく、その残酷な理屈をさらに追い討つように言い放った。
「……これは必要事項だ。お前たちはプライベートポイントを差し出す代わりに、停学処分を免れる。ましてや、これからの中間試験まで授業に出られず、試験本番でそのまま退学になるような最悪の未来もなしで済む。俺たちはうちの生徒が精神的に追い詰められた『保険金』を回収できる。……おい、互いに損はねえだろ?」
冷徹な瞳で、龍園はトドメの一言を突き刺す。
「それに、その15人抜きでこの学校の厳しい試練に挑むなんて、ただでさえ底辺のDクラスにとって大損害なんじゃねえか? ……頭数は残してやるよ。感謝しろ」
龍園の悪魔的な提案を聞いた後、堀北学はほんの少しだけ目を細め、静かに、しかし重みのある声を響かせた。
「……示談による処分の軽減か。ルール上、原告側の了承と双方の合意があるならば、学校側としてそれを拒む理由はない」
学の冷徹な視線が、被告側の席で言葉を失っている平田へと向けられる。
「条件は提示された。平田、これはDクラス全体に関わる重大な問題だ。受け入れるか、あるいは当初の通り退学処分を含む厳罰を受け入れるか……決めるのは被告側である君たちだ」
生徒会長の言葉は、最後通告として審議室に重くのしかかった。退学か、それとも毎月ポイントを吸い上げられる奴隷契約か。逃げ道は完全に潰されている。
平田は蒼白な顔のまま静かに目線を下げ、絞り出すような声で龍園に問いかけた。
「……本当にそれを呑めば、彼らの停学や退学は見逃してもらえるんだね?」
「クク、当たり前だろ。まあ……傷ついた佐倉や、納得のいかねえ俺のクラスメイトたちに関しては、俺が後でうまくケアしてやって機嫌をとっておいてやるよ。……だがな、その代わりちゃんと支払えよ? ここにいる奴らだけじゃなく、Dクラス全員でだ」
龍園は勝ち誇った笑みを浮かべ、平田の覚悟を急かすように指を鳴らす。
平田は深く息を吐き出し、ゆっくりと両目を閉じた。数秒の沈黙の後、再び目を開いた彼の瞳には、クラスメイトたちを救うための悲壮な覚悟が宿っていた。
「……分かった。その条件、僕たちが支払う」
平田の口から承諾の言葉が漏れた瞬間、後ろに控えていた池や山内たちの間から、助かったという安堵と、これからの無一文生活に対する絶望が混ざり合った複雑な喘ぎ声が漏れた。
「くくっ、感謝しろよ? クラスの奴らを納得させてこの示談に持ち込むのも、俺にとっては大仕事なんだからよ」
龍園は嘲笑を浮かべると、ジャケットの内ポケットからあらかじめ用意していた2枚の紙を取り出し、テーブルの上を滑らせて平田の前へと突き出した。そこには寸分の狂いもなく、先ほど龍園が口にした不当で冷酷な取り決めが文字として並べられている。
平田はその契約書を両手で受け取り、文字を追う手がかすかに震えるのを抑えながら、一行一行確かめるように目を通した。逃げ場のない完璧な文章であることを確認すると、彼は意を決してペンを握り、自分の名前を署名欄へと力強く書き込んだ。
「……ちなみに言っておくがな、平田」
龍園は不敵に口角を上げ、署名された契約書に視線を落としながら付け加えた。
「ここに書いてある通り、支払いを拒否したり、期日までに支払わなかったりした場合のペナルティも明記してある。――払わなかった奴、あるいは支払いを怠った連中は、その時点で即刻『退学』だ。 学校側にもこの契約書を正式な示談協定として提出する。逃げられると思うなよ?」
その追い打ちの言葉に、平田は蒼白な顔で小さく頷くことしかできなかった。
こうして、DクラスがBクラスの「奴隷」となる地獄の契約が、正式に結ばれた瞬間だった。
平田の悲壮な決意と、後ろで頭を抱えて絶望する池たちの姿。それを嘲笑う龍園と、淡々と事態を見届ける俺。
その審議の最初から最後まで、綾小路が口出しをすることは一度として無かった。