一級術師のリゼロ生活   作:カチコミ侍ニン任にん

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 どうも! 『カチコミ侍ニン任にん』です!

 本当ならば最新話を投稿したかったんですけど、最近『呪術回戦』の『仙台コロニー編』と小説サイトにある『リゼロ上映会』の投稿を読んだことで、『園丘雄馬の人生上映会』の話を書きたくなって、この話を投稿させていただくことになりました。

 ただ、私は他の『人生上映会』の小説を書いている人よりも文才がないため、この話はセリフと効果音のみにて書かせていただいております。
 そのためそれらが苦手な方は、Uターンすることをお勧めいたします。また、この話はリゼロ陣営の人間関係がネタバレになると思われますので、その点もご注意ください。


【】←ナレーションの声
『』←映像内の人の声
「」←いせかるメンバーの声

 と、上記の様にそれぞれで大雑把にですがかぎかっこが分けられておりますので、その点もご了承ください。



 話が長くなってしまいましたね。それでは本編へどうぞ!





いせかる上映会編 【死滅回遊 仙台コロニー編】➀

 

 

 

 ビーッ!(スピーカーからアナウンスが流れる音)

 

【これより、呪術回戦『死滅回遊・仙台コロニー編』の上映を始めます。お立ちのお客様は、席に戻りお座りください】

 

「チッ。心にもない事を…!」

 

 スタスタスタ(舌打ちをし悪態をつきながらも席に戻る尚文に続き、他の立っていた者たちも自分の席へと戻っていく音)

 

「東京の次は仙台か…」

 

「雄馬の元居た世界って、マジで日本全体のテロが起ってたんだな…」

 

「あれ? でも確か仙台には……」

 

「ああ。雄馬が向かっているはずだ」

 

「! それじゃあユーマの姿が見れるのかしら!?」

 

「「!!」」

 

 パッ(スクリーンに仙台コロニーの様子が映し出される音)

 

【仙台コロニーの展開は東京のコロニーよりも遥かに早く、戦いは苛烈を極めていた】

 

「うおっ! 何だあのデカいネズミみたいなやつ!?」

 

「呪霊…あるいは、誰かの式神といったところか…?」

 

 パッ(映像が映り替わり、どこかのスタジアムの席に座禅を組んだ老人の姿が映る音)

 

【『ドルゥヴ・ラクダワラ』。所持得点91点。二度目の受肉。倭国大乱において単独にて列島制圧を成し遂げた宿老。その術式は、自立型の二種の式神を有し、その式神の軌跡を自らの領域とする】

 

「ん? それってつまりどういう能力なんだ?」

 

「恐らくですが、あの巨大なネズミの通った場所がそのまま彼の領域となり、その場所に触れたものに必中の攻撃を与えるものかと思われます」

 

「へ~、なるほどな~。……って、そんじゃあ時間が経つごとにあの爺さんの有利になるってことかよ!?」

 

「おまけに、もしかしたら式神にも何かしらの能力がある可能性もある」

 

「なるほど。それなら一人で列島制圧も出来るかもな」

 

「ふむ。ただ、自立しているっていうのが少々気になるな(もしかしたら『命令できない』というのが、【縛り】として能力を強くしているってことか…?)」

 

 パッ(また映像が映り替わり、どこかのドーム状の建物の上に寝そべりながら煙草を吸っている男性の姿が映る音)

 

【『石流 龍/いしごおり りゅう』。所持得点77点。泳者一の呪力出力を誇る‶大砲″。その術式は、呪力の放出】

 

「すごーい髪型の人ね」

 

「そうですね。ルグニカにはない髪型だ」

 

「リーゼントって…(一世代前の不良じゃあるまいに……)」

 

「大砲、か……(クソッ。嫌な奴を思い出した……!)」

 

 ブンブンッ(ターニャが石流のナレーションを聞き、自身の世界にいたとある敵国兵士のことを思い出してしまい忘れるように頭を軽く振った音)

 

 パッ(映像が再び映り替わり、空に広がる波紋とその上を優雅に移動する女性が映る音)

 

【『烏鷺 亨子/うろ たかこ』。所持得点70点。元藤氏直属暗殺部隊『日月星進隊‶隊長″』。その術式は、『空』を操る】

 

「な、尚文様!/// 見てはなりません…ッ///」

 

「うおっ!? 何をするラフタリア!?」

 

「ねぇねぇ、何であのお姉ちゃん服着てないのー?」

 

「うっひょーーー!! すっげぇ美人さん!!」

 

「……」

 

「カズマ…」

 

「カズマさん……」

 

 ジト~(めぐみん、ダクネス、アクアの3人に加え、会場中(エミリアやシズなどの一部は除く)からゴミを見る目で見つめられる音)

 

「おい! 何だよその目は!?」

 

「とんだ変態ね。死ねばいいのに」

 

「おおーい!? 酷くねぇか、ラム!?」

 

 パッ(映像は再び移り替わり、四人目の泳者が映る音)

 

「「「「「ヒッ……!?」」」」」

 

 ビクッ(ゴキブリが苦手な者たち(主に女性陣)が、身体を震わせる音)

 

【『黒漆死/くろうるし』。所持得点54点。羂索が【呪霊操術】の支配より外したゴキブリ型呪霊。等級は特級(登録済み)。とある導入条件の消失まで休眠中。その術式は、ゴキブリを操る】

 

「気色悪っ!?」

 

「(人の恐れが呪霊を生み出すって言ってたもんなぁ) ——ある意味では、現代ならではの呪霊ではあるな…」

 

「ゴキブリを操るとか想像しただけで背筋がぞわぞわするぜ……!」

 

「……というか、あそこの5人は大丈夫なのか?」

 

「「「「「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんないさいごめんなさい—————ッ」」」」」

 

 ガタガタガタガタ……ッ!!(カズマたち反省室送りになったことのある5人が、黒漆死を見てトラウマを思い出して震えている音。)

 

「ちょ、ちょっとカズマ! アクア!」

 

「しっかりしろ2人とも!?」

 

「3人共、しっかりしてください!?」

 

「おい! しっかりしろ!」

 

 ガシッ。ブンブンッ(めぐみん、ダクネス、ヴィーシャ、ヴァイスの4人が、5人の肩を掴み揺さぶって正気に戻そうとする音)

 

【同盟はなく、拮抗した実力と錯雑とした相性による三竦みの四つ巴。————だが、その一角が…………‶堕ちる″ッ!!】

 

パッ(映像が切り替わり、横一文字に斬られたドルゥヴとそれを成した人物の後ろ姿が映った音)

 

「「「「「!!」」」」」

 

「あの姿は……!」

 

 パッ(映像が映り替わり、居合を振り切った体勢の青年の姿が正面から移される音)

 

【——『園丘 雄馬』。所持得点45点。僅か15歳にて一級呪術師にまで上り詰めた秀才。同年代で【特級呪術師】である『乙骨 優太』の影に隠れているが、その実力はかの者に引けを取らない。新世代における、【異能】の一人】

 

「「ユーマ…!!」」

 

「おおぉ! なんかカッコいいナレーションだな!」

 

「当然かしら! 何といってもベティーのユーマなのだから!」

 

「そうです! 何たってユーマ君はレムの英雄なんですから!」

 

「ハッ。エミリア様の騎士なのだから、このくらいのナレーションされて当然よ」

 

 パッ(スタジアムから遠ざかる雄馬の姿が映る音)

 

『取り敢えず終わったな…(式神は厄介だったが、術師自身はそこまでだったな。まぁ、難波ともあれ消耗が抑えられたのは幸いだった)』

 

「やはり何かしらの【縛り】で強化していたということか」

 

「でも、もう関係なくないか? 雄馬が倒しちまってるし」

 

「…まぁ、それもそうだな」

 

『皆さん、今戻りました!』

 

 トタンッ(雄馬が保護している市民たちが隠れている場所にたどり着いた音)

 

『あっ! ユーマ君、お疲れ様です!』

 

『霞もお疲れさん。襲撃とかはなかったか?』

 

『ええ。幸いにも呪霊も来ませんでしたし』

 

『それならよかった。悪いな、負担をかけちまって』

 

『このくらい全然です! それに…今の私は、留守番くらいしか出来ませんから…』

 

『霞がいてくれるから俺は前線で戦えるんだ。だからそんなに自分のことを卑下すんなよ』

 

 ポンッポンッ♪(霞の頭を軽く撫でる音)

 

『! あ、ありがとね……///』

 

「「「「むぅ~!」」」」

 

「フンッ」

 

「本当に、雄馬はモテますね…」

 

「これでカズマみたいな性格がだったら、まだ恨めたんだけどなぁ」

 

「だな」

 

「おいそこ! さらっと俺のことディスってんじゃねぇ!?」

 

「事実じゃないですか」

 

「「うんうん」」

 

「ぐぅ~~~!!」

 

『皆さん! 取り敢えずスタジアムに陣取っていた術師は倒しました。なので、もう少ししたらそちらの方へと移動しましょう。そこだったら、きちんと横になって休めますので』

 

「結構な人が取り残されてるんですね」

 

「機会が与えられたと言っても一度キリな上に、説明した奴があんな胡散臭いんだ。信用せずに残る判断をした者がいても無理はなかろう」

 

「警戒心を持っているがゆえに取り残されてしまうとは……何とも、皮肉なものですな」

 

「ああ、全くだ」

 

『!! ————霞。皆をスタジアムの方へ…!』

 

『へ?』

 

『早くッ!!』

 

『! う、うん! わかった…! 皆さん! スタジアムの方へ移動しますッ! 急いで!!』

 

 バタバタバタ!(霞と一般人たちが慌てて移動する音)

 

「何だ?」

 

「何か……来るッ」

 

「あれは……?」

 

「……(ま、まさか……!?)」

 

 ——カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサッ!!(大量のゴキブリがまるで大波の様にうねりながら此方に向かってくる音)

 

「「「「「「「ヒ……ッ!?」」」」」」」

 

「ゴキブリ~~~!?」

 

「「「「「……」」」」」

 

 ガシッ!! ブルブル…!!(大量のゴキブリを見た女性陣(一部は除く)が、恐怖心から隣にいる者に抱き着いて震える音)

 

 チ~ン……(アクアたち5人が、大量のゴキブリを見て完全にトラウマが蘇り気絶した音)

 

「酷い有り様だな…」

 

「いや、あれ見てビビらねぇ奴ほとんどいないって!」

 

『た、助けて……!!』

 

『!(一般人…! まだ、間に合う……!!)』

 

 ダンッ!!(足裏に呪力を集中させ、爆発的なスピードでゴキブリに追われている一般人の元へ向かう音)

 

「助かる見込みが低い者をリスクを負ってまで助けに行くとはっ。何とも非合理的な…」

 

「——でも、それがユーマくんですから」

 

「……それもそうだな」

 

 ガシッ! グイッ!!(雄馬が伸ばした手を一般人の男性が掴むと、力強く男性を引き寄せる音)

 

『ッラァ!!』

 

 ザザザンッ!!(刀に呪力を流すと、周りにいるゴキブリを斬り捨てる音)

 

『飛びますッ』

 

『へ? うわぁぁぁ!?』

 

 スタッ(ゴキブリの大波から少し離れた位置で着地した音)

 

『うおっ!? あいてて…っ。あ、ありがとうございますッ!』

 

『スタジアムの方へ走ってください。そこに自分の仲間がいますので』

 

『は、はいぃ!』

 

 チラッ。チャキン(男性がスタジアムの方へ走っていくのを一瞥すると、ゴキブリの群れに刀を構える音)

 

 カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサッ。ゴォッ!!(蠢いていたゴキブリの群れが、竜巻の様な形になると雄馬を無視して逃げた男性の方へと向かおうとする音)

 

『させるかよ』

 

ビシッ! ドシンッ!!(刀の切っ先をゴキブリの群れの進行方向へ向けると、ストックの中から大きな瓦礫を取り出してそれらを押し潰した音)

 

『セイッ!』

 

 ブワッ!! ドゴォォォン!!(いくらかが潰されてもなお瓦礫を避けて進もうとするゴキブリの群れの前に雄馬が立つと、刀に呪力を込めて振るったことでゴキブリが瓦礫ごと斬られながら吹き飛ばされる音)

 

「流石だね」

 

「ウム。見事ナ太刀ダ」

 

「流石は雄馬殿ですな」

 

「お花のお兄さんすごーい!」

 

『…コガネ』

 

『はいよ~!』

 

『あれも泳者か?』

 

『おう! 『黒漆死』ってんだ!』

 

『そうか…(呪霊の泳者もいるんだな)』

 

 パッ(雄馬の視線の先、橋の下の影の中にて佇む黒漆死を映した音)

 

『……!!』

 

 ギョロ!!(黒漆死が雄馬のことを睨みつける音)

 

「うへ~! 改めて見ても、気色の悪い呪霊だな~」

 

「全くだ」

 

「「うんうん」」

 

【黒漆死は、『ドルゥヴ・ラクダワラ』との相性が悪いと見るや否や、ドルゥヴの結界内での生存を休眠導入条件として眠っていた】

 

【無限の食欲を持ち食べただけ単為生殖を行う黒漆死の、覚醒直後の‶飢餓状態″。黒漆死は、食事を妨げる園丘を本能のまま、貪り喰うことを決めた……!!】

 

「だ、大丈夫でしょうか…? ユーマは…」

 

「私たちと学園生活をしてたんだ! きっと大丈夫だ! ……たぶん」

 

「…アインズくんはどう見るかね? 是非とも意見を聞きたい」

 

「ふむ…そうだな。現時点では断言できないが、少なくとも数においては相手の方に分がある、としか言いようがないな。……だが、雄馬の攻撃が効いているのは先程の映像を見ればわかる。雄馬の戦い方次第、だな…」

 

 スタスタスタ(雄馬が警戒しながら黒漆死に悠然と近づいていく音)

 

『……(呪霊の泳者が黒漆死(こいつ)だけ、何てことはないはず。きっと他の結界(コロニー)内にもいるだろうなぁ)』

 

『……(結界内へ入る前に可能な限り物資は積んできたけど、それだって所詮焼け石に水。いつかは絶対に、結界を出入りできるようルールを追加しなきゃいけなくなる)』

 

『……(ドルゥヴみたいな奴は勿論、黒漆死の様な呪霊の泳者も外へは出すわけにはいかない…! ルールを追加するのはそれらを全て排除してからになるが、それには結界内どうしでの連絡は不可欠!)』

 

『……(恵の提案した2つのルールに加えて、『連絡手段の確立』と『結界内の出入りの確立』。事態の収拾には、最低でも4回のルール追加が必要になる)』

 

『……(悠二は勿論、野薔薇に恵、優太、真希、パンダ、棘、美々子、奈々子、……いや、東京校だけじゃない。東堂さんや霞たち京都校の人たちも、それに先生たちだって、全員が肉体的にも精神的にも消耗している。皆、余裕がない…)』

 

『……(悟さん、傑さん……。俺は話でしか知らないけど、かつて2人の友達だったっていう『天内理子』さん。それでいて、悟さんと傑さんが‶唯一守れなかった人″。そんな人の死体を利用されて、2人はどんなに心が痛んだだろうか…)』

 

『……(2人共、必要ならきっと殺すことに躊躇はしないだろう。だけど、絶対心に傷が残る。2人にそんな重荷を背負わせるわけにはいかない…! 今、余裕があるのは俺だけだ…)』

 

 トタ。……チャキン(黒漆死の正面まで移動しその距離が10mほどにまでなると、足を止めて刀と身体の隅々まで呪力を流しながら構える音)

 

『……(——俺がやるしかない。羂索は、俺が殺す…! そして、俺一人だけで400点獲るッ!! 少しでも、みんなの負担を減らす…!! それが俺の役割だ……ッ!!)』

 

「ユーマ……」

 

「ユーマ……」

 

「ユーマ…頑張り過ぎなのよ……」

 

「ソノオカさん……! 貴方、やっぱり優し過ぎですよ…っ」

 

「大将……ッ」

 

「……ユウの癖に、背負い込み過ぎよ」

 

「ユーマくん……ッ」

 

「雄馬さん……」

 

「ユーマ…」

 

「雄馬…(その歳で君は少々背負い込み過ぎだ…。まぁ、客観的に見れば私も言えたことではないのかもしれんが。だが、それでは君はいつか潰れてしまうぞ…?)」

 

「……(俺も気持ちが少しわかるな)」

 

 ズズズズッ(雄馬が刀を構えたのを確認した黒漆死が、身体の中から出刃包丁の様な大剣を取り出した音)

 

【『爛生刀/らんしょうとう』。生と死を交雑する‶魔剣″】

 

【黒漆死も大剣を構えた直後、戦いの火蓋は切って落とされた……!!】

 

 

 

 

 






 いかがだったでしょうか? この話を読んで面白いと思ってくれた方は、『感想』と『お気に入り登録』、『高評価』のほど、どうかよろしくお願いいたします。

 連休も終わり明日からまた忙しくなりますが、頑張っていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします!

 それでは皆さん、さようなら!




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