親愛なる隣人のさらに隣人 作:九曜の翁
Hey!皆、僕はニューヨーク在住でごくごく普通の一般市民!
特筆事項はせいぜい前世の記憶持ってる転生者って事くらい!
でも最近とっても困っている事があるんだ。
「Hey!マックス!君のガジェットのお陰でまた凄い写真が撮れたよ!」
「やぁピーター!随分と上機嫌だね、その様子だと社長からも結構褒められたんじゃないか?」
ピーター、アヴェンジャーズ及びMARVELコミックに詳しい人ならこの名前にピンと来るんじゃないかな?
そうだね、スパイダーマンの本名だ。
僕が住んでるアパートはクイーンズにあるんだけど、なんと隣人がまさかまさかのピーター・パーカーだったのだ。
それだけでも嫌な意味で物凄くテンションが上がるし、突っ込みどころ満載だと思うがちょっと待って欲しい。
実は、まだ他にも困り事があってね。
「マックスさん!ピーターがまたデイリービューグル社内で表彰されたんだ!やっぱマックスさんの作ったガジェットは凄いよ!」
「やぁマイルズ、確かにガジェットは本気で作らせて貰ったけど表彰されたのはピーター自身の撮影技術が凄いからだよ、僕はちょっと手を貸しただけなんだよ」
なんとスパイダーバースの主人公マイルズまでもが同じアパートの隣人だったのである。
話を整理しよう。
僕の名前はマックス・ジョンソン、ニューヨークのクイーンズ在住でごくごく普通の一般市民。
色々あって実家を出てアパート暮らしをしていたんだけど、なんと住んでるアパートの隣人がスパイダーマンことピーター・パーカーと2代目スパイダーマンことマイルズだったんだ。
ははは、多分皆そろそろ突っ込みたいよね?何でお前そんなヤバい所に住んでるの?ってさ...それは 僕 が 聞 き た い ! ! !
いやなんで住んでる部屋の両隣に主役級が2人もいるの!?しかもなんか仲良くなっちゃったし!
切っ掛けは引っ越しの挨拶してたら両隣がピーターとマイルズで、その後学校のトラブルで困っていたピーターをちょっと助けたり、マイルズの叔父さんが経済的に困ってた時にちゃんと合法的に稼げる仕事を紹介したりとお節介焼いてたらいつの間にか懐かれちゃったのである。
ちなみにピーターはホームカミング以降の方*1そっくりでマイルズの方は出会った当初アース42世界*2の方にそっくりだったが、交流しているうちにスパイダーバース版の方に近づいていったので一安心である。
「あっ、そういえば2人にプレゼントがあるんだった」
「「プレゼント?」」
「2人とも最近のテストで高得点だったってメイおばさんとアーロンさんから聞いたからさ、そのお祝いとして2人の高校生活に役立つようなガジェットを用意したんだ」
僕は予め用意しておいた包みを2人に渡した。
「災害時や電波障害時にも繋がるポケベル型のトランシーバーだよ、見た目は普通のポケベルみたいだけど普通に送受信は出来るし緊急時には発信機にもなる。
後、機体横に付いてるボタンを3回連続で押すと音声の録音も出来るよ、ちなみにType-C規格に対応したコネクタがあるから音声データをUSBメモリに転送する事も可能だね」
「何これ凄い!マックスありがとう!」
「マックスさん、こんなの貰っちゃって良いの?」
「勿論、そういえばピーターとマイルズの友達用にも作っておいたから後で渡しといてくれないか?多分緊急時には一番に連絡したいだろうし」
この友達とはネッドの事である、この世界ではピーターとマイルズにとって共通の友人なのだ。
「本当にありがとうマックス!ネッドにもちゃんと渡しておくよ!」
「どういたしまして、高校生活は短いから節度を守ってとことん楽しむと良いよ」
「マックスさん、今度また一緒に皆で出かけませんか?アーロン叔父さんも仕事が安定してきて皆で食事会をしないかって」
「良いねマイルズ!それじゃピーターとメイおばさんも誘って5人で一緒にピクニックと洒落込もうじゃないか!」
こんな風に2人と仲良くなった僕だけど、現在進行形で物凄く困ってる。
実はさ、2人ともスパイダーマンとして覚醒してないんだよね。
はっ?って思うだろう、僕も思ってる。
でも2人がスパイダーマンに覚醒してないという事実は変わらない、なんか例のピーターをスパイダーマンとして覚醒させた放射線で突然変異した蜘蛛がいる研究所には見学に行ったらしいんだけど、どうもそこで蜘蛛に噛まれなかったっぽいんだよね。
なんでそんな事知ってるかって言うと、2人が研究所に見学に行ってから数カ月が経ってるのにスパイダーマンの目撃例が影も形もないから。
「う〜ん、この世界はどのルートなんだろう?」
スパイダーマンという作品には様々な派生作品が存在するけど、ピーターとマイルズが両方揃ってて2人ともスパイダーマンに覚醒しない世界線なんてあったっけな?
「取り敢えずは今日のお仕事を確認しよう」
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【発注伝票】
・内約
『依頼人F・C』
・補給物資パックType-A×1*3
・弾薬パックBセット×1*4
・匿名通信機器×1
『依頼人A・D』
・作業用滑り止めクローの交換パーツ1ダース
・窓吹き用噴射機の交換パーツセット1ダース
・液体洗剤Type-A×1
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「あぁ〜、またやらかしたねフランク?Bセットを欲しがるって事はどっかで拠点攻めをやったって事か。
もう片方はアーロンさんからの注文だね、こういう平和な用途の注文品ばっかだと嬉しいんだけどなぁ」
言い忘れてたね、僕の職業は裏表を問わず頼まれたら法すれすれで依頼をこなす『なんでも屋』今年で3周年目くらいになる。
「さてお仕事お仕事っと、まずは場所が近いアーロンさんの所からにしよう」
僕の名前はマックス・ジョンソン、それじゃおやすみなさい。
【登場人物紹介】
『マックス・ジョンソン』
・今作の主人公、今の所ヴィランでもヒーローでもない『なんでも屋』色んな所に知りあいがいる。
・住んでる部屋の両隣がスパイダーマンとスパイダーバースの主人公ピーターとマイルズだった事で少しだけ絶望した。
『ピーター・パーカー』
・見た目は完全にトムホ版ピーター、声帯は中村悠一ではないのでご安心ください。
・主人公に懐いている、後デイリービューグルでバイトしてるがスパイダーマンには未覚醒。
『マイルズ』
・元々の見た目はアース42版にそっくりだったが、主人公によって叔父さんの仕事が安定し、自分のストレスも解消されたので今はスパイダーバース版のマイルズそっくりになっている。
・どうやらスパイダーマンには未覚醒らしい。
『アーロン叔父さん』
・マイルズの叔父さん、今は主人公の斡旋によりビルの清掃作業で合法的に生計を立てている。
・実はいつでもプロウラーになれる要素が揃っているが普通に稼げてるのでフラグが折れた。