親愛なる隣人のさらに隣人 作:九曜の翁
なんだろう、僕の考えた展開の筈なのに途中からマックスのおとんと妹に乗っ取られていたような感覚ですね。
取り敢えず予告通り今回からスパイダーマンのストーリーに絡みます。
でも僕、どの世界線のスパイダーマンかは明言してませんでしなよね?そういう事です。
楽しみですね。
やぁ皆!マックス・ジョンソンだよ。
妹との殺し合い家族喧嘩から一週間、相変わらず僕はニューヨークでめちゃくちゃ忙しい日々を過ごしてる。
『お前なんか口調がシリアスから軽いノリに変わってないか』って?いつもあれだと疲れるじゃないか。
それにわりと長い事このノリでやって来てるからこっちに慣れちゃってんの。
さてさて、今日も1日面倒事に巻き込まれませんように!
「ピンポーン♪聞こえてる?聞こえてるよね?引っ越しの挨拶に来たんだけど?」
インターホンが朝っぱらからやかましく音をたてている。
それ自体はよくある事だが問題はドアの外にいる人物だ。
「すいません、どなたでしょうか?本日はご来客の予定はありませんので改めてアポイントをお取りください」
「やっぱりいるじゃない、ねぇ開けてよ兄さん」
なんでいるの???お前一週間前に暫く大人しくしてるって言ったじゃん!!!
「何の用だメリア、殺し合いならお断りだぞ」
「違うよ〜?言ったじゃない『あんまり甘い事ばかりしてるとまた殺しに行っちゃうよ』って、でも兄さんったら私が目を離すとすぐにまた甘くなっちゃうでしょ?だから直接見張る事にしたの!」
「おいお前まさか!?」
「ジャジャーン♪お向かいの部屋に引っ越して来ちゃいました!」
最悪、この世で1番聞きたくない来ちゃいましたかもしれない。
次点はメフィストとギャラクタス*1な。
「メリア…引っ越して来るのは別に構わない。正直お前が何をやらかすかわかんないから僕の目の届く所にいない方が不安ではある。
それはそれとして、もしここに住んでる人たちに迷惑かけてみろ…殺しはしなくても腕を吹き飛ばすくらいはやるからな?」
「あはっ♪やっぱり変わったね兄さん!前ならすぐに私から逃げてたのに」
あぁもうやだ。
神よ、貴方には慈悲というものがないのか?*2
ただでさえ僕の部屋の両隣にはスパイダーマン候補2人が詰めてるのに、自分の兄を全力でぶち殺しに来る妹までお迎えに引っ越して来るとか。
これなんの罰ゲーム?
「メリア、頼むから周りに迷惑をかけるなよ?それから間違ってもヘルズ・キッチン近くの犯罪者には手を出すな。
あそこは僕なんか比にならないくらい洒落になんない人たちが最低でも3人以上常駐してるから絶対に駄目だぞ?
特に真紅の全身スーツ着ためちゃくちゃ怖い人は僕でも無理、あの人とその近くによくいる骸骨が描かれた黒い服来てるおじさんだけはマジで無理!!!
あの2人は犯罪者には当然容赦ないし、片方は犯罪者を殺そうとする人間にも難色を示すタイプでそのうえ幻覚がほぼ通用しない」
「ふ〜ん、つまりその2人は兄さんが傷ついて欲しくない人って事ね?」
もうやだこいつ、僕の思考でも読んでんの?
「僕は今から仕事だから、お前もさっさと学校に行く準備をしてきなさい。
…まだ学校には通ってるんだよな?通ってるよね!?」
「ねぇ兄さん」
うっわ嫌な予感。
「どうせなら送っていってよ、兄さん別に決まった仕事をしてるわけじゃないんでしょ?せっかくだから学校で出来た友達に兄さんを紹介したいなぁ〜♪」
「白々しいなぁお前、この前俺の所へ押しかける時に僕の隣人利用したの忘れてないからな。
次にあの2人へ薬使ったらどうなるかは当然わかってるよな?」
「は~い、それじゃ兄さんも早く準備してね?私の方はもう準備済んでるから。
待ってるからね?」
…やっぱお前嫌い!!!
「えっ?メリアのお兄さんってマックスだったの?」
「うんそうなの、ピーターとマイルズの言ってる人が本当に兄さんなのか確信を持てなかったから黙ってたんだけどね」
嘘こけ、わかってるから嫌がらせにピーターとマイルズの居る学校へ転校してきたんだろうが。
「マックスさん、あの人本当にマックスさんの妹なの?なんかピーターとめちゃくちゃ距離近いんだけど」
「残念ながら本当だよ…ほんとなんで此処にいるんだろうね?」
結局僕は妹に勢いに押し切られ、何故かピーターとマイルズの通うハイスクールへと向かう道を妹たちと一緒に歩いていた。
隣にはマイルズ、少し前ではピーターとメリアが仲良く話している。
ピーター、そいつは蜘蛛は蜘蛛でも女郎蜘蛛だぞ。
「メリアと僕は折り合いが悪くてね?暫く別々の場所で暮らしてたんだけどさ。
なんか、あいつの方から僕の住んでる部屋のお向かいに引っ越して来ちゃったんだよ。
あっ、僕は大丈夫だけどもしあいつがピーターやマイルズに迷惑をかけたら言ってね?僕が対処するから」
「あの、マックスさんも無理しないでくださいね」
マイルズ、君の心遣いが身に沁みるよ。
「そういえば、マックスさんはもう聞きましたか?」
「ん?」
「実は、マックスさんが数日間居なくなってる間に町の外れへ隕石が落ちたんですよ。
それで、社長の指示で僕とピーターが一緒に撮影に行く事になったんです」
はっ?ちょっと待って?
「あのマイルズ、その隕石だけど変なニュースになったりしてない?例えば隕石の近くで今まで見た事のない生き物を見たとか?」
「そんな話はないみたいですけど、マックスさん何か知ってるんですか?」
「…いや、何もないなら良いんだけど」
隕石かぁ、また厄介事じゃないと良いんだけどなぁ。
その頃、隕石の落下地点では1つの生命体が蠢いていた。
それは自らの定まった形、肉体を持たず他の生き物と混じり合う事で姿を得る生命体だ。
『■■?…■■■■■■?』
それは何かを探していた。
『■■■■!■■■■!』
そして、その生命体は一匹の蜘蛛を見つけた。
『ギッ、ギギギギ』
蜘蛛と混じり合った生命体は、自らの使命を再確認する。
そして思い出した。
自分は生み出す為に来たのだ…創造主を解き放つコーデックスを。
【登場人物紹介】
『メリア・ジョンソン/ターモイル』
・前回暫くお別れみたいな空気出してたのにしれっとマックスのお向かいへ引っ越してきたやべぇ女。
・マックスにとってはストレスメーカーでしかないが、メリアからすると兄をすぐ側で見ていられる場所に来られたのでご満悦。
・なおピーターと仲良くしているが、これは普通に友人と思っているからである(犯罪者にとっては悪魔より会いたくない相手だが、罪のない一般人なら大丈夫。ただしマックスをからかう為に色々やる)
『ピーター・パーカー』
・仲良くなった女の子が、これまた仲の良い隣人と兄妹だったというコミックの中でしか見た事のないようなシチュエーションに驚いている。
・多分そろそろ痛い目を見る。
『マイルズ・モラレス』
・マックスさんがめちゃくちゃ冷や汗をかいているのを見てメリアに対する警戒心が上がったが、現状ただの女の子にしか見えないので対応に困っている。
・君の警戒心はめっちゃ正しいので、是非ともそのまま維持して欲しい。
『???』
・隕石についてきた生命体、何かを探している。
『マックス・ジョンソン/オールド・メア』
・ちょっと前に殺し合いした妹がなんかお向かいに引っ越して来た。
あの、どうしてこうなるの?
・多分この後また酷い目に合う。
主人公マックス・ジョンソンの変身後の姿『オールド・メア』のイメージイラストって必要でしょうか?
-
必要
-
必要ない