女神達と彼の道   作:k,horizon

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今回は、蓮斗がついに音ノ木学院に踏み出します。
先行き不安ですが、どうぞお付き合いを。


始業式

あの後、本当に入学が決定してしまい、入学手続きを学校である程度した後、母さんにも連絡がいった。

家に帰ると母さんから祝福の電話がきて、30分くらい電話が続いた。どんだけ嬉しいんだよ…

 

その後は、書類などを提出したり、制服を学校に直々に頼んだりと、色々テンヤワンヤな状態になっていた。女子校に男子が一人編入という事のため、問題を懸念してという事もあるみたいだ。

懸念だけで済むと、思われていたいものだ。

 

そうこうしている内に、当日を迎えてしまった。

朝は、目覚めがよく起きられ、朝食も以前より喉を通るようになっていた。

昨日の夜は遠足へ行くような、楽しみで、少し不安な感じだった。勿論、俺の頭は不安だけで支配されていたが…

 

朝の支度を終え、制服に着替え始める。

制服のネクタイを締め、姿見を見る。

制服は、紺色のブレザーで落ち着いた雰囲気を感じさせ、気が引き締まる。

 

「大丈夫…大丈夫」

 

鏡の前の自分に言い聞かせ、深呼吸をする。

緊張はそう簡単にほぐれるものではないが、今のは少しほぐれた気がした。

鞄を持ち、我が家の愛猫、ミケに行ってきますと告げ、玄関から外に出る。

そして、俺の編入先、音ノ木坂学院へと向かう。

 

 

学院の校門前につくと、腕時計を確認し、素早く教員用昇降口へと向かう。いきなり男子が一人、生徒昇降口へと向かったら、通報どころじゃない。という、先生の配慮によってだった。

 

校内に入り、まずは職員室へと向かう。

職員室の場所は事前に地図が送られていたので確認済みである。だが、それでも迷いそうになるほどだった。

本当に広い…

 

職員室にたどり着き、中に入ると何人かの先生がすでに

 

 

「おはようございます」

 

俺が挨拶をすると、その中の、ジャージを着た女性の先生が声をかけてきた。

 

「おはよう、私は君が編入するクラスの担任の前田陽子だ。よろしく。」

 

口調から体育教師だという事がわかる。

 

「よろしくお願いします。」

 

「ああ、始業式には私が案内するから、それまでそこで待っていてくれ。」

 

そう言い、待合用のソファが指さされる。

俺はお礼をのべ、ソファに腰をかける。

ソファは、黒で統一されており少し高級感が感じられた。

 

少し時間が経ち。職員室内も人が増え騒がしくなっていた頃、さっきの先生がやってきた。

 

「そろそろ、移動するよ」

 

「はい」

 

短く返事をし、立ち上がり先生について行く。

ついて行く間は心臓がバクバクして、緊張が頭を支配していたため、ほとんどその間の事は覚えていない。

 

気がつくと、すでに始業式が行われる講堂についており、舞台袖に待機していた。

始業式もすでに始まっており、生徒会長の挨拶が始まったところだった。

生徒会長は金髪のポニーテールで、スタイルも良く、凛とした態度で挨拶をしていた。まさに、才色兼備という表現

が最適な雰囲気だった。

 

挨拶が終わると、いよいよ自分についての説明が入る。

 

「…ということで、今年度から我が校に編入することになった、柏崎蓮斗君です。」

 

舞台袖から歩き出し、舞台中央にある台に向かう。

足が震えていたことは言うまでもないが…

台につき、マイクのスイッチを入れる。

幸い、不思議と心臓が落ち着いており、冷静に言葉が出てきた。

 

「今年度から、この学校の共学テスト生として編入させていただきました、柏崎蓮斗です。よろしくお願いします。」

 

一礼をし、舞台袖に退場する。

後ろの方はざわざわしているが、そんな事より自分の頭は安心でいっぱいになっていた。

 

始業式が終わり、先生についていき自分の編入するクラスへと向かう。

 

「ここよ。」

 

足が止まり、2年1組と書かれた、教師の前に立つ。

 

「ここが俺の過ごすクラス…」

 

このクラスで俺は1年間を過ごす。

先生がドアを開き、入っていく。

俺も後に続き、足を踏み出す。

この一歩から、全てが始まった。




今回は、オチが酷いですが勘弁して下さい。
次回から、本格的にμ'sのメンバーが登場するのでお楽しみに!
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