定型型のテクスチャだろうとなんだろうと、知ったことじゃありません。
フォーカスをする必要はないと切り捨ててしまうだろうけれど、
私は、記録をしてきました。
はじめに
私はエゴと推測にまみれているという前提条件でお話をさせてください。
そして、それを忘れないでください。
何故ならば、これから私が語ることは、必ずしも真実ではないからです。
◇◇◇
私はゲマトリアでした。
神秘を研究し、観測し、知識を深める究明者として、私はこの地にやってきました。
世界の構造を理解し、解釈しては弄り、結果を研究し、真理を究明する。
傲慢で、非人道的で、私欲にまみれた悪い大人です。
私もかつては、その一員でした。
では、何故辞めたのか?
自分の成長に繋がらなかったからでもありません。
目的がつまらなかったからでもありません。
ただ、一つ。
【青春】を知りたくなりました。
それも、外側ではなく、内側。
そのさらに、内側の裏側を知りたくなりました。
…ふふっ、
なに言ってるか分からない。
内側の裏だから……結局、外側では?
そう突っ込まれそうですね。
…さて
私がゲマトリアにいた頃、キヴォトスには以下のテクスチャが貼られていると推測していました。
【学園】
【青春】
【物語】
私が興味を引かれたのは、【青春】でした。
あまりにも大雑把だったからです。
青春とは、なにか。
幸せを指すのか?
生徒を指すのか?
学校?
友情?
恋愛?
夢?
……それは単なる成長過程の一つに過ぎないのではないでしょうか?
既に【学園】という要素があるのですから。
見向きされない
見向きされない
………そこで私は、一つの可能性に思い至りました。
もしや……その語られることのない者達にも幸せになってほしいからこそ、【青春】を定義付けたのでは?
……知りたい
【青春】を知りたい。
それも、
外側から知るだけでは物足りない。
もっと近く。
もっと、くだらないところから。
彼女たちと、同じ道を歩く。
人気店に行って、スイーツを食べて。
同じ制服を着て。
授業を受ける。
そうすれば、分かるかもしれない。
これが、私が【青春】に存在するであろう、裏側を知りたくなったきっかけでした。
【青春】の舞台裏
語られることのない物語。
ブルーアーカイブの裏側へ
◇◇◇
私はゲマトリアでした。
いまは放浪者です。
ある日は一般市民。
ある日は生徒。
ある日は機械。
語られることのない、【青春】の裏側を知るために……。
そして私は、少しだけ理解しました。
皆が青春を謳歌している姿は、必ずしもいいことばかりではない。
苦いこともまた、一つの青春。
必ずしもハッピーエンドではない。
しかしそれは、バッドエンドということでもありません。
私はそれを見届け、書き記しました。
これから私が綴るのは、そんな美化のされていない、辛いけれど、ほんのちょっぴり幸せな日常。
青春の裏側より愛を込めて。