レベルMAXの百合サキュバスに転生した元・女子高生の異世界蹂躙録 〜冤罪の聖女様と『共犯者』になって、彼女を嵌めた悪党どもを物理的に分からせます〜 作:百合サキュバス好き
「……やっぱり、下心が透けて見えます、この変態悪魔」
聖女様の絶対零度のジト目が、私の顔に突き刺さった。しかし、高級宿のふかふかベッドと広いお風呂を前にして、私のサキュバスとしての淫魔ソウル(欲望)はもはや止まらない。
「下心だなんて人聞きが悪いですね! 私はただ、長旅で疲れた可愛い共犯者さんの背中を流してあげたいと、そう純粋に思っているだけですよ?」
「嘘です。目が完全に獲物を狙う肉食獣になっていました」
セシリアは両腕で胸元を隠すように抱き込み、ジリッと一歩後ずさった。
「だいたい、ここはわたしを嵌めた者たちがいる敵の本拠地なんですよ!? お風呂で汗を流すのは仕方ないにしても、一緒に入って、そ、その……いかがわしいことをしている余裕なんてありません! もっと警戒感を持ってください!」
正論である。ぐうの音も出ないほどの、聖女様らしい真っ当な正論だ。しかし、私はそんな彼女の言葉の裏にある『微妙な揺らぎ』を見逃さなかった。
「……ふふっ。本当に、それだけですか?」
「えっ……?」
私はゆっくりと距離を詰め、ソファに座る彼女の隣に腰を下ろして、その華奢な肩にそっと腕を回した。
「警戒感を持ってほしい。確かにそれは正しいです。……でもセシリア、昨日の野営の夜から、なんだかずっとモヤモヤしているみたいでしたよね?」
「っ……!? そ、それは……」
図星を突かれ、セシリアの肩がビクッと跳ねる。
「カイル君やリック君たちに囲まれている私を見て、ずっとジト目を向けていましたし。……もしかして、私が男の子たちを無自覚に魅了しちゃったことに、ヤキモチを焼いてくれていたんですか?」
「ち、違います! わたしはただ、聖女として風紀の乱れを注意しただけで……っ」
「それとも」
私は言葉を遮り、彼女の耳元に顔を寄せて、わざと吐息がかかるような甘い声で囁いた。
「私が身を乗り出した時に胸が『だぷんっ』て揺れたのを見て……ご自分の胸元に手を当てて、少し羨ましくなっちゃったとか?」
「〜〜〜〜〜ッ!?」
ボンッ! と音が鳴りそうな勢いで、セシリアの顔が耳の先まで真っ赤に染まり上がった。やはり、図星だったらしい。
野営の夜。彼女は私の爆乳を見て、同性としての敗北感と、自分の胸に対する少しのコンプレックスを抱いていたのだ。セシリアも小柄な身体に不釣り合いなほど見事なふくらみを持つ、十分に魅力的な巨乳だというのに。私の圧倒的な質量を誇る爆乳を見せつけられたことで、自信をなくしてしまっていたのだろう。
「な、なんでそれを……っ! わ、わたしだって、このくらいの歳になれば、もう少し成長するかなって……その……」
恥ずかしさのあまり両手で顔を覆い、モジモジと身をよじるセシリア。そんな愛らしすぎる彼女に向けて、私はここぞとばかりに『とっておきの情報』を切り出した。
「実はですね、セシリア。お胸って……『揉まれると大きくなる』らしいんですよ」
「えっ……? も、揉まれると……?」
顔を覆っていた指の隙間から、アメジストの瞳がパチクリと瞬く。
「はい。適度な刺激とマッサージを与えて血流を良くすることで、発育が促されるんです! これは間違いない事実です!」
私は自信満々に、ドヤ顔で言い切った。……もちろん、出どころは前世の私が地球でネットサーフィンをしていた時に見かけた『真偽不明の現代知識』である。
(まぁ……前世の私は、お風呂で毎日どれだけ必死に揉んでマッサージしても、結局死ぬまで絶壁のまな板だったんですけどね! 悲しい!! 思い出したらちょっと泣きそうです!!)
内心で過去の自分の悲しい現実に血の涙を流しつつ、私は言葉巧みにセシリアを追い詰めていく。
「だからこそ、一緒にお風呂に入る必要があるんです! サキュバスである私の極上のテクニックで、セシリアの可愛いお胸をたっぷりとマッサージしてあげましょう! これはただの遊びじゃありません、今後の戦いに向けた『成長』のための神聖な儀式です!」
「せ、成長のための、儀式……」
セシリアの瞳が、明らかにグラグラと揺れ動いている。『胸が大きくなる』という甘い誘惑と、『ヤキモチを焼くくらいなら私に甘えればいい』という退路を塞ぐ小悪魔ムーブ。真面目で、かつ私のことが気になり始めている純粋な聖女様には効果覿面だった。
「だ、だからって……わざわざ一緒にお風呂に入らなくても……」
「背中も流してあげますし、それに、一人で広いお風呂に入るより、二人の方が絶対に温かくて気持ちいいですよ? ほら、行きましょう」
私はふにゃふにゃになっている彼女の手を取り、優しく、けれど強引に立ち上がらせた。
「あ、あうぅ……。マ、マッサージだけ、ですからね……? 変なこと、しないでくださいよ……っ?」
顔を真っ赤にしてうつむきながらも、ついに抵抗を諦めたセシリア。
(よっしゃあああっ! チョロ……いえ、素直な聖女様、攻略完了です!!)
私は内心で盛大にガッツポーズを決めながら、「もちろんですとも!」と満面の笑みで頷いた。
◇ ◇ ◇
高級宿に備え付けられた魔導バスルームは、辺境の宿とは比べ物にならないほど豪華だった。壁や床はすべて磨き上げられた大理石で造られ、魔導具のスイッチをひねるだけで、常に適温に保たれたお湯がとうとうと流れ出してくる。
「わぁ……。石鹸から、すごくいいお花の香りがします……」
「本当ですね。泡立ちも最高です」
私たちは服を脱ぎ捨てると、まずは並んで座り、長旅の汗と泥を洗い流すことにした。
「背中、流しますよセシリア」
「あ、はい……お願いします」
私は高級な石鹸をたっぷりと泡立て、セシリアの白く滑らかな背中を丁寧に擦っていく。――もちろん、ここでは一切の『いかがわしい手つき』は封印している。
(いけません、ここでいきなりサキュバスの本能を暴走させたら、せっかく一緒にお風呂に入ってくれたセシリアが警戒して逃げてしまいます! ここはあくまで純粋に背中を流して、彼女を完全に油断させたところを広い湯船で……という、私の完璧な作戦(笑)なのです!)
私は自分の邪な本音をひた隠しにし、あくまで良き友人(あるいは保護者)として、ただ純粋に、彼女の長旅の疲れを癒やすように優しく背中を洗い流した。
「ふふっ、くすぐったいです。……ありがとうございます、リゼット様。次は、わたしがリゼット様を洗いますね」
私が一切の下心を出さずに誠実に接したおかげで、セシリアの警戒心もすっかり解けたようだ。彼女は嬉しそうに微笑むと、今度は私の背中に泡を乗せ、その小さな手で一生懸命に汚れを落としてくれた。
背中を流しっこするという、温かくて平和な時間。シャワーのお湯で互いの泡を綺麗に洗い流し終えた私たちは、いよいよ大理石で造られた巨大な湯船へと向かった。
「ふぁ〜……生き返りますね。極楽です……」
私は先にお湯に浸かり、ほうっと幸せな吐息を漏らした。この湯船、二人どころか大人四人が足を伸ばして入っても余裕で余るほどの広さがある。
「本当に、野営のお風呂とは比べ物にならないくらい広いです……ひゃっ」
セシリアが、少し恥ずかしそうに身体を隠しながらお湯に足を踏み入れ――自分から少し離れた対面のふちに座ろうとした、その瞬間。
「セシリア。こっちです」
私は彼女の細い腕をスッと引き寄せ、有無を言わさず、自分と同じ方向を向かせる形で『自分の足の間』へとストンと座らせた。つまり――お湯の中で、私の身体にすっぽりと収まる『バックハグ(後ろ抱っこ)』の体勢である。
「ひゃうっ……!? り、リゼット様? なにもこんなにくっつかなくても、いくらでも広い場所があるんですから……っ」
背中からダイレクトに伝わる私の体温と、背中に押し当てられている自分とは比べ物にならないほど巨大で柔らかな双丘の感触に、セシリアはパニックになって身をよじった。
しかし、私は彼女を逃さないように腰に腕を回し、内心で歓喜の叫びを上げていた。
(こ、これです……! 前世の記憶にある、ギャルゲーやエロゲでよく見る『ヒロインを背後から抱っこして一緒にお湯に浸かる』という至高の神シチュエーション……ッ!!)
前世の純情な女子高生だった頃から「一度でいいからこういうシチュエーションを体験してみたい」と密かに夢見ていたのだ。まさか自分が『抱っこする側のイケメン枠』として夢を叶えることになるとは思わなかったが、腕の中にいる絶世の美少女の肌の滑らかさといい、お湯の温かさといい、最高すぎるご褒美である。
「だめですよセシリア。お湯はこうして密着した方が、絶対に温かくて気持ちいいですからね」
「そ、そんな理屈……っ」
「それに――」
私は、彼女の腰に回していた手を、ゆっくりとお湯の中を滑らせて……浮力に揺れる、彼女の柔らかな巨乳へと這わせた。
「ひゃんっ!?」
「さっきお約束した『マッサージ』、まだしていませんよね?」
「あ……っ、ちょ、ちょっと待って……っ! わ、わたし、完全に油断してました……っ。身体を洗う時はすごく普通だったから、リゼット様もちゃんとわたしの言葉を聞いて、普通にお風呂に入ってくれるものだとばかり……っ!」
「ふふふ、甘いですねセシリア! あの健全な洗いっこは、この神聖な儀式(マッサージ)へ持ち込むための見事な布石だったのですよ! ほら、まずはリンパの流れを良くするために、脇の下からお胸にかけてのお肉をこうやって優しく寄せて……」
「ひゃんっ!? そ、そんなところから……っ、や、やぁっ♡」
私の指先が、お湯の浮力でさらに柔らかさを増した彼女の白肌を滑る。高級な石鹸と花の香りが入り混じった極上の匂いが、白い湯気と共に鼻腔をくすぐってきた。サキュバスの優れた触覚が、彼女の豊かな双丘の、まるでマシュマロのような弾力を掌にダイレクトに伝えてくる。
(ああっ! なんて素晴らしい触り心地なんでしょうか! これが……これが女の子の柔らかさ! 前世の私には絶対に手の届かなかった、至高のふくらみ……ッ!)
私は前世の絶壁への怨念と、サキュバスとしての純粋な喜びを融合させ、お湯の滑らかさを利用してさらにマッサージの手つきを艶かしく変えていく。
「だ、だめ、です……お湯のなかだと、すごく……手がすべって、変な、かんじが……っ♡」
「大丈夫ですよ、これは血流を良くする正当な医療行為(?)ですから! ほーら、大きくなぁれ、大きくなぁれ……」
「んっ……ぁっ、りぜっと、さまぁ……っ♡ はしたない声、でちゃい、ます……っ」
逃げようとする彼女の華奢な腰を太ももで挟み込み、私は背後からすっぽりとその小さな身体をホールドする。お湯の熱気とは違う、彼女自身の熱い体温が背中越しにドクドクと伝わってきた。
普段は気丈に振る舞っている聖女様が、今は私にすっぽりと包まれ、顔を真っ赤にして涙目で甘い声を上げている。そのギャップがたまらなく可愛くて、私のサキュバスソウルがさらに甘く満たされていくのを感じた。
広い魔導バスルームに、ピチャ、ピチャという艶かしい水音と、聖女様の甘い嬌声が響き渡る。明日からは、この敵だらけの聖都で、危険な証拠集めと神官(スパイ)との連絡が待っている。だが、今夜だけは――。
聖都の高級宿の最上階。私たちはこれからの厳しい戦いを前に、お腹の底から温まる最高に甘くて幸せな『休息の時間』を、たっぷりと堪能したのだった。