名探偵プリキュア! 〜迷宮のアルカナと偽りの真実〜 作:暁 蒼空
投稿が遅くなってしまい、申し訳ございません。
朝。
キュアット探偵事務所のはなれでは、あんなとみくるが学校に行くために制服に着替えていた。
「うわぁ!」
「すごーい!」
事務所のデスクの上で、ジェット先輩が何やら大掛かりな装置を作って作業をしていたのだ。
「あまーい!」
机の上のガラス管から立ち昇る蒸気に顔を近づけ、ポチタンが嬉しそうに匂いを嗅ぐ。
「こうやって、百合の花びらから香りの成分だけを丁寧に抽出し、蒸留して純度の高い『香水』を作るんだ」
ジェット先輩が、白衣の袖をまくりながら説明する。
それは、パティスリーチュチュのくれあが言っていた『香りは記憶を運ぶ』というヒントを元に、謎のプリキュア『キュアエクレール』の記憶を取り戻すための作戦だった。
「この香りを嗅げば……」
「エクレールの記憶が、蘇るかも!」
希望が見えてきたあんなとみくるは、顔を見合わせて喜ぶ。
「後は僕にまかしとけ。徹夜してでも、フルスロットルで進めるからさ!」
「さすがジェット先輩!」
あんなが拍手をして褒める。
「ま、天才だからな!」
ジェット先輩も相変わらず鼻の下をこすって誇らしげにする。
「それじゃ、学校に行ってきます!」
みくるとあんなは、元気に学校へと向かっていく。
「よし、あとは……」
一人残されたジェット先輩。
「ひたすら、待つ!」
ポタ……ポタ……と、数秒に一滴ずつ落ちる香水の原液。
ビーカーが満タンになるまで、もうしばらくかかりそうだった。
机の上には、暇つぶし用のお菓子が大量に用意されているのだった。
***
怪盗団ファントムのアジト。
薄暗い自室の中で、るるかはマシュタンと共にいた。
しかし、今日のるるかの様子は明らかにおかしかった。
「るるか、大丈夫よ。……とにかく落ち着いて!」
マシュタンが、パニックになっているるるかを必死に宥めていた。
しかし、るるかは両手で顔を覆い、ボロボロと泣いていた。
「もう……時間がないわ。このままじゃ……このままじゃ……ッ」
焦り。
強烈な焦りが、るるかの心を蝕んでいた。
つい最近まで、結局一度もマコトジュエルを手に入れられていないるるかは、極限まで追い詰められていた。
このままでは、予言の通りエクレールが復活してしまうかもしれない。
約束の日に、ウソノワールの手元にある『エクレールとシンシアの心のマコトジュエル』が、使われてしまうかもしれない。
こころを、救うことが出来ない。
その全ての最悪の可能性が重くのしかかり、るるかの正気を削り取っていた。
「まだ決まったわけじゃないわ! もしかしたら、復活しないかもしれないじゃない」
とにかくるるかを落ち着けようとするマシュタン。
「でも、予言は変わってない! あの『未來自由の書』の予言は絶対なのよ……っ。嫌だ……くれあは、記憶を失ったまま、ただ幸せに過ごしてくれればそれでいいだけなのに……ッ」
るるかは、血走った目でベッドの方を振り向く。
そこには、規則的な機械音と共に、静かに眠り続けるこころの姿があった。
「それに……こころだって……っ。いつまでも、こんな風に悠長に寝ていられる状態じゃないのよ……っ」
人工呼吸器に繋がれ、栄養を点滴で補っているだけのこころ。
その体は、少しづつだが日に日に痛ましく窶れ、生命の灯火が消えかかっていることは誰の目にも明らかだった。
「それは……」
マシュタンも、今の絶望的な現状は痛いほど理解している。
だからこそ、それ以上無責任に励ます言葉が出なかった。
「やっぱり……私が弱いから……っ。私一人じゃ、何も出来ないから……こんな事に……っ」
るるかは、力なく膝から崩れ落ちた。
冷たい床に膝をつき、るるかは胸元の『ティアアルカナロッド(ペンダント)』を、指が白くなるほど強く握りしめた。
「この力……『シャドウ』の力を完全に使いこなせれば……名探偵時代よりも、もっと強くなれるのに……。誰の助けもいらないくらい、私一人でも戦えるくらい強く……っ」
「何とかしなくちゃ……何か、策を……っ」
もう、ウソノワールが待つ『予言の日(約束の日)』はすぐそこまで迫っていた。
「シャドウを……シャドウの闇の力さえ、心の底から受け入れれば……。なのに私には、そんな度胸もない……。悪に染まりきることを受け入れられない自分が、まだいるのよ……っ」
自身の弱さと中途半端さに、るるかは絶望の涙を流す。
「くれあ……こころ……っ」
大切な親友と妹の名前を呟き、るるかは這いずるようにこころのベッドに近づいた。そして、氷のように冷たい妹の手を優しく握る。
「うぅ……っ、グスッ……、グスッ……ごめんね……ごめんね……っ」
るるかは、妹の手の甲に自分の涙をこぼした。
「必ず、何とかするから……。絶対に……。例え……私がどうなろうと……必ず……ッ」
極限まで追い詰められているるるかの願いが、ここで致命的に『歪み』始めていた。
どんな事をしてでも、もう一度「一緒に笑い合える世界」を望んでいた筈のるるか。
しかし、記憶を失って戦いから遠ざかった今のくれあの人生を守る事。
そして、何よりも大切な妹であるこころの命を助ける事ができるなら……。
(こころとくれあが生きて、幸せに笑っていられるなら……その世界の中に、例え『私』は居なくても……構わない……)
自己犠牲の果ての、破滅的な思考。
その歪んだ覚悟が決まった瞬間、るるかの瞳が、微かに光を取り戻した。
しかし、それはかつての『名探偵』としての純粋なハイライトではない。
ハイライトの消えた虚無の赤い瞳の奥で……怪しげで、不気味な暗い光が、チロチロと炎のように宿り始めていたのだ。
「るるか……」
るるかの決定的な精神の変化に、マシュタンはいち早く気づいた。
しかし、マシュタンにるるかを止める術はない。
ただ、狂気に呑まれゆく主の側に居続けることしか出来なかった。
***
まことみらい学園。
「見た? 昨日のテレビの特番」
「見た見た。7の月に『大王』が現れて、世界を滅ぼすまで、あと1週間もないんでしょ?」
学校では、テレビで連日報道されているオカルトな『7の月の大王』の予言の事で持ちきりになっており、生徒たちの間にも漠然とした不安が広がっている様子だった。
「ってことは、来週の期末テストなくなる?」
呑気な男子生徒。
「テストどころじゃないよ! 世界がなくなっちゃうんだよ!」
突っ込むゆみ達。
「大王って……やっぱりファントムの『ウソノワール』の事だよね」
「うん、なんか都市伝説みたいに言われてるけど……絶対そうだよ」
あんなとみくるが真剣な顔でヒソヒソと話す。
「そういえば、最近、学校でも『怪事件』が起きてるんだって」
りえが、あんな達の会話に混ざってきて噂話を切り出した。
「怪事件?」
「理科室のガイコツの標本が夜中に一人で動いたり、誰もいない音楽室のピアノが鳴ったり、美術室の絵が涙を流したりしてるらしいの!」
「「世紀末だー!」」
その話に、ゆみや周りの生徒たちが余計に怖がる。
「そ、それって……幽霊ー!!」
「まさか」
おばけが大の苦手なみくるが、涙目になりながらあんなにギュッと駆け寄っていた。
そんな会話をしている中に、一人の凛とした生徒が近づいてきた。
「みくる、あんな」
生徒会長の金田れいだった。
「うわーっ!」
急に声をかけられたことで、みくるがビクッと飛び上がって驚く。
「ごめんなさい、驚かせるつもりはなかったのだけど。……話があるの、ちょっといいかしら?」
れいが、二人に真剣な表情で相談を持ちかける。
***
怪盗団ファントムの劇場アジト。
「『一九九九年、七の月、真の地で真実の石をだく者、大王となる。そして、世界がウソの影でおおわれる』」
ウソノワールが、『未來自由の書』の予言を読み上げる。
アジトにはウソノワール以外誰もいなかった。
約束の日まで時間がない。
ウソノワールは幹部全員に命令を下し、一同は血眼になってマコトジュエルの捜索に出払っていた。
「時が迫っているというのに、まだマコトジュエルは手に入らぬか」
ウソノワールが掌をかざすと、手に入っている5つのマコトジュエルの欠片が空中に浮かび上がった。
「手に入っているのは、アルカナ・シャドウが奪った欠片が5つだけ。これではまだ足りん。完全なマコトジュエルとは言えない」
世界を完全に嘘で覆い尽くすには、力がまだ足りない。
「早くせねばな……」
ウソノワールの仮面の奥の目が、不気味な光を放った。
***
再び、まことみらい学園。
「2人をお連れしました」
あんなとみくるを連れて、れいが『理事長室』へとやってきた。
「ありがとう。急によび出してごめんなさいね」
「いえ」
どうやら二人に用があるのは、れいではなく、れいの祖母である『学園の理事長』のようだった。
「お呼び立てした話というのは、生徒たちの間で広まっている噂の『怪事件』のことなの」
どうやら理事長も、学園内で起きている怪事件について深く気にしている様子だった。
「前に幽霊さわぎを立派に解決してくれた、名探偵のお2人に……今回の怪事件の調査もお願いできないかと思って」
理事長は、探偵であるあんなとみくるに深々と頭を下げて依頼した。
「私たちも気になっていたんです!」
「キュアット探偵事務所が、必ず解決してみせます!」
「ありがとう、頼りにしてるわ」
二人の力強い返事を聞いて、理事長は安心したように笑顔を見せる。
「それと、今回は……」
そう言って、理事長はれいの方に顔を向ける。
「わたしも、探偵の調査を手伝うわ」
れいが一歩前に出て、毅然と協力すると申し出た。
「れいが?」
「生徒会長として……これ以上、見えない恐怖に怯える生徒を見ていられないの。みんなが安心してすごせるように、私も力になりたい」
「れいは、一度決めたら聞かないからね」
理事長が苦笑する。どうやら、れいは生真面目で一度決めたら真っ直ぐ突き進むタイプらしい。
「放課後、早速調査をしましょう」
そして、放課後。
「そういえば、前の幽霊さわぎと今回の怪事件って……何か関係あるのかな?」
廊下を歩きながら、みくるが尋ねる。
「うーん、でもピアノが鳴ったり、絵が涙を流すのと、ファントムは結びつかないような気がする」
「そうだよね」
あんなが冷静に分析する。
「……となると、やっぱり本物の幽霊!?」
みくるの顔が一気に青ざめる。幽霊が苦手なみくるは、完全に足が震え始めていた。
「わかんないけど、とにかく調べてみよう!」
あんなは、れいとみくるの背中をグイグイと押して歩き出す。
そして一同は、最初の怪事件の現場である『理科室』へとやって来た。
「まずは理科室ね」
「噂によると、真夜中にこのガイコツの標本が1人でカタカタと動いたそうよ」
れいは生徒会長らしくメモ帳を取り出し、噂の詳細な内容について語る。
「ヒィィィ!」
真夜中に暗い理科室で、ガイコツが一人で動いている所をリアルに想像してしまい、みくるが悲鳴を上げる。
「ポチィィィ!」
みくると一緒に、ポチタンも震えて怖がる。
「大丈夫? ポチタン」
「ポチー……」
れいに駆け寄るポチタン。
「怖くないよ。私がついてるからね」
れいはポチタンを優しく抱きしめ、頭を撫でて安心させる。
「れいー!」
すっかり懐いているポチタン。
一方のみくるは。
「怖いよーっ!」
「よしよし、怖くない怖くない。私がいるからね~」
あんなにギュッと抱きついて泣きついていた。
「よし、気を取り直して!」
あんなは気合を入れ直す。
「オープン! プリキットミラールーペ!」
ミラールーペを取り出し、レンズ越しにガイコツの標本を隅々まで見てみるあんな。
「勝手に動くってどういうことだろう。何か仕掛けや細工があるのかな?」
「床が斜めになっているとか?」
みくるが推理する。
「うーん、怪しいところは特にないみたいだけど……」
「……次の場所に行こっか」
ガイコツに怪しい所が見つからず、次の怪事件の噂の現場である音楽室へと向かおうとするあんな達。
二人について行こうとするれいだったが。
「……?」
れいは、ふと実験用の机の上に置かれているビーカーと試験管を見た。
そして、そのまま視線を棚に並んでいる薬品類へと移す。
「いこう?」
立ち止まったれいを、ポチタンが呼びに来る。
「あ、うん」
理科室の何かが気になった様子のれいだったが、あんな達を慌てて追いかけるのだった。
あんな達が次に向かったのは、第二の怪事件の現場である音楽室。
「噂によると、真夜中に誰もいないはずのピアノが鳴り響いたと……」
れいの言葉に、背筋を凍らせながら音楽室内を捜索する一同。
あんなは、ミラールーペのレンズ越しでピアノを覗き込む。
「うーん……電子ピアノじゃないし、誰かが鍵盤を叩かないと音は出ないよね」
「たぬきとか、野良猫が迷い込んで鍵盤に乗っちゃったとか?」
みくるが現実的な推理をする。
一方、れいは壁に飾ってある肖像画をジッと見ていた。
肖像画は左から順番に、シューベルト、ヘンデル、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンと並んでいる。
「どした?」
れいの肩に、ポチタンが体を預ける。
「何か……気になるんだけど、なんだろう……」
れいは、先程の理科室でもそうだったが、教室の風景に何か「気にかかる違和感」を覚えていた。
しかし、その正体がまだ分からなかった。
「ピアノ自体に不自然なところは無さそう」
「周りに動物の足跡もないみたい」
あんなとみくるの調査では、特に手掛かりは見つからなかった。
そして、あんな達は音楽室を出て、学校の敷地内を歩いていた。
「ああ、手がかりゼロかぁ」
あんながため息をつく。
「夜の学校だし、誰かの見間違いや聞き間違いってこともあるのかな?」
「可能性としてはあるかもね」
れいが同意する。
そんな話をしていると、向かい側から演劇部の部員が歩いてきた。
「あら、大森さん」
「あ、会長」
「演劇部の稽古は? こんな時間に外を歩いてるなんて珍しいわね」
「ああ、それが……しばらく自主練にしたんです」
大森が困ったような顔で答える。
「みんな、最近の怪事件を怖がっちゃって、練習にならなくて……」
「そう……」
怪事件の噂は、すでに学園全体に不安と恐怖をもたらしていたのだ。
「テレビで騒いでる『大王』の予言のことで、みんな敏感になっているんだわ」
れいは、生徒たちの不安な心を察して表情を曇らせた。
「私、みんなのために……そして、頼りにしてくれた理事長のためにも、納得がいくまで調査したい!」
生徒達や理事長の為に、みくるが改めて調査する事を力強く決意する。
「理事長?」
「だって理事長は、私がキュアット探偵事務所に入るのを応援してくれたんだよ」
「うん。それに、私とみくるが『名探偵』として成長できるように、ずっと優しく見守ってくれてるし!」
あんなも笑顔で頷く。
「うん……。この学校のシンボルは『ツバメ』なの」
れいは、中庭に建つツバメのモニュメントを見上げて静かに語り出した。
「渡り鳥のように、一時的な滞在だとしても拒むことなく門を開く。学び、成長しようとする者を、誰でも温かく迎え入れる。……それが、理事長の信念なの」
「……」
「私は、そんな理事長のことを心から尊敬しているし、この学校のことを大切に思っているわ」
「誰でも迎え入れるか……」
「すごく素敵な考えだね!」
「ポチ!」
れいは、中庭から振り返り、二人を見つめた。
「あんな、みくる」
「うん」
「調査の続きだよね!」
「ええ。必ず解決しましょう」
「そして、平和な学校を取り戻しましょう!」
事件解決に向けて、一同は再び意気込んだ。
そして、今度は第三の怪事件の現場、美術室へとやって来た。
「噂によると、この絵の中の少女が涙を流したらしいけど……」
キャンバスに描かれた少女の絵を見ているあんな達。
「涙っていうか……」
「水色の絵の具が、飛び散って顔についてるだけだね」
描かれている少女の絵や、その下の机には、水色の絵の具が無造作に飛び散っていた。
そして、れいだけは絵そのものではなく、教室内全体を見て、はっきりとした『違和感』を覚えていた。
「おかしい……」
「おかし!? どこ!?」
れいの言葉を「お菓子」と勘違いして、ポチタンが目を輝かせて飛んでくる。
「ふふっ。食べるお菓子じゃなくて、教室の様子がいつもと違うってことよ」
れいはポチタンに優しく笑いかけて答える。
「何が違うの?」
あんなが尋ねる。
「たとえば、この石膏像。いつもは奥の棚に綺麗に並べて置かれているはずなの」
しかし、その石膏像は棚ではなく、床のあちこちに無造作に置かれていた。
「それに、この大きなキャンバスは、普段は壁に立てかけられて保管されているわ」
キャンバスも、不自然に床に倒されて置かれていた。
「つまり……真夜中に、誰かが勝手に動かしたってこと?」
みくるが推理する。
「そっか……それが私の感じていた『違和感の正体』ね」
れいは、今までの違和感が全て繋がったことに気付く。
「違和感?」
「理科室でも、音楽室でも、いつもと何かが違う気がしてたの。理科室では、実験器具の置き場所が違っていたわ」
実験器具も、本来なら棚の中にキッチリと収納されているはずだった。
「音楽室では、壁に飾られた肖像画の順番が違ってたの」
肖像画も本来は左から、ヘンデル、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの順番が正しい配置だったのだ。
「そんな些細な違いに気付くなんて……!」
「さすが生徒会長!」
れいを尊敬のまなざしで褒めるあんなとみくる。
「すごーい!」
ポチタンも真似して褒める。
「ふふ、大したことないわ」
少し照れくさそうにしているれい。
「でも、どうして夜中にわざわざ物を移動させたんだろう?」
「物を動かすといえば、掃除とか?」
「模様替えや引っ越し……もしかして、後は……」
「「はっ!」」
何かに気付くあんなとみくる。
「「何かを、探していた……!!」」
「それって……!」
あんなは急いでプリキットミラールーペを取り出し、床を隅々まで捜索する。
「1本の線……あ! これ、ゴウエモンの下駄の跡だ!!」
ルーペのレンズ越しに、ゴウエモンの特徴的な一本歯の下駄の跡が床に浮かび上がっているのを発見する。
「ってことは、こっちの足跡はアゲセーヌ?」
「じゃあ、この細い靴跡はニジー?」
次々と、複数のファントム幹部の足跡が出現した。
「つまり、今回の怪事件も……幽霊じゃなくて『ファントム』の仕業だったんだ!」
「ファントムは、学校の夜の教室で何かを探していた!」
「その最中に、偶然ガイコツを動かしたり……」
「ピアノの鍵盤に触れちゃったり……」
「怪事件に間違われるような事をしたんだわ!」
「ええ、きっとそう!」
点と点が繋がり、真実を確信するみくる達。
「でも……ファントムは、一体学校の何をそんなに血眼になって探しているの?」
れいが尋ねる。
「この学校が、一番大事にしているもの……」
あんなとみくるが、顔を見合わせる。
「「きっと、あれだ!」」
名探偵たちは、ファントムの本当の目的に辿り着いた。
アニメ31話にて、るるかは名探偵に復帰。この小説のるるかは、どの方向に進んでもらいたい?(アンケートは取るけど、自分の文章力でアンケートの結果に結びつけれるかは自信がないので必ずしも、アンケート通りに出来るかは分かりませんが…)
-
名探偵として復帰
-
ファントム等の敵として行動
-
一時的に復帰するが再び絶望し離反する。
-
その他(意見、要望は感想等のコメントに)