古代から生きている男の日記   作:色々残念

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思い付いたので更新します


7ページ、準備する男

 月 日

天の炎の穢れを神創鎚で取り除き、鏃の形に整えて固めておくだけではなく、全てが穢れで形成された投槍も幾つか作成しておき、黒竜との戦いに備えて準備をしておいた。

 

天の炎の穢れによる攻撃であれば黒竜にも通じるのは確実だが、炎に耐性がある私とエピメテウス以外が使用するのは危険な武器でもあるだろう。

 

実際に使用する時は、私とエピメテウス以外は退避させてから使わなければいけないな。

 

 月 日

時折無断で侵入しているオラリオで、ソーマ・ファミリアの主神である神ソーマと知り合うことになり、神ソーマから頼まれてリリルカ・アーデという少女を保護することになった私は、信頼できる相手であるエピメテウスが住まうオリンピアへとリリルカさんを預けることにした。

 

現在のオリンピアにはエピメテウス以外にも、プロメテウス・ファミリアに守られた人々などが住んでいる為、人口はそれなりの街程度はあって、人が住まうには問題がない場所でもある。

 

リリルカさんと同年代の少女も居るので、話し相手が居ないということにもならない筈だ。

 

両親が死んでいたリリルカさんを保護することを頼んできた神ソーマは、ソーマ・ファミリアの環境が子育てには向いていないと判断したのだろうな。

 

 月 日

神ソーマには竜を誘引することが可能な酒を作成してもらうように頼んでいたが、その試作品が完成したようだ。

 

竜の谷の竜は逃さずに掃討しておかなければいけない為、逃がさないようにしておく必要があったが、竜を誘引できる強力な香りを放つ酒があれば、逃げることなく竜が寄ってくるだろう。

 

神ソーマが用意してくれた試作品を預かると早速竜の谷へと向かった私は、巨大な竜巻の風印内部に侵入すると、酒樽の蓋を外して酒の香りを漂わせてみたが、様々な竜が逃げることなく酒樽に近寄ってきた。

 

実験は成功と言えたので、集まってきた竜を処理して数を減らしていったが、引き寄せられてきた竜は木っ端と言える竜ばかりであったな。

 

やはりある程度の強さがある竜は、知能も高いみたいだ。

 

 月 日

集団であるならなんとか私にも勝てるようになってきたゼウスとヘラのファミリアは以前よりも強くなっていたが、まだまだ単独では私に勝てていないゼウスとヘラのファミリアの団員達。

 

Lv11の女帝とLv10のマキシムは、何度か私の攻撃に耐えられるようにはなってきていたが、それでも数発連続で大鎚を叩き込めば沈んで戦闘不能になってしまう。

 

Lv9のザルドやアルフィアも単独での戦いを望んできたが、やはりまだ私には勝てておらず、敗北を積み重ねていた2人。

 

そんな現状をオリンピアで、戦士達の墓守りと天の炎の見守りを行っていたエピメテウスに相談してみたが、エピメテウスが言うには、英雄でも戦士ですらもないと卑下している私もエピメテウスから見て、3000年前の時でも全く弱くはなく、寧ろ様々な戦いを経験してきたことで成長していて、私自身も3000年前より強くなっていたのは間違いないらしい。

 

そんな私に集団でも勝てるようになっているゼウスとヘラのファミリアは確かに強くなっているとのことだったが、大英雄と名高いエピメテウスでも、今の私と単独で戦って勝利するのは難しいようだ。

 

つまり決してゼウスやヘラのファミリアが弱い訳ではないとも言い切ったエピメテウスは、戦闘面での自己評価が異様に低いのは、私の欠点だとも指摘してくる。

 

確かに指摘されたことを考えてみると、私自身がエピメテウスや戦士達には遠く及ばないと判断していたのは、自分自身の戦闘力を低く見積もっていたからかもしれない。

 

エピメテウスと同じく天の炎とより深く繋がり、強力な天の炎の恩恵を授かって、3000年生きて様々な経験を積み重ねてきた私が弱ければ、それはそれでおかしいということになるのだろう。

 

自身のことを正確に評価する為には、他者から判断してもらうことも必要だが、私は私自身にそこまで興味がないので、正確な自己評価をすることができていなかったということになりそうだ。

 

いずれゼウスとヘラのファミリアの面々には謝罪しておく必要がありそうだが、どう謝罪すればいいかが難しいところになりそうだな。

 

 月 日

ベートくんが少年から青年に成長し、天の炎を受け入れる容量が増えた結果、神の恩恵で言うならLv12位にまで向上した身体能力を得ていたようだ。

 

平原の獣民に伝わる技と駆け引きに、私がベートくんに教えた様々な知識や技術も加わり、かなりの強さを手に入れていたベートくんは、間違いなく強者となっていた。

 

そんなベートくんを筆頭に、天の炎を私から授かった平原の獣民の戦士達は、いずれ私が黒竜と戦う時に竜の谷に向かうつもりであるらしい。

 

平原の獣民は、受けた恩を忘れない部族であり、私に助けられた命の恩を、返す為に戦うつもりであるそうだ。

 

黒竜との戦いに着いてこれそうなのはベートくんだけになるが、それ以外の戦士達は竜の谷の竜を倒して、戦いを邪魔させないようにするつもりであるそうで、やれることをやって手伝うと決めているのだろう。

 

半数が平原に残ると決めていた獣民の戦士達は、それぞれが殴りあった結果、残る者と残らない者に別れることになったみたいだった。

 

まだ黒竜討伐には向かわないので少々気が早い気もしたが、こういうことは事前に決めておかないと、当日に揉めることになるのかもしれないな。




集団であればジョンに勝てるようになったゼウスとヘラのファミリアは、確かに強くなりました
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