転生したのに念能力が使えない男   作:ゴリラ廻戦

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先に謝罪します。すみません


第三話 三次試験&四次試験前半&???

 

 

 

第三話 三次試験&四次試験前半&???

 

 

 ネテロ会長との手合わせが終わり、怪我を治しながら三次試験の会場に到着するのを待った。

 

 おー、腹にでっかいあざができてる……ふん、ふん、骨はイッてないから問題なし。しっかし、マジでネテロ会長強かった。あの「技」と「拳速」はもはや芸術の領域だね。俺の拳をまともに喰らえばただじゃ済まないのに、それを恐れず冷静に避けたり流しつつ隙あれば正拳突きで刺す!まじぱねぇっす!リスペクトっす!

 

 俺も技を使った方がいいのかな?でもシンプルに殴った方が早いし、何でもありなら武器使うしな。まぁ技を使うかどうかは置いといて、覚えるだけ得か。一度見たら動きをコピーできるしな。ネテロ会長の合気と残像を今度やってみよう。でも、あの正拳突きは肉体とオーラが最適化された結果の速度だから、真似できそうにないなー。

 

 ネテロ会長に正拳突きのやり方を聞いたら、「感謝じゃよ、感謝」って言われた。……いやだからその感謝ってなんだよ!

 

 合理を突き詰めた俺の肉体じゃ不可能。ちくしょう!本当にかっこいいんだからネテロ会長〜。

 

 

『三次試験会場に到着しました。受験者の――』

 

 

 おっ、着いた着いた。快適だった飛行船の旅もこれで終わりか。ちなみに、飛行中になぜか大揺れして船内はてんやわんやだったらしい。……ふむ、なぜかは知らんが無事到着できたので、ヨシッ!

 

 

 

――――――

 

 

 

 はーるばる来たぜ、函館ーい!!!というわけで、三次試験会場に到着したぜ。うっひょー絶景かな絶景かな、風が気持ちいいぜ。うわっキモい怪鳥が視界に入った。失せろ。

 

 俺たちが立っているのは、トリックタワーという巨大な監獄の屋上だ。試験内容は72時間以内に下まで降りること。この屋上には隠し扉があり、そこから建物内部へ入る。そして、悪辣な罠や凶悪な囚人を乗り越え下を目指す。というのが攻略方法なのだが――

 

 この試験には裏技がある!試験内容は「72時間以内に下まで降りる」のみで手段は問われていない。つまり、ここから飛び降りて下に行ってもいいのだ!

 

 この道は邪道だ。この世界のファンならばゴン達と同じルートに進む方が良いのだろう。でもさ、でもさ、裏技とかバグ技ってなんかいいよね……。あとこんな高さから飛び降りれる機会なんてそうそうないよ?イッちゃう?イッちゃおうかな!?あーもうどうしよ。

 

「おーいガイ!こっちに隠し扉があったよ!一緒に入らない?」

 

 王道か邪道かを悩みうずうずしていると、ゴン達が誘ってくれた。うれしい。もちろん我らが主人公に誘われたからには行きま――

 

 

 

 せんでした。えー、今ですね私は飛び降りてます。なぜかって?一番最初にクリアしてみんなを驚せたいからです。王道ルートがめんどくさいと思ったわけじゃない。

 

 この高さから落下すると流石に怪我をするかもしれないけどしっかりと策を考えてきた。それは五点着地だ!

 

 五点着地とは高い所から飛び降りるときに、足から受ける強い衝撃を体の5つの部位に順番に逃がして怪我を防ぐ受身の技術のことである。

 

 これで勝つる!覚えた技術を試すのはいつだって興奮する。華麗なる五点着地を披露しようではないか。

 

 ん?おっ?なんか飛んできたぞ。なんだお前!?邪魔すんなこのクソ鳥が、体勢が崩れるだろ!うっとしい死ねやゴラァ!!ふん、ぶん殴って赤いシミに変えてやったぜ。やべ、頭が下になった――

 

 どんどん地面が近づいてくるよォ〜!?

 

 空中じゃ立て直せない。やばい顔面はやばい。ザクロになっちゃう。わり、俺死んだ。

 

 妹よ……今そっちに逝くよ……。

 

 

――ドカァン!!!

 

 

 暗い……。ここが地獄か……。そうだよな俺が天国に行けるわけ――いや土臭。なんだ、上半身が地面に突き刺ささっているだけか。

 

 よっこいしょと引き抜くと、クレーターができていた。自分の体をチェックすると無傷。セーフだ。怪我が無いってことは五点着地成功ってことか、ヨシッ!……誰かに今のが見られてたら消してやるぜ(記憶を)。

 

 さてと入り口探してゴールしますかね。えーと、どこだ?まじで入り口らしいとこがないんだが。そんなことあるか?ここって監獄だから囚人を連れてこないといけないよな。うーん……壁を壊すしかないか。でもそれで囚人が脱獄するかもしれないし……。大声で叫んで試験官に伝えるか。それでも返事がなかったら壊そう。それで脱獄しようとした奴はボコそう。すぅー、

 

「おーーーい!!!試験官さーーーん!!!」

 

 森の鳥たちが一斉に羽ばたいてて草。本気で叫んだら気絶するんじゃね。流石に中まで聞こえてると思うけど、大丈夫か?

 

 

…………。

 

 

 返答なし。よし、ぶっ壊すか!そう思い拳を振り上げるとスピーカーから慌てたような声が聞こえてきた。

 

『ストップストップだ!401番!その拳をゆっくり下すんだ。慎重に慎重にだぞ……!』

 

 俺の拳は爆弾じゃねぇよ。言われた通りにゆっくり下すと安堵のため息が聞こえてきた。入り口はどこだと聞くと――

 

『入り口は隠し扉になっている。まさか紐なしバンジーをする奴がいるとは思わなかったよ。今開けるから少し待て。会長に教えて貰わなかったら危なかった…』

 

 褒めるなよ!照れちゃうだろ!と気分が良くなりつつ扉を開けてもらいクリアした。もちろんクリア番号は1号だ。

 

『試験終了まで残り71時間だ。それまでくれぐれも大人しく待機していてくれ 』

 

 そうだった〜待機時間があるんだ!うわ暇だー。こうなるんだったらゴン達に付いて行けばよかった。あとなんでさっきから爆弾みたいな扱いなんだ。俺が何かしたかな?身に覚えが――まぁある!

 

 暇だから寝よ。おやすみー。

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全部、壊して。約束だからね!お兄ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

………!

 

 

 

 ゔォェッ!!このキモいオーラはヒソカだ!俺の手はトランプを握りつぶしていた。こいつ、人が寝ている時に殺す気で投げつけてきやがった。最低の目覚ましだ。あやうく永遠のおやすみをするところだった。

 

「………何のようだ?」

 

「晩御飯が出てきたから、起こしてあげたんだよ。これでも本気で投げたのに簡単に止められちゃった。凹んじゃうな♦︎」

 

 ありゃ、もう晩御飯の時間か。なら起こしてくれたことには感謝しないとな。でも俺に近づくなァ!

 

「それは感謝するが、あまり近寄らないでくれるか」

 

「つれないな、ボクとガイの仲じゃないか。ほら、ご飯を持ってきたよ一緒に食べよう♠︎」

 

 これは俺のことを思い出したかイルミに聞いたな。何が悲しくてお前と食事をしないといけないんじゃい。ご飯は貰うけど――ってこれ囚人飯だ。美味しくなさそう。どうしよう、ここから出て森で何か狩るか?でも試験官に大人しくしとけって言われたしな。

 

 このあとめちゃくちゃ食べた。

 

 

 

 ……あーもう、クソったれ!!ヒソカがうざったくてしょうがない。一体何時間経ったんだよ、まだ試験終了しないのか!

 

 あの変態ピエロ!こっちが興味ないのに喋りかけてくるし、トランプを突然投げつけたと思いきや、何もしないで見つめてくる。そして、さりげなく近づいてきてボディタッチをしようとしてきた。尻を触ろうとするな、おっぱいもやめろ。時々、涎を垂らしてはぁはぁ言ってる。ほんとうにキモいと思う。

 

 俺はゲイじゃない。ガイだ。好きなタイプは尻がでかくて身長がある女。あとおっぱいがでかい女。まぁ別に身長はなくてもいいかな、とにかく可愛ければOK。でも顔だけじゃなく中身もちゃんとしてないとダメだ。ヒステリックな奴は母親を思い出すからNGで。あと仕事でも趣味でもいいから何かに熱心な人に魅力を感じる……ぶつぶつ

 

「ボクのタイプはね――」

 

 知るかカス。どうせ強い奴とか、将来性がある奴とかだろ。何も聞きたくねぇ。

 

 

「――ガイだよ❤︎」

 

 

 きっっしょ!!!もう我慢ならん。どのくらい時間が立ったのかは知らんがヤるわ。大人しくしてろだぁ?そのなの関係ねェ!!!

 

「あ〜〜〜❤︎ この殺気❤︎ 魂が震えるよ❤︎ これが恋なんだね❤︎ 愛なんだね❤︎――!?❤︎」

 

 

 そうくるか、漢たらしめ❤︎

 

 

 失礼だな。ノンケだよ。

 

 

 俺は胃袋から、()()()()()を吐き出そうと――

 

 

 

――ジリリリリリ!!!

 

 

『試験終了だ』

 

 

 

――――――

 

 

 

 はい。カッとなっちゃって本気バトルをしようとしたゲイです。間違えたガイです。あの後に試験終了の合図で我に帰りました。逆にあそこまで我慢したのすごくね?俺すごくね?反省はしています。でも後悔はしていません。よかったなヒソカ命拾いして。

 

 次の四次試験は7日間のサバイバルだ。一次試験からずっと付けている番号札の奪い合いである。自分の番号札は3点、ターゲットも3点、それ以外は1点。合計6点もっている状態で最終日を迎えれば合格という簡単(?)な試験だ。

 

 これまでの試験は、狭い範囲で何十時間も拘束されてた。けど、今回の試験は島から出なければ何をしてもいいから最高だぜ。さっさと集めてバカンスと決め込もうじゃないか。

 

 なんでそんなに気楽なのかって?ヒソカが襲ってくるだろって?その心配はない。なぜなら俺は()()()()()ため円で把握され()()()からだ。円を使って人探しする術者は、人型の物体を優先的に把握しようとする。俺は人間でも人形(マネキン)でもない曖昧な存在、感知する優先順位が極端に低くなり見逃してしまう。もし、俺を円で探そうと思ったら、石ころや雑草を全て把握する感覚で解像度を高くやらないとダメだ。まぁ、動いたらすぐバレるけど。

 

 つまり、動かずに気配を消せば人間が俺を発見することは不可能。勝ったなガハハ。自慢じゃないが、ゾルディック家の背後をとったこともある。

 

 もうちょいで試験開始のタイマーがゼロになるな。3、2、1、0!

 

 あばよヒソカ1週間後にまた会おう。お尻ぺんぺん。ばーか、ばーか。

 

 

「ガイが消えたよ!?」

「どんなトリックを使ったのだ…?」

「恐ろしく美味しそうな足、ボクじゃなきゃ見逃しちゃうね♠︎」

 

 

 ……聞こえてるんだよなぁ。森の中へ消えたと思わせて実はスタート地点の近くの茂みに潜伏中。俺のターゲットが出発したらストーキングしようという作戦だ。ふふん、受験者全員の試験番号は全部暗記している。俺ってば頭良すぎ。

 

 ちなみにターゲットはうんこ帽子(ポックル)ね。今日中に奪うから、挽回する時間はたくさんあるでしょ頑張れ。地獄の果てまで付いていくからね。夜露死苦。

 

 番号札をゲットした後はどうしようかな。隠れ続けるのは簡単だけど、原作のシーンを見てみたい気もする。ゴンがヒソカの番号札を奪うところなんて胸熱だもんな。聖地巡礼でもするか。

 

 おっ、うんこ帽子(ポックル)が出発したな。ソロリソロリ。おやおや右ポッケが膨らんでいるじゃないか、そこにあるんだね。お前がトイレをした瞬間に手を突っ込んで抜き取ってやる()

 

 

 数時間たったのに、まだ警戒を解かないとは少し舐めてたかも。3メートル後ろにいる俺に気づかないのは置いといて、他の受験者には気づいている。やっぱり優秀ではあるんだな。脳みそくちゅくちゅされる運命なんだけど。トイレするまで気長に待ちますか。

 

 

――カチャ….

 

 

 お、お、お!?ズボンを下ろすぞ、しゃがんだ!う、う◯こだ、う◯こ、おそまじゃないか!力んだ瞬間に飛び出すぞ()

 

 

――ブr

 

 

   今だ隙あり!!!

 

   飛び出せェェ!!! ※ガイです

   手を突っ込め!!! ※ポケットです 

   つかみ取れ!!! ※番号札です

   獲ったどォ!!! ※勝利です

 

 

――【規制音】【規制音】 ※う◯こです

 

 

 

 よーしよしよし。まじでごめんなポックル。お詫びに蟻から命を守るから、それでチャラってことにしてほしい。日が落ちてきたし今日の飯でも探しますか。

 

 ちょっと臭い。

 

 

 

――――――

 

 

ヒソカ視点 

 

 

 

 これで三次試験も出口を目指して終わりか。あの元試験官の……無限四刀流だっけ?全然面白くなかったな。あれがプロハンターだなんて、ハンター協会も意外とたいしたことがないのかも。まぁいいや忘れちゃおう♣︎

 

 ふふふっそんなことよりもボクがいま夢中なっているのは、401番のガイ=アウスナーメ❤︎

 

 二次試験の時に、料理をしている彼を遠目でチラッとみたけどあれは凄いね。もう凄いとしか言えない自分の語彙力が恨めしいよ♦︎

 

 今まで色んな人の体を見てきたけど、あれほど完成されている肉体は初めてだ♠︎

 

 あぁ!なんでボクは彼に殴られた時のことを覚えていないんだい!?本当にボクってやつはダメダメだなぁ!?♦︎

 

 ふっー、ここで興奮しちゃダメだ。ドーパミンとアドレナリンが勿体無いよね。彼のための温存しないと❤︎

 

 やっと出口か。まだまだ時間は余ってるし、何して時間を潰そうか――なっ!?❤︎

 

 おやおやおや、可愛い寝顔だね、ガイ❤︎

 

 こんな所で寝ちゃうなんて油断してるのかな?それとも自信の表れかな?どっちでもいいけどね♠︎

 

 ボクの中で天使と悪魔が戦っているよ。彼をじーーっくり眺めながら時間を潰すか、それとも今すぐ襲うか♦︎

 

 ……悩ましいけど、彼を眺めることにするよ。ごめんね悪魔くん、ボクはいい子なんだ♠︎

 

 ……な、なんて素晴らしい肉体なんだ!でかい、デカすぎるよ。胸筋の下で雨宿りができそうだ❤︎

 

 いや、称賛するべきは筋肉だけじゃない。柔軟さも素晴らしい。動きを阻害しないギリギリのパンプ。これが黄金比か♦︎

 

 ガイの肉体は、"剛"と"柔"二つの性質を合わせて持っている❤︎

 

 くっ……、もう我慢できない!こんなものを見せられて我慢できる漢がいるのかい?いやいない!♠︎

 

 我慢の限界だったボクは、ありったけのオーラをカードに注ぎ、最大限に強化した体で投擲した♠︎

 

 ボクの愛をその身に刻んでくれ❤︎

 

――グシャッ!

 

 まさか…握り潰されるなんて…!寝ていても避けるぐらいはすると予想したけど、想像以上だ❤︎

 

 その後、起きた彼に何十時間もちょっかいを出し続けてたら、やっとこっちを向いてくれた。うれしい❤︎

 

 なんという殺気と闘気……。あ、あぁ……!!地平まで広がるご馳走(ステーキ)が見える。食っても食っても食べきれないほどのご馳走(ステーキ)が、今!目の前にある!❤︎

 

 

 そうくるか、漢たらしめ❤︎

 

 

 「失礼だな、ノンケだよ」

 

 

 







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