転生したのに念能力が使えない男   作:ゴリラ廻戦

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第九話 ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎

 

 

 

 右腕に食い込んだ牙が、骨の芯まで軋ませる。視界の端には迫りくる鉄樹の穂先、頭上からは狙いを定めた弾丸ドングリの木。前門の虎、後門の狼。いや、それ以上にタチが悪い。

 

 やっば。そう覚悟しかけた、その刹那。

 

「──(ハチ)ッ!」

 

 鋭い声が響いた直後、白刃の輝きがヒトトリグサの首元を薙いだ。

 

──ザンッ!!

 

 巨大な顎が、根元からずるりと切り離され、地面に転がって痙攣した。

 

「ッ……メンチ!?」

 

 目の前に、両手で包丁を構えたメンチが立っていた。刃には、オーラの光が纏わりついている。

 

「ぼさっとしてないで、動きなさい!──(カイ)ッ!」

 

 振るった包丁から、オーラの斬撃が飛ぶ。頭上から迫るドングリの弾幕を、まとめて切り落とした。

 

「なんで、ここに……」

 

 混乱した頭で、そう問いかける。メンチとは、戦闘が始まるか、三十分連絡が無ければ村から逃げる、という約束を交わしていたはずだ。

 

「──なんで逃げなかった!?この馬鹿野郎!」

 

「はぁ!?馬鹿とは何よ!!」

 

 メンチが、こちらを睨みつけた。目には、隠しようのない怒りが浮かんでいる。

 

「あんたの言ってることが正しいのは分かってる。でもね、ハンター試験の時みたいに、また一方的に助けられて終わり、なんて冗談じゃないのよ」

 

「今回は状況が──」

 

「うるさい!友達を見捨てて逃げるほど、あたしは薄情じゃないのッ!」

 

 その一言に、何も言い返せなかった。

 

 情けなさが、じわりと胸に広がる。だが同時に、このピンチに駆けつけてくれたことへの、言葉にならない嬉しさもあった。

 

「……分かった。一緒にやろう。どのみち、簡単に逃がしてくれる相手でもなさそうだ」

 

「ふふっ。最初からそう言えばいいのよ」

 

 メンチが、不敵に笑う。少し離れた場所で、ハナミが静かにこちらを見ていた。

 

「二人まとめて、というのも都合が良いですね。同時に駆除できる。手間が省けて助かります」

 

「舐めてんじゃないわよ」

 

 メンチが、包丁を握り直す。

 

「あたしの大事なものを傷つけたこと、後悔させてやるわ」

 

 

 

──────

 

 

 

 戦いは、そこから一変した。

 

 俺は前衛。游雲を振るい、鉄樹の槍衾を片端から叩き砕いていく。メンチは後衛から、ヒトトリグサの触手や弾丸ドングリを次々と斬り伏せていく。

 

 初めて組む連携だというのに、驚くほど噛み合っていた。俺が正面から押し込んで注意を引きつければ、メンチが死角から援護の一撃を放つ。逆にメンチが狙われれば、俺が割り込んで盾になる。

 

「そっち、頼んだッ!」

 

「了解!」

 

 言葉は少なくとも、意図は通じ合っていた。互いの動きを読み、補い合う。それだけで、一方的に押されていた戦況が、少しずつこちらへ傾き始める。

 

 植物の密林を突破し、ついにハナミとの距離が詰まった。

 

「逃げ場は、もうないぞッ!」

 

 游雲を振るい、拳を叩き込む。殴る、殴る、殴る。メンチも包丁を閃かせ、斬る、斬る、斬る。二人がかりの猛攻に、ハナミの纏う硬い防御にも、徐々に亀裂が入り始めていた。

 

「かはっ……ぐっ……抜け出せないッ!!」

 

 メンチの一撃が頬を掠め、俺の拳が肩を捉える。ハナミの表情が、初めて苦悶に歪んだ。

 

 だが、攻めているのはこちらだけではなかった。鋭い木の一撃が、メンチの脇腹を打つ。吹き飛ばされ、幹に叩きつけられる。

 

「メンチ!」

 

「へーき……。まだ、やれるわ」

 

 立ち上がるメンチの体は、既にあちこちに傷を負っていた。それでも、二人がかりの猛攻は止まらない。追い詰められ、防戦一方になっていくハナミの口元が、ふと緩んだ。

 

「……あは」

 

 小さな笑い声だった。

 

「あは、あはは……。これは……」

 

「何がおかしい」

 

 游雲を振るいながら、俺は問う。ハナミは、植物を操りながらも、その表情を隠さなかった。

 

「不思議なんです。ガイさんと戦っていると、胸がドキドキして、興奮します。あぁ、そうか──」

 

 その声に、これまでの淡々とした冷たさは無かった。代わりに滲んでいたのは、確かな熱だ。

 

「わたしは今、戦いを楽しんでいますっ!!」

 

 その瞬間、纏うオーラが、一段階、色を変えた。

 

「衰えることのない、戦いの愉悦ッ!!」

 

 叫びと共に、周囲の植物が一斉にざわめき、応えるように揺れる。

 

 ハナミは静かに懐へ手を伸ばした。取り出したのは、これまでとは違う、灰色がかった小さな種だった。

 

「この種は、【オーガヤドリギ】という寄生植物。宿主のオーラを吸い上げる代わりに、驚異的な再生力と膂力を与えてくれます」

 

 その種を、自らの胸元へと押し当てる。瞬時に根を張るように皮膚の中へ潜り込み、体表には緑がかった血管のような模様が、蜘蛛の巣状に広がっていった。

 

 傷ついていたはずの皮膚が、みるみるうちに再生していく。折れたはずの腕も、何事もなかったかのように元へ戻る。

 

 もともと強化系の膂力に、寄生植物による底上げが加わったのか。

 

 次の瞬間、彼女の拳が、俺の游雲を真正面から受け止めていた。鉄と鉄がぶつかり合うような、重い衝撃。互角──いや、それ以上か。一方的に押し込んでいたはずの攻防が、真っ向からの殴り合いに変わっていた。

 

「オラァッ!」

 

「──(カイ)! (ハチ)!」

 

 メンチが、その隙を狙って包丁を振るう。だが、ハナミと俺の攻防のあまりの速さと重さに、割り込むタイミングが掴めない。放った斬撃は掠っただけで、ろくにダメージを与えられずに弾かれてしまう。

 

「メンチさん、邪魔をしないでください」

 

 俺の蹴りを弾きながら、ハナミがそう呟いた。懐から、また新たな種を取り出す。

 

「この種は、【ヒュドラフラワー】という毒花です。猛毒の花粉を散布します」

 

 地面に投げつけられると同時に、周囲一帯に、巨大な紫色の花が一斉に咲き誇った。むせ返るような、腐臭にも似た甘い匂いの花粉が、辺りに充満していく。

 

「ゴホッ……ッ!」

 

「これ、は……ッ」

 

 もはや、毒ガスだ。メンチが、片膝をついて咳き込む。俺自身も、呼吸がしにくくなるのを感じた。肺の奥が焼けるように痛む。だが、致命的というほどではない。この程度なら、まだ動ける。

 

「苦しそうですね。花粉の毒性を、四倍に強化しました。わたしには耐性がありますけど……なぜ、あなたはその程度なんですか? まぁ、メンチさんはそうもいかないようですね」

 

 ハナミの声には、変化がなかった。自ら生み出した毒の中、平然と立っている。視線の先、メンチが荒く咳き込みながら、次第に膝から崩れ落ちていく。

 

「メンチ……ッ!」

 

 毒に蝕まれていくその姿を前に、俺の中で──何かが、静かに、冷たく煮え立っていくのが分かった。

 

 ハナミが再び毒花の種を取り出そうとした、その瞬間。俺は武器庫念獣の口から、B級念具【火之夜藝(ほのやぎ)を抜き放った。

 

 炎を纏う刀──【火之夜藝(ほのやぎ)】。鞘と鍔で起こした火花を、刀身に乗せて炎を纏う。

 

「──燃えろ」

 

 鞘の鍔元で、鋭い火花が散る。それが刀身に伝った瞬間、鋼の表面を舐めるように、赤い炎が這い上がった。

 

 一閃。橙色の軌跡が空を裂き、周囲一帯を埋め尽くしていたヒュドラフラワーを、根元から焼き払った。

 

──ゴォッ!!

 

 紫の花弁が、炎に巻かれて瞬時に炭化していく。むせ返るような毒の匂いが、焦げた臭いに塗り替えられていった。

 

 游雲は、武器庫念獣に収めた。今のハナミには、打撃は効果が薄いだろう。オーガヤドリギの再生力が、殴った端から傷を塞いでいく。ならば、燃やして、斬る。

 

「メンチ、下がれ!」

 

「──ッ、わかったわ……!」

 

 毒に蝕まれ、膝をつきかけていたメンチが、荒い呼吸のまま後方へ退いていく。ここから先は、俺一人の領分だ。

 

「邪魔者が消えました。ここからは二人きりで楽しみましょう」

 

 ハナミの声に、初めて何かが滲んでいた。楽しんでいる、という感情が。

 

「……これだから、顔だけの女はダメなんだよ」

 

 俺は、武器庫念獣からA級念具【爛生刀(らんしょうとう)を取り出す。

 

 黒い大型の鉈──【爛生刀(らんしょうとう)】。刀身に無数のゴキブリの卵が植え付けられている。相手の身体に卵を埋め込み、そこから孵化したゴキブリたちが体を食い破る。

 

 二刀流――火之夜藝と爛生刀。左右の手に、それぞれ異なる牙を握る。

 

「武器を次から次へと面白いですね。なら、わたしも真似しましょう」

 

 ハナミが、複数の種を、自分自身の体へと埋め込み始めた。

 

「肩には【ヒトトリグサ】を──小型に限定し、顎と消化液をさらに強化」

 

「腕には【鉄樹】を──樹皮に限定し、硬度をさらに強化」

 

「胸には【ヒュドラフラワー】を──一輪に限定し、毒性をさらに強化」

 

 肩の皮膚が裂け、ヒトトリグサの顎が突き出す。 腕と拳に、鉄樹の樹皮が纏わりつき、鎧のように硬化する。胸元には、ヒュドラフラワーの蕾が、心臓を守るように咲いた。

 

 様々な植物を生やした姿は、まるで森の怪物。

 

「ふふっ。どうですか?久しぶりにおしゃれをしてみました」

 

「……植物園みたいで、お前には似合ってる、ぞッ!!」

 

 地を蹴る。ハナミの拳が、風を裂いて迫る。爛生刀でそれを受け流しながら、返す刃で二の腕の鉄樹装甲へ斬撃を叩き込む。

 

──ギィンッ!!

 

 硬い。だが、少しだけ傷がついた。傷口にゴキブリの卵が埋め込まれる。その瞬間──

 

「ぐッ!!?」

 

 孵化したゴキブリたちが腕を喰い千切る。しかし、皮一枚で繋がってしまった。おそらく、体内のオーガヤドリギの影響だろう。剥き出しの傷がみるみる塞がっていく。

 

「──ッ。初めてゴキブリに食べられました。まだまだ、これからです」

 

 ハナミが踏み込みと同時に、肩から生えたヒトトリグサの顎が、独立した意思を持つかのように迫ってきた。

 

「──ッ!」

 

 火之夜藝で薙ぐ。炎を纏った刃が、顎を焼き斬る。だが、切り離した傷口から、瞬時に新たな芽が噴き出し、再生していく。

 

 互いに、一歩も譲らない。

 

「ハァ──ッ!」

 

「ふふっ──ッ!」

 

 刃と植物が交差する。喰う。溶かす。燃やす。蝕む。抉る。斬る。貫く。殴る。蹴る。

 

 俺とハナミの胴体や手足が、徐々に削れて無くなっていく。赤い血と、緑の体液が、入り混じって地面をドス黒く染める。

 

 俺は、戦いながら、冷静に周囲を観察していた。

 

 枯れている。

 

 視界の端、開戦当初から生えていた弾丸ドングリの木が、既に葉を落とし、幹の色を失いかけている。もう、実を成らせる力もないのだろう。

 

 制約と誓約で、成長させた植物は数分で枯れる、ということか。

 

 つまり、ハナミの肩や腕、胸の植物達も、いずれは同じように枯れる。永続的な力ではなく、時間の壁がある。オーガヤドリギもオーラを吸収している以上、ハナミも消耗する。

 

「……なるほどな」

 

 自然と、口元が緩んだ。

 

 このまま、耐えればいい。どれだけ痛めつけられようと、俺の体は簡単には壊れない。時間切れになるのは、向こうの方が先だ。

 

 削り合いの果てに勝つのは、より長く立っていられる方──それだけの話だ。

 

「何を、笑っているんですか?」

 

 ハナミが、僅かに眉を寄せて首を傾げる。

 

 俺は、二刀を構え直し、地を蹴った。

 

「もう少しだけ、付き合ってもらうぞ」

 

「はい。よろこんで」

 

 

 

──────

 

 

 

 削り合いは、長くは続かなかった。

 

 最後に立っていたのは、俺だった。

 

 ハナミの体を覆っていた植物は、すべて枯れ落ちている。膨れ上がっていたオーラも、今は見る影もなく萎んでいた。

 

「……終わりだ、ハナミ」

 

「………」

 

 俺は、二刀を下ろしながらそう告げた。呼吸は荒い。全身は傷だらけだ。それでも、勝敗は明らかだった。

 

 ハナミは、地面に片膝をついたまま、しばらく黙っていた。

 

「──今まで、自然を守るためだけに戦ってきました。数えきれないほどの命を奪ってきましたが、そこには何の感情もありませんでした」

 

「ですが、あなたと戦って──初めて『楽しい』という感情を、知りました」

 

 ハナミが、ゆっくりと顔を上げる。その瞳には、これまで一度も見せたことのない、剥き出しの熱があった。

 

「今だけは……自然のことなど、どうでもいい。あなたを、殺したい」

 

 ハナミは、地面に片膝をついたまま、静かに左手を伸ばした。指先が、土に触れる。

 

「【供花(くげ)】」

 

 その一言と共に、周囲の景色が一変した。

 

 半径百メートル──視界に映る限りの木々、草、花、その全てが、一斉に色を失っていく。緑だったものが茶色く枯れ、瞬く間に朽ち果てていく様は、まるで早送りの映像を見ているようだった。

 

 そして、枯れていく自然と反比例するように、ハナミの纏うオーラが、爆発的に膨れ上がっていく。

 

「灰になったあなたを、お気に入りの植木鉢に蒔きましょう。とても綺麗なお花が咲きそうです。ずっと、お世話しますね」

 

「──ッ!?」

 

 先ほどまでの萎んだオーラとは、比較にならない密度だった。周囲の全ての植物から命を吸い上げ、それを己の力へと変換している。

 

 ハナミが、左の手のひらをこちらへ突き出した。その掌の中心に、光が凝縮していく。

 

 まずい。

 

 直感が、そう告げた。あれは、避けなければ死ぬ気がする。

 

 だが──視線を後方へ向ける。木々の隙間から、遠く、村の輪郭が見えた。あの光線の軌道上に、俺がいなくなったら。

 

 村ごと、消し飛ぶ。

 

 考える時間はなかった。俺は武器庫念獣の口から、A級念具【黒縄(こくじょう)を取り出し、右腕に巻き付ける。

 

「絶対に止める」

 

「素敵です」

 

 その瞬間、掌の光が、白い奔流となって放たれた。

 

──ゴォォォォォォッ!!!

 

 視界が、真っ白に染まる。右腕を突き出し、真正面から受け止める。

 

 熱い。焼ける。皮膚が、肉が、骨が、悲鳴を上げる。腕を通して伝わる痛みが、脳天まで突き抜けていく。実際に、右腕から白い煙が立ち上っているのが見えた。本当に、焼けているのだ。

 

 それでも──後ろには、下がれない。足を、前へ。もう一歩、前へ。もう一歩、前へ。

 

 どれだけの時間が経ったのか、分からない。永遠にも、一瞬にも感じられた。

 

 やがて、光が収束していく。

 

 防ぎきった。

 

 巻き付けていた黒縄は、跡形もなく焼き切れ、ただの灰と化していた。右腕は、原形をとどめないほどボロボロで、感覚もほとんど無い。全身の力が抜け、俺はその場に崩れ落ちるように膝をついた。

 

 視線を上げると、地面には、光線の通り過ぎた跡が、抉れた大地となって刻まれていた。

 

 そして、目の前──ハナミもまた、片膝をついていた。

 

 全身は焼け焦げ、肌は色を失い、呼吸も浅い。誰の目から見ても、限界は明らかだった。

 

「……終わり、だな」

 

 今度こそ、そう確信した。

 

 だが、ハナミの口元は、笑っていた。

 

「ふふ……。何を、勘違いしているの、ですか」

 

「……何?」

 

「わたしは、まだ、()()()を使って、いません」

 

 その言葉と共に、彼女は懐に手を入れる。取り出したのは、ビー玉ほどの大きさの、布に包まれた小さな物体だった。

 

「これは、とある研究所を襲撃した時に奪ったものです。()()()()ってご存知ですか?」

 

 震える指で、布が剥がされていく。

 

 中から現れたのは──黒い、種だった。

 

 その瞬間、俺の五感が、悲鳴を上げた。

 

「うっ……ぐ、ぇ……」

 

 喉の奥から、勝手に嘔吐きが込み上げてくる。

 

 これまで戦ってきた、どの植物とも違う。悍ましい、という言葉すら生温い。まるで、この世のものではない何かを直接覗き込んでしまったかのような、根源的な恐怖と嫌悪感。

 

 あのオーラは、一体、何だ。

 

「この種は──」

 

 ハナミが、静かに、口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ブリオン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 ハナミの念能力

【朶頤光海/だいこうかい】強化・放出・操作

① オーラを注いだ種子を、任意で発芽・成長させる。元となる植物が本来持つ性質を強化した植物へと成長する。
②成長した植物は、ハナミから与えられた簡単な命令を実行する。

制約
① 使用する種子について、その植物の名前と植生を説明しなければならない。

誓約
① 生み出された植物は、3分で枯れてしまう。



【供花/くげ】放出

① 周囲に存在する植物からオーラを吸収し、自身のオーラとして放出する。
② 吸収できるオーラの量と、放出する際の威力は、周囲に存在する植物の種類や生命力に比例して増加する。

制約
① 円の範囲内に存在する植物からしかオーラを吸収できない。

誓約
① 吸収したオーラの量に応じて、自身の寿命が削られる。
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