「え?」
少女は目を覚ました。
その目に映るのは、青い、青い空。
少女は混乱する。ありえない。自分は実家の自室で寝ていたはず。
更によく見れば空には月が二つあるようにも見える。
さらに言えば声も可笑しかった。こんな可愛らしい少女の声はしていなかった。
少女の自認は男だ。それはトランスジェンダーなどではなく現実として男だったのだ。
少女は左右を見る。そこには崩落している塔と崩れている壁があった。
「なにこれ?」
訳が分からない。だが、調べるしかない。
このまま訳も分からず呆けている訳にはいかないのだ。
仕方が無いので立ち上がる。
「は?」
自身の姿も可笑しかった。
少女の自認は男だ。だというのに立ち上がって下を見れば豊満にも程がある豊かな胸があった。
思わず揉むが柔らかくなかった。
少女が男だったときは胸なんてないし、童貞で田舎住みなので風俗も無いので女の胸を揉んだことが無い。
だがこの無機質な感じは女の胸ではないと童貞でも断言出来た。
しかしながらそれにしては変だ。胸が大きいし、少女が着るような服を着ている。
服装は漆黒のボールガウン──舞踏会用ドレス──でスカート部分は大きく膨らんで、かなりのボリューム感を出している。
フリルとリボンの付いたボレロカーディガンを羽織り、レース付きのフィンガーレスグローブを付けている。
勿論鏡なんてものはこの場に無いのでリボンなどは見えてないが。
しかしながら少女はこの格好に、そして声に覚えがあった。
「シャルティア・ブラッドフォールン……?」
小説原作のアニメ、オーバーロードに登場するヒロインの一人にして一期ラスボスだ。
オーバーロード。ダークファンタジーの作品だ。
人類が大陸の西の果てに追いやられている世界にゲーム時代の拠点と姿と能力で転移した主人公が虐殺殴殺人間牧場経営など何でもござれで世界征服していくという作品だ。
少女の中の人はアニメ一期からのファンで中学生の頃にアニメを見て以来小遣いでちまちま原作小説を買い、高校生になるとバイトで小説を買っていった者だ。
「ありえない……何かの夢?」
そう思い頬をつねった。痛かった。
「これは夢? それとも現実?」
わからない。あまりにも情報が不足している。
それに自身がシャルティア・ブラッドフォールンになっているのだとして、ここはどこだ。少なくともナザリックではないだろう。
まずはここがどこなのか知らなければならない。
しかし動くにあたってパッドは邪魔なので取った。
アイテムボックス開けないかな、と思ったら開くことが出来た。
ますます夢っぽくなるが、このリアリティがそれを否定する。
空の美しさ。視界の鮮明さ。漂う死の臭いと気配。
パッドをアイテムボックスに収納しある程度身軽になった少女──シャルティアは行動を開始する。
塔から離れ、家屋の方に足を向ける
そこには火事で燃え盛り、石の土台と壁だけが残った家があった。
建築様式としては文明レベルが低いように見える。中世程度歩かないか程度だろう。
家の中を見る。
やはり火事で家具などは燃え、中には無事な物はなかった。
仕方が無いので家を出て別の場所──血の臭いがするところへ行く。
しかし途中には崩れた壁が邪魔をした。
「わたしなら……」
シャルティアなら飛べるはず。そう思い己の内に意識を向ける。
すると背中から蝙蝠の翼が生え、空に浮かび上がった。
「おぉ……」
夢の中で飛んだことはあったが、その時は自由に飛べなかった。だが今は自由に飛べる。
上昇下降左右移動すきに出来る。
このまま大空を飛びたい気持ちを抑え壁を越えたら地上に降り、翼を収納する。
そして再度歩くと、焼けた死体を見つけた。
「……高温の炎で焼かれた死体、でありんすかね」
シャルティアは自分の口調が変わっていることに気づいた。
本当は"高温の炎で焼かれた死体か? "と言いたかったのに女性らしい──というかシャルティアっぽい口調に自動変換されていた。
これは不味いかもしれない。もし上の立場の人間と会ったりしたときに口調そのままだと問題があるだろう。
ただ一介の吸血鬼がそんな上の存在と接触する機会があるのか、と言われると疑問が生じるが。
シャルティアは死体をあさる。
何かしらの鎧を装備し、剣を装備していた事はわかったが、それ以上の情報はなかった。死体が残っている事からアンデッドではないと推測できるが。
どろどろに溶けた鉄製の武具を見るに相当高温……鉄の融解温度が千五百度ほどだったはずなのでそれほどの炎を受けたという事になる。
(
ここが転移後の世界ならば竜が居ても可笑しくない。
確かラッパスレア山にエンシェント・フレイム・ドラゴンが居たはずなのでもしかしたらその周辺なのかもしれない。
他にも焼死体はあるが、他に得られそうな情報はなかった。
(……ここを出て探索するか。ナザリックの場所についても探さないといけないし)
シャルティアになったという自覚を得てから、シャルティアにはある種の帰巣本能が出ていた。
アインズ・ウール・ゴウンへの忠誠心。それに伴う帰属本能。
ここが転移後の世界なのか、ユグドラシルなのか、あるいはまったく違う世界なのかはわからない。だが自分がシャルティアならば、アインズ・ウール・ゴウンの元に戻るべきだ。
シャルティアはそう考えた。
「まずは……そうね
隠密系呪文最上位の魔法をシャルティアは唱えた。
これによりシャルティアを知覚できるものは限られるだろう。
更に背中から翼を生やし、空を飛ぶ。
目指すは第一に山賊のねぐら。第二に村だ。都市レベルは今の情報で行くにはリスクが高すぎる。
シャルティアはこの世界の──スカイリムの空を飛んで行った。
■
本の少し飛ぶだけで、シャルティはある村を見つけた。
門が二つあり、川に面している村だ。川の流れを利用した水車があり、それにより木材の加工をしている。
村人の数はざっと見た限り三十人ほどだろう。家の中などに居る者を含めればそれより多いだろうが、外に居るのはその程度だった。
シャルティアは不可知可状態で空から見る。
正直、シャルティアがこのまま村に降りるのはリスクが高い。
何せシャルティアの容姿はヴァンパイアのそれそのもので、見ただけでモンスターだとバレるのだ。
ただ村レベルだと情報がどこまであるのかわからないので無知な者なら大丈夫かもしれないが、村長や商人などの情報を扱う者ならばわかるかもしれない。
そのため無策のまま村に降りるのは危険だとシャルティアは判断した。
ただ戦士としての勘、とでもいうのだろうか。それだとこの村に強者は居ないと感じ取れたので全員殺して情報封鎖するというのも選択肢としてはあるが、この世界に対するスタンスが決まってない状態でそれは悪手だとも考える。
シャルティアとなったことで人を害する、殺すことに忌避間は感じない。しかしアインズ・ウール・ゴウンに利敵行為となるかもしれないと考えると二の足を踏む。
シャルティアは森の方に降りる。
そしてそこで少し待っていると、エルフらしき男が森に入って来た。
森の中。一人。ならば何があっても不思議ではないだろう。
更にこのエルフらしき男は背中に弓と矢を持っている。つまりは狩人だ。森で死んでも不思議ではない職業の者である。
シャルティアはエルフの後ろに行き、魔法を解除した。
突如現れた気配にエルフは驚き後ろを向きながらも腰に差している短剣を抜いた。
素早い判断と行動だ。これだけで優れた狩人だとわかる。
だがレベル百、階層守護者最強のシャルティアが前では無意味だ。
「目を見ろ」
シャルティアはそのエルフ──名をファエンダルは思わず目を見た、見てしまった。
「なんだ、わが友じゃないか。何の用だ?」
そうファエンダルは親しそうに声を出した。
勿論この男とシャルティアの間に親交があったわけじゃない。魅了の魔眼という吸血鬼の種族
相手は今シャルティアの事を親しい友人だと認識しているのだ。
シャルティアは言葉が通じたことに感謝しつつ話す。
ただ口の動きと聞こえてくる声に違いがある。謎の自動翻訳が聞いていると思っていいだろう。
「貴方に聞きたい事がありんす。まず……おんしから見てわたしはどう見えるであリんすか?」
「どうって、可愛らしい少女に見える。まさか化け物に見えるとでも思っていたのか? ファルメルじゃあるまいし」
その言葉にシャルティアは内心ガッツポーズをとる。
これでこの男を殺しても普通に情報収集ができると判明した。
しかしこの男の目が節穴な可能性もあるので気を付ける必要はあるだろう。
「では……まず、ここはどこでありんす?」
「どこって、リバーウッドだよ」
「……質問の仕方がわるかったでありんすね。この世界の名と、この大陸の名と、この地方の名を教えておくんなまし」
「この世界はムンダス、でムンダスにある惑星ニルンにあるタムリエル大陸の北方の地、スカイリムだ」
シャルティアは世界の名と星の名が別にあることに驚きつつ、聞いたことない世界に混乱していた。
しかし転移後の世界もタムリエルという名前の可能性があるのでまだ希望はある。
(ムンダス、ニルン、星、タムリエル、スカイリム、ね……)
オーバーロードの転移後の世界とはまるで関係ない世界だ。
「じゃあこのスカイリムはどんな土地なの?」
「聞いた話じゃ、ノルドが他所の大陸から初めて入植した地方だと聞く。古の時代にスノーエルフを追いやったと聞くが、詳細は知らない……ウィンターホールドの魔術師たちなら何か知ってるかもしれないが」
「ウィンターホールド? それは別の地方の名前?」
「いや、このスカイリムは八つのホールドに別れているんだ。ハーフィンガル、ホワイトラン、リーチ、ハイヤルマーチ、イーストマーチ、リフト、ウィンターホールド、ペイルの八つだ。このリバーウッドはホワイトランホールドに位置する」
「や、ややこしいでありんすね……まぁ、わかったわ。この地方の首都は?」
「この街道を北に真っすぐ進めばホワイトランに着く。案内は?」
「不要でありんすえ。それで、この大陸には国は幾つあるでありんすか?」
「有名どころだと、この大陸の大半を支配している帝国、そして帝国と戦争を起こし、実質勝利を収めたアルドメリ自治領などがある」
「……そう。じゃあ、アインズ・ウール・ゴウン、ナザリックという名に聞き覚えは?」
「いや、無いな」
「じゃあバハルス帝国、リ・エスティーゼ王国という国名は?」
「聞いたことが無い。本に出た名前でもないし……何の国だ?」
「いえ。知らないのならいいでありんす……それじゃあ、ここら辺にある山賊や盗賊の塒は?」
「それなら街道を南に進んでいけば森の方への道がある。そこにエンバーシャード鉱山がある。この鉱山は山賊の巣窟になって、放棄されたんだ」
「ありがとう。それじゃあ、おぬしはもう用済みでありんす──
シャルティアは第十位階の攻撃魔法を唱えた。
それによりファエンダルの体は爆散。消滅した。
これ以上情報を得るには<魅了の魔眼>の効果時間が足りなくなるので殺したのだ。
更に精神操作系の魔法は解除された後も操作されているときの記憶は残る。
だから森で死んでも可笑しくない狩人を殺したのだ。
死体の処理をしなくて助かる、とシャルティアは
■
徒歩で進む事十分。目的地であるエンバーシャード鉱山に辿り着いた。
見張り兵の者がいた。
(あれはオーガか? にしては肌が緑だけど……)
そこに立っていたのは緑色の肌に鍛えている体。牙の生えた口に潰れた鼻を持つ種族──この世界ではエルフ種のオークが居た。
当然シャルティアにその知識は無いので亜人種の一種だろうとあたりを付ける。
シャルティアは魔法を解除し堂々と姿を現し、オークの前に出た。
オークはこんな森に美少女が居ることに困惑しつつ声を出した。
「おい、嬢ちゃん。こんなところに一人で来るもんじゃないぞ。とっとと家に帰ってママのおっぱいでも吸ってな」
「あいにくわたしには母親は居ないでありんす。だから──
「あぁ、そりゃすまなかった。それで、何の用だ?」
今度使ったのは魅了の魔眼の魔法版だ。
精神操作に耐性を持たない相手なら種族問わず魅了状態にできる魔法で、効果時間も魅了の魔眼より長い。
「ここら辺に登場するモンスターについて知りたいでありんす。教えておくんなまし」
「ここらに出るのだと、フロストバイト・スパイダーやトロール。フロストトロールにハグレイブンぐらいかな」
「……それらのモンスターの特徴を教えなんし」
「フロストバイト・スパイダーは毒液を吐く巨大な蜘蛛。トロールは毛むくじゃらの二メートルほどの猿。ハグレイブンは腕がカラスで顔は醜い老婆の魔術師だ」
「なるほど、なるほど……おんしの種族は? 人間ではないように見えるでありんすが」
「俺はオーク、エルフ種の一つ。偉大なるマラキャス様を信仰する者だ」
「マラキャス? それはオークが信仰する神という事でありんすか?」
「神は神でも、デイドラロードだがな」
デイドラロード、という言葉にシャルティアは疑問を抱いた。
「デイドラロード? 普通の神とは何が違うでありんす?」
「デイドラは一般的には悪しき神だとされる。エルフの言葉で祖ではない者、というらしい。最もマラキャス様は元はエイドラ、トリニマックという神であったが」
「エイドラ? ……話の流れからして、善き神というやつでありんすか?」
「そうだ。この世界、ニルンやムンダスを創造した神、だ。数は多すぎてわからないが、九大神……今は八大神居る」
「その九大神を教えなんし」
「九大神は竜神にして主神アカトシュ、輪廻を司るアーケイ、美の女神ディベラ、知恵のジュリアノス、空と自然を司るキナレス、愛と豊穣の女神マーラ、慈悲と規律の神ステンダール、商売神ゼニタール、そして史上初タムリエル大陸を統一した英雄神タロスを言う」
「多いでありんすね……混乱しそう」
シャルティアはアイテムボックスからメモ帳を取り出しメモした。
「このスカイリム地方で起こっている事で何かありんすか? 内乱とか、他国との戦争とか」
あったら困るな、と思いつつシャルティアは聞いてみた。
「ああ。今タロス信仰を禁じられたことでウルフリック・ストームクローク率いるストームクロークと帝国の間で内乱が起こっているぞ」
内乱起こってるんかーいとシャルティアは空を仰いだ。
これで情報の収集は困難を極めるだろう。
そう思ったが、すぐに考え直した。
(どちらかの勢力に与し、情報の入手をすればいいか?)
シャルティアのレベル百スペックがこの世界でも上位に入るとするならば、英雄として君臨しより多くの質の良い情報を入手できるかもしれない。
ナザリックの者として仮にとはいえ至高の御方以外の者の指揮下に入るのは嫌だが、受け入れるべきだろう。
しかしそれには当然、自分がこの世界でも圧倒的強者であるという前提条件が必要だ。
ただの狩人を第十位階魔法で吹き飛ばす事は出来ても、この世界の精鋭兵はレベル百か、そうでなくとも九十レベル代の戦闘力を持っているかもしれない。
それに転移魔法も飛行魔法も一般的である可能性もある。そうなると
ここは恐らくオーバーロード原作の世界ではない。
世界を創造した神なんて原作に登場してない。もしかしたら別大陸の可能性はあるが、限りなく低いと言っていいだろう。何せ月が二つあるのだから。
そうなるとこの世界にナザリックが無い可能性があるが──深く考えると恐怖で何もできなくなりそうなので考えないことにする。
「それじゃあ、人が空を飛んだり、空間を転移する魔法や能力は一般的でありんすか?」
その言葉にオークは笑った。
「大昔は空を飛んだと聞くが、この二百年空を飛んだ魔術師はいない。転移魔法はオブリビオンの動乱以前はあったらしいが、今は遺跡にトラップがある程度だ」
「オブリビオンの動乱?」
「デイドラが住まう次元、オブリビオンからデイドラロードメエルーンズ・デイゴンがこのタムリエルに侵略した事件の事だ。知らないのか?」
「知らないでありんす……なるほど、それじゃあ山を斬り裂いたり、地形を一変するような魔法は?」
「そんなの聞いたこともない。デイドラロードなら出来るかもしれないが……定命の者に出来る事じゃないだろう」
その言葉にシャルティアはクスリとほほ笑んだ。
この者の証言が事実ならば、自分はこの世界でも強者に分類される力を持っていると思っていいだろう。
それじゃあ後は、この体に慣れていくだけだ。
「それは良いことを聞いたでありんすえ……それじゃあ──死になんし」
シャルティアはそういうと鋭い爪でオークの首を跳ね飛ばした。
そのまま流れる血をブラットプールに貯蔵する。
ブラットプールは殺した相手の血を貯蔵し
シャルティアは鉱山のドアを開け、中に入る。
中は少し薄暗い。等間隔で松明が置かれているが足元は暗い。
しかしシャルティアはアンデッドなので闇視の
少し歩くとわかりやすく足元に紐のトラップがある。
足を引っかけると落石の罠が起動する物だ。
流石にわかりやすすぎるのでシャルティアは普通に避けて進む。
進と鋭い聴覚に声が聞こえて来た。男の声だ。
「なぁ、ここは大丈夫なのか?」
その声に返すのは別の男の声だ。
「大丈夫に決まっているだろう。見張りも居るし、落石の罠もある。誰もここには来ないさ」
「だと良いんだが……」
「そんなに気になるなら見てきたらどうだ?」
「そうだな、そうするよ」
シャルティアが少し進むと其処には橋があった。
左手に橋があり、小さな川が流れている。だが橋は架かっていない。
右手には下段に休憩所があり、そこに山賊二人が居た。
「な、侵入者だと?!」
山賊たちはそう叫び剣を抜いて駆け上がってくる。
「邪魔でありんす」
シャルティアはそういうと鋭い爪で男二人の首を跳ね飛ばし、ブラットプールに血を貯蔵した。
少し進むと橋を降ろすためのレバーがあり、それを引く。
引いて戻るとまた山賊二人が来る。
「おい、橋が降りてるぞ。何かあった……侵入者か!」
「こんな少女が?!」
「見たところ魔術師だ、やるぞ!」
「邪魔でありんす──
シャルティアは第三位階の攻撃魔法を唱えた。
火球が飛んで行き、二人に命中し爆発し炎が広がる。
そして残ったのは焼死体だ。
「この程度で死ぬとわ……弱すぎでありんすねぇ」
くつくつとシャルティアは笑う。
人を殺してもなんとも思わない。それどころか己の力を証明するたびに楽しくなってくる。
そうして更に進んでいき、山賊たちを殺していく。
そして最後の一人になった。
「ま、待ってくれ! なんでも! なんでもする!」
その命乞いが無様で、滑稽で、シャルティアは笑えて来た。
「それじゃあ、幾つか質問しんすから、それに正直に答えなんし」
「わ、わかった! 何でも答える!」
「それじゃあ──」
シャルティアはファエンダルや入口のオークに聞いた質問などをし、情報の再確認をする。
更に追加の質問もし、情報を入手した後、山賊長を殺した。
エンバーシャード鉱山から出たシャルティアは空を見上げた。
「それじゃあ、シャルティア・ブラッドフォールン。行動を開始しんす」
そう宣言するとシャルティアはホワイトランに向かって歩き出した。