「あなたは『そこ』にいますか」   作:歩くコジマ兵器

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だからこんなんじゃ作品になんねぇんだよ
起点だから番号が増えます
あと里奈まじカーチャン


002 生命 -存在-

多くのファフナーが格納されているドッグの中、灰色の巨人がケーブルに繋がれている

「ええ、恐ろしい機体です、それこそマークザイン以上に…」

画面に映るのは多くの羅列

 

「こんな機体…パイロットが一瞬で同化してもおかしくありません、コアギュラ型以上の

同化能力を持つフェストゥムに乗っているような…」

「間違いじゃないですよ」

 

突如、空間に響き渡る声

「あなたは…この機体の……」

 

「検査でわかってると思いますけど……それはフェストゥムだったものですから」

 

「貴方自身、の間違いでしょ?」

 

「僕ともう一つの存在、もう片方の存在がコレに変わりましたから……半分似たようなものです」

茶髪の女性が手を差し出す

「私は遠見千鶴、よろしくね」

 

「僕は一刀、苗字は存在しない」

「一応の名前ということね」

 

「違う、もともと一刀は存在した、今はどちらでもない」

 

「どちらでも、無い…?」

 

「黒いフェストゥムに同化されてから、一刀はそれとひとつになった、それが一刀にとって唯一の存在意義となった、失ったものを取り戻せるかもしれないとそれを受け入れた」

 

「失ったもの…?まさか同化された人間を…?」

 

「そう思っていた、それだけが一刀を構成していた、7年前から、ずっとそうだった」

 

「七年も、フェストゥムとして……」

 

「でも、それは終わってしまった、フェストゥムとしての性質を多く持ちながら、一刀は自分を失った、人間なのか悩んでいた」

突如、一刀を殴る少女

「あんた何いってんの?カッコつけてしゃべらないで寂しいって言えばいいのに」

「里奈さん…」

 

「怖くないのか、僕が」

里奈は呆れたように語る

「あんたね…私も芹もそんなこと気にしないわよ、そりゃあ、あんたがフェストゥムだって言うのは驚くけど、人間と同化できなくて、人間と同じ価値観を持ってるなら、それは人間でしょ?」

 

「ずっと…悩んでたんだ、人間じゃないんだって、人間だった頃を思い出して…」

ただ、泣いていた

それを見た千鶴は、島の小さな神様に合いに、そこを離れた

「うん…」

 

「ずっと…もう戻れないんだって……、もう話すこともできないんだって…思っていたんだ」

 

「うん…」

 

「芹に会った時、どこかためらってたんだ、自分がフェストゥムだってわかったら、怖がられると思ったんだ」

 

「うん…」

 

「俺は…人間じゃないんだ」

 

「人間だよ」

 

「違う!!僕は…俺は…フェストゥムなんだよ…」

 

「一刀…フェストゥムは、泣かないよ」

 

そこには、ただ慟哭だけが響いていた

 

 

 

 

 

 

 

「里奈、一刀、どうだった?」

 

「べっつにー?どうとでもなるよ、アレくらい」

 

「ちゃんとおしえてよぉ」

 

芹がしつこく問いかけるのに里奈は呆れ、しつこい、というように返した

「あれ?もしかして芹、一刀の事好きなの?」

「そ、そんなんじゃないよ!」

すぐさま返されたその言葉に、里奈は興味を湧いたようにまくし立てる

「あれ~?じゃあなんで、そんなに顔が赤いのかなぁ?」

「ちょ、ちょっと…」

 

 

 

 

 

「機体起動完了、システム、解析を開始します」

 

「一刀くん、大丈夫?」

 

『問題ありません』

 

「データ上では、機体表面の空気と同化しています」

 

「常に同化している状態……パイロットへの負荷は」

 

「コレは…同化の半分を受け入れています、しかし肉体への同化現象は他のファフナーパイロットより高い程度です」

 

「もともとフェストゥムであった恩恵、というわけね…、一刀くん、違和感は?」

 

『ありません』

 

「今のあなたはほぼ人間よ、同化現象が進めば、無になる可能性もある、気をつけて」

 

『はい』

どこか機械的な声、これが彼の変性意識かと千鶴は推測する

 

「テストは終了、お疲れ様」

 

 

 

 

 

シナジェティックスーツを着ながら歩く一刀を、長い茶髪の少年が止める

「マークバイドのパイロットか?」

 

「…ああ」

 

「君のお陰で島を守れた、感謝する」

 

「ここに流れ着いて、守りたいものがいた、それが理由」

 

「…そうか、君の家が決まった」

 

「…家?寝床があれば、問題はないが」

 

「遠見家だ、千鶴さんきっての願いだ、これが鍵だ」

 

「…了解」

 

「それと…家族には、ちゃんと挨拶をしておけ」

 

「分かった」

 

「それと、僕は君より一歳年上だ、敬語くらい使え」

 

「…気が向いたら」

一刀は、何も言わずに去った、総司も、何も言わずに立ち去った

 

その姿は、どこか嬉しそうな、そんな感情だけが漂っていた




(里奈はヒロインじゃ)ないです
一刀のキャラがちげーぞってのはそら仮にも7年ずっと一緒(それどころか自分自身、あるいは自分を確立するもの)だったのが突然いなくなったら落ち込みますわ
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