転生したら第八王子だったので、気ままに兄を支えます   作:パンゲヤの定員その1

1 / 1
1.第八王子に転生しました。

 

 

 

一人の少年が、死に体のボクへと近づいてくる。

純白の髪、漆黒の肌、紺碧の瞳。人間のような姿をとり、人間ではないような容姿した、一人の小さな少年だった。

少年は仰向けで倒れ、果ての見えない天井を見上げているボクの傍らにちょこんと座ると、疑問をなげかけてくる。

 

 

「どうしてあんなことを? 君は、自分の実力ではアレには敵わないと理解していただろう?」

 

 

純粋な疑問だ。それでいてボクの実力を正確に把握しているからこそ生まれてきた問い掛けでもある。

ボクは一度、焼けただれた鼻から空気を取り込み肺を満たすと、身体の内側をはしる焼かれるような、死にたくなるような激痛を我慢しながら、掠れた声を吐き出した。

 

 

「き……が、寂し……し……から」

 

「……でも、僕は魔物で、このダンジョンのボスだ。君たち人間からすれば、討伐すべき存在だろう?」

 

 

ボクの言葉を聞き取ってくれたのか、彼は再度当然といえば当然の問いを返してくる。

そう、彼は魔物だ。それも、人類が三世紀にもわたり討伐することが叶わなかった、最高難易度のダンジョンのボスだ。

 

───魔物は人類を敵視している。

 

それが人間たちの魔物たちに対する共通認識だ。それはダンジョンボスであろうと変わらない。むしろ、より顕著といえるだろう。何せダンジョンは、ダンジョン内で死亡した人間の亡骸や遺品を喰らい糧とするのだから。

 

ボクもそう思っている。いや、思っていたという方が正しいだろう。ボクの頭の横で三角座りをしている彼と出逢い、言葉を交わしてみるまでは。

そうしてボクは理解した。ひとくちにダンジョンボスといっても、人間のように多様な性格をしているのだと。その中でも彼は一際特異な存在といえるだろう。瀕死のボクにとどめを刺さず会話していることからも解る通り。

 

彼は冒険者や、自分の知らない世界の話が好きなのだ。

ダンジョンボスは、ダンジョンからは出られない。それこそスタンピードでも起こらない限りは。

だからこそ、彼はこのダンジョンを訪れる冒険者を無闇矢鱈と殺さずに、外へと逃がしてあげることがあるのだろう。そしてごく稀に、ここを訪れる人間に外の世界の話を聞くことがあるのだ。先輩がそうだったように。

 

ボクも彼と言葉を交わした。交わしたからこそ思う。彼は、下手な人間よりも人間らしい、と。

魔物とか、ダンジョンボスとか、それがいったい何なのか。

彼は役職上そうしなければならないだけで、ちょっと、いやかなり強いだけの心根の優しい少年だ。

 

こんな考えに至るボクが人間として異端なのかもしれない。でも、ボクには彼の葛藤の一端が理解できてしまうのだ。

だから、助けてあげたいと思ってしまったのだ。

ボクは呼吸もままならないまま、言葉にならない声を出す。

 

 

「と……ち……たす……ゆう……い」

 

 

ああ、口惜しい。ボクの言葉は伝わっただろうか。

視界は霞み、身体はもう動かない。耳はとっくに聞こえなくなっており、今自分が口にした言葉がちゃんと発音できていたかすら確認することができなかった。

 

ボクの命はじき終わる。下半身が焼き尽くされ、焼却されてしまった時点でそれは確定したことなのだ。

でも、もう少し、あと少し、君と話していたかった。世界はもっと面白いんだよ、と君に教えてあげたかった。

そして、じょじょに意識は薄れていき、深いまどろみに沈んでいくように、ボクの記憶はそこで途絶えた。

 

 

 

 

 

その直前に、『君は、僕のことを友達だと言ってくれるのかい?』と、嬉しげな声が聞こえた気がした───。

 

 

 

 

 

            ■□■

 

 

 

 

 

ふわりと宙に浮くような感覚に包まれ、ボクは目を覚ます。

しかし、視界はぼやけ、何の像も映さないため、今のボクはどんな状況下にあるのかわからない。

だが、一つだけわかることがある。それは、ボクは間違いなく、さきほどダンジョンで死亡した、ということだ。

 

下半身を焼き尽くされ、全身に致命の火傷を負い、()()()看取られるようにして命尽きたのだ。

死者を死霊として使役する魔術は聞いたことがあるが、死者を蘇らせる魔術があるなんて聞いたことがない。そんなものもはや、神の領域の魔術だろう。人知を超えている。

 

理解しがたい現象ではあるが、ボクが今こうして明確な意識を持っているのもまた事実だ。

じょじょに視界が晴れてきた。ボクは重いまぶたを持ち上げて、目をこらして周囲を見回してみる。

 

まず視界に飛び込んできたのは、天井から吊るされた豪奢な装飾のついたシャンデリアだった。次いで視線をわずかに下げると、赤子をあやすような道具を持った数名のメイドさんたちが、ボクの周りを囲んでいた。

どうしてメイドさんがこんな所に? そして何故、赤子をあやすような道具を持っているんだ?

ボクの脳内は、そんな疑問の数々で埋め尽くされる。

 

次の瞬間、さらにボクの思考を乱すような事故が起こる。

ボクが何か、他に状況を整理できるようなものがないか探していると、突如、どごおおおおおおんッ! という爆発音が部屋中のすべてを震わせた。

風圧が激しく肌をなぜ、瓦礫の落下音と粉塵のざらりとした音が耳へと届く。そしてメイドさんたちの声にならない驚愕が、その表情から簡単に読み取ることができた。

 

いったい全体何が!? もしかして敵襲!? とボクは慌てて周囲を警戒するよう首を回す。がしかし、首が上手く回らずにこてんと横に倒れてしまった。

そして視界に入ってきたのは、何ともいえない表情を浮かべ冷や汗をかいている生後まだ間もない赤子と、そのさらに奥にあった全身鏡に映るもう一人の赤子の姿だった。

 

───その瞬間、ボクは理解した。

 

ボクは蘇生されたわけでも、幽霊になったわけでもなく、何の因果か転生してしまったのだ……と。

 

 

 

 

 

            ■□■

 

 

 

 

 

10年後───。

 

ボクは現在、書庫へと向かって歩いていた。恐らく、そこにいるであろう兄を呼びにいくために。

道中すれ違うメイドさんや、この王宮に務めている貴族たちと挨拶を交わしていく。

ボクは王位継承権を持っていないとはいえ、最低限それが王族として生まれたことへの務めというものだろう。

 

ああ、そういえば、自己紹介をまだしていなかった。

ボクの名前は、レイド=ディ=サルーム。前世の記憶を持つ転生者にして、ここサルーム王国の第八王子だ。

 

第八王子といっても、ボクは兄様や姉様たちと歳がかなり離れているため、双子の兄である第七王子と同じく王位争いとはほとんど関係がない。

まあもっとも、王子継承権を与えられたところでボクは中身が一般人であるため、王政なんてまともに行えるとは思えない。そもそも王位に就きたいだなんて思ったこともないし。

幸いなことに、ボクの兄様姉様たちは皆優秀なので、ボクが王位に就く、なんて未来が訪れることはないだろう。

 

ちなみに、国の景色や文化、雰囲気から照らし合わせてみると、ボクが死亡してから転生するまでに、それなりの時間が経過しているらしい。

前世のボクが生きていた時期には、第七、第八王子はおろか第六王子すら生まれていなかったからだ。

 

とはいえ、今年でボクも10歳になった。この生活にも身体にも随分と慣れてきものだ。

まあ全盛期ほどの実力はないものの、王族に生まれたおかげか身体的、魔術的才能は有り余っており、成長すればかつての自分を置き去りにすることも夢ではない。

 

閑話休題(それはさておき)

 

ボクはトトトっと軽快な足取りで階段を下りると、向かって左へと曲がり、そのまま道なりにしばらく歩みを進める。

すると突き当たりに、単調な意匠だが重厚感を感じさせる両開きの扉が見えてきた。あれが書庫の扉だ。

ガコン、と音を立てながら扉を開けると、そこには思わず目を見張るような量の本と本棚が、ずらりと並んでいた。

 

そのどれもこれもが王侯貴族でなければ閲覧できないようなものばかりだ。魔術書などは特にで、そもそも一般に出回ることが少ないため、前世では見ることの叶わなかった魔術書を見た時は目を輝かせたものだ。

 

ボクは魔力感知を発動し、この広い書庫から目当ての人物の魔力を探ると、奥まった所で隠れるように身を潜め、読書をしている兄の魔力を発見した。

そこまで歩いていくと、そこには本の山に埋もれながらごろごろと寝転がり、魔術書を読んで目をキラキラと輝かせ、だらしない表情をしている兄の姿があった。

 

 

「ロイド、そろそろ剣術指導の時間だよ」

 

「うわあああ!? ……ってレイドか。びっくりしたぞ」

 

 

ひっそりと近づいて声をかけたからか、はたまた読書に集中していたからか、ボクが声をかけるとロイドは肩を跳ねさせ飛び起きた。そしてゆっくりとこちらに振り返ると、声の主がボクであることに気が付き胸を撫で下ろす。

 

彼がボクの兄、第七王子、ロイド=ディ=サルームだ。

 

兄といっても双子であるため、兄弟間の上下を気にしたことはない。ただロイドの方がボクより数分先に生まれたから、便宜上兄といっているだけだ。

ロイドもロイドでそのあたりは気にしていないと思う。

 

容姿は瓜二つ、といったところで、肩まで伸びたくせのある髪を頭の低い位置で一つ結びにしている、幼さゆえに女の子のような顔立ちをした少年だ。

違いがあるとすれば、ロイドの髪は紺色なのだが、ボクの髪は限りなく黒に近い青色、というところだろう。あとは、左目の目尻にほくろがあるかどうかだ。

 

 

「レイドで悪かったね。シルファの方がよかった?」

 

「いいいいやいやいや、レイドでよかったよ!」

 

 

ジト目で問い返すボクに対し、苦笑いを浮かべながら身振り手振りで否定するロイド。

シルファとは、ボクとロイドの専属メイドけん護衛であり、また剣術指南役も務めている女の子だ。この国の騎士団長の娘でもあり、剣の腕前は折り紙つきなのだ。

ボクは床に散らばった魔術書を手に取り埃をはたくと、七冊ほど積み重ねて持ち上げる。本とはいえ、七冊も一気にともなると結構な重量になるな。

 

 

「あぁ、まだ読んでたのに……」

 

「またあとで。剣術の訓練が終わったら好きなだけ読んでいいからさ。それまでは我慢してね」

 

 

名残惜しそうな声を上げるロイドに、ボクはそう諭す。

10歳の身体だからか、やはり七冊も本を持つのは少々骨が折れる。そう思っていると、横から伸びてきた手が、ボクの抱えていた本を奪うようにして持っていった。

 

 

「手伝いますよ、レイド様」

 

「ああ、ありがとう、シル……ファっ!?」

 

 

お礼を言おうと顔を上げると、さきほど話にも挙がったシルファ本人がそこにおり、思わず驚きの声を上げてしまった。

どうやら、足音も気配も消して近づいてきていたらしい。

毎度のことながら、ボクの魔力感知をかい潜ってくるとは、彼女の抜き足差し足忍び足には驚かされる。

 

彼女は、美しい銀色の長髪を頭の高い位置で一纏めにし、コルセットにのしかかるほど大きな胸が特徴的な、シンプルなデザインのメイド服を着こなした女の子だ。

容姿端麗で頭脳も明晰、大抵のことをそつなくこなす代わりに、大抵でないこともそつなくこなす完璧メイドである。

 

 

「さあ、剣術指導のお時間ですよ。ロイド様、レイド様」

 

 

散らばっていた本を全て元の場所へと戻すと、彼女は有無を言わせぬ笑みを浮かべる。そしてボクとロイドを軽々と小脇に抱え、素早い足取りで庭へと連れ出した。

恐ろしく速い。まるで()()()でも使ったみたいだ。

 

 

「王位に関係ない俺とレイドに剣術の指導なんて必要ないと思うんだけど……。興味もないし」

 

「まあそう言わないの。王位には関係ないかもだけど、一応ボクたちも王族なんだから。嗜んどかないと」

 

 

シルファから手渡された、いつの間にか準備されていた木剣を手にして小言を呟くロイドに、ボクは正論で答えた。

王位とは関係ない立場とはいえ、ボクたちにも体裁というものがある。国王である父様や、今なお各地で研鑽を積んでいる兄姉たちの顔に泥を塗るわけにもいかないからだ。

まあ、ロイドの言いたいこともわからないこともないが。

 

 

「そうですね……本日はいつもと趣向を変えて、おふたりで同時にかかって来てください」

 

「……そうかぁ、ふたりでかぁ」

 

「もちろん、評価はひとりずつ、ですが」

 

 

シルファの言葉に、ロイドは悪い笑みを浮かべながらこちらに視線を寄越すが、そんなロイドの思惑もシルファにはお見通しのようで、すぐさまロイドの逃げ道を塞ぐ。

 

 

「だってさ。手を抜こ(サボろ)うなんて思わないことだね」

 

「…………」

 

 

ボクはそう言って、何ともいえない表情のロイドを無視するように、渡された木剣を力強く握り正眼に構える。

隣を見ると、不満気な表情を浮かべながらもようやくやる気になったのか、ロイドは小声で『制御系統魔術』の詠唱をしながら、両手で木剣を握りしめ正眼に構えていた。

 

 

「それでは、お好きタイミングでかかって来てくださいね」

 

 

そう言ってシルファは、右腕を後ろに回し、不敵な微笑みを浮かべながら左手で木剣を構える。

彼女は一見適当に突っ立っているだけのように見えるが、その実全く隙がない。好きタイミングでかかって来いと言われても、そのタイミングがなかなか掴みづらいのだ。

しかし、攻めなければ何も始まらない。それはロイドも同じ考えだったようで、一度ボクへと視線を寄越すと、一足先にシルファへと特攻していった。

 

 

「まったく、ワガママなお兄様だね」

 

 

ボクはロイドからの目配せを受け取りそう零すと、ロイドに続くようにシルファへと向かった。

ロイドは特に策もなく、木剣を大きく振りかぶりながら一直線にシルファへと切りかかっていく。しかし、そんな幼稚な攻めで崩れるようなシルファではない。

シルファは振り下ろされた木剣を軽くいなすと、流れるように切り返し、ロイドへとその切っ先を返してみせる。

 

だが、ロイドは現在、『制御系統魔術』でシルファの動きを再現(トレース)している。いわば鏡写しの状態だ。

ロイドはさきほどのシルファの動きを再現(トレース)し、切り返された切っ先を辛うじて受け流すことに成功した。さすがにそこからさらに切り返し返すことはできなかったものの、シルファはゆらりと体勢を崩す。

ボクはその千載一遇の隙を突き、背後からシルファへと切りかかる……ようなことはしなかった。

 

これはボクを誘うための罠。彼女は甘えたボクを狩るためにわざと体勢を崩してみせたのだ。

もしここで仕掛ければ、彼女はロイドを無視して即座にボクを標的にする。すると、そのままボクが力で押し負けて、手も足も出せずに敗北してしまうだろう。

そう予見し、ボクは一度シルファの間合いの外へと下がる。そしてロイドへと目配せを送ると、シルファが体勢を整えたタイミングで切りかかった。

 

 

「はあああッ!」

 

 

カツンッ! と木剣と木剣のぶつかる音が辺りに響く。

それから数合ボクとシルファは切り結ぶ。そして、上段から振り下ろしたボクの木剣を、シルファは難なく受け止めた。そしてそのまま木剣を傾け、刃の部分を滑らせるようにボクの木剣を受け流した。

しかし、そうなることは予見済み、想定内だった。

ボクはその勢いを利用し、体勢を上手く制御しつつシルファの背後へと回り込むと、膝を地面に滑らせるような低い体勢から、彼女の背中を逆袈裟懸けに切り上げた───

 

 

「素晴らしい一撃ですね、レイド様!」

 

 

───のだが、それすらもシルファは難なく防いだ。

決まった! と思った渾身の一撃が防がれるのは正直かなりへこむ。がしかし、これもまたボクの想定の範囲内だ。

ボクはそこからさらに一歩シルファの懐へと踏み込み、彼女がボクと鍔迫り合わざるをえない状況を作り出す。その隙にロイドがシルファの背後へと回り、さきほどのボクの逆袈裟斬りを再現(トレース)しながらシルファへと切りかかった。

 

 

「許せシルファ! 俺は早く本が読みたいんだ……っ!?」

 

 

しかし、切り上げたロイドの木剣は、シルファに当たることはなく、虚しくも空を切り裂くだけだった。

うっそでしょ!? という驚愕がボクの胸中に飛来する。

まさか、あそこから木剣を無理やり手放し、ロイドの逆袈裟に合わせるような絶妙なタイミングでくるりと身を翻すことで、ロイドの背後へと回り込み返すとは……。

 

それ以上にボクが驚かされたのは、彼女が銀世界へと足を踏み入れていたことだ。

まだ無意識ではあったものの、間違いなく今の一瞬、世界の時間が凍結されたような感覚を覚えた。

いやむしろ、彼女ほどの実力者であればとっくの昔に銀世界を使えていてもおかしくはないのだが。

 

 

「まさか、あれが避けられるなんてな……」

 

 

ボクの隣に並び立ったロイドが、冷や汗を拭いながらしみじみと驚きの感情を口にした。それに対し、ボクもロイドに賛同するよう素直な感想を呟く。

 

 

「……ボクも、正直決まったと思ったよ今の奇襲。よく回避できたよね、シルファは」

 

 

とはいえ、ボクたちはシルファから剣を手放させた。3年前のボクたちからすれば快挙中の快挙だ。

そして、日に日に剣の腕前が上がってきていることを実感する。正確には、全盛期の感覚を取り戻している、だが。

 

シルファも、一瞬だったとはいえ、今の感覚に戸惑いを見せているようだ。少し真剣な表情で、自分の両手を握ったり開いたりして見つめている。

本来の銀世界であれば体力や気力を一気に消耗するだろうが、今回は一瞬。あの様子からして、そこまで消耗はしていなさそうだな。

 

 

「今日は俺たちの勝ちでいいだろ? シルファ」

 

 

ロイドは木剣を下ろし、未だ放心状態のシルファへと催促の言葉をかける。どうやら、早く読書に戻りたいらしく、そわそわと落ち着きがない様子だった。

ロイドに声をかけられようやく現実に戻ってきたのか、シルファはハッとした表情を浮かべて返答する。

 

 

「え、えぇ、もちろんです。さすがはロイド様とレイド様、見事な連携でした! 一瞬のアイコンタクトでお互いの思考を共有し、随時作戦をねり続ける……まさに双子ならではの連携力! その戦略もさることながらですが、日に日に上達していく剣技……! あぁ、シルファは惚れ惚れしてしまいます! ゆくゆくは騎士団長か、剣聖か……ふふっ、今からおふたりの将来が楽しみでなりません!」

 

「あ、ああ、うん。ソウダネ……」

 

「じ、じゃあ、俺たち先に戻るから……」

 

 

さきほどまでの放心状態はどこへやら。シルファは頬を紅潮させ、突然わけのわからないことを語り出す。

騎士団長も剣聖も、君のお父さんのことだろうに。全盛期は過ぎているとはいえ、世代交代するにはまだ早すぎるくらい強いすぎるでしょ、あの人。

ボクたちは、そんなシルファの放った恐ろしい発言を聞かなかったことにして、そそくさと王宮へと戻るのだった。

 

 






ちょっと思い付いた設定の話を書いてみただけなので、多分続かないです。あと、あんまり自信ない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

久世政近の幼馴染(作者:俺だよ俺?忘れちゃったの?俺だって)(原作:時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん)

▼久世政近にマジの幼馴染が居る話。▼因みにそいつらは各々デカめの矢印を向けあっているものとする。▼


総合評価:30/評価:-.--/連載:1話/更新日時:2026年07月21日(火) 03:39 小説情報

転生したらフィジギフ持ちだったので、気ままに第七王子を護ります(作者:とつげきぃぃぃ)(原作:転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます )

異世界転生した先はたぶんナーロッパ。▼だけど呪術廻戦でいう天与呪縛のフィジカルギフテッドみたいなものなのか、魔力とかファンタジー能力の才能ゼロな身体能力オバケとなったオリ主。▼そんな彼がサルーム王国の第七王子であるロイドの護衛となって、ワチャワチャする話…たぶん。▼


総合評価:347/評価:8.33/連載:3話/更新日時:2026年08月13日(木) 12:35 小説情報

第七王子の護衛は胃が痛い(作者:波止場鐸樹)(原作:転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます)

異世界転生した男がロイドに振り回されながら胃を痛める、そんな話


総合評価:5728/評価:8.96/連載:8話/更新日時:2026年09月05日(土) 07:07 小説情報

陰の実力者の師匠は天の鎖!(作者:くつくつと嗤いたい)(原作:陰の実力者になりたくて!)

▼陰の実力者を目指す転生者…シド・カゲノーには師匠がいる。▼世界最高クラスの力を持つシドが、一度も勝てたことない師匠が。▼その師匠の名は、奇しくもとある世界で神々の造り出した兵器と同じだった。▼─────かの兵器の名を、エルキドゥ(天の鎖)という。▼


総合評価:267/評価:9/連載:2話/更新日時:2026年08月04日(火) 18:12 小説情報

どけ!僕はお兄ちゃんだぞ!(作者:お兄ちゃん)(原作:時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん)

 妹のことになるとちょっと過激なスーパーハイスペックつよつよ乱入系お兄ちゃんによるドタバタ日記。


総合評価:834/評価:8.84/連載:4話/更新日時:2026年07月31日(金) 21:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>