「ボス…対象者が、左腕だけになっちゃった、よ?」ポイッ
無造作に投げ捨てられた義手
ボス
「………え?」
照
「………え?」
エデ
ガタッ
ダイアリン&プロメイア
「???」
「…………はっ!?」
ジャリ
意識が戻ると知らない天井……じゃねぇわ、知ってる天井だわこれ。懐かしき実家星見家のマイルームですわこれ。
しかも手足に手錠と鎖……え?鎖が繋がった杭が畳にぶっ刺さってるんですけど?なにこれ?
オーケイ、落ち着け。まずは状況を整理しよう。今俺は手足を拘束された状態で布団の上に寝かされている。左腕は斬り落とされたままだが、切断される寸前にハイペリオンが応急処置をしてくれたのか、痛みはないし、出血もない。そして服装は全て脱がされ全裸である。しかし布団の中は温かい。湯たんぽで入っているのかな?
いや…この身体にしっとりと吸い付くような感触と人肌よりやや高めな温度は……。
「起きたか、黒鐡。」
「雅……。」
布団の中に潜り込んでいたのは一糸纏わぬ姿の雅だった。
最後に直接その姿を見たのは、もう何年も前になるのか…。あの頃よりもさらに綺麗になっているな。
「色々と話すべきことがあるが、まずは朝餉だ。」
「お、おい?」
布団から這い出でた雅はジットリと汗ばんだ肢体を惜しげも無く晒している。
「お前…布団の中で何してた…?」
「無論、屹立したモノから搾り取る修行だ。久々だったので中々苦戦した。」
そう言って下腹部を撫でる雅。布団を捲ると何とも言えない生臭い匂いが充満していた。
「おいおい…拘束されて寝ている相手に…趣味悪くなったか?」
「幾人もの婦女子に手を出している輩ほどではない。」
そのまま部屋から出ようとする雅に待ったをかける。
「おい待てって。この拘束具外せよ。」
「……朝餉を持って来る。暫し待て。」
「いやいや、せめて服着ろよ?」
「…………。」
ピシャン
雅は此方を一瞥してから出て行った。…さて、どうやって命乞いするかな……。
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「朝餉だ。」
ちゃんと服を着た雅が持ってきたのは白米、焼き魚、味噌汁の簡易的な和風定食だった。
特に焼き魚の香ばしい香りが食欲を刺激する。が、右手も拘束されているので食べれない。
「じゃあ食べるからせめて右手だけでも拘束を解いてくれ。」
「駄目だ。…私が食べさせよう。」
そう言って箸を持つ雅の服装は白いブラウスに黒色のスカート、黒色のストッキングだった。特に白いブラウスは雅の胸によって押し上げられ、ボタンの隙間から下着が見え隠れしている。黒か。
その下着をチラ見しつつ、雅から提供される食材を黙々と食べる。
「なんでこんな事するんだ?」
「病人の看護をする修行だ。」
「病人を鎖で拘束すんなや。」
「では、怪我人を看病する修行にしよう。」
「いやまずは拘束する事から離れような?」
実に懐かしいやり取りだ。おかしな修行をする雅をたしなめたり、或いは一緒に修行したり。色々な事をしたもんだ。
「……なぁ雅。」
「…なんだ?」
「…悪かった。暫く行方をくらませていたのに、連絡しなかったこと。」
「ん。」
「実はTOPSの過激派筆頭の企業に目をつけられてな、星見家の皆を巻き込みたくなかった。」
「…ん。」
「今はTOPS内の別の派閥に身を寄せてるから、企業からの報復はないと思う。」
「…そうか。」
雅が正面から抱き締めてきたので、俺も抱き締め返す。
「…無事で…何よりだ…。」
「なんだ、泣いてるのか?」
「……。」フルフル
「じゃあ顔見せろよ。」
「………。」ブンブンブン
暫くの間抱きしめ合っていたが、雅のやつ。首筋で匂いを嗅ぎ始めたぞ?
「これは…香水か?」クンクン
「そうだな。TOPSの名家を相手する事もあったし、お前風に言うなら身嗜みを整える修行だ。」
「なるほど…香気芬芬(こうきふんぷん)。良い香りだな。だが…これは…」
「どうした?」
「意馬心猿…。腹の奥が疼くような…良くない香りだ…。」
「結局良いのか悪いのかどっちなんだ?」
雅の頬が紅潮して、呼吸が心無しか荒くなってきている。
「良い香りが必ずしも良い結果を残す訳ではない、と言うことだ。」
「つまり?」
「発情してきた。発散したいから手伝ってくれ。」
キリッとした表情で言う事じゃないよねそれ?
お前…お互い初めてを経験した時から暫くは毎晩のようにヤって、女中達から苦情が殺到したの忘れたか?「一日に出せる回数を増やす修行」とか「長時間保たせる修行」とか修行にかこつけてヤりまくったのを覚えてるぞ?
…あれ?もしかして俺のこのまま?
「何度目かも分からんが敢えて言うぞ?拘束具を外してくれ。」
「…駄目だ。これを外したら、また何処へと行ってしまうだろう?」
「行かないさ、もうその必要がないからな。」
「そうか……それそうと、違法実験の被験者、カールミンロート家とタイムフィールド家の御令嬢三人。随分と手を出したみたいだな。」
雅からの冷ややかな視線が突き刺さる。
「だが、英雄色を好むとも言う。欠かさず鍛錬も積んでいるようだし、また修行相手になってくれるならそれでいい。」
冷ややかな視線から一転、熱を帯びた捕食者の目になってきた。
「そちら方面でも、色々修行をしてきたと見た。期待している♡」
「ならこれ外してくんない?」
「……私はお前としか経験がない。しかしお前は幾人とも経験しているのだろう?…ならそのハンデと思うがいい。」
手足拘束はハンデとしてキツすぎぃ…。
「さぁ…ここ数年出来なかった修行を始めよう…♡」
雅
「超絶倫色欲大魔神は私が育てた。」ドヤッ