“V.Ⅰ(ヴェスパー・ワン)”、ワートリ世界に転生する。 作:サクラン
それではお楽しみ下さい。
閑静な住宅街。仮初めのものとして再現されたその場所で、刃をぶつけ合う音が響いていた。
「…ッ!!」
弧月をぶつけ合い、藍色のジャケットをはためかせる風上は、ステップで距離を取り、右手で腰のホルスターから素早く拳銃を抜き去ると目の前の相手に向けて引き金を引く。瞬間的に放たれたトリオンの弾丸は風上を追おうとしていた青年に向かって真っ直ぐに飛んで行った。
凌ぐには後退して躱すか、シールドを張るしかないタイミング。しかし風上としてはどちらでも構わない。下がるようなら既に切り替えている射手トリガーの通常弾と旋空で刈り取り、シールドを張るなら通常弾の時間差射撃でシールドを突破し、その隙を弧月で突く。
多彩な攻撃手段を活かした強制的な択の押し付け。どう足掻いても防御という手段を取らざるを得ない状況に、青年が選んだのは─
「━━━━━」
─前進だった。向かって来る弾丸の一部を弧月で斬り払い、残りは間を潜り抜けるようにして弾幕を抜けた。
「“
曲芸と言える動きで弾丸を躱した青年に特に驚きもせず、風上は用意していたトリオンキューブを分割し左右に展開、体勢を整えようとしている青年に向かって集中砲火をするように弾丸を発射した。躱すには上下のどちらかしかないが、今まさに体勢を整えようとしている青年はこの弾丸を食らうしかない。
「いよっと!」
否、青年は端から体勢を整えるつもりはなかった。躱した勢いで地面に対して平行になるように身体を倒し、弾幕を躱した。
しかしこれすら予想していたのか、既に風上が身体を倒した青年に向かって弧月を構えながら突進している。同じように弧月を用いて防御しようにも、左手を唯一の支えに身体を横に倒しているので踏ん張りが効かない。シールドで防御しようにもブレードを受けられる程の耐久力はない。
これは詰みだ。誰がどう見てもそう思うしかない状況に青年は─
「はい、予測確定」
「い゛っ!!??」
─笑みを浮かべて呟くと同時に、突進しようとしている風上の真下から突如壁が生えて来た。
凄まじい速度で出現したその壁を風上は躱せず、空中に打ち上げられてしまった。すぐに(不味い)と感じ、咄嗟に弧月を用いて防御するも─
「─ここまでか。これからもっと面白くなるのに…」
─構えた弧月の反対側から、伸びたブレードが風上の身体を両断していた。風上は戦いの終わりを感じ、残念そうに呟くと身体にひび割れが広がって行く。
『戦闘体活動限界、
機械音が言い終わると同時に、風上の身体は光の柱となって消えた。
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「いやーダメだったかー。最後の流れは良かったように感じたんだが」
『結構やりづらかったのは事実だけどね。後半5本の辺りからヒヤヒヤしながら戦ったよ』
青年と風上は互いに試合の感想を言い合いながら通信越しに話し合う。そこには試合の結果が示されており、その結果は“3勝6敗1引き分け”、風上が見事に負け越した結果となった。
「エスクードなぁ、俺もちょこっと触った程度だがあんなトリオンバカ食いするトリガーをああいう使い方もできるんだな。いや、
『癖は強いけど、視界遮ったり当てれば体勢崩せるしで、戦況のコントロールはしやすいんだよね。破られる手段が限られてるってのもありがたい』
風上は先程自身が敗北する決定打になったトリガーについて言及する。地面から生えるように出現した
このトリガーはボーダー設立初期から存在するシールドの原点とも言えるトリガーであり、シールドを大きく上回る耐久力、一度展開してしまえば使用者の意思で解除しない限りは永続的に残り続けるというシールドにはない利点がある。が、トリオンを純粋なエネルギーの盾として使用するシールドと違い、“質量のある実体化”という方法で具現化させる為か、トリオンの消耗がバカにならない。それこそある程度トリオンに余裕がある風上も乱発できない程度には。
もちろん色々とトリガーを試す過程でエスクードにも触れていたのだが、あまりにも消耗トリオンが多いことと多彩な攻撃手段で攻め掛かるスタイルの風上と防御型のエスクードは相性が悪く、入れても持て余してしまうだろうと一通り使ってみた後はすぐに外してしまった。
せめてもう少しコストが低ければ活かしようもあったのだが、5回も使ってしまえばその時点でもう撃ち合いがキツくなる為、余程のトリオン強者でもなければ気軽に使えない。
そう言う意味では今回の相手は
「“未来視”のサイドエフェクト…便利ではあるがずっと見るのは疲れそうだな。その辺大変じゃないのか?」
『楽ではないけどどうってことないよ。何せおれは─“実力派エリート”だからね』
その隊員の持つ
何せこの隊員は、現ボーダー内において─間違いなく1、2位を争う実力者だからだ。
「負けた俺が偉そうに言えることじゃないかもだが、そろそろ
『うぐ、中々痛いとこ突くね。最近は負け越すことの方が多くなってきたし…そろそろ何か対策考えるべきかなー』
風上が迅を挑発するように最近気にしているであろうことを問うと、迅はこれと言った極端な反応はせず、しかし僅かに声色を真剣なものにして答えた。
二人が言及したのは太刀川のことだ。現ボーダー内における正隊員の序列トップの座を戴いているのは迅だが、そのすぐ背後につけている─即ち2位が太刀川なのだ。
まだポイントの会得が追い付いていないので順位上は迅が上を行っているが、勝率だと太刀川が上回り始めているので、このまま行けば順位が逆転するのも時間の問題だろう。
「エンジニアも増えて来てるし、俺から日向野に言っといてやろうか?」
『いや、おれの方にもアテはあるからね。気遣いありがたいけど大丈夫さ』
暗に「日向野に頼んで新しいトリガーを開発してもらおうか?」と提案するが、迅個人として別に頼める者がいるようで、その提案は断られた。
「そうか。じゃあ休憩も挟んだしもう10本と行こうか」
『いやいやいや、もう十分やったでしょ…それにおれこれから防衛任務だからさ、そっちを投げ出すわけには行かないのよ』
「えー、誰か手の空いてる奴に代わってもらえよ」
『そんな家事や雑務じゃあるまいし…』
子どものような風上のぼやきに迅は冷や汗を流しながら否定する。
防衛任務は正隊員になれば必ず参加しなければならない義務であり、当然ドタキャンなどすれば罰則は免れない。ランク戦がスポーツ競技的側面があることは否定できないが、そもそもボーダーは近界民から三門市を守る為の組織である。
もちろん全員が全員街を守る為に入隊したわけではないとは言え、それでも正隊員に昇格した隊員は皆組織の一員としての自覚を持っている─この風上和郎という例外を除いて。
『お前さあ、そろそろ本当に怒られるよ?この間の防衛任務で三輪と揉めたんでしょ?』
「時間は最低限守ってるし、突っ掛かって来たのは三輪の方からだ。立場も同じ正隊員なんだし、
迅の言う通り、風上は数日前の防衛任務を三輪と共に行うこととなり、時間ギリギリに来た風上に対して三輪が苦言を呈すると、風上が「時間は守っているのだから苦言を言われる謂れはない」と反論、そして前々から風上に悪印象を抱いていた三輪がヒートアップし、風上も激昂することこそなかったが三輪に対して謝罪や宥めるようなこともせず、淡々と持論で返す為収拾がつかず、東が間を取り持ったことでようやく収まった。
この件は当然本部長である忍田の耳に入ることとなり、風上も三輪も共に厳重注意を受けることとなった。が、三輪はともかく風上はご覧の有様である。
『そりゃ歩み寄ってやれとは言わないけどさ…わざわざ焚き付けるようなことを言う必要もないでしょ?言い争うのだって疲れるだろうし…』
「とは言っても変に腫れ物を扱うような接し方しても良い気分じゃないだろ。それに根本的に俺は
とは言っても風上にとってはこれが対三輪に対するコミュニケーションなのである。何も怒らせようと思って癇に障るような言い方をしているのではない。
そもそも風上と三輪は根本的に思想も戦う理由も違う。
風上は三輪のように近界民の手によって身内を失ったわけではないし、逆に三輪も戦いに愉しみを見出している風上の気持ちは分からないだろう。
“復讐”を“目的”としている三輪と、“戦い”そのものを“目的”としている風上。
ある種真反対とも言える二人の在り方なのだから、反発することの方が多いのは当然だろう。何より三輪は知る由もないが、風上のそれは文字通り
それに風上も三輪の戦う理由が半端だとは思っていない。
ボーダーに入る隊員はやはり侵攻によって大切なものを失ってしまった隊員も多く。入隊理由が「復讐の為」だと言う隊員も少なくない。
だが風上はその中で三輪程ひたすらに力をつけることに対して貪欲な隊員は見たことがない。
前の世界でも口では大層なことを言いながらも実力がちゃんと伴っている者はそう多くなかった。恐らく何か裏があって入隊していた第4隊長などは“戦う理由”を重視していたが、その覚悟が伝わる立ち振る舞いをしていた。それこそレイヴンやミシガンと同じぐらいに、口枷を外した彼との戦いは心待ちにしていた。
しかし残念ながらそんな見所のある者は多くなく、ほとんどが口先だけの半端者だった。ボーダー内でもそれは似通っており、三輪程に見所のある隊員はいない。
だから風上は三輪のして来た努力とそれによって得た実力には敬意を抱いているし、下手に気を遣わず本心から話すことが、風上なりの真摯な向き合い方なのだ。
…まあ、その結果三輪本人を更に怒らせている以上むしろ悪質とも言えるが。
『んまあ全部が全部矯正しろとは言わんけどさ、言葉遣いだったり勤務態度とかは流石になんとかした方が良いよ?お目溢しがあっても積み重なったら除隊される可能性だってあるんだから』
「流石にそれは困るな…って、アンタがそう言うってことは俺がそうなる未来も見えてるのか?」
『さあね?まあいつかこっぴどく言われる前にそこんとこ気をつけた方が良いよ』
迅からの忠告に風上は僅かに目を細めて問い掛けるが、迅は真意を掴ませず断言もすることなく煙に巻いた。
普通の隊員なら軽い忠告程度そこまで気にする必要はないが、
そう、迅は未来を視ることができる。こればトリガーによるものではなく迅自身が生まれ持った能力である。
“
人体が有しているトリオン器官というのは心臓の直ぐ側にある“見えない内臓”なのだが、トリオン能力が高いと稀に脳や感覚器官に影響を及ぼし特殊能力を発言させることがあるという。
留意しておくべき点としてあくまで
そして迅の持つ
“出会った人物の未来を視ることができる”。言ってしまえばこれだけだが、齎す効果は計り知れない。
風上も初めて聞いた時は(いやそれ超能力じゃね?)と思ったが、(まあ勘とか虫の知らせの超強化版か)と強引に納得した。というか実際視れているのだからそういうものだと納得するしかない。
だが、完全無欠の能力かと言われるとそう言うわけでもない。本当に未来の全てを知れるのなら自分はもちろん太刀川にも負けないハズだ。
未来視の欠点として、
例えば戦いの中でも一瞬の判断で様々な可能性が生まれる。その噛み合い方によって勝ったり負けたり一回ごとの結果が変わる。未来視は可能性の高い未来は見えやすいようだが、それでも起こる可能性の高い未来から可能性の低い未来まで、とにかくあらゆる未来が見えるらしい。
そして未来視は感覚的に分かるものまではなくその名の通り“視て”いるので、戦いの最中は目まぐるしく未来の光景が切り替わるらしい。もちろん相手の戦い方がある程度分かるというのはアドバンテージだが、今とは違う光景が出たり消えたりするのは鬱陶しいことこの上ないだろう。
実際風上との戦いも最初の方は詰め将棋のように圧倒されたが、未来視の情報を得てそれを念頭に置いて敢えて次善の手を打ってみたり、その場の思い付きを試してみると、本当に僅かだが混乱したように動きが鈍ることがあり、その結果が“3勝1引き分け”という成果に繋がったのだと思っている。
他にも会ったことのない人物が関わっているとハッキリと視えなかったり、オンオフができないので普通に過ごす分には情報過多で疲れるなど、無視できないデメリットも多く存在する。
一見便利に見える能力だが、一度見た人物の未来が見える、ということは意図せず他人のプライベートが見えてしまうということだし、一度戦場に立てば凄まじい数の他人の“死”が見えてしまうだろう。
そんなもの常人であればまず耐えられないだろうし、生まれた時から当然のように未来を視ていた迅も良い気分ではないだろう。
だから風上は迅から未来視の
“自身の持った
相棒だった第2隊長が口酸っぱく言っていたし、この意見は自分も同意するところだ。勝負では結局自分の中にあるもの、持っているもので戦うしかないし、迅の場合はその中に“未来視”というものが加わっているだけだ。
しかし戦闘するだけならともかく、日々の生活やその延長線上で利用するとなると未来視の価値は変わる。視えた未来とそこから得られる情報を上手く利用すれば周囲の人間を思うがままに操ることすら可能だろう。
ボーダーとしての迅の未来視は防衛において間違いなく必要不可欠なものだし、迅もそのつもりで動いている節がある。だから基本迅と狙って会うのは中々難しく、会えない時はとことん会えない。会うつもりがないのか、それだけ忙しいからなのかは迅にしか分からない。
多大な貢献をしているのは事実だが、その食えない性格と立ち回りから苦手とする人物もいる。あとは
『それじゃあおれはもう出るから。風上も程々にして上がりなよ?』
「…ああ、気が済んだらな」
『そこは“分かった”って言って欲しかったな〜』
その言葉を最後に、迅との通信は切れた。個室から出て行ったのだろう。個室で一人になった風上は背もたれを倒して天井を見上げる。
(…“除隊”かぁ)
先程迅から言われたことが頭の中で反響する。
今のボーダー生活で不足を感じたことはない。AC戦とは勝手が全く違うので、色々と学ぶことは多いが、トリガーの使い方を学んで工夫するのは楽しいし、先程の迅や太刀川のように、戦っててやり甲斐を感じる相手も多い。改めて“闘争”こそが自分にとっての生き甲斐で、最適解であることが分かった。
しかし少々煩わしいこともある。風上のボーダーに対する印象は“ちゃんとした組織”というものだが、その“ちゃんとしている”分融通が利きづらい側面がある。
前の世界では部隊長の中でトップを張っていたが、面倒な会議や事務関連は全て第2隊長に丸投げし、自分はとにかく鍛錬に打ち込んでいた。が、この世界では第2隊長がいない上にそう言った隊員一人に対して求められる責任は必ず果たさなければならない。
前の世界の上層部は現場を知らずわりと頭の出来が残念だったので「結果さえ出せばヨシッ!」が通ったのだが、この世界の上層部は現場からの叩き上げの上にちゃんとしているので「結果さえ出せばヨシッ!」が通りづらいのだ。
無論、「一生戦うな」と言った無理難題というわけじゃないし、迅の言う通り日々の行動、言動に少し気を付ければ済む話なのだが…
(疲れる。これから一生そうしろなんてストレスにも程がある)
そう、風上にとってはあまりに面倒なのだ。
今でさえ本来なら太刀川のように四六時中ブースに籠もっていたいのだが、両親との約束があるので最低限進学に困らない程度には学校に行き成績を維持している。
ボーダー外の生活が全て苦痛ということはないが、本当の意味でストレス発散がでにるのはやはりランク戦なので、ボーダー内で更にストレスを溜め込むような真似はしたくない。
(ん〜規約を読み込んでもう一回言われた時に上手く誤魔化せるように準備…いや、手間が掛かり過ぎるし
ボーダーのルールを逆手に取った理論武装という手もあるが、そんな抜け道があるとは限らないしあったとしてもそれを繰り返していれば上層部に睨まれたままなのは変わりないだろう。
既に厳重注意を受けている以上、上層部からの自分への認識は“問題児”のそれであると仮定して動くべきだ。その疑いも否定する気はないが、それが積み重なったら除隊処分されるリスクもある為、その疑念はどうにかして取り除かなければならない。
(…上のオッサン達からすれば『俺って言う問題児を組織的に納得できる形で罰を与えたい』ハズだ。多分
風上は前の世界で得たノウハウからどうにかできそうな手を考える。政治や組織運営は得意じゃないが、第2隊長が四苦八苦している姿を見て色々と学べるものはあったし、活動に影響が出ないようルールの穴や抜け道を探すなどと言うことはしょっちゅう行なっていた。
ボーダーはアーキバスと比べるとかなり健全な組織だが、それでも根本的な部分は似通っている。“個人”ではなく“全体”を見ていること、賞与や罰則もそこに則っているというのがやはり攻略の鍵になるだろう。
(俺が避けたいのは“除隊”、引いては“戦えなくなること”、上がやりたいのは“俺の態度の矯正”と“周囲が納得する形での罰則”か…これらをどうにか実現させるには…)
風上の脳内で様々な手段がシミュレートされていく。なおどれだけ真剣な風貌に見えてもやっていることは褒められたものではない。日向野が見たら呆れることだろう。
そうしてかれこれ10分程考え抜いた末に─
「─これだな。これなら多少のストレスを飲み込んでも釣り銭が来るし、上の奴らも強くは出れないだろ」
─この問題を解消できる手を考え付いた。
それに伴うリスクやデメリットもあるにはあるが、過程で得られる経験を考えれば十分許容範囲内だ。
「っと、となれば早速行かなきゃな。問題起こしてからじゃ意見が通り辛いかもしれないし」
やるべきことが決まった風上はブースを出て移動用のエレベーターへ向かう。その表情は、奇しくもレイヴンとの戦いへ向かう時の“フロイト”の表情と瓜二つだった。
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「さて、ここまで来て今更かもしれないが…どうなっても後悔は無いな?」
「ああ、問題ない」
風上がブースを出てから約2時間後、彼はまた仮想空間内にトリオン体で弧月を構えていた。相対するのは、太刀川の隊服であるロングコートによく似た隊服を纏う精悍な顔つきの男性。
彼はボーダー内において隊員の総指揮を担う存在にして、防衛の中枢を持つ“本部長”の立ち位置。
この仮想空間にいることから分かる通り、忍田もまた他の隊員に漏れず戦闘も可能である。そして彼は太刀川に剣を教える師でもある。そう、現ボーダー内における正隊員の格付けで2番手の立ち位置にいる太刀川の師、である。
つまり彼は本部の指揮系統を総括する存在であると同時に─
─ボーダー本部において、ノーマルトリガー最強の男。
その存在と、風上が向かい合っていると理由は言うまでもなく─
「さて─退屈させてくれるなよ」
「─行くぞ」
戦意を言葉に乗せると同時に、互いの腰から武器が引き抜かれ、開戦の狼煙とした。
はい、今回はここまで。話の進むペース遅い…?
・風上和郎(闘争依存症)
色々ヤベー奴。多少マシにはなったけど根本的な性格と前いた場所があまりに殺伐としてたのでボーダー内では問題児。何をトチ狂ったのか本部最強の虎に喧嘩売っちゃった。その過程はまた次回。
・迅悠一(予知予知歩き)
サイドエフェクトの負担がヤベー奴。今の所ボーダー内では個人1位。ただ太刀川との勝率はほぼ負け越し。風上とは相性は悪めだけど経験の差もあって迅の方が勝ち越してる。…改めて太刀川成長早過ぎるしバグ過ぎる。
こんなもんかな。次回は皆様お察しの通り負けイベです。ただ除隊エンドではないのでご安心を。
評価、感想もよろしければお願い致します。
それでは次回をお楽しみに。