「「俺たちの『ハジケの心』は……どんな超科学ごときじゃ、1ミリも削りきれねえからだァァァッ!!」」
ボーボボと立香の熱き魂の叫びが、崩落しかけた『ツルツル天空城』の大広間に力強く響き渡る!
「ククク……ハッハッハ! 威勢だけは一人前だなハジケリストども! だが言ったはずだ、我が『ツルツル・バイキンメカ・ギガMAX』の絶対論理(アンチ・ギャグ)シールドの前には、いかなる精神論も無力だとッ!」
ドクターバイキン王がせせら笑い、メカの全砲門を再びボーボボたちへ向けようとした――その瞬間!
**ドォォォォォォォォンッッッ!!!!**
「「**がたがたとうるさい男ですわ(わよ)ッ!!!!**」」
メカの巨躯を激震させたのは、超音速の衝撃波と猛烈な黒炎の暴風!
爆煙を切り裂いてバイキンメカの目前へと一瞬で肉薄したのは――怒髪天のまま全身から怒りのオーラを吹き出している**清姫**と、両拳に神聖な闘気を宿した**マルタ**の二人であった!
「な、なにぃッ!? サーヴァントの女子二人だとぉッ!?」
ドクターバイキン王が思わず目玉を飛び出させる!
「我が夫(マスター)との絆の時間を邪魔し、下品なメカでカルデアの平和を脅かす不届き者……! わたくしの愛の炎で、骨の髄まで焼き尽くして差し上げますわッ!」
清姫の瞳が爛々と赤く輝き、薙刀の一閃がメカの装甲に深い溶融の傷を刻み込む!
「主よ、この救いがたきマッドサイエンティストに、最大級の『物理的救済』をお与えください! 鉄拳・聖拳・破邪の極みッ!!」
マルタの音速を超える拳の連打がバイキンメカの脚部シールドを直接殴りつけ、バリバリと強固なアンチ・ギャグ障壁に亀裂を入れさせていく!
「ひぇぇぇぇっ!? マルタさんと清姫さんの『怒り補正』が凄すぎて、バイキン王の絶対シールドが力任せに叩き割られていくーーーっ!?」
ビュティが叫び、ヘッポコ丸も「やっぱりカルデアの武闘派女子は宇宙最強だ……!」と戦慄する!
「お、おのれぇぇッ! 女だからと容赦するものか! 我が極秘開発兵器を受けよッ! **『特製・虫歯バイキン爆弾』**発射ぁぁぁッ!!」
ドクターバイキン王がバイキンメカの胸部ハッチを緊急開放!
そこから撒き散らされたのは、ドクロマークのついた極小のバイキン粒子を大量に含んだ、邪悪な紫色のガス爆弾であった!
「くっ、このような煙ごとき――」
マルタがタペストリーで風を起こして払おうとしたが、その瞬間!
シュシューッ……!
「「ッ……!?!?!?」」
バイキン粒子が二人の口内へ一瞬で侵入!
次の瞬間、清姫とマルタの顔面が急速に蒼白になり、頬を押さえてその場に崩れ落ちた!
「あ……あががががががッ!? 歯が……歯がぁぁぁぁッ!? 奥歯が激烈に痛いですわぁぁぁぁっ!?」
「くっ……主よ……! 聖女たるこの私の奥歯に……ずきずきと凄まじい虫歯の痛みが……ッ! 拳に力が入りません……ッ!」
「「「清姫さんとマルタさんが猛烈な虫歯に苦しんでるーーーーーっ!?!?」」」
ビュティの絶叫が響く!
そう、ドクターバイキン王が仕掛けたのは、サーヴァントの霊体すらダイレクトに蝕む「超即効性・激痛虫歯菌」であったのだ!
「ハッハッハッハ! 見たかッ! どんなに強大なサーヴァントとて、突然の激甚な虫歯の前にはただ悶絶するのみ! 虫歯の痛みに耐えながら戦える者など、この世に存在せんのだァァッ!」
ドクターバイキン王が勝ち誇り、バイキンメカから大量の雑兵「バイキン兵士軍団」をゾロゾロと降下させる!
「さあバイキン兵ども! 虫歯で動けぬ女どもをなぶり殺しに――」
「……う……うぬぬぬぬぬ……ッ!」
地べたに膝をつき、頬を右手で押さえながらプルプルと震えていた清姫。
その口元から、尋常ではないレベルの黒煙と、超高熱のプラズマ光線が漏れ出し始めた。
「……わたくしの……夫との愛の時間を邪魔された上に……女子の命であるお口の中にバイキンを撒き散らし……このような格好悪い歯痛の姿を夫に見せさせるなど……」
清姫がゆっくりと顔を上げた。その顔は般若を通り越し、もはや宇宙の終わりを予感させる『絶対破壊神』の相!
「**絶対に許しませんわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!**」
**ゴォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!!!!!!**
清姫が激痛に耐えながら喉を極限まで開くと同時に、喉の奥から放たれたのは通常のブレスをも遥かに凌駕する超極太の熱線ビーム――**『愛怨激怒・喉奥(のどおく)ビーム』**!!
ズドバババババババババババババッ!!!!
「「「ギャアアアアアアアアアッ!?!?(消滅)」」」
喉の奥から噴射された熱線は扇状に広がり、襲いかかっていた数千匹のバイキン兵士軍団を一瞬で消し炭へと変え、さらにバイキンメカの右腕砲塔ごと薙ぎ払って爆破した!
「ひぇぇぇぇっ!? 喉の奥からビーム出したぁぁぁぁっ!? 虫歯の激痛を怒りのエネルギーに変えて大炎上させてるーーーっ!?」
ビュティとヘッポコ丸の悲鳴のようなツッコミが炸裂する!
だが、喉奥ビームの反動と虫歯の激痛により、清姫も「あがががが……歯が痛いですわマスター……♡」と再び崩れ落ちる!
「フ、フハハ……ヒィッ!? び、びっくりさせおって……だが雑兵が消えたところで、このバイキンメカ本体と我が『虫歯兵器』がある限り、貴様らに勝ち目はないッ!」
ドクターバイキン王が引きつった顔で叫び、残された全砲門を死に体となった二人とボーボボたちへ向ける!
絶体絶命の歯痛と、ドクターバイキン王の執念の猛攻!
この最大の危機に、ボーボボと立香たちはいかなるハジケと反撃を繰り出すのか!?
(第23話・後半へ続く!)
**第23話「歯痛の悲鳴と喉奥の咆哮!猛攻ドクターバイキン王!(後半)」**
「ハッハッハッハ! 見たかッ! いくら怒りで喉からビームを吐こうが、虫歯の激痛がある限りお前たちにまともな反撃などできん! これにて終わりだ、ハジケリストとカルデアの愚か者どもめッ!」
ドクターバイキン王が狂喜の高笑いを上げ、『ツルツル・バイキンメカ・ギガMAX』の残された全砲門に紫色の光が充填されていく! 激痛に頬を押さえて身悶えする清姫とマルタに、無慈悲なバイキン砲が狙いを定めた――その瞬間!
「はいはいそこまで! 万能の天才(私)を差し置いて、虫歯ごときでカルデアの主力サーヴァントを無力化できると思わないでほしいな!」
シューーーーーッ!!
大広間の天井から突如として降って湧いたのは、巨大な注射器型ドローンを従えた万能の天才――**レオナルド・ダ・ヴィンチ**!
「ダ・ヴィンチちゃん!?」
立香が歓喜の声を上げる!
「ふふん、胃袋特異点の調査データとカルデアのナノ医療技術を融合させてね! 超即効性・万能フッ素塗布型抗生治療薬**『ダ・ヴィンチ式・一瞬で虫歯ピカピカデンタルスプレー』**だよ! いけぇッ!」
シュッ、シュッ!!
ダ・ヴィンチちゃんの放ったドローンから、輝く純白のミストが清姫とマルタの口内へダイレクトに噴射された!
「あ……あら……? 激しい痛みが……ズキズキとしたあ痛みが、まるで嘘のように引いていきますわ……! 歯が……奥歯がツルツルのピカピカですわッ!」
清姫が頬に手を当て、パッと表情を輝かせる!
「主の御業……いや、ダ・ヴィンチの科学に感謝を! 歯痛が消えた今、私を遮るものは何もないわ……! 覚悟しなさいマッドサイエンティストッ!!」
マルタの瞳に完全復活の聖なる炎が宿り、両拳のボキボキという関節音が大広間に響き渡る!
「「「治療が一瞬すぎる上に、歯が輝いてるーーーーーっ!?!?!?」」」
ビュティとヘッポコ丸の絶叫を背に、虫歯から完全復活した二人の反撃が破竹の勢いで炸裂した!
「よくも……よくもわたくしに、あんな見苦しい姿を夫(マスター)の前で晒させましたわねッ! **『転身・火生三昧(てんしん・かしょうざんまい)』**ッ!!」
清姫が巨大な大蛇(龍)へと姿を変え、超高熱の神火でバイキンメカの絶対論理(アンチ・ギャグ)シールドを完全に溶かし去る!
「主よ、この不潔なバイキンメカを塵芥へと還し給え! **『竜をも屠る聖なる鉄拳(タラスク・パンチ)』**ッ!!」
マルタが飛び蹴り一閃、バイキンメカのメイン装甲を叩き割り、内部回路をガタガタに粉砕した!
「ひぇぇぇぇっ!? 我が絶対シールドと強化装甲が、激怒した女子二人によってボロくずにされただとぉぉぉッ!?」
ドクターバイキン王が脱出ポッドの操縦桿を握り締め、冷や汗をダラダラと流す!
だが、追撃の手は止まらない!
「おいバイキン……散々暴れてくれたな」
爆煙の中から悠然と歩み出出たのは、黄色のアフロを爆発させ、鼻から極太の鼻毛を蠢かせる男――ボ ー ボ ボ !
「く、来るなッ! 寄るなハジケリストめッ! 我がバイキン科学は不滅だ! 私は絶対に諦めん! 諦めてたまるかぁぁぁッ!!」
ドクターバイキン王が狂ったようにメカの予備エネルギーボタンを連打し、ミサイルを乱射する!
しかし――
「遅いぜ。お前の『執念の科学』より、俺の『理由なきハジケ』の方が……100倍テンポが早いんだよッ!」
ボーボボが鼻毛をムチのように振るうと、放たれたミサイル群が空中ですべて『巨大なイチゴ味の歯磨き粉チューブ』へと変形! そのままバイキンメカのコックピットを丸ごと爽やかなイチゴの香りで包み込んだ!
「な、なんだこの甘酸っぱい香りはぁぁぁッ!? 科学の計算が成り立たんッ!」
「押せ押せだボーボボ! 一気に畳み掛けろーっ!」
首領パッチと天の助がボーボボの肩に飛び乗り、一緒にダンスを踊り始める!
ドクターバイキン王の怒涛の猛攻を完全に押し返し、戦局はボーボボたちハジケリスト勢の一方的な怒涛のラッシュへと突入! 圧倒的なハジケパワーの前に、ネオマルハーゲ帝国の誇る最終兵器はカウントダウンの刻を迎えるのであった!
(第23話・完! ついに決着・第24話へ続く!)