表面上は男女問わず気安い関係を築く、まさに普通の女子高生。しかし彼女の内に潜む性欲は凄まじいもので、クラスの男子が下ネタに興じていたらひっそりと聞き耳を立て、悶々と熱いパトスを煮えたぎらせいる。
特に男の下半身に強い関心を持っていて、親の目を盗んでは夜な夜な
一時期は、自身の性欲の強さに悩んだ事もあった。両親や友人に相談するにも内容が恥ずかしすぎるのもあって、ネットで検索をかけたところ、女が強い性欲を持っていても何らおかしくないという結論を得て安心した。女の子はラブリーデビルなのだ。
そんな健全な彼女に、人生を一変する出来事が降りかかった。
他校の男子である天野夕麻からの告白からのデート────からの殺害。
デートの終わり際に正体を表した彼は人間ではなく堕天使であり、一誠を危険分子だと判断して迫ったのが事の真相。
一誠はなすすべもなく生命を刈り取られた……が、翌日に自室で目を覚ました────全裸で。しかも駒王学園でアイドルが如く全生徒から注目を浴びていた美男子『リオス・グレモリー』も同じベッドで、同じく全裸で眠っていたのだ。
────どどど、どうして先輩がここに!? 私のベッドに!? すっぽんぽんで!?
そんな動揺を表すように、内心とは裏腹に言葉にならない奇声を羅列する。
眠る美男子の肢体を見ないように顔を手で覆うが、そこはむっつり娘クオリティ。指の隙間から覗き見し、視線はしっかりと釘つけにされていた。
均整の取れた体つき。染み一つ見当たらない白い肌。学園で見かけた時、大人びた印象の顔つきよりあどけない寝顔。
学園のアイドル、それも一誠個人としても憧れのような感情を抱いている先輩の違う一面にドキドキする他なかった。
そして徐々に視線が腹部から下に向けられていく。
雑誌や動画でしか見た事がない、男の秘密の園。むっつりスケベたる一誠は、興奮と期待を膨らませながら、エレガントなエレファントに目を向けた。
────あ、ちゃんと剃ってるんだ。
紅色の毛を期待した一誠は少し落胆したが、かの雄姿はしっかりと目に焼き付け、ムラムラと性欲を沸き立たせた。
今夜のオカズはこれにしよう。そんな健全な思考をしていると、ベッドで包まっていたリオスが身じろぎした後、目を覚ました。
「おはよう。よく眠れたかな?」
挨拶と共にリオスは妖艶に微笑む。
何気ない仕草に一誠は心臓を高鳴らせ、彼の一挙一動に目が離せなかった。
硬直してしまい、微動だにしない一誠にリオスはキョトンとし、どうしたものかと考えていると、彼女の体を見てある事に気づく。
「キミ……着痩せするタイプなんだな。添い寝していた時は気づかなかったが、義姉上にも引けを取らない」
そう言われて一誠も自分が全裸且つ見られている事に意識が向いた。
性欲が強く、性に興味津々なむっつりスケベであっても、見られる事に関しての耐性は皆無だった。
これまであった出来事に加え、憧れの先輩との同衾、裸を見られるなどが重なり合い、羞恥心やらで感情がぐちゃぐちゃになった一誠は────咽び泣いた。
リハビリ執筆。原作読んだのが数年前だからド忘れっぷりが凄い。また読まなきゃ……。