遂に10歳となった。
先に俺の誕生日会をしてから、数日後兄さんの勤め先で行われる誕生日パーティーに行こうという話になった。
俺の誕生日会は無事に終わり、みんなからプレゼントをもらった。
シルフィからのネックレスとか、ノルンとアイシャが二人で作った腕輪とか、とても嬉しい。
……なのだが、兄さんの誕生日パーティーに行くのが難しくなった。
森で魔物が活性化し始めてたり、ノルンが熱を出したり。
ノルンの看病や魔物狩りで忙しくなってしまったため、兄さんの誕生日パーティーには行けないかもしれない。
俺なら、走って行って、その日のうちに帰ってくるということもできるが、それでも滞在できる時間は長くないだろうし、ノルンを置いていくのは嫌だ。
◆◆◆???にて◆◆◆
1人の少女は自室で深呼吸をした。
「漸く、漸くお兄ちゃんに会いに行ける。準備は万端。忘れ物は無い」
彼女は大きな紙に描かれた陣の上に用意したいくつかの荷物を載せる。
「やり方は教えてもらった。絶対に成功する。私にはその才能がある」
少女は自身の手のひらに唾液を垂らし、指に付けて、陣の線をなぞっていく。
そして少女は陣に両の手を当て、頭の中でイメージを繰り返した。
「待っててね、お兄ちゃん」
その部屋から、少女が1人、消えた。
◆◆◆◆◆◆
兄さんの誕生日パーティーには結局行けず、数日が経った。
「たっだいま~!」
「ただいま」
魔物狩りから帰ると、母さんがノルンを泣かせていた。
「どうしたどうした。よーしよし」
「よしよし……大丈夫、大丈夫」
父さんが母さんからノルンを抱えるのを変わったので、
俺はノルンの頭を撫でて、落ち着かせる。
「また魔物?」
「ああ、最近活発でまいるぜ。アヴィのお陰で楽ではあるが、こんなの初めてだ」
ノルンが落ち着いたので、次はアイシャと遊びに来ていたシルフィの方に向かった。
リーリャさんに教えられて最近掃除をよく頑張っているアイシャの頭を撫でる。かわいい。
……でも、何故かは分からないけど、嫌な予感がする。
「なんだ? あの雲……」
父さんのその言葉で、はっとなった。
窓から見える外の景色。地平線付近の雲が、赤黒くなっていた。
すぐに魔力で疑似的な凝をして、魔力を視る。
魔力が、あの赤黒い雲のある方角へ向かって、流れて行っていた。
そして、青白く輝く一筋の光が、地平線の付近で、差した。
その光は徐々に広がり、加速度的に拡大する速度を上げていた。
どれだけ足が速くとも無詠唱で魔力を使えても、これは、対処するための時間が、少なすぎた。
いや、氷壁を張るくらいは、できたのかな……
ちなみにオルステッド、ペルギウス、キシリカの反応は原作と大体同じ。
ルディもそう。だから書けなかった。
第二章始まります。
次回第16話「
君は魔術の深淵を目撃する。
追加してほしいヒロイン(ピクシブ百科事典の登場人物一覧からテキトーに選出しただけだから他に入れてほしいキャラ居たら教えてちょ)
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アイシャ・グレイラット
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イゾルテ・クルーエル
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アリエル・アネモイ・アスラ
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リニアーナ・デドルディア
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プルセナ・アドルディア
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テレーズ・ラトレイア