少年転生~異世界来たので戦います~   作:異界を夢見る御影石

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アニメベースにweb版の情報もありで書いてる。


第二話「魔術と友達」

ここが異世界と確定したあの出来事から更に時が経った。

足腰がしっかりとしてきて、二本足で歩けるようになった。

最近は兄さんと家の中を探索したり、一人で外に言ったりする日々が続いている。

 

あと、兄さんが転生者であることは確定した。

日本語での呟きが聞こえた時になんとなくで聞いてみたら、

意外とあっさり認めてくれた。兄さんも俺を疑っていたらしい。

 

前世の死因について話してみたら兄さんは高校生を助けようとしてトラックに潰されたらしい。

俺の死因と比べたら大分かっこいいし、大分悲惨だ。

 

俺なんて自分の部屋でアニメやゲームの真似して

長い筒を槍や薙刀に見立ててて振り回していたら棚を倒してしまって、

頭が下敷きになって死んだんだぞ。気絶したから分かんないけど多分出血多量で。

 

まあそれはいいとして、今日は兄さんが本を見つけた。

全ッ然読めない。何書いてあるのかさっぱりだ。

 

でも兄さんはなんとなくだが分かったらしい。

 

 

◆◆◆

 

 

また一年くらいが経った。父さんが読み聞かせをしてくれたのと、

兄さんが教えてくれたおかげで結構文字も読めるようになってきた。

 

家にあった本はこの五冊。

・世界を歩く

 世界各国の名前と特徴が載ったガイド本。

 

・フィットアの魔物の生態・弱点。

 フィットアという地域に出てくる魔物の生態と、その対処法。

 

・魔術教本

 初級から上級までの攻撃魔術が載った魔術師の教科書。

 

・ペルギウスの伝説

 ペルギウスという召喚魔術師が、仲間たちと一緒に魔神と戦い世界を救うお話。

 

・三剣士と迷宮

 流派の違う三人の天才剣士が出会い、深い迷宮へと潜っていく冒険活劇。

 

 

実用的なのは上の三冊だろう。

下の二冊も覚えていて損は無いだろうが、

父さんが読み聞かせてくれるから自分から読む気が起きない。

 

特に魔術教本は面白い、というか興味をそそられる。

なんたって魔術! 前世じゃそもそも空想上のものだったし。

 

まあ俺が目指すのは近接主体の戦士だが、魔術も使いたい。

 

 

まず、魔術は大きく分けて3種類とのこと。

 

攻撃魔術、治癒魔術、召喚魔術。

 

シンプルだ。けど治癒魔術は補助魔術とかでよかったのではと思う。

 

 

次に発動方法が二種類。

 

詠唱と魔法陣

 

まあ分かりやすいことこの上ない。

前世が創作文化が盛んだった日本にいた故分かりやすいでござる。

 

あとは魔力量が生まれつき決まっているとも書かれていた。

 

この部分はそこまで信用していない。

魔術が発展していたとしても、幼子の魔力量についてもわかっているとは思えないからだ。

 

魔術を使うのは大体ある程度成長してからだろうし。

 

 

「とりあえずやってみましょう。」

「りょーかーい」

 

 

兄さんが決め顔で右手を突き出した。

が、詠唱を覚えれてなかったのか本を見ながらである。

 

 

「汝の求める所に大いなる水の加護あらん、

 清涼なるせせらぎの流れを今ここに、ウォーターボール」

 

 

詠唱を終えると兄さんの掌の先にそこそこな大きさのある球状の水塊が出来上がった。

 

 

「「おぉ!」」

 

 

俺と兄さんの声が重なった。

次の瞬間水球は落っこちて、ばしゃりと床を濡らした。

 

 

「あれ? 飛んでない……」

「わかりません。でも、集中力が切れたから維持できなくなった可能性はあります。もう一回やってみましょう」

 

 

兄さんはもう一度右手を突き出した。

目をつむり、深呼吸をしながら集中する。

 

 

「ハァッ!」

 

 

兄さんが詠唱をする前に、水球が生成された。

俺だけでなく兄さんも驚いていた。

 

 

「無、詠唱って……コト……!?」

「多分……そう、なりますね」

 

 

そしたら、兄さんがぶっ倒れた。

水球も落ちて、兄さんに落っこちた。

 

 

「MP切れで気絶……そんなとこか」

 

 

俺は部屋を後にして、外に出る。

 

 

「父さーん! 外で遊んでくるー!」

 

「おう! 行ってこい!」

 

 

父さんに一声かけて出掛ける。

外に行くこと自体俺はままあったので父さん達は気にしてない。

もし兄さんが同じこと言ったら驚くんだろうけど。

 

 

◆◆◆

 

 

なんかやいのやいのと緑髪の幼女が虐められてたから助けた。

興味を逸らしてやったら一発だったぜ。

 

 

「大丈夫だった?」

「あ、ありがとう……」

 

 

頭をなでなでしてあげたら、頬を染めてた。

何と可愛いことだろう。

 

 

「そういえば、名前聞いてなかったね。

 俺はアルヴィス。君の名前は?」

 

「えっ、と……シルフィ、エット……」

 

「シルフィエットね。うん、覚えた。

 これからよろしく、シルフィ」

 

「……! うん! よろしく!」

 

 

シルフィめっちゃ可愛い……(⌒∇⌒)

 

 

◆◆◆

 

 

帰ったら兄さんがおねしょしたことになってた。

まあ庇う気はない。それが分かっているのか兄さんがめっちゃ睨んでくる。

 

母さんに友達ができたことを伝えたらめっちゃ喜んでくれた。




アルヴィスくんの死因について。

アルヴィスくんの前世は真剣に長い棒を振り回して薙刀とか槍を独学で習得しかけてました。

その練習を自室でやっていたところ、

長棒が棚に引っ掛かる

ちょうどよく足がしびれる

棚が倒れてくる

足がしびれて動けない

倒れてきた棚の下敷きになって気絶する

頭から血を流す

偶然誰もそれに気付かず処置されなかった

大量出血

死亡

って感じなことになって死んだ。

アルヴィスの呼び名ってどっちがいい?

  • アル
  • アヴィ
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