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あの石を砕いた翌日、俺は熱を出した。
視界がぐわんぐわんする。
体が熱い、触れるものが冷たい。
体の中で何かが巡り続けている。
目を開けると、視界が広がったり、元に戻ったりしている。
まるで、目が増えたみたいだ。
体が熱いのに、汗はあまり出ていない。
今日は一先ず……安静に……寝ていよう……
◆◆◆
目を開けると、俺は和室と
旅館の客室っぽい和室だ。
なんとなくだが、夢だと思う。
ふと、自分の体を見ると、モヤのようなもので覆われていた。
ヒ□アカで見たぞ、これ。
「───!」
声を出そうとしても、口がないみたいに出せなくなってる。
口の部分を掴もうとしてみても、うまく掴めず空振った。
というか、目線の高さ的に、前世の体だったりするか……?
俺がそんな事を考えていると、廊下側であろう
ギシリ……ギシリ……
この部屋の所で、足音が止まった。
ちょっと怖い。
「失礼します」
女性の声だった。
不思議と安心してしまう声だ。
襖が引かれると、一人の女性が部屋に入って来た。
長い白髪で、金の輪のイヤリングをしてる。
「では、初めまして。アル殿」
いつの間にか、俺の対面の座椅子に座っていた彼女が、そう言った。
声出せないけど、どう返事すればいいんだ……?
「御返事は心中で構いません」
反応を読んだのか、それとも心の中を読んだのか。
「まずは、私について話しましょうか」
はい。
「私の名はアリアス。
人々からは
ひとがみ……
人を司る神様や、人から神になった人、とかか?
「その通りです。私は、人を司る神です。
もっとも、地球や六面世界とは、別の世界の神ですがね」
別世界の神……ね。
六面世界ってのは俺が今いる世界か?
「はい。貴方様が居るのは六面世界の人界です。
六面世界は、その名の通りサイコロのような六面体となっており
面と内側の7つの世界がございました。
そして、それぞれの世界を神が支配していたのです
人の世界を、
魔の世界を、
龍の世界を、
獣の世界を、
海の世界を、
天の世界を、
無の世界を、
なるほどね。
つまり、他の面の世界にも行けるの?
「いえ、現在は人の世界しか残っておらず、
他の世界は滅びてしまっています」
そうなんだ。
「話が逸れてしまいましたね。
本題に移りましょう」
その言葉に俺は姿勢を正した。
「本題というのは、先日アル殿が発見した石についてです」
あぁ、アレか。
めっちゃ俺レベのルーン石っぽかった奴。
「実はあの石、私のミスで発生したものでして……」
ゑゑ……????
ま、マ ジ でぇ?
「事実です」
俺は、
……にしても人間っぽいな。神様なのに。
「んっんん」
「それでは、あの石の影響についてお話ししましょう」
石の詳細は後々。
アルヴィスの呼び名ってどっちがいい?
-
アル
-
アヴィ