少年転生~異世界来たので戦います~   作:異界を夢見る御影石

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第七話「スペルド族」

 

ロキシー先生が来てから半年が経った。

 

ロキシー先生は結構良い教師なようで、授業面白く楽しい。

そのお陰で俺と兄さんは中級までの攻撃魔術を覚えることができた。

 

強くなることへの意欲が兄さんよりも強い俺は、

母さんにも教わって、中級の治癒魔術を覚えることができた。

 

そして今は、夜間の座学授業だ。

 

夜の座学とは言わないよ、なんかエロいからネ。

 

 

「──そもそも魔術というのは、大昔とある種族が外敵から身を守るため、精霊たちと対話し、風や土を操ったのがルーツだと言われています。今の魔術は、人族が魔族との長い争いの中で、その魔術を真似し、形態化させていったものです。」

 

「マジュツにもレキシがあるんですねー」

 

「当然です。」

 

 

ロキシー先生の話を真面目に聞く俺とは違い、

兄さんはロキ先のスカートの中を覗こうとしてるし返事も棒読みだ。

 

 

「しかし驚きです。この世界には、精霊とか魔族なんてのも居るんですね!」

 

「もちろんです。あぁ、ちなみに私も魔族です」

 

「おお、そうだったんですか!」

 

「はい。正確に言えば魔大陸ビエゴヤ地方のミグルド族です

 パウロさん達も私の姿を見て、驚いていたでしょう?」

 

「先生がちっちゃいからですよね」

 

「ちっちゃくありません」

 

 

俺は兄さんを小突いた。

 

 

「ここらじゃ見ないような、幼い容姿の種族だったからですよね」

 

「それもあるかもしれませんが、あれは私の髪を見て驚いていたんですよ。」

 

「「髪?」」

 

「……聞かされていませんか? スペルド族という恐ろしい魔族のこと」

 

 

スペルド族?

 

 

「いえ」

 

「聞かされてないですね」

 

「恐ろしいんですか?」

 

「はい。今から4~500年ほど前ですが、ラプラス戦役という、人族と魔族の大きな争いがありました。その争いの中で、彼らスペルド族は敵味方、女子供関係なしに虐殺を繰り返し、暴れまわったそうです。そのせいで、あらゆる種族から忌み嫌われ、戦争が終結した後、魔大陸から追放されたと聞きます。それくらい危ない種族なんです。」

 

 

全部真実、って訳ではないだろうが、大体合っているんだろう。

濡れ衣の可能性もあるけど。

 

 

「子供の頃、よく言われたものです。夜遅くまで起きていると、スペルド族がやってきて食べてしまうぞ、と」

 

 

夜に笛を吹くとどうとか、そういうやつか。

多分迷信とかだろうけど、本当だった場合のために覚えておこう。

 

 

「いいですか。とにかく、エメラルドグリーンの髪で、額に赤い宝石のようなものがついた種族には、絶対に近づいてはいけません」

 

「近付いたらどうなるんですか……?」

 

「家族を皆殺しにされるかもしれません」

 

 

うん、覚えておいた方がよさそうだ。

きっと迷信だけど、本当だったらヤバイからな。

 

 

「気を付けます」

 

 

それで、なんでスペルド族の話になったんだっけ……?

 

 

「私の髪は光の加減でその緑色に見えなくもないんです」

 

 

なるほど、そういうことか。

 

 

「先生の髪は綺麗ですよ」

 

「俺もそう思います。」

 

 

綺麗な群青色の髪。いいね。

 

 

「ありがとうございます。でもそういうのは将来好きな子ができたときに言ってあげてください……」

 

「僕、先生のこと好きですよ」

 

「俺もー」

 

「……そうですか。あと10年経って考えが変わらなかったら、もう一度言ってください。」

 

 

これで今日の夜間授業は終了だ。

兄さんがロキシー先生の着替えを覗こうとしてたけど、

いつものことなので俺はスルーして自室に戻った。

 

 

◆◆◆

 

 

ロキシー先生が来てから大体1年が経った。

 

魔術の方は順調に進んでいる。

最近は火水風土の全ての系統で上級魔術が使えるようになった。

兄さんに教わった土塊(つちくれ)を使った魔力量を増やす特訓をやっているお陰で、

魔力量は相当多くなったと思う。やりすぎると尽きるんだけど。

 

気の呼吸も、最近は常時していられるようになってきた。

最初は強かった肺の痛みも、徐々に軽くなっていき最近では肺が痛むことは無くなった。

 

気術を習得できたお陰か、剣術の方も結構できるようになってきた。

 

気の捻出量は基準値が分からないため多いか少ないか分からないのだが、

最近は父さんみたいに岩をぶった切れるようになった。

父さんより少し低いくらいの威力だ。

 

そのことで、父さんから『闘気』というものを教えてもらった。

どうやら、魔力で身体を強化する技術らしい。

 

俺からしたら、なぁにそれぇ……? って感じだったが、

気術による身体強化を、闘気とやらを無意識に纏っていたものだと思ったらしい。

 

教えてもらおうとしたら、パウロが感覚派なせいで全然分からなかった。

まあ、体を鍛えていれば自然と纏えるものらしいからいいけど。

 

 




オリ主はラプラス因子が無いので闘気を纏えます。
気術や今後登場させたい武装色や見聞色の覇気と組み合わせればかなり強くなれることでしょう。

感想・評価をお待ちしております。
それでは、次回をお楽しみに!

アルヴィスの魔力量ってどのくらいだと思う?

  • ルディよりかなり少ない
  • ルディより少ない
  • ルディと同じくらい
  • ルディより多い
  • ルディよりかなり多い
  • ラプラスは越えてる
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