青の記録 ―二つの記憶が交わる時―   作:きままに投稿

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第1章終了時点 追加資料(作者のメモ置場)

 

1.神秘とガイアメモリの関係

本作では、キヴォトスの生徒たちが持つ「神秘」と、ガイアメモリの性質は互いに反発する。

そのため、通常の生徒は真正ガイアメモリや人工ガイアメモリを使用することができず、ドーパントへの変身も基本的には不可能となっている。

これは単純な適合率の問題ではなく、神秘とガイアメモリという、異なる二つの力が干渉し合うためである。

ただし、ガイアメモリの力を機械から間接的に利用することは可能であり、カイザーはこの性質を踏まえた兵器の開発も進めている。

 

2.三種類のメモリと、その違い

本作には、真正ガイアメモリのほかに、カイザーが開発した二種類の関連技術が存在する。

真正ガイアメモリ。オリジナルのガイアメモリでありドーパント・仮面ライダーへの変身が可能。

人工ガイアメモリ。真正メモリを模倣した不完全な複製品。人体実験・生体兵器化。

疑似メモリ。メモリの研究成果を機械向けに再現した制御媒体。武器・車両などの機能強化。

それぞれの仕組みや使用上の制約は異なり、人工ガイアメモリと疑似メモリは、単なる性能違いの同種製品ではない。 

 

3.人工ガイアメモリ

カイザー開発/人体作用型

真正ガイアメモリの解析結果を基に、カイザーが兵器利用を目的として開発した模造品。

使用者の身体へ直接作用し、真正メモリによるドーパントへの変身に近い現象を引き起こす。

ただし、現段階では真正メモリと比較して性能や安定性が劣り、使用者が能力を制御できず、暴走する危険性も高い。

また、変貌後の身体やメモリの構造には不完全な部分が残る場合がある。本物のドーパントとは異なり、体外に露出したメモリなど、外部から直接破壊できる物理的な弱点を持つ個体も存在する。

この弱点はすべての人工ガイアメモリに共通するわけではなく、実験型式や使用者の状態などによって異なる。

カイザーは人工ガイアメモリを、真正メモリの力を再現・量産するための研究対象と位置付けている。

 

4.疑似メモリ兵器

本作独自の兵器技術/機械作用型

カイザーがガイアメモリの研究成果を兵器へ転用する過程で開発した、新しい技術。

真正ガイアメモリや人工ガイアメモリとは異なり、人体へ直接作用せず、機械の内部に組み込まれた疑似メモリを通じて特殊な機能を発揮する。

疑似メモリそのものに地球の記憶が宿っているわけではなく、研究によって得られた特定の能力や現象を、機械的に再現するための制御媒体となっている。

このため、疑似メモリ兵器を使用する際に生体コネクタは必要なく、通常の生徒でも扱うことが可能。

主な特徴

- 使用者の身体をドーパントへ変化させない。

- 武器や車両など、さまざまな機械への搭載を想定している。

- 使用者が生徒であっても、神秘との直接的な反発が発生しない。

- 特殊現象は使用者自身ではなく、搭載された兵器から発生する。

- 同じ研究技術を応用しても、搭載する機械によって機能や性能が異なる。

 

疑似メモリ兵器は、ドーパントと同等の能力を持つ兵器というわけではない。特定の機能を抽出・再現する技術であるため、兵器としての性能は本体の設計や搭載機構にも左右される。また、再現性の関係で概念系のメモリの能力を再現することは不可能である。

 

電磁拘束型疑似メモリ兵器

アビドスでのセリカ誘拐事件において使用された、特殊な拘束装置。

電磁的な作用によって対象の動きを制限する機能を持ち、複数台を時間差で使用することで、通常の銃撃だけでは確保が難しい生徒の拘束にも利用できる。

セリカ誘拐に使用された装置は、一般市場へ流通させた製品とは別に、カイザーが作戦用として直接供与したものだった。

 

大型疑似メモリ兵器

複数の生徒による運用や施設への設置を想定した、大型の実戦装備。

小型の携行兵器とは異なり、出力の大きな特殊機構を搭載できる反面、設置場所や運搬方法などに制約が生じる。

アビドスで確認された大型兵器も、カイザーが作戦へ直接投入した装備であり、一般市場に流通している疑似メモリ兵器とは異なる系統に属する。

なお、疑似メモリ兵器には複数の開発段階や型式が存在しており、流通品と実戦試験用の装備が、必ずしも同じ性能を持っているわけではない。

 

5.疑似メモリ兵器の流通

カイザーは疑似メモリ兵器を、人体実験とは別の方法でガイアメモリ研究を収益化できる商品として開発している。

製造元であるカイザーの名前を隠し、仲介業者やダミー企業を経由して、ブラックマーケットを中心とする武器市場へ試験的に投入した。

目的は、実際の使用環境における耐久性、扱いやすさ、需要、価格帯、改造傾向などのデータを収集し、将来的な商品化・量産へ繋げることにある。

ゲヘナ方面には特に多くの疑似メモリ兵器が流入しており、これが風紀委員会と翔による数々の対処活動へ繋がった。

ただし、ブラックマーケットは疑似メモリ兵器の製造元ではなく、あくまでも流通網の中心地である。市場投入後には転売や横流し、独自の改造なども発生しており、カイザー自身もすべての流通先を把握できているわけではない。

また、一般市場へ流通させている兵器とは別に、カイザーは独自の作戦や研究に用いるための新型装備も保有している。

 

6.翔のロストドライバーとメモリ適合

翔はロストドライバーを使用し、真正ガイアメモリの能力によって仮面ライダーへ変身する。

本作では、翔が複数のメモリに高い適合性を持つため、一本のメモリに限定されず、戦況や必要な能力に応じた使い分けが可能となっている。

ただし、各メモリへの適合率には差があり、特定のメモリを使用したからといって、必ずしもその能力を最大限に引き出せるわけではない。

例えば、METALを使用した際には頑強さや腕力、メタルシャフトによる攻防が可能になる一方、JOKERと同じ身軽さや適合率を得られるわけではない。

翔が複数のメモリに適合できる理由や、その体質の詳細については、現時点では不明となっている。

 

7.カイザーとゲマトリアの研究方針

カイザーは、ガイアメモリを兵器化・商品化することによって、利益や組織の影響力を拡大しようとしている。

真正ガイアメモリは希少で強力な存在であり、量産できる人工ガイアメモリや疑似メモリ兵器とは、異なる価値を持つものとして扱われている。

アビドスでの事件を経た後も、すでに市場へ投入された疑似メモリ兵器の流通は継続しており、カイザーは研究成果を利用した事業を維持している。

一方、ゲマトリアはガイアメモリの性質そのものに強い関心を抱いている。

カイザーが利益や兵器化を重視するのに対し、ゲマトリアはガイアメモリを、神秘とは異なる未知の力として研究対象にしている。

両者は互いに利用価値があるため協力していたが、研究目的や価値観が一致しているわけではない。

 

読者向け補足

本作に登場するガイアメモリ関連技術には、『仮面ライダーW』の原作設定を基にしたものと、本作独自に追加・変更したものが存在する。

特に、神秘とガイアメモリの反発、人工ガイアメモリと疑似メモリ兵器の開発、翔による複数メモリの使い分けやフォームチェンジなどは、本作独自の設定となっている。

なお、ガイアメモリの起源や、翔の体質に関する詳細など、現時点で明かされていない設定については、今後の物語の中で少しずつ明らかになっていく予定。

 

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