無個性として転生したので、仮面ライダーになります!   作:姫神ららか

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どうも、ららかです

投稿がマジで遅れました...だが私は謝らない
リアルが忙しかっただけだ
これからは投稿頻度をあげる予定ですので、見てってくだせぇ...


27.友じゃねえ

 

 

爆豪と緑谷が大きな門をくぐり抜けた

2人の間にはかなりの距離が空いており、チームとは思えない距離感だ

そんな中、爆豪は握り拳を作りながら思い出していた

 

 

爆豪(回想)『俺の動き!!俺が職場体験でバカみてえな時間過ごしてる間に、また...またっ...!』

 

 

今の爆豪の視線は緑谷へと向けられている

神経が逆撫でされたかのような、捕食者のような目だ

そんな視線を当てられた緑谷はキョロキョロしていたが、爆豪はお構いなしに前へと足を進めた

緑谷をぶっ殺すと意気込みながら、苛立ちを覚えている爆豪だった

 

 

緑谷(言わなくちゃ...僕とかっちゃんはチームなんだから...ちゃんと話し合わないと!)

 

緑谷「かっ、かっちゃん!この試験は先生が敵役で、僕たちがヒーロー役という設定で、つまり、ヴィランの戦闘能力を鑑みて、戦うか逃げるかを選択するわけだけど...僕らの場合、ヴィランはオールマイトで、オールマイトと戦うのは危険というか...愚の骨頂だと思うから...って」

 

 

緑谷は爆豪へと話しかけ、作戦を話し合おうとするが...

そんな事に聞く耳を立てずに前へと前進する爆豪だった

 

 

緑谷「待ってよかっちゃん!」

 

爆豪「ついてくんな!!」

 

 

爆豪は声を荒らげる

怒気を孕んだその声で...

 

 

緑谷「...まっ...真っ直ぐ進めば、オールマイトが待ち構えてるはず!ここは迂回して...」

 

爆豪「なんで逃げなきゃなんねえんだ!ぶっ倒した方が良いに決まってんだろうが!!」

 

緑谷「せっ...戦闘は何があっても避けるべきだって!!」

 

爆豪「終盤まで翻弄して!!疲弊したとこ俺がぶっ潰す!!!」

 

緑谷「あっ...」

(やっぱり、どうしてもかっちゃんには苦手意識が...でもそんなこと今は言ってらんない!)

 

 

2人は激しい口論をする

お互いに譲れないものがあるのだろう...

2人の方向性は全く合っておらず、むしろ乖離している

モニターで見てる者たちは...

 

 

司「まっ、こうなるよな」

 

麗日「やっぱり...2人とも相性が悪いんだよ...」

 

梅雨「ケロッ...緑谷ちゃんに爆豪ちゃん、仲良くできないのかしら?」

 

飯田「2人共、何かを言い合っているようだな...大丈夫だろうか...」

 

響香「...2人とも...これは試験なんだよ?...なのになんで...」

 

 

モニタールームで見ている者たちには、なぜ喧嘩をしているのかが分からない

この部屋では、動きが見れるだけで、音声は全く聞こえないからだ...現状、なにで言い合っているのかを知っているのは司だけである

 

 

司(...互いのオールマイトへの憧れと、その勝利の条件が噛み合っていない...このままだと、負けてしまうぞ?緑谷...)

 

 

司の視線には緑谷が映し出されている

心配なのか、それとも哀れみを感じているのか、司には分からなかった

 

 

緑谷「オールマイトを!!なんだと思ってんのさ!!!いくらハンデがあっても、かっちゃんがオールマイトに勝つなんて!」

 

 

爆豪は緑谷を殴った

その衝撃で、後ろへと倒れてしまった緑谷

 

 

爆豪「これ以上喋んな」

 

 

爆豪「ちょっと調子がいいからってしゃべんな!むかつくからっ!!」

 

 

リカバリーガール「あ〜あ...最悪のチームワークだね...相手が誰だか分かってんのかい?」

 

司「まぁ、なんとかなるだろ」

 

響香「随分と...自信があるんだね...ウチにはそんな風には見えないや」

 

司「時期に分かる...あいつらはやり遂げるってな」

 

 

自信満々にそう言った

当事者でもないのに、その言葉には強い信頼が乗っていた

そして...オールマイトはと言うと...

 

 

オールマイト「さて...私が行くぞ!」

 

 

緑谷「待ってよかっちゃん!試験に合格するために僕は言ってるんだよ!聞いてってかっちゃん!!」

 

爆豪「だぁからぁ!!てめぇの力なんざ合格に必要ねぇっつってんだ!!!」

 

緑谷「怒鳴らないでよ!!それでいつも会話にならないんだよ!!!」

 

 

そんな口論をしていると!

土煙が出来るように、強力な突風が襲ってきた!

オールマイトの一発によって発生した風圧は、辺りの建物を破壊する

 

 

オールマイト「街への被害などクソ食らえだ!」

 

緑谷(何だ?...なんだ?)

 

爆豪(何だ?...この...)

 

緑谷&爆豪((威圧感は!?))

 

 

ハンデをものともせずに歩いてくる

その足音はドンッ!ドンッ!っと迫ってくる!

2人の目の前にはオールマイトが既に居た!

 

 

オールマイト「試験だなどと考えていると痛い目見るぞ...私はヴィランだ!!ヒーローよ...真心込めて!!かかってこい!!!」

 

緑谷「ハッ...正面戦闘はマズイ!逃げよう!」

 

爆豪「俺に指図すんな!!」

 

緑谷「かっちゃん!?」

 

爆豪「閃光弾(スタングレネード)!!」

 

 

爆豪の手のひらから強烈な光が放出された

挑発するかのように爆豪は言う

 

 

爆豪「かかってこいだと?オールマイト!言われねぇでも!!はなから....」

 

 

言い切る前に、オールマイトに頭を掴まれてしまった

しかし、そんな状況でも、爆豪は自身の手のひらを目の前のヴィラン(オールマイト)へと向け、個性を使用する

 

 

爆豪「んんっふぉりぁょ(そのつもりだよ)!!!」

 

オールマイト「んっ!痛たたた...」

(普通顔掴まれたら、反射的に引き剥がそうとするもんだ...私をマジで倒す気しかないようだな)

 

 

オールマイトはその巨体を利用して、爆豪を地面へと叩きつける!

爆豪の行った爆発は意味をなさなかった!

 

 

爆豪「あっ...がっ....」

 

オールマイト「そんな弱連打じゃ、ちょい痛いだけだがな...そして...」

 

 

オールマイトは後ろにいる緑谷へと視線を向ける

それに緑谷は気づいたが、走り去ろうとすると、既に後ろにオールマイトがいた

 

 

オールマイト「君も君だ、緑谷少年...チームを置いて逃げるのかい?」

 

緑谷「ああっ....」

 

 

緑谷の脳内にはヒーロー殺しとの記憶が走り抜けた

その悪寒に反応するかのように、OFAを使用する!

 

 

緑谷(なんでヒーロー殺しを思い出す!?)

 

 

緑谷はOFAで強化された身体能力を使って後ろへと後退する!

しかし、後ろには爆豪が迫っており、ぶつかってしまった

 

 

リカバリーガール(片や打倒オールマイト、片や逃げの一手...後者は憧れが強すぎるせいだね...)

 

司(緑谷にとってオールマイトは神のようなもんだ...俺の仮面ライダーへの想いと同等のな...だが...)

 

リカバリーガール(一方この子のことはよく知らないが、体育祭や成績だけを見れば素晴らしいセンスの持ち主...なのに何を焦ってるのかね?)

 

司(やはりこの時期の爆豪は異様に焦っているな...緑谷のOFAの使用上限を俺が上げたのも相まったか?)

 

 

原作の緑谷はこの時点では5%のOFAしか使えなかったが、今の緑谷は常時8%、瞬間的な10%の力を扱えるため、爆豪は無意識に劣等感を抱いていた

 

 

緑谷「かっちゃん!」

 

爆豪「どけ」

 

緑谷「だから!正面からぶつかって勝てるはずないだろ!!」

 

爆豪「喋んな...勝つんだよぉ...それがぁ!ヒーローなんだから!!」

 

 

緑谷の脳裏には、昔の、仲が良かった頃の爆豪が脳裏に映し出された

テレビに写っているオールマイトを見ている爆豪だ

 

 

幼少爆豪(回想)『すっげぇ!!やっぱかっけぇよオールマイト!!』

 

 

緑谷「んっ...じゃあ尚更ここでの戦闘は!」

 

爆豪「離せ!触んな!!」

 

オールマイト「とりあえず!逃げたい君にはこいつをプレゼントだ!」

 

 

上空からオールマイトが現れた

緑谷はガードレールのようなもので拘束されてしまった

 

 

緑谷「うっ...」

 

爆豪「チッ」

 

オールマイト「ふんっ!!」

 

 

爆豪はすかさず攻撃しようとしたが、その隙を突いたオールマイトが近づき殴られてしまう!

爆豪は思わず口からなにかを吐き出してしまった!

 

 

爆豪「っ!ぐぅぇっ!!」

 

緑谷「かっちゃん!!!!」

 

爆豪「んっ...がっぁ....ぁぁっ....」

 

緑谷「んっ...ぐっ...」

 

 

幼少爆豪(回想)『ほら見ろ!見たか今の!!オールマイトってやっぱかっけぇよなぁ!!!4対1、絶対負けるって思うよな!でも見ろ!ほらここ!こう避けてパンチ!!と見せかけてふんっ!ふっ!はっ!!』

 

幼少緑谷(回想)『ふふふっ...』

 

幼少爆豪(回想)『ほら〜!勝っちゃった!!どんだけピンチでも、最後は絶対勝つんだよなぁ!!』

 

 

幼い頃のこの子らは、憧れがキラキラとさせている笑顔を浮かべている

今でこそアレだが、その気持ちは変わらないのだ

 

 

緑谷(嫌な奴さ...でも...そうだ!どんなことだろうと...君は絶対...勝者であろうとするんだ!僕が憧れた君は!!)

 

 

オールマイト「君が苛立っている原因は分かるよ、緑谷少年の急成長だろ?」

 

爆豪「はっ」

 

オールマイト「でもさ、レベル1とレベル50の力...成長速度が同じはずないだろう?もったいないんだ君は!分かるか?分かってんだろ?君だってまだいくらでも成長できるんだ!でもそれは力じゃない!」

 

爆豪「黙れオールマイトぉ...あのクソの力ぁ借りるくらいなら...負けた方がまだ...マシだぁ!」

 

オールマイト「...そっか...後悔はないようにな!」

 

爆豪(クソがっ!)

 

 

オールマイトの拳が爆豪へと届く前に、緑谷はオールマイトと爆豪を殴りつける!

本来は爆豪だけへの攻撃だったが、出力が瞬間的に10%まで到達したせいか、オールマイトを殴る余裕が生まれたので、ついでに殴った!

 

 

緑谷「負けた方がマシだなんて!!君が言うなよ!!!!」

 

 

緑谷は吹き飛ばした爆豪を抱えて路地裏へと逃げる

そして、ガードレールが地面へと落ちた

 

 

オールマイト「まさか、緑谷少年が来るとは...油断したっ!...しっかし

重いな...まさか、緑谷少年から私へと一撃を浴びさせられるとは...」

 

 

路地裏にて、緑谷は爆豪を運んでいたが、爆豪は抵抗していた

 

 

爆豪「てめっ!放せ!」

 

緑谷「いいから!」

 

爆豪「放せっつってんだろ...がぁっ!!」

 

 

2人は荒い息を上げている

2人は座りながら会話する

 

 

緑谷「かっちゃん...僕にはオールマイトに勝つ算段も、逃げ切れる算段も、とても思いつかないんだ」

 

爆豪「ああ!?」

 

緑谷「諦める前に!!僕を使うくらいしてみろよ!!!負けていいなんて言わないでよ!!!勝つのを諦めないのが...君じゃないか!」

 

 

昔に、上級生に爆豪がぶつかり、上級生が泣いていた光景を思い出す

しかし、そんなものお構い無しに拳を作り、上級生は逃げ出したのだ

 

 

幼少爆豪(回想)『俺がお前らにぶつかったんじゃない...お前らが俺にぶつかったんだろ』

 

幼少緑谷(回想)『わぁぁ!!』

 

友人1『すげぇよかっちゃん!』

 

友人2『小4、2人にケンカして勝っちゃった!』

 

 

ボロボロになっている爆豪が言い放った

 

 

幼少爆豪(回想)『一番すげえヒーローは、最後に必ず勝つんだぜ!』

 

 

緑谷「最後に必ず勝つ...子供の頃からそう言っていた君が、諦めるなんて!」

 

爆豪「うわぁぁ!!」

 

緑谷「かっ...かっちゃん?」

 

爆豪「二度は言わねぇぞクソナード...」

 

緑谷「あっ...」

 

爆豪「あのバカみてえなスピード相手じゃ、どう逃げ隠れても戦闘は避けられねえ」

 

緑谷「でも!戦いにもならないよ!オールマイト相手に...」

 

爆豪「てめぇ黙ってろぶっ殺すぞ!!!半端な威力じゃびくともしねえのはさっきの連打で分かった...じゃあ!」

 

 

オールマイト(...緑谷少年はどこだ?姿を眩ませたということは、脱出ゲートに向かっているのかな?)

 

爆豪「どこ見てんだぁ!!」

 

オールマイト(背後だったか...)

 

爆豪(ムカつくんだよ...誰が...てめえなんかと...てめえなんかと!)

「デク!!!!」

 

 

爆豪(回想)『じゃあ!ゼロ距離で最大威力だ、ダメージ与えつつ距離を取る唯一の手段!』

 

 

緑谷は爆豪の装備を腕につけ、オールマイト目掛けて構える!

オールマイトは思わず関心してしまう!

 

 

爆豪「撃て!!!」

 

緑谷「ごめんなさい!オールマイト!!!」

 

 

溜まりに溜まりまくった爆発が放出される

その威力によって、本来の緑谷は肩が壊れそうになったが、今回は少し吹き飛ぶ程度に抑えられた!

 

 

緑谷「はあっ...かっちゃん、こんなの使ってたのか」

 

爆豪「走れ!アホが!!」

 

緑谷「あっ!うん!!」

 

 

爆豪は先程言われた言葉が脳裏へと浮かんだ

その言葉に苦虫を噛み潰したような表情を浮かべながら、逃げている

 

 

オールマイト「痛...やられたな...逃げと戦闘の折衷案!即席にしちゃいいじゃないか」

(街への被害も、私が既に破壊した軌道の上に重ねたことで軽減してる...初の戦闘訓練時に指摘したっけな...そうさ、2人とも本来ならクレバーな男たち、なのに、互いのこととなると途端に破綻してしまう...羨望・嫌悪・追走・畏怖・拒否・自尊心...話を聞く限り、お互い様々な思いが積もり重なったまま、どう接していけばいいのか分からなくなってるんだろう)

 

 

オールマイトは咳を込む

血を少しだけ吐き出してしまった

 

 

オールマイト(すぐに解消できるものでもあるまいが、きっとこの協力がいつか将来、必ず大いなる一歩となるはずだ!)

 

オールマイト「さてと!先生、頑張っちゃうぞ!」

 

 

緑谷と爆豪のすぐ側には脱出ゲートが近くにある

あと数十秒ほど走れば間に合う距離だ

 

 

緑谷「もうすぐだ!もうすぐそこに、脱出ゲート!何か無駄に可愛いけど、1人でもあれを潜ればクリアだ!」

 

爆豪(チッ...ゲート前から俺らのいた中央まで、あの爆風を届かせたのか...ざけやがって!)

 

緑谷「オールマイト、追ってくる様子ないね、まさか、気絶しちゃったんじゃ...」

 

爆豪「てめぇ!!散々倒せるわけねえっつっといて何言っとんだアホが!!!アレでくたばるはずねぇだろクソ!!次、もし追いつかれたら、今度は俺の籠手で吹っ飛ばす!」

 

オールマイト「うんうん、それでそれで?」

 

爆豪「ハッ!ぐっ...」

 

 

籠手をオールマイトに向けたが、殴られたことによって破壊された!

圧倒的なパワーとスピードだ!

 

 

オールマイト「何を驚いてるんだ?」

 

緑谷(ぐっ!早すぎる!)

 

オールマイト(これでも重りのせいで、全然トップギアじゃないんだぜ!)

「さぁ!!くたばれヒーローども!!!」

 

 

オールマイトの足技が爆豪へと炸裂した

その結果、ビルへと吹き飛ばされてしまった

 

 

緑谷「かっちゃん!うわっ!」

 

爆豪「誰がぁぁ!!」

 

 

掴まれた緑谷を利用して、オールマイトは爆豪と緑谷を地面へと叩きつける!

土煙が発生しており、もはやリンチのようだ

 

 

オールマイト「素晴らしいぞ少年たち!不本意ながら協力し、私に立ち向かう!ただ、2人とも、それは今試験の前提だからねって話だぞ!」

 

 

爆豪は地面へと脚で踏まれており、緑谷は捕まえられている

呻き声を爆豪は上げている

 

 

爆豪(圧倒的な速度、耐久力よパワーも圧倒的に...シンプル...シンプルな強さ!対峙して改めて分かる...そうだよ...この男は世界一高い壁...最強のヒーローだ!)

 

緑谷「くっ...くっそぉっ...」

 

オールマイト「...なんて顔だよ、緑谷少年!」

 

 

緑谷を遠くへと投げた

 

 

オールマイト「最大火力で私を引き離しつつ、脱出ゲートもくぐる...これが君たちの答えだったようだが...爆豪少年の籠手を破壊したことで、その最大火力も消えた...終わりだ!」

 

爆豪「ッ...うるせぇっ!!!」

 

 

バチバチッ!

ボォーンッ!!!!

 

 

オールマイト「ぐっ...おおっ!!」

 

爆豪「...ってぇ!」

 

緑谷「ぐっ...うぉっ!?」

 

 

爆豪は急に緑谷の首元を持つ

すると、宣言した

 

 

爆豪「ぶっ飛ばす!」

 

緑谷「えっ?うわあぁぁ!?」

 

爆豪「スッキリしねぇが、今の実力差じゃ、まだこんな勝ち方しかねぇ!」

 

緑谷「ちょっ!?まさかっ!!」

 

爆豪「死ねぇ!!!」

 

緑谷(死ね?)

 

 

爆発を使った爆風により、緑谷は脱出ゲートに向かって投げられた

そのせいで腕が傷んでしまった

 

 

緑谷(ってぇ!マジかかっちゃん!?)

 

爆豪「ぐっ...」

 

緑谷(でも、オールマイトが宙に浮いてる今なら、ゴールを!)

 

オールマイト【New(ニュー) Hampshire(ハンプシャー) SMASH(スマッシュ)!!】

 

 

爆豪「チッ!」

 

緑谷「ぐっ!SMASH!!!」

 

 

オールマイトの接近に直前で気づいた緑谷はオールマイトに向けてSMASHを放つ、さすがに威力を相殺するなどの芸当は出来なかったが、この攻撃によりオールマイトは更に宙へと浮いた!

 

 

爆豪「籠手は最大火力をノーリスクで撃つためだ!バカだったぜ...リスクを避けて、あんたに勝てるはずなかったわ!はああぁ!!」

 

緑谷(!?体育祭で見せた特大火力!二度も!)

 

爆豪「行けぇ!!デク!!!はやしろ!!!!」

 

緑谷「っ!うんっ!!」

 

爆豪「さっさと役に立て!!クソカス!!」

 

 

まだまだ迫ってくるオールマイトに向けて、爆豪は更に爆破を行う!

しかし、その負担は凄まじく、徐々に腕を傷つけてしまっている

 

 

爆豪「ぐっ...くっ...」

 

緑谷(ぐっ...痛くても...進むんだ!ゲートに向かえば、オールマイトは僕を阻止しようとするはず...かっちゃんなら!その隙をっ!)

 

 

爆豪が迫ってきたオールマイトに爆破を行った!

しかし、それは回避され、逆に攻撃を受けてしまう!

 

 

オールマイト「ぬぅ!!!」

 

緑谷「...あっ...」

 

オールマイト「寝てな、爆豪少年...そういう身を滅ぼすやり方は、悪いが、先生的に少しトラウマもんでね...痛っ」

 

爆豪「...はぁっ...はぁっ...はよ...行けや...クソナード...折れて...折れて...自分をねじ曲げてでも選んだ勝ち方で...それすら...かなわねえなんて....嫌だッ!」

 

 

爆豪を押さえつけている手のひらを爆豪は歯で噛む

少しでも勝てるように!

 

 

緑谷(っ!かっちゃん!!)

 

オールマイト「とっ!行かせ...」

 

緑谷「どいてください!!オールマイト!!!SMASH!!!!」

 

オールマイト「くっ!そうは...」

 

 

オールマイトは咳を込み、血を吐き出しながら、体から蒸気を発生させている!

 

 

オールマイト(さっきの火力...ちょっと前の技よりも威力が高かった...まさか、この土壇場で出力を無意識的に上げたのか!)

 

 

さっき放ったSMASHに使ったOFAの出力は、10%とは比較にもならず、一時的だが、アドレナリンや集中状態の維持によって、瞬間的に、コンマ数秒の間だけ、15%にまで上げることに成功したのだった

 

 

緑谷(っ...気絶してる...ごめんよ...かっちゃん!僕ってやつは...)

 

オールマイト「全く...一人でゲートを潜ればクリア出来ていたものを...思いっきり....殴ったね...」

(そうだよ...初めっからそうだったよ...君は、救いを求める者をどうしようもなく助けてしまう!そしてその時、そこに壁など一つもないんだ!そうだ...君は...そういう人間だった!!痛て...)

 

 

アナウンス『緑谷・爆豪チーム、条件達成!一年A組!期末テスト!演習試験の全演習、終了!』

 

 

麗日「うわぁ!!」

 

梅雨「りぇい!」

 

飯田「さすがだ、緑谷君、爆豪君!」

 

八百万「まさか...あそこからクリアするなんて...」

 

司「全く...世話のやけるヤツらだ」

 

響香「ちょっと司、もうちょっと喜びなよ!!」

 

司「喜んでいるさ、まさか、あそこまで強くなるなんてな...」

 

 

静かにガッツポーズを決めた司

それに気づいた響香は...

 

 

響香「...全く...素直じゃないんだから...」

 

司「?なんか言ったか?」

 

響香「ううん、何も」

 

 

これにて試験を終えた一年A組

ある者は弱さを知り一歩進んだ人、ヒーローの必要なものを教えられた人、壁に阻まれた人、無力さに襲われた人、新たな目標に向かう者...

悲喜こもごもの中、期末試験は終了したのだった

 

 

しかし、ヒーロー側が進むのと同時に、ヴィラン側も着実にその根を伸ばしていたのだった...

 

 

side死柄木たち

 

 

黒霧「気になりますか?死柄木弔...その少年、緑谷出久と光司が」

 

 

死柄木は2枚の写真を手に持っている

その写真には、体育祭で撮られていた緑谷と司の姿があった

緑谷は、USJで唯一、自分に向かってきたヒーローの卵だ

司は、常にヒーロー殺しを観察していた死柄木達が、偶然、変身する場面を見ることができ、そのヒーロー殺しをフルボッコにした人間だ

 

 

カランっ!

BARの扉が開いた

 

 

義爛「死柄木さん、こっちじゃ連日、あんたらの話で持ち切りだぜ...何かでけえことが始まるんじゃねぇかっ...」

 

 

その言葉を遮るように、死柄木は手に持っていた写真二枚を崩壊させた

そして、義爛に対して質問する

 

 

死柄木「で?そいつらは?」

 

義爛「ふっ...」

 

 

タバコを加えていた奴は、扉の後ろへと移動した

すると、恐らく他の奴であろう人間の足音が聞こえた

扉からは、1人の男と、学生のような少女が現れた

 

 

荼毘「あんたがそうか...写真で見てたが、生で見ると気色悪いな」

 

トガヒミコ「うはっ!手の人!ステ様の仲間だよね!!ねぇ?私も入れてよ!敵連合(ヴィランれんごう)!!」

 

 

生き残った闇の者たちは、退ける度に、その力を増しながら動き出すのだった...

そのことを、ヒーローと世間は知る由もなかった...





今回のサブタイトルは仮面ライダーカブトからです

先に言っておきますが、一応映画の2人の英雄の部分はやります
他の映画はまだ未定です...感想でやって欲しいか書いてください
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