またpixivでもこの作品を投稿し始めたので良ければそちらもどうぞ
https://www.pixiv.net/novel/series/16521720
キツネとヒトのケガレバライ
シラカミ神社
「あ──ー!!!!」
「うわっ! びっくりした……」
今日も今日とて稽古しつつ自分のカッコ良さに惚れていたところ、フブちゃんの大きな声が聞こえてきたのですぐさま声のした方へと向かう
……もしかして何かトラブルなんじゃ……
そう思ったボクは直ぐさまフブちゃんの部屋に駆けつける
──ー
フブちゃんの部屋の前に到着すると直ぐさまボクは部屋の扉を開けた。普段は許しを得てから開けるが先程の悲鳴を聞いたらそうはしていられなかった。
そして扉を開けて真っ先に視界に入ったのは横向きで倒れてるフブちゃんの姿だった
ボクはそれを見た瞬間、全身から血の気が引くような感覚に陥られてしまう。
しかしずっとこうしている訳にはいかない、まずはフブちゃんの安否を確認しなければ。
そう思ったボクはすぐさまフブちゃんの元へ駆け寄る。
「フブちゃん!? どうしたの?」
「あ……マコト……聞いて……」
ボクが声をかけると倒れていたフブちゃんは何とか返事をしてくれた。それを聞いたボクは心の中でとりあえず一安心する。
……それにしてもなぜフブちゃんは倒れていた? 敵襲? ……そんな気配は無かったしなによりフブちゃんはそんな簡単にやられる訳が無い、それはボクがよく知ってることだ。
ケガレは感じない……なら一体なんだ? 病気……? 毒……? いずれにしろフブちゃんの身に何かあったらボクは……
そしてフブちゃんがボクへ向け手を伸ばしながら弱々しい声でこう言った
「カップうどんがもう……」
「…………は?」
話を聞けばフブちゃんはいつものようにウツシヨから流れ着いたゲームをプレイしていた際、クエストクリア後のゲーム画面にデカデカと映し出されたリアルなきつねうどんを見て空腹に襲われていたところ、カップうどんを食べようと思っていたら買い置きしていた物を全て切らせていたのを思い出して絶望していたとの事……
「……ふーん」
「酷い!? 無関心すぎ!」
フブちゃんの話を聞いたボクは先程まで焦っていた様子から一変、冷めたような目で目の前のフブちゃんを見つめている。
「だって何かと思えばそんなヒト騒がせな……」
「そんなことじゃない! 白上にとっては大問題だよ!」
こちとらどんだけ心配して焦ったと思ってんのさ、いや無事なら何よりだけどさぁ。てかお腹すいてたの忘れるまでゲームなんてどれだけ熱中してたのこのカミサマは
「はぁ……きつねうどんならボクが作るのに」
「うーん……マコトの料理は美味しいけど……今はインスタントの気分というかもう完全にインスタントの口になってるから……」
「……フミヤ君もそうだけど料理作る側の気持ちをなんだと思ってるんだろ」
いや……さすがにあの調味料ドバドバウルフよりはマシか、最近どうなのか知らないけど。またやらかしてミオちゃんに怒られてないといいけど
「そんなに食べたいならオツトメのついでに買いに行く? ボクも食材の買い出ししたいし」
「うん! 行く!」
ボクがそう提案すると、フブちゃんは先程まで空腹に悶絶していたとは思えないほど明るい表情と声色へ変貌した。……ちょろいのも相変わらずだね、より一層安心したよ。
──ー
そして再び麓の村までやってきた、フブちゃんは村に着いた瞬間すぐさまカップうどんを買うために走り出した。あのカミサマほんとに忙しいな。
「ま、ボクも買い物するしすぐ合流出来るでしょ」
早速ボクはお目当ての食材を買うためにお店へと向かうのだった。
──ー
「ありがとうございましたー」
「ふぅ……こんなもんかな」
それから数十分後、ボクは必要な物を買い揃え、たった今袋を両手に持ち店から出てきたところだ。
ボクの買い物自体は問題なく終わったのだが一つ気になった事があったのだ。
「それにしても……さっきの店……なんでカップ麺が品切れだったんだろ」
今の店でフブちゃんと合流出来るかもと思い、カップ麺のコーナーに足を運んだら、全て品切れとなっておりひとつもカップ麺が置いていなかったのだ。
店員さんが慌ててた様子も見せなかったため盗まれたということはないだろうから……普通に売り切れ……もしくは誰か一人が買い占めた? でもなんのために……?
「まさかフブちゃんが買い占め……? いや……いくらなんでも流石に……」
ボクは頭の中によぎったひとつの可能性を否定した……あの飢えてた様子だと有り得なくは無いけど……カミサマがそんなことするわけないもんね……可能性がゼロじゃないと言いきれないのがなんか悲しいな
まあでもこの様子だとフブちゃんは色んな店回ってる感じかな。仕方ない、オツトメがてらフブちゃんの事探そっと
そう思っていると……
「ねぇ、あれって……」
「ええ、シラカミ神社のジュウシャの……」
道の端にいるご高齢の女性2人がボクの方を見てなにか話してるようだ、ボクの事を話してるみたいだけど……フッ、やっぱり天才で完璧で最強なボクを褒めてくれたりしてくれるのかな?
いやー……仕方ないよね、やっぱりボクってカッコイイし……
なんて良い気になっていたボクだったが……実際にあの人たちが話していた内容はというと……
「あの子は自分のこと普通のヒトって言ってるけど……ワザが使えるみたいだし本当はアヤカシなんじゃ……」
「でも
「そうなの? なんだか不気味ね……悪い子じゃないのは分かるんだけど……」
……ま、そうなるよね。
しかし、この扱いも慣れてしまってる自分がいる。むしろ良くは思ってくれてるだけ全然マシだね。……あの頃に比べたら
まぁ、ボクは最高の存在だからヒトなのにワザが使えるのも当然だよね! だから今は何言われても気にならないよ!
それに、フブちゃん達がいるもんね……
そんな訳でヒソヒソ話を聞き流しつつボクはフブちゃんを探すために足を進めていくのだった
──ー
そしてフブちゃんを探して初めて数分後……
「あ! マコト──!!」
「お、フブちゃん……カップうどんは……ってどうしたのそれ!」
前方からフブちゃんが駆け足でボクの名前を呼びながらこちらへとやって来た。ようやく見つけた……なんて思っていたが、ボクの元へ駆け寄ってきたフブちゃんは何故か髪や服が砂にまみれていた。何があったの?
「もしかして……」
「うん、ケガレが出たの。それもそこそこ大きいの、カップうどんも取り憑かれたヒトが買い占めてて」
「そういう事か……だからどこにもなかったんだ。それでケガレは?」
「色々あって見失ったんだけど……でもこれ!」
そう言ったフブちゃんが見せてきたのは顔写真が貼られた小さな紙のようなものだった
「免許証? ……もしかしてこれの持ち主が……」
「うん、取り憑かれた人の顔も確認してるし間違いないよ。その人の持っていた荷物から落ちたものだし」
そう言ってフブちゃんの手にはポーチのような物が持たれていた。恐らくケガレに取り憑かれた人が落としたものだろう。
「そして取り付いたケガレはリスみたいな見た目だったんだよ……多分
フブちゃんが説明した通り、今回はボクが先日祓ったケガレとは違うタイプのようだ……ってことはだいぶ大きいケガレだよね。大きいタイプだとボク一人だと祓えないから……フブちゃんと協力する必要がありそうだ。
それにしてもそのケガレは一体どこに……と思っていたらボクの中にひとつの考えが過ぎった
「ケガレの見た目はリスみたいって言ってたよね? リスの習性といえば……」
「そういうこと! だからマコトも一緒に……」
「うん……行こう!」
どうやらフブちゃんも同じことを考えていたようだ、考えが一致した事が分かりボクらはある場所に向けて飛び出した
──ー
ボクとフブちゃんはとある場所にやって来た。その場所というのが……
「ここで間違いないんだよね?」
そう、ケガレに取り憑かれたヒトの自宅だ。ボクらはその屋根の上に身を隠している。
フブちゃんが拾ったという免許証には当然、そのヒトの個人情報が記載されておりそこには住所も書かれている。
リスの習性として見つけた食料を自身の頬に詰め込み自分の巣に持ち帰るというものがある。
だから予め先回りしておけばケガレに遭遇できるという考えだよ。
「免許証に書いてある住所と同じだからきっと……あっ」
予想通りリスのケガレは自宅の前へとやって来た。ビンゴだね。辺りをキョロキョロしているが屋根の上に隠れてるボクらには気づいて無い様子だ
「あれか……いやデカくない?」
「でしょ? 白上もあんなの久しぶりに見たかも……」
なんかボクが想像してたよりデカイんだけど。家と同じくらいの大きさじゃん。あのヒトが持ってたであろう荷物まで大きくなってるし。あの中にもカップ麺入ってるのかな、こりゃ祓うのはフブちゃん頼りになりそうだな……
「よし……マコト、行くよ?」
フブちゃんの問いかけに対してボクは頷く、その瞬間二人で飛び出し逃げれないようにケガレの前後に飛び出し着地する
「待ってましたよっ! 先回りするために失礼ながら貴女の免許証を 拝見させて頂きましたが……あ、個人情報はしっかりと秘密にするのでご安心くださいね」
ボクらに囲まれたケガレは警戒心をMAXにしてボクら2人を交互に睨みつけている。
「じゃ……始めちゃおっか、フブちゃん」
「うん……! マコト」
フブちゃんはボクに視線を送った後ケガレを睨みつけ……
「この地の守護を司る我、シラカミの名において……頑固で厄介なそのケガレ、綺麗さっぱりきっちりかっちり祓わせていただきます!!」
ボクは大鎌を取り両手に持ち、フブちゃんも武器こそ持ってないものの決めゼリフを持ち戦闘態勢へ移る。
……
数秒の間、ボクらとケガレが互いに睨み合う時間か続く
次の瞬間、ケガレはフブちゃんの方へ振り向きフブちゃん目掛け突撃する。フブちゃんを狙ったのも武器を持っていないからという簡単な理由だろう。
残念ながら……それも狙い通りだよ
「マコト! 後ろ足を狙って!」
「了解……フブちゃんの仰せのままに!」
フブちゃんの指示通り、フブちゃん目掛けて突進するケガレの後ろ足を目掛けて攻撃する。
攻撃を受けたケガレはドシン! と派手にコケてしまった。
「体制が崩れた……よし……!」
体制を崩したケガレはすぐに起き上がり始めようとしてるけど……そうはさせないよ
「……カオスリストレイント」
ボクは手を地面に付け、大きなリスのケガレを覆うほどの黒い円を地面に作り出す。するとケガレはその円の中から動き出すことが出来ず脱出するためじたばたし始める。こんだけ大きいと拘束するのに神経を使うけど……ここからはフブちゃんにおまかせだね。
「フブちゃん、今だ!」
「任せて! 我がシキガミ、シラカミの地に住まうクダキツネたち……この手に集い我が意思のままに姿をあらわせ……!」
高く飛び上がったフブちゃんは両手を掲げながら詠唱する。するとフブちゃんの両手に白く光り輝くキツネ……フブちゃんのシキガミであるクダキツネが集まっていき段々と光につつまれていく。そしてその光は棒のようなものを生成していく。これこそがフブちゃんのワザの1つであるシキガミを利用した、
……にしても何を作ったんだろ、ムラサキマルの変わりの剣?
「
「……筆?」
フブちゃんが作り出したのは予想に反して書道で使うような筆だった、それも両手で抱えるような巨大な物を。持ち手にはご丁寧に2-2シラカミと書かれている。
「フブちゃん、何するつもり……」
「えへへ、まあ見てて……」
筆を持ったフブちゃんはケガレのお腹に着地する。
ボクだけじゃなくて拘束されてるケガレも困惑してるけど……
「こちょこちょこちょこちょ〜」
「って……ほんとに何してるの?」
何をするかと思えばフブちゃんは筆先でケガレの身体のあちこちをくすぐり始めた。予想外すぎたので思わずツッコんでしまったよ
「見ての通りだよ〜こうやってこちょこちょしてれば、カップうどんを吐き出してくれるかもしれないでしょ?」
「やりたい事はわかったけど……めっちゃ暴れるんだけどこのケガレ!? 早く祓った方が……」
ケガレはくすぐりを受け口に溜め込んでるカップ麺を吐き出しそうになりそれをこらえる為に身体をじたばたさせもがいている。ってか想像以上に力強いんだけどこれ! めっちゃ神経使うんだけど
「何言ってるの! 白上のカップうどんを取り返さないと!」
「絶対目的そっちだよね??」
しかしそんなボクに構わずフブちゃんは本音を零した、どんだけカップうどん食べたいの?
「ほらほら〜我慢しないでー? いいんですよー? 全部出して楽になっちゃいましょう?」
「言い方どうにかできないの? ……ってやば……!」
何故か意味深な言い方をするフブちゃん、そしてくすぐりによって段々と力が強まってくるケガレによって今のワザの出力じゃ抑えきれなくなり……
「にゃ──!!」
「うわっ……! ほらもう……」
ケガレはお腹を勢いよく膨らませケガレのお腹の上にいたフブちゃんはキツネなのにネコみたいな声を出しながら吹っ飛んでしまった。ボクもその勢いに思わずたじろいでしまう。
「っ……今ので刺激されて……ん……?」
「自分の荷物……蓄えを全て食べてパワーアップした!?」
パワーアップしたケガレは手が何本も生え、リスの面影もない禍々しい姿へと変化してしまったそしてケガレはボクの方めがけ手を伸ばし……
「がはっ……!」
ボクはパワーアップしたケガレの一撃をくらい地面に叩きつけられてしまった。
「マコト!!」
「ボクなら大丈夫! これくらい平気だから……それより……」
フブちゃんの身を案じるように呼びかける。地面に叩きつけられたボクは、衝撃こそ受けたもののダメージは大したこと無いためすぐに起き上がった。そしてケガレの矛先はというと……
「ひぃ! こっちきた!!!」
フブちゃんは吹き飛ばされ空中いるため逃げることが出来ない、武器も持ってないためこのままではケガレの攻撃をモロに食らってしまう。
「まずい……っ……こうなったら!」
このままではフブちゃんが危ない、そう思ったボクは力を抑えるのを辞めようとした……その瞬間
「フブキ!」
「っ……この刀! ムラサメマル!」
どこかで聞いたことのある女の子の声とともにフブちゃん目掛けて刀が飛んでくる。あれこそフブちゃんの武器であるムラサメマルだ。
飛んできたムラサキマルを受け取ったフブちゃんは華麗な剣さばきでフブちゃん目掛けて襲いかかってきたケガレの腕を切り裂き着地する。……無事でよかった。
「フブちゃん! 大丈夫?」
「うん……! 今の声……」
フブちゃんも先程の刀を投げてくれた声の主が気になっている様子だ。まぁ……心当たりしかないけど
……っと、今はそれよりも
腕を攻撃されたケガレは再び体制を崩した。今度こそ……
「フブちゃん……今だ!」
「うん! 行くよ……マコト!」
フブちゃんは刀を、ボクは大鎌を構えケガレに向け飛び出しケガレバライの力を放つ
「「せ──のっ!!」」
2人同時に切り裂くと中から取り憑かれたヒトが姿を表しすかさずフブちゃんはそのヒトを抱え地面に下ろしてあげる……うん、この様子だと大丈夫そうだね
「……ふぅ……危なかった」
「全く……あんなに刺激するから悪化したじゃん……まぁ抑えきれなかったボクも悪かったけど」
「えへへ……ってマコト、ほんとに大丈夫? ごめん……白上のせいで……」
「ボクは大丈夫だっての、気にしないでよ」
フブちゃんは自分のせいでボクに怪我させたんじゃないかと心配してくれている。……まぁあれはフブちゃんのせいでもあるけど。あのワザ…カオスリストレイントは他に比べてかなり集中力と神経、レイリョクを使うからね。……うーん、やっぱり威力のセーブって難しいなぁ。もっとちゃんとできるようにならないと
「それよりもさっきの声って……」
これ以上この話を広げても意味は無い、そう思いボクは先程フブちゃんにムラサキマルを投げ渡した声の主についての話題に切り替えた。
……と言っても誰なのかなんてボクもフブちゃんも分かりきってるけどね……なんて思っていたら
「おーい! 2人とも!」
「良かった、無事に終わったか」
「ミオ! フミヤ!」
声のする方へ振り向くとそこに居たのは予想通り、ミオちゃんとフミヤ君の2人だった。
というかムラサメマルって2人が持ってたんだね、どうしてだろ。原因はフブちゃんにある気がするけど。というか絶対そう。
「私の刀、届けてくれたの? 無くしたと思ってたよー!」
「……ねぇ、フミヤ。やっぱり」
「……予想通りだな」
「え? なんのこと」
ムラサメマルを届けて来てくれた2人に対して喜びながら感謝してるフブちゃんだけど、それに対し2人は呆れたような表情をしてる。
「この前ウチにきてチカラクラベした時フブキが置き忘れていったんでしょ!」
「あー……そういう事か。通りで神社中探しても見つからないわけだ」
「……あれ? そうだっけ」
「気づいてなかったの?」
予想通り、ムラサメマル紛失事件(ボクが今名付けたよ)の原因はフブちゃんだった。本当にヒト騒がせ過ぎるよこのカミサマ。
まぁともかく見つかったなら良かった……ん?
「おい……フブキお前」
「あ……フミヤ……」
何やらフミヤ君がフブちゃんにすごい圧かけてるんだけど、まぁそりゃそうだよね。普段から武器作りをしてるフミヤ君からすれば怒る要素しかないもん。
「お前の大事な刀だっていうからわざわざ手入れしてやってるんだぞ、それを忘れるとは……」
「いやそれはその……あはは……」
本来ならここでフブちゃんを助けるような一言を放ってあげるべきなんだろうけど……
「そういえばフブちゃんってばこの間刀なんて無くてもケガレ祓えるとか言ってたよ」
「ちょ……! マコト! それは言わないで!」
ボクはあえて火に油を注ぐような発言をする。理由? そんなのそっちの方が面白いからに決まってるじゃん
「ほう……?」
「いやー……それはその場しのぎの冗談というか……なんというか……」
より強くなったフミヤ君の圧にたじろぐフブちゃん……いやー良いもの見れたよ、非常に面白い
「まぁまぁ、落ち着いて? それよりもあの人が……」
「うっ……」
更に追い討ちかけてやろうかと思ったけど取り憑かれてたヒトが目覚めたことによりそれは阻止され、それを聞いたフミヤ君も矛を収めフブちゃんもホッとしたような顔を浮かべる。もう少し楽しみたかったけど仕方ないね。
「ちょうど目覚めたみたいだね、早速話を聞こっか」
気持ちを切り替え、取り憑かれてたヒトに話を聞こうと近づいたんだけど……
ぐぅ〜〜~
突然、腹の虫が鳴る音が聞こえてくる……その音の主は言わずもがな……
「あ……そういえばお昼ご飯まだ……」
「……はぁ、変わらないなお前は」
「じゃああの人から話を聞いてご飯いこっか、ウチ達が来た理由も話さないといけないし」
フブちゃんは恥ずかしそうにお腹を抑え、それを見たフミヤ君も呆れからか完全にフブちゃんへの怒りも収まってしまったようだ。
ちなみにボクもめちゃくちゃお腹すいてるからね鳴らなかったけど。早いとこ話聞いてお昼食べよっと。
ワザ
アヤカシ、カミが使うことのできる異能の力
ワザを使う際、レイリョクを使用する。
レイリョクはイワレが多いほど増えていく
ケガレバライ
ケガレに取り憑かれたもののケガレを祓い清めること。また、ケガレを祓う際にケガレバライを行うものもケガレに触れてしまうため、ミソギなるものを行い自らのケガレを落とす必要がある。
ごく稀にケガレを全く受け付けないものが存在する
シラカミ神社
シラカミ山にそびえ立つ御神木の根元にある神社、
フブキ、マコトは御神木の枝にこさえた本殿と呼ばれる場所に住んでいる
一部公式、ピクシブ百科事典より抜粋。また独自解釈あり