神次次元ゲイム ネプテューヌ Re:birth3 “鋼を纏いし者”   作:黒金の孤狼

6 / 9
仕事が忙しかった事と風邪を引いてダウンしていて2ヶ月近く放置してしまいましたι

気が付けばお気に入りが10件、UAが1000件超えていましたι読んで頂いた方、お気に入り登録してくれた方、本当にありがとうございますm(_ _)m

では本編をどうぞ


5話 対決!七賢人

前回のあらすじ!

 

国境の洞窟内でピンチに陥った俺達、だがミレイの決死の行動で機械人形を撃破、襲撃者には逃げられるも何とか危機を脱する。みんな無事でなによりだった。だがその影で大きな陰謀が渦巻いている事を俺達はまだ知らなかった………

 

 

 

ルウィー・修練所

 

 

「くっ…!」

 

「ほらほら!守ってばかりじゃ上達なんかしないわよ!」

 

約束通り、怪我の完治した俺はミレイと鍛練をしているがやっぱり強い…というか戦い方が上手い。自分が使っている得物の特性や弱点を熟知してる為、隙が全く見いだせず繰り出してくる攻撃を防ぐので正直手一杯だ「せりゃあぁぁ!」「しまっ…!?」

 

攻勢に転じようとした隙を突かれ、武器を弾き飛ばされる

 

「う…参りました」

 

「ん~…攻撃に転ずる時の隙が大きい。戦場じゃとっくに死んでるわ…」

 

「うぅ…返す言葉も有りません(泣)」

 

「そんな落ち込まないでよ。でも改善すべき点は見えてきたわ」

 

「本当か?」

 

「えぇ…まず1つは武器の特性をまだ理解しきれて無い…もう1つは相手の動きを制限出来る武器が無い事の2つね」

 

武器をしまいながらミレイは言う。まぁ…一個目は扱ううちに分かるだろうけど…問題は二個目だな

「そっかぁ…やっぱり射撃系の武器が必要って事?」

「まぁ…他にも手榴弾とか、投げナイフとか投擲系でも良いけど結構、癖が強いからなぁ…射撃武器の方が良いかもね」

 

うーむ…射撃って苦手なんだよなぁ。実際に使ったことは無いけど友達とシューティングゲームをやった時は最悪だった……敵に当たらないだけならまだしも、味方NPCに当てて減点されまくったんだよなぁ……

 

「俺、射撃苦手なんだよなぁ…」

 

「大丈夫よ、私だって苦手だったもの。特訓すれば大丈夫!」

 

そう言ってミレイはサムズアップする。う~ん……まぁ頑張ってみるか

 

「じゃあ…ご指導よろしくお願いします」

「その前に…お二人とも、そろそろ休憩したらどうですか?」

 

入り口からフィナンシェさんが、声を掛ける

 

「そうね…そろそろ休憩しましょ」

 

「了解。あー…疲れた」

ぐったりと床に倒れ込む。流石に朝からぶっ通しは辛いわ

 

「情けないわね。これくらいでへこたれるなんて…それでも男の子?」

 

「うるせー…朝からずっとはキツいんだよ」

 

「全く…鍛え方が足りないわね」

 

「あらあら、ミレイ様も最初はこんな感じでしたよね?」

 

「ちょ…フィナンシェ!余計な事言わないっ!///」

 

余程言われたくなかったのか顔を赤くさせ、反論するミレイ。うーむ…この2人のやり取りも姉妹に見えるなぁ…

「はは…仲良いね?2人共」

 

「まぁ…フィナンシェとも付き合い長いし…家族みたいなものよ」

 

「そっか…助けられてからずっと一緒だったんだっけか…やっぱり昔から仲が良かったの?」

 

「全然。昔は我が儘言ったり、反抗したりで困らせてばっかりだったわ…」

 

「ふふ…そうでしたね。何だか懐かしいです。ブラン様も手を焼いていましたしね」

 

何か意外だな…今が凄い仲良いから余計信じられないな

 

「ブラン姉には酷い事言ったりしたなぁ…“何でもっと早く来なかったの”とか“人殺し”とか……今考えてみれば只の八つ当たりよね」

 

“恥ずかしいわ”と呟いて苦笑するミレイ。そんな過去があったのか……人は見かけによらないな

「さて!昔話もこれくらいにして再開するわよ」

「了解、お手柔らかにな」

 

「それはあんたの頑張り次第よ」

 

「うわ…手厳しいーι」

軽口を言い合いながら俺達は修行を再開する

 

「射撃の訓練、はじめるわよ。まずあんたの射撃の腕を確認したいから、あの的に向かって撃ってみて」

 

2mくらい離れた場所の的を指差し拳銃を渡される。うぉ…本物の銃って結構重いιえ?それより重い刀を振り回してる奴が言う台詞じゃない?仕方無いだろ、重いものは重いんだから!

 

「キョウスケ、大丈夫?」

 

「おう、拳銃って結構重いね」

 

「そうね…でもその重さは人の命を奪うかもしれないっていう覚悟の証よ。まぁ拳銃に限った事じゃない…刀や他の武器にもね」

 

急に真面目な顔で語るミレイ。覚悟かぁ…

 

「とまぁ真面目な話はこの辺にして、まず撃ってみて」

 

「あ、うん。分かった」

銃を構え、的を見据えて弾丸を撃ち出すが的には掠りもしない

 

「あぅ…やっぱり外れた(泣)」

 

「まぁ…初めから上手く扱える奴なんかそうそう居ないわよ…後、目は両目を開けてた方が狙いやすいわ」

 

そう言って励ましながらアドバイスをくれる。よし…もう少し頑張ろう。そう思い、的を見据え弾丸を撃ち続ける

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ…全然当たらない(泣)」

 

「おかしいわね…私の教え方が悪いのかしら」

 

あれから5分が経過、少しも上達する気配がない…泣いて良いかなorz

 

「…やっぱり相性悪いのかな…遠距離系は」

 

「でも変身した時は思い切り扱えてるじゃない」

「あれは…まぁアーマーの性能のおかげかな…武器の扱い方や特性が頭の中に情報が流れてくるから…だから俺の実力じゃない」

 

「ふぅん…ややこしいわね。まぁともかく練習あるのみね…じゃあもう少し続け「隊長!緊急事態です!」

 

修練所の入り口から物凄い勢いで走ってきた警備隊員の人が叫ぶ。ただ事じゃ無さそうだな

「どうした、何があった!」

 

「町外れの工場で七賢人が暴れていると連絡が入りました!」

 

「分かった、直ぐに向かう!」

 

「イエス・マム!」

 

「ごめん、そういう訳だから少し外すわね」

 

「ミレイ、俺も行くよ」

「でも射撃の訓練は…」

「教えてくれる人が居なきゃ上達なんかしないよ。それに戦力は多い方が良いでしょ?」

 

「分かった…お願いするわ」

 

「おう、任しとけ!」

 

「というわけだからフィナンシェ、ブラン姉に伝えておいて」

 

「畏まりました。お二人とも気をつけて下さい」

「えぇ…それじゃ行くわよ、キョウスケ」

 

「了解!」

 

俺達は急ぎ足で工場へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわ…酷いな」

 

工場内は酷く荒れていた。機材やゲームカセットらしきものは片っ端から全て壊されていた。

 

「くそ…七賢人め…許さない…!」

 

「落ち着けミレイ。何があるか分からない…慎重に行こう」

 

今にも飛び出して行きそうなミレイを宥め、先へ進む

 

“ギギ…侵入者、発見!排除スル!”

 

突然、響く機械特有の音声と共に小さな機影が飛び出し機関銃を掃射する

「ち…!」

 

「くっ…!」

 

左右に別れて飛び物陰に隠れ、銃弾をかわす

 

「あれは…ここの警備ロボじゃない。何で私たちを襲ったのかしら。関係者は絶対に襲わないのに」

 

「襲撃があった際、ハッキングされた可能性が高いな…とにかく無力化するぞ」

 

「えぇ!」

 

返事をしミレイはグレネードを投げる。頭上で炸裂し警備ロボの動きが止まる…成る程、チャフグレネードか

 

「今よ、キョウスケ!」

 

「おう!」

 

物陰から飛び出し、それぞれの得物で警備ロボを無力化する

「ふぅ…何とかなったな」

「えぇ……工場の人達は無事かしら」

 

「そうだな……心配だな、先を……‘ガタン!’誰だ!?」

 

「ひぃっ!?お願いします、殺さないで下さいぃぃ!」

 

物音がした方を向くと作業着を着た中年男性が出て来た。此処の作業員だろうか

 

「待って下さい。私達はルウィー警備隊です」

 

「警備隊…良かった、助けて下さい!七賢人の奴らが!」

 

「落ち着いて下さいι何があったんですか」

 

「私にも何がなんだか…普段通りに出勤して来た途端、巨大なロボットに襲われて命からがら逃げてきたんです…」

 

「そうですか…」

 

「ロボットか……またアイツかもな」

 

国境付近の洞窟で対峙した女性を思い出す。そういえばアイツはどうしてフリッケライガイストを使役していたのだろうか……奴も転生者なのだろうか

 

「上等、その時は受けた屈辱を倍にして返すまでよ」

 

俺の疑問をよそにミレイは意気込む。まぁ前回は人質に取られるなんて大失態を犯したからな…

 

「ふ…頼りにしてるぜ。ミレイ」

 

「任せといて、あんな失敗は二度と……!?キョウスケ!危ない!」

 

「…!?」

 

ミレイが叫ぶと同時に背後から殺気を感じ、横に跳び回避する。その瞬間に巨大な拳が先程まで俺が居た場所に振り下ろされる

「くっ!?」

 

危ねー、ミレイが気付いてくれなかったら潰れてたな

 

「がははは!良くかわしたなぁ!」

 

うわ!?うるさっ!!何だ、この馬鹿でかい声は!

 

「あんたは何者!?七賢人の1人なの!?」

 

「その通り!俺様は七賢人最強、コピリィィエェェス様だぁぁぁ!!」

 

「だぁぁぁ!うっさいわ!!さっから近くで叫ぶんじゃねー!!」

 

負けじと大声で叫ぶ。くそ頭がクラクラする…っ

「こ、コイツです!工場をメチャクチャにしたのは!!」

 

「何!?」

 

「その通りだ!俺様がこのボロッちい工場を破壊したのだぁぁぁ!」「工場の人達はどうした…!」

 

「奥の部屋に隔離している、良い労働力なりそうだからなぁ!」

 

「そう…無事なのね、だったら」

 

「後はお前をぶっ飛ばすだけだな」

 

「ぶっ飛ばす?この俺様をか!やれるものならやってみるが良いぃぃぃ!」

 

「上等!アーマーリンク!」

 

‘armor rink Grungust rei-siki’

 

腕輪のスロットにカードを差し込み、現れたパーツを装着する

 

“equip complete Grungust rei-siki”

 

「さぁ、行くぜミレイ!」

「えぇ!貴方は警備隊の居る外へ!」

 

「わ、分かりました!」

 

男性が走り出すのを見たコピリーエースは逃がさないとばかりに突進する

「させるかぁぁっ!」

 

相手の胴体を掴み、進撃を阻む。くっ…なんて馬鹿力だっ…油断したら吹っ飛ばされそうだ…!

 

「キョウスケ!援護するわ!」

 

ライフルを構え、掃射するが全く怯む様子が無い

 

「そんなもの効かぬわぁぁぁ!!」

 

「くっ…!ならば!」

 

得物をハルバートに持ち替え斬り掛かるが怯むどころか刃が通らず弾き返される

 

「くっ…なんて堅い装甲なの!」

「そんな攻撃効かぬわぁぁ!!」

 

「くっ…!ならこれはどうだ!ハイパーブラスター!」

 

胸部に溜めた熱線を零距離で放つ。流石に効いたのか怯み後退する。その隙に零式斬艦刀を抜き放ち、斬り掛かる

 

「うぉぉぉ!!斬艦刀・疾風迅雷!」

 

スラスター全開で突撃する。刃が相手の胴体を捉える…事は無く両腕で掴まれ止められていた

 

「なっ…!?嘘だろっ!?」

「はははは!ぬるいわぁぁぁ!」

 

斬艦刀ごと体を持ち上げられ、宙へと放られ地面に強く叩き付けられる

 

「がはっ!?」

 

衝撃に耐えきれず、アーマーが粒子となって消滅し、カードが腕輪から吐き出される。くっ…グルンガストの装甲が抜かれるなんて…!

「キョウスケ…っ!」

 

「弱い!弱過ぎるぞ!」

 

「くそ…あの装甲さえ突破出来れば…!」

 

そう呟くと、腕輪が眩い程に光り輝く。そして1枚のカードが現れる。こいつは…

 

「キョウスケ、それは…?」

 

「ミレイ、逆転の切り札が来たぜ…アーマーリンク!」

 

“armor rink Alteisen rise”

 

虚空から現れた深紅のパーツを装着し姿を変える。古の鉄巨人という意味を持つ機体

 

“equip complete Alteisen rise”

 

「さっきより小さいじゃないの。それが切り札?」

「確かにコイツはグルンガストよりパワーは劣る…だが、あの装甲をぶち破れるのはコイツだけだ…頼む、俺を信じてくれ」

 

「分かったわ…あんたを信じるわ」

 

「サンキューなミレイ。さて律儀に待ってたお礼に…一撃で粉砕してやる!コイツでな!」

 

右手のバンカーを向け、相手へ宣言する

 

「ふん!雑魚が何をしようと俺様の勝ちは揺るがんからなぁ!」

 

「ふ、雑魚かどうかは直ぐに分かるさ…ミレイ、援護を頼む!」

 

「えぇ、任せて!」

 

返事をし、ミレイが目を閉じ集中する。足元に水色の魔法陣が浮かび上がる…魔法使えるのか!?

「行くわよ、アイスコフィン!!」

 

コピリーエースの足元から氷塊が現れ、動きを止める

 

「ぐぉっ!だがこの程度……!?」

 

一瞬、怯んだが直ぐに力を込め砕こうとするも割れる気配は全く無かった

「その氷塊はどんな力自慢でも砕く事は出来ないわ!キョウスケ、今よ!やっちゃいなさい!」

 

「あぁ!お前がくれたチャンス、無駄にはしない!うおぉぉ!!」

 

スラスターを吹かし急接近、バンカーの切っ先が相手を捉える

 

「そんなもので俺様のボディは砕けんわぁぁ!!」

「どんな装甲だろうと…撃ち貫くのみ!リボルビングバンカー!!」

鉄の杭がコピリーエースのボディを貫き、炸薬が爆発し杭を撃ち出す。一発ごとにボディに大きな亀裂が走る

 

「ぐおぉぉぉ!?まさか…七賢人最強の俺様がぁぁぁ!!」

“ドゴォォン!”

 

絶叫と共に爆発し、粉々に砕け散った

 

「自分で最強を名乗る奴は、最後には身を滅ぼす…覚えときな」

 

爆発した地点を見据え呟く。さて…後は捕まってる人達を救出しなきゃな

「…」

 

ふと視線を感じ、振り返ると思い詰めたような顔をしてミレイが俺を見つめていた。

 

「ミレイ、どうした?」

 

「え?あぁ…大丈夫、何でもないわ!」

「そうか?なら良いが…さて捕まってる従業員達を助けなきゃ」

 

「えぇ…行きましょ」

 

そう言い、さっさと走り去っていくミレイ。何か気に障るなことしたかな…そう思いつつミレイの後を追った

 

 

 

 

この時、もう少しミレイを気に掛けていれば後に待ち受けている悲劇を回避できたかもしれない事を俺は知る由も無かった…

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。